クロノ・トリガー

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クロノ・トリガー - (2018/09/20 (木) 04:30:38) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/06/10(水) 22:12:30
更新日:2024/04/18 Thu 21:44:02
所要時間:約 5 分で読めます




クロノ・トリガーは1995年にスーパーファミコンをプラットホームとして、SQUARE(現SQUARE ENIX)から発売されたロールプレイングゲーム。
PSDSに移植されており、PSへの移植でムービーが追加され、DSへの移植でアイテム、ダンジョン、エンディングが追加された。
さらに2011年には携帯アプリ・スマートフォン向けアプリとして配信。2018年にはパソコン向けプラットフォームである「Steam」でも配信された。

数回に渡る移植という実績の通り、高い評価を受けたゲームで、特にBGMは未だに神曲とされている曲が多数ある。

鳥山明がキャラクターデザインを担当し、シナリオにはDQの堀井雄二とFFの坂口博信が関係している事という、当時としては画期的な布陣で製作されている。
まぎれもなく国内RPGの二大巨頭であったスクウェアとエニックスがタッグを組むという、まさにドリームプロジェクトとして当時のジャンプで大きく宣伝された。

エンディングが10種類以上あったり、つよくてニューゲーム等当時としては様々なやり込み要素も持っていた。
ちなみに本企画の発端は『FF4』まで遡り、様々な事情で紆余曲折、途中で一度『聖剣伝説2』に枝分かれした経緯がある。
また、『ゼノギアス』は当初本作の続編として開発されたり、『ファイナルファンタジーレジェンズII 時空ノ水晶』では没続編のプロットが流用されていたりと他の作品に対しても影響を与えている。

1999年には続編として『クロノ・クロス』が発売されたが、こちらの評価は賛否両論。詳細は当該項目で。


【シナリオ】
ガルディア王国のトルース町に住む少年クロノは、建国1000年を祝う千年祭で、マールという名の少女に出会う。
一緒に祭りを見てまわる事にした二人は、会場の奥で行われていた、クロノの幼なじみであるルッカが発明した『物質転送マシン』の実験に挑戦するのだが、実験の最中現れた空間のゆがみにマールが吸い込まれてしまう。
マールを追いかける形でクロノもゆがみの中へと吸い込まれ、ゆがみを抜けた先は400年前の世界だった。

この事をきっかけに、クロノたちの時空を越えた冒険が始まる…。


【キャラクター】
主人公。
真っ赤な髪に鉢巻をまき、日本刀で戦う左利きの剣士。
母一人猫一匹の母子家庭で育ったどこにでもいるような平凡な男の子。
が、劇中では、はいかいいえしか言わない言えないまさに昔の主人公。
終盤に発生するまさかのイベントは多くのプレイヤーを驚かせた…はず
エンディングによっては喋る。

メインヒロイン。
好奇心旺盛で、行動力もある女の子。
戦闘ではボーガンを使う。
彼女が祭りに来なければこの物語はあり得なかった。
が、出会ったばかりのクロノにいきなり一緒に祭りまわろうよ?
等々、後先は考えないタイプのようだ。

クロノの幼なじみ。
サブヒロイン。
とメインヒロインの狭間にいる。
戦闘では銃や、発明品で戦う。
彼女の発明が無くてもまた、物語は始まらなかった。
様々なものを作るが、祭りの会場に展示してある歌って戦うロボット、ゴンザレスは時に彼女自身も混ざりながらクロノ達にフルボッコされている。

A.D.600(クロノ達の時代から400年前) 中世の時代に生きる、一流の剣の腕を持った騎士。
故あってカエルの姿をしていて、カエル嫌いのルッカに引かれたりするが、彼のエピソードは格好いい。
顔グラフィックを見る限りモデルはトノサマガエルの様だ。

  • ロボ
A.D.2300 はるか未来の世界で作られたロボットで、壊れたまま放置されていたところをクロノ達が見つける事になる。
その後発明家ルッカにより修理され、仲間になるのだが、彼のエピソードは涙無しには語れないものばかりである。
基本的には敵を殴るが、体当たりやレーザーを発射する事も出来る。

原始の時代に生きる強くたくましい女性。
原始時代の人間だけあって、服はもう服じゃないレベルであり、戦闘は素手でこなす(公式イラストでは棍棒みたいな物を持っているのだが……)。
それでクロノやロボ以上のダメージを叩き出す為、昔の人間はすごかったようだ。

中世で出て来る敵キャラクター。
武器は鎌。
ビネガー、マヨネー、ソイソーの三体の配下を持ち、各属性の上位魔法や一般人には扱えない冥の魔法を扱う。
だが、ストーリーを進めるうちに彼の正体が次第に明らかになってくる。
髪の生え際は某サイヤ人の王子と若干似ている。
続編の『クロノ・クロス』にも彼らしき人物が登場する。



【舞台となる時代】
  • B.C.65000000
原始
まだ石器を使っていた頃の人間がいる時代。人間は弱肉強食の『大地のおきて』に従い、恐竜人との間で激しい生存競争を行っていた。

  • B.C.12000
古代
氷河期。人間は2つの種類に別れ魔法を使える者達は大陸を浮かせそこに王国を築き、使えない者達は地上の穴ぐらで貧しい暮らしをしていた。

  • A.D.600
中世
剣と魔法の時代。ガルディア王国の軍と魔物を率いた魔王の軍が戦争をしている。

  • A.D.1000
現代
物語のはじまりの時代。ガルディア王国は建国1000年を祝い千年祭を開いた平和な日。

  • A.D.1999
世界崩壊の日
ある出来事により、世界が終わる日。この時代のみその1日が舞台となる。
またワールドマップの捜索もできない。
操作ミスでいきなり行ってしまって死ぬ人が多い。

  • A.D.2300
未来
世界が崩壊したあとの時代。同じ星とは思えないような景色が広がる。
廃墟にはミュータントと暴走したマシンが徘徊していて、シェルターにいる人々は生きる「元気」を無くしてしまっている。
クロゥリーさまはこの時代にいる。

時の最果て
どの時間にも属さない不思議な場所。



以下重大なネタバレ





































物語の核心となる世界崩壊の原因、それがラヴォスである。
ラヴォスは星の寄生虫のようなものであり、その星の生物の遺伝子を長い年月をかけて集め自分に取り込みその後自分の子を作る。
だがどういうワケか原始時代の敵や未来の機械の特性も現れる矛盾。
それがまた宇宙に飛び出し、新しい星に寄生して同じことを繰り返す。
解りやすく言うと、
星達にとってはた迷惑な引越し。
原始時代に飛来し地下深くに潜ったラヴォスが、A.D.1999に取り込みを終え地上に現れ、世界崩壊を導いた。そのためこの日はラヴォスの日と呼ばれる。
ちなみにラヴォスとは原始時代の言葉で大きな火を意味する。




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