カプコンファイティングジャム

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カプコンファイティングジャム - (2015/11/10 (火) 17:52:12) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/05/28(土) 22:25:09
更新日:2023/10/24 Tue 13:32:21
所要時間:約 5 分で読めます




カプコンファイティングジャムは、2004年にカプコンから発売された2D格闘ゲーム。
略称は「CFJ」「カプジャム」

カプコンの2D格闘ゲームのキャラが戦うドリームマッチになっている。
参戦作品は『ストリートファイターⅡ』『ストリートファイターZERO』『ストリートファイターⅢ』『ヴァンパイア』『ウォーザード』、
そして発売中止になった『カプコンファイティングオールスターズ』に登場する筈だった少女・イングリッドが登場した事で話題を呼んだ作品でもある。






登場キャラ


  • ストリートファイターⅡ


  • ストリートファイターZERO
ローズ ガイ さくら かりん


  • ストリートファイターⅢ


  • ヴァンパイア
デミトリ アナカリス フェリシア ジェダ


  • ウォーザード
レオ ムクロ ハウザー ヌール


  • オリジナルキャラ
イングリッド

超・萌ゑる。
銀髪のストレートロングに金色の髪飾りを着け、薄紫色の制服を着て黒タイツを履いているその姿は反則的。
その可愛らしい見た目には似つかわしくない、のじゃ系の口調もまた非常に素晴らしい。カプコンらしからぬ萌えキャラである。
出演予定のゲームが開発中止になる憂き目に会うも、プライズなどでの出演を経て躍り出る壮絶な生き様まで備えている。
あまりにも人気が高いために『ZERO3↑↑』や『鬼武者Soul』に参戦もできている。



  • ボスキャラ
パイロン(ラスボス/システムはヴァンパイア) 神人豪鬼(裏ボス/システムはストリートファイターⅡ)

この2名は家庭用にて隠しキャラとして使用可能。
しかし神人豪鬼は『CVS2』にてルガール・バーンシュタインによって生み出された存在。
何故に本作に登場しているのか……素直に真・豪鬼ではダメだったのだろうか。



見ての通り、独特なキャラクター選出が見られる。
ケンモリガンなどの常連キャラは未登場。
しかし、デミトリやレオ、アレックスなどは主人公のくせして貴重な外部出演である。
それどころか『ウォーザード』は作品単位で貴重な外部出演である。

だが、『ロックマン』『キャプテンコマンドー』『ストライダー飛竜』『サイバーボッツ』などのMVCに登場していたキャラは未登場。
独特なキャラクター選出と言えど、ただの敵であるヌールとハウザーが入っているのは賛否が分かれる。
『ウォーザード』には残りの主人公のタバサ、タオ、設定が深めな敵のブレイドと他に人気のあるキャラが多いのだが……
そのため、タオの外部出演は『ポケットファイター』でのタバサの盾程度のものになってしまっている。





システム

このゲームでは、各キャラの出演タイトル毎にシステムが固定されている。
そのため、「ZEROのシステムでリュウを使う」とか「Ⅱのシステムで春麗を使う」などが出来ないのが残念なところ。
一応システム自体のバランスは「ヴァンパイア>その他>イングリッド」となっているため、バランスがとれていると言えばとれているのだが。

  • ストリートファイターⅡ
●パワーゲージは1本だが、スーパーコンボの威力はLV3相当で高い。
●飛び道具以外の技は空中ガード不能。
●時間差起き上がりが出来る事以外にサブシステムは存在しない。シンプルイズベスト。


  • ストリートファイターZERO
●パワーゲージは1本。半分消費でLV1スーパーコンボ・全部消費でLV2スーパーコンボになる。オリジナルコンボも使用可能。
 『X-ISM』と『Z-ISM』を混合させた様なゲージ周りだが、スーパーコンボの性能はまちまち。
●ゼロカウンター・空中ガード・受け身が使える。


  • ストリートファイターⅢ
●パワーゲージは2本。スーパーアーツの選択はないが、どのキャラも2~3個は持っている。
●ブロッキング・EX必殺技・ターゲットコンボ・スーパーキャンセル・クイックスタンディング・リープアタックとシステムが豊富。
 しかしブロッキングはいまいち頼れない性能。


  • ヴァンパイア
●パワーゲージは3本。
●移動起き上がり・ダウン追撃・空中ガード・チェーンコンボ・ガードキャンセル・ダッシュが使える。
 チェーンコンボでの基礎火力の高さと、鉄壁のガード関連の仕様によって最強のシステムとされている。


  • ウォーザード
●パワーゲージは2本。
 ゲージ1本でレベルアップして性能アップ・スーパーコンボ増加。最大レベル6まで。
●移動起き上がり・アルティメットガード・ダウン追撃・ハイジャンプが使える。
●性質上、ラウンド数がキャラランクに大きく関わる。


  • イングリッド
●曰く、「ワシだけのムネキュンでドキワクなシステムじゃ」
●パワーゲージは1本で3段階に分かれており、イングリッドは1段階消費・2段階消費・3段階消費のスーパーコンボを持っている。
●移動起き上がり・ガードキャンセル移動・回り込み・ダッシュ・空中ガード・大ジャンプが使える。
●イングリッド自体の性能がアレなのに火力に欠けるシステムのため、システムの中では最弱。


また、「スイッチタッグシステム」を採用している。
2人のキャラクターを選択し、ラウンド開始時にキャラクターをどちらか選択し、選択したキャラ同士で戦う事になっている。
1VS1のゲームになるが、故に読み合いはゲーム前から始まっているとも言える。

それ故かキャラクター間のバランスはいいとは言えず、特定のキャラ間によっては詰みに近い戦いになる事もある。
システムと性能に恵まれたジェダが最強キャラで、かりん・ユリアン・アナカリスが続く。
折角登場したイングリッドは悲しい事に下位キャラである。






ミッドナイトブリス

デミトリは相手を女体化させるこの技のせいか、長らくクロスオーバー作品には出演出来ていなかった。
しかしカプコンキャラのみしか登場していない本作ではこれが問題なく十分に使える様になっている。
詳細は項目を参照。

アレックスやユンのは中々評価が高かったり、ヌールは『くじびきアンバランス』の会長っぽく、ローズは『ジョジョの奇妙な冒険』のリサリサそのものになっている。
特に神人豪鬼のメイド姿は「メイド」と「冥土」をかけたのか非常に可愛らしく、他にも多数がフィギュア化もされている。




余談


●本作のエンディングは、マンガチックな一枚絵が上から降りて来る物となっている。
 ギルと戦うベガ、ジェダの所を訪れたダンテなどサービス精神は旺盛。
 ちなみにダンテの格闘ゲーム参戦は『MVC3』までお預けとなっている。


●『カプコンファイティングオールスターズ』に搭乗予定の新キャラ・D.D.とルークは行方が知れずのままだった。
 しかし2014年1月、「オトレンジャー」に「CODE HOLDER」と言うチームでイングリッドと共におよそ11年ぶりの参戦。
 今となっては「誰?」「イングリッドのオマケ」程度の扱いであるが、あのまま見捨てられなかっただけよしとしておこう。


●家庭用はPS2とXboxに出ており、追加要素としてパイロンと神人豪鬼が使用可能。


●『ストリートファイターⅢ 3rd』のPS2移植に貢献している。
 これは本作はPS2と互換する基盤で作られており、不可能だと思われていたストⅢキャラの移植が可能だと言う事が判明したため。










追記・修正はザンギのブリス姿が可愛いと思う人のみお願い致します。

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