telnetでメール送信
telnetでのメール送信方法
telnetコマンドで、sendmailの25番ポートに接続し、直接、メールを送信してみます。
この操作で、メール送信時のデータの流れが、だいたい理解できると思います。
Linux# telnet mail.ash.jp 25
Trying 210.154.87.18 ...
Connected to mail.ash.jp
Escape character is '^]'.
220 mail.ash.jp ESMTP Sendmail 8.9.1/3.7W; Tue, 29 Sep 1998 12:30:
13 +0900 (JST)
HELO foo.or.jp
250 mail.ash.jp Hello pc20.lo.ash.jp [10.0.1.20],
pleased to meet you
MAIL FROM: user@foo.or.jp
250 user@foo.or.jp... Sender ok
RCPT TO: joe@ash.jp
250 joe@ash.jp... Recipient ok
DATA
354 Enter mail, end with "." on a line by itself
From: user@foo.or.jp
Subjet: test Hello world. .
250 NAA02891 Message accepted for delivery
QUIT
221 mail.ash.jp closing connection
|
telnetでの送信時のプロトコルの流れを、以下の図で表します。
SMTPコマンド一覧
SMTPとは、メールを送信するときのプロトコルです。
以下に、よく使うSMTPコマンドの一覧を掲載します。
詳細な定義は、以下のRFCで定義されています。
- RFC-0821 SMTP
- RFC-1869 ESMTP
HELO クライアントドメイン名 |
クライアントをメールサーバに認識させる |
---|
MAIL FROM: 送信元メールアドレス |
送信元をメールサーバに認識させる |
---|
RCPT TO: 送信先メールアドレス |
送信先をメールサーバに認識させる |
---|
DATA |
メールのデータを転送を開始する
データの先頭に"."のみを入力すると、終了する。
データの中に、Subject: From: などが含まれる。
メールを受信した時に表示される、From: は、このデータの一部である。
そのため、簡単に偽名を利用できる。 |
---|
QUIT |
メールの送信を終了する。 |
---|
最終更新:2012年12月04日 09:05