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カプコンファイティングジャム

登録日:2011/05/28 Sat 22:25:09
更新日:2026/05/28 Thu 23:46:36
所要時間:約 5 分で読めます




『カプコンファイティングジャム』は、2004年にカプコンが開発・発売したアーケード・PS2用2D格闘ゲーム
略称は「CFJ」「カプジャム」

カプコンの2D格闘ゲームのキャラクターが戦うドリームマッチになっている。
参戦作品は『ストリートファイターⅡ』『ストリートファイターZERO』『ストリートファイターⅢ』『ヴァンパイア』『ウォーザード』。

そして2002年に発表されるも翌年に発売中止となった幻のタイトル『カプコンファイティングオールスターズ』に登場する筈だった少女・イングリッドが登場した事で話題を呼んだ作品でもある。



登場キャラクター

イングリッド(CV:城雅子)

超・萌ゑる。
銀髪のストレートロングに金色の髪飾りを着け、薄紫色の制服を着て黒タイツを履いているその姿は反則的。
スリーサイズはB78・W54・H80と一見平凡に見えるが、彼女は152cmの39kgとちっこいので、
そこから考慮すると、かなりの巨乳。所謂トランジスタグラマーちゃんである。
(スリーサイズ、および身長体重はZERO3↑↑オープニングデモ内の数値から)

その可愛らしい見た目には似つかわしくない、のじゃ系の口調もまた非常に素晴らしい。カプコンらしからぬ萌えキャラクターである。ちなみにこの口調は『カプコンファイティングオールスターズ』時から設定されていたもの。
勝利メッセージや掛け合い台詞などからは、実年齢も相応に高いであろうことが窺える。
「コードホルダー」(神なる力を持つ者)のひとりで、左右にその紋章の髪留めを付けている。

出演予定のゲームが開発中止になる憂き目に会うも、プライズなどでの出演を経て躍り出る壮絶な生き様まで備えている。
あまりにも人気が高く、かつ現実離れした超然的なキャラであるために『ZERO3↑↑』のほかは『鬼武者Soul』『PROJECT X ZONE 2』など、コラボ的な参戦がほとんど。

その他、『タツノコ VS.CAPCOM UAS』でも参戦候補の一人になっていた。
イーカプコン限定特典の小冊子「カプコンシークレットファイル Vol.27」には画面写真と「ミステリアスな美少女」「ヘンな言葉使いの美少女」といったフレーズが掲載。
後に電撃オンラインの開発者インタビューでもポリゴンモデルのテストタイプについて触れられている。

後述の『シャドルー格闘家研究所』によると長命で生まれながらの「ナチュラルコードホルダー」らしい。
同ページでは上位互換だが小さい胸がコンプレックスの「暗黒イングリッド」も初公開された。


ドット絵のベースはカプエスシリーズから。
ロケテスト時は真空竜巻旋風脚が搭載されていたが、製品版では削除された。
ポケファイのEDでタバサに紹介されたハウザーと対峙した時は流石に命の危機を感じていた(なお、結末は描かれていない)が、本作で実際に戦うことになった際は別段動じてはいない。
規格外の存在だらけのMARVEL勢と関わって常識の範囲が壊されちゃったから仕方ない。

ドット絵のベースはストZERO3から。
本作ではソニックハリケーンが搭載されておらず、スパコンゲージも長い1本をフルで放出する仕様のため、LV1でもガードさせれば反撃されないトータルワイプアウトを連発するといった安易なゲージ放出の機会は無い。

ドット絵のベースはストZEROシリーズだが、ニュートラル維持状態や勝利ポーズでの頭部の表情アニメーションに大きな変更が加えられている。
ファイナルアトミックバスターのダメージが8割規模という恐ろしいことになっている。


ドット絵のベースはカプエスシリーズから。
技構成はサイコバニッシュに必殺技のサイコクラッシャーアタック、スパコンにメガ・サイコクラッシャーといった風にカプエス2を踏襲。
ニープレスナイトメアのレベルの使い分けができないため、LV1でもガードさせればry…といった点はガイル同様。

ヴァンパイア
カオスフレアは両手で炎を放つハンター版で、その他はセイヴァー無印で削除されたデモンブラスト*1と、セイヴァーで追加されたミッドナイトブリスを併せ持つハイブリッド仕様。
ブリスはセイヴァーでの血を吸う専用アニメーションは無く、マントで覆い隠して一瞬ブラックアウトする演出で統一されている。
ブリス専用のドット絵での演出を作る暇も労力も無かったことを如実に表しているのは苦笑するしかないが、あると嬉しい技なのは間違いない。

  • アナカリス
ヴァンパイア枠は最大ゲージ数が3であり、ES技に使用するゲージがEX必殺技同様の1ということを踏まえてゲージを割く余裕がないと判断されたのか、ファラオスプリット、ファラオデコレーション、ファラオサルベーションは削除。
デコレーションとサルベーションはともかく、スプリットは実用性以前にバグの温床になりそうだもんなぁ…

ファラオマジックは演出中に特殊な入力を仕込むことで、フィニッシュの棺が上下逆さまになったり、通常時の超巨大棺ではなくやたらミニサイズになったりと、相変わらず庶民を楽しませてくれるコミカルな王様であった。

ダンシングフラッシュとプリーズヘルプミーのEX必殺技2種のコマンドが、それまでカプコンの格ゲーで採用されてこなかった632146入力となっている。
それ自体はES必殺技とのコマンド被りによる暴発を防ぐためと思われるが、それ以後のカプコンの格ゲータイトルでもこのコマンドが採用されることは基本的にないので、実は本作での唯一無二の個性だったり。

  • ジェダ
スプレジオが通常必殺技として使えるセイヴァー2仕様で参戦。
EX必殺技のプロヴァ=ディ=セルヴォの各キャラ毎の専用演出がやたら凝っている(特にユリアン)。
キャラランクはセイヴァー2ベースなんで当然の如く上位。


ストリートファイターⅢ
技ベースとしてはスパイラルD.D.Tを削除した3rd仕様といったところだが、スーパーアーツが3種全て使用できるのでゲージを用いた爆発力自体は侮れないものがある。
移動距離が長くなり最終段の投げが空振りすることが減ったブーメランレイドは明確に強化されていると言える。
反面、キャラとしての強みに結びついていた多くの要素が3rdから無慈悲なまでに弱体化されており、感覚はほぼ別物と呼べる。
本家シリーズと異なり、タメ入力を維持したままリープアタックが出来る仕様を踏まえた立ち回りが可能なのもその要因の1つ。

技ベースとしては屈み強Kの動作が2ndのものとなっており、幻影陣が削除されていること以外は3rd仕様で、ヤンが登場するスーパーアーツはなし。
新規勝利ポーズも追加。

  • ユリアン
技ベースとしては3rd仕様。
本作ではエイジス連携以外にもコンボ用のタイラントパニッシュ・対空のユピテルサンダーなど、ゲージの使いどころが潤沢にあるおかげで攻め・迎撃・固めなどの対応力が格段に上昇。
タメ入力を維持したままリープry…もアレックス同様に立ち回りの強化に結びついている。

ドット絵&技ベースとしてはカプエス2での半端なものではない純粋な3rd仕様だが、カプエス2同様に天星乱華は削除。
対空にも対応可能な気功掌があるからってそんなにいらない子か…


ウォーザード
  • レオ
技構成は元ゲーの最大レベルのもので、ヘラクレス・ラッシュの全体動作がスタイリッシュな乱舞攻撃へと変更された。
ギガス・ドライバーは1段階レベルアップ状態から使用可能なミスティックブレイク。
元のゲームでは属性攻撃全てのダメージが増加するというある種のハンデを背負っていたが、流石に本作ではその仕様は削除されている。

  • ムクロ
技構成はやや複雑で、元ゲーでの必殺技「爆龍昇」が1段階レベルアップ状態で、「閻魔突き」が2段階レベルアップ状態で使えるミスティックブレイクとなっている。
2段階レベルアップ状態専用技を持つのはウォーザード枠の中でもムクロのみ。
その他、元ゲーのレベルアップ必殺技で本作に通常必殺技として採用されているのは「羅刹刃」「蜻蛉」「空蝉」の3つ。

  • ハウザー
技構成は元ゲーから性能が下げられた中距離飛び道具ヴォルカノブレス、逆に性能が上がった突進技デリュージュアサルト、さらにオリジナル技のテンペストフォールの3つとシンプルなもの。
テンペストフォールは簡単に言えばE・本田のスーパー百貫落としを踏襲したもので、この手の規格外のデカキャラが苦手な空中からの攻めの一手として非常に役立つ。
元ゲーで使用していた対空投げのテンペストキャッチはオリジナル技のミスティックブレイク「デリュージュクライシス」のフィニッシュ動作のみの演出となる。
バーサークモードは「発動中はハイパーアーマー状態、かつ投げも無効化する」という完全にゲームバランスをぶち壊す性能のおかげで晴れて未搭載に。
良かったね、ザンギ・アレク・レオ。

技構成上ハウザーの切り札とも言える、1段階レベルアップ状態で使用可能になる射程無限の火炎放射「ガストフレイム」をアルティメットガードで簡単に削り無効化できる同じウォーザード枠が最大の天敵。
それ以外でもその愛されてないボディーのおかげでハウザー専用永パは沢山あるが

  • ヌール
技構成は元ゲーから性能が下げられたアークティックストリーム、ノーチラスアタック、ハイドロスピニング、タッドポールショット、ベノムファネルとなる。
ミスティックブレイクにはライトニングマストと1段階レベルアップ状態専用のストラングルスパークを採用。
元ゲーのCPU専用モンスターキャラ枠の中では、地に足の着いた一般的な格闘ゲームの通常キャラに落とし込む上で、他のキャラよりは現実的かつそれなりにバラエティーのある性能に落とせるという判断がなされたと思われる*2
あとサイズ的にも。

屈みKとタッドポールショット、アルティメットガードを軸とした低火力の「ねちっこくいやらしい」立ち回りが持ち味の、好きな人はとことん好きになるイロモノ枠だが、正統派に見えてクセだらけのムクロよりは遥かに使いやすい性能。


ストリートファイターZERO
技構成はカプエス2を踏襲。

  • ガイ
技構成はストZERO3をベースに、特殊技の鎌鼬(3強K)から派生する突進上段廻し蹴り「喉切」が追加*3
ストZERO枠がカプエス2のAグルーヴを模したゲージを採用しているため、LV3専用スパコンの武神無双連刈は当然ながら未搭載。

一部の技に初代「ZERO」のキレが復活しており、疾駆けからの派生技の1つ「首狩り」の発生が非常に早く再びコンボに組み込める様になったばかりか、ヒット時にダウンする効果も追加されたことで地上コンボが相対的に強化。

ザンギエフ同様、ニュートラル時の頭部の表情や、勝利ポーズの足の位置などが若干変更された。

  • ローズ
技構成はストZERO3をベースに、ソウルイリュージョンを削除したもの。
スーパーコンボのオーラソウルスルーは元ゲーのLV1が完全対空投げ性能のため、本作では初段が屈み強Pから始まる元ゲーのLV2の動作で地上戦(特にオリジナルコンボの〆)でも機能する形で採用されている。
一方、オーラソウルスパークは連撃から始まるLV2や飛び道具を跳ね返すソウルリフレクトから始まるLV3でなく、純粋な強化飛び道具版のLV1で採用。

技構成はストZERO3を…と言うかリリース時点でそれしかベースがない。
カプエス2のAグルーヴ仕様で使えるドット絵ベースのかりんという存在は後にも先にもこのゲームだけ。
オリコンとの親和性は非常に高く、キャラランクも上位。


ボスキャラクター*4
  • パイロン
ヴァンパイア枠のCPU専用ボス。
申し訳程度にセイヴァー2&ハンター2で追加されたEX必殺技のパイルドヘルがある以外は、空中ソルスマッシャーのコマンドやコスモディスラプションの性能など、全盛期のヴァンパイアハンターがベース。
特にコスモディスラプションの削りが尋常でなく、(2で産廃化したものと違って)ハンター性能故にスト2枠にとってはゲージがあるパイロンはそれだけで涙目である。
逆にウォーザード枠にとってはアルティメットガードがあるために余裕でノーダメージに抑えられるボーナスキャラ。

シャイニングジェミニは未搭載だが、使えたとしたら確実にぶっ壊れ性能になっていたのでそこは開発の優しさというべきか。
そもそも家庭用限定操作キャラじゃねぇかと言う問いは知らん

初出がカプエス2故にベースとなるシステムが特殊で、基本はストⅡ枠をベースにカプエス2のサブシステムを色々とごった煮にしたものとなる。
詳しくは後述のシステムを参照。

あえてストⅡ枠と見た場合は専用のサブシステムが豊富で、キャラ性能も一歩抜きんでた存在。
とは言え、CPU戦の真ボスとしてはカプエス2時代の様な超反応・超火力は抑えられている*5ため、ある程度落ち着いて戦える程度には理不尽感は解消されている。




見ての通り、独特なキャラクター選出が見られる。

『ウォーザード』はCPU専用のヌールとハウザーが参戦。
これに関してはたったの4人分しかない枠を主役キャラ4人だけで埋めてしまうのは面白味も何ともない人選であり、敢えて元CPU専用の敵キャラクターであるヌール、ハウザーを選んだとも思われる。
実際、本作におけるウォーザード枠は『主人公2:元CPU専用の敵キャラクター2』と半々になっており、ちょうど良いバランスになっている。
仮に各枠の参戦キャラを5キャラにしたとしても、ウォーザード枠からはCPU専用キャラを採用しただろう*6

『Ⅲ』枠では春麗が3rd仕様で抜擢されており、3rdをプレイしていないユーザーからは「使いにくい」と指摘されている。
言うてカプジャム稼働時点で3rd稼働から5年経ってるんだから認識をアップデートしてくださいとしか言えないのだが…

しかし、デミトリ、ジェダ、レオ、アレックスといった影の薄い主人公達の貴重な外部出演である。
それどころか『ウォーザード』は作品単位で貴重な外部出演だった。

だが、各作品から4人というのはさすがに物足りない。せめて5人だったらもう少し豊かだっただろうが…
MVCシリーズ』に登場したストライダー飛竜、キャプテンコマンドー、ロックマン、ロールちゃん、ジン・サオトメ(本来はパイロットだが)、ハヤト、トロン・ボーン、ジル・バレンタイン、『CVS2』に登場した鑑恭介はドット絵が存在するものの、タイトルを冠した枠として迎合させるには無理があったのは明白。
それぞれのキャラをシングル参戦させるにしても、各キャラのシステムや技を再構築するなど当時の開発チームの規模では不可能だっただろう。

当初は『元祖ストリートファイター』からサガット、烈、イーグルの参戦も検討されていたがお流れに。
仮にこれらのキャラクター達が参戦していたら本作の株は上がっていた事は想像に難くない(実現していた場合、スト1枠としてのシステムはどうなっていたのだろうか…?)。
その他、『マッスルボマー』シリーズからの参戦も一切なかったが、ボマーシリーズに関してはキャラクターデザインに原哲夫氏を起用していた都合上、権利関係で難しかったと思われる。

なお、神人豪鬼は『CVS2』でルガールに暗黒パワーを注がれた存在なのだが、そのルガールがいないのでなぜいるのかよくわからないことに。

本作のエンディングは、マンガチックな一枚絵が上から降りて来る物となっている。
ギルと戦うベガ、ジェダの所を訪れたダンテなどサービス精神は旺盛。
ちなみにダンテの格闘ゲーム参戦は『MVC3』までお預けとなっている。


システム


このゲームでは、各キャラクターの出演タイトル毎にシステムが固定されている。
そのため、「ZEROのシステムでリュウを使う」とか「Ⅱのシステムで春麗を使う」などが出来ないのが残念なところで、自由度が低い。

  • パワーゲージは1本だが、スーパーコンボの威力はLV3相当で高い。
  • 飛び道具以外の技は空中ガード不能。
  • 時間差起き上がりが出来る事以外にサブシステムは存在しない。シンプルイズベスト。
  • 反面、他の枠と比較して単発火力が圧倒的に高く、スーパーコンボともなれば優に7割規模の威力を叩き出す。
    体力差があれば相討ち覚悟で立ち回るのも一つの手。

ストリートファイターZERO
  • パワーゲージは1本。50%からLV1スーパーコンボ(ゲージ50%消費)・100%からオリジナルコンボの発動が可能。
  • ストZEROと銘打ってはいるがZEROシリーズのシステムとは似つかず、実質的にカプエス2のAグルーブのマイナーチェンジと言って差し支えない。
    さくら以外の採用キャラは、カプエス2のAグルマイナーチェンジ仕様オンリーで初参戦している様なもの。
  • 上述した通り、スーパーコンボの性能もZEROシリーズと比較するとまちまち。
  • ゼロカウンター・空中ガード・受け身が使える。
    カプエス2のAグルーヴでは空中ガードが採用されておらず、本作との数少ない差別化要素となる。

ストリートファイターⅢ
  • パワーゲージは2本。スーパーアーツの選択はないが、どのキャラクターも2~3個は持っている。
  • ブロッキング・EX必殺技・ターゲットコンボ・スーパーキャンセル・クイックスタンディング・リープアタックとシステムが豊富。
    しかしブロッキングはいまいち頼れない性能。


ヴァンパイア
  • パワーゲージは3本。元ゲーが最大99本ということを思えば譲歩した方…なのだろうか?
  • 移動起き上がり・ダウン追撃・空中ガード・チェーンコンボ・ガードキャンセル・ダッシュが使える。
  • 単発火力の低さを補えるチェーンコンボでの基礎火力の高さと、鉄壁のガード関連の仕様、起き攻め拒否の移動起き上がりによって最強のシステムとされている。

ウォーザード
  • パワーゲージは2本。
  • ゲージを1本消費して中攻撃1発分程度の体力回復&若干の無敵時間を伴うレベルアップが可能(最大レベル6まで)。
    レベルアップを行うことで、レベル2~3状態で解禁される専用のミスティックブレイクが使用可能になる(発動時のパワーゲージ消費は共通して1ストック)。
  • 移動起き上がり・アルティメットガード・アルティメットカウンター・ダウン追撃・ハイジャンプが使える。
  • ヴァンパイア枠と同様に起き攻めを拒否できる移動起き上がりに加え、必殺技の削りを無効化した上で反撃技を放てるアルティメットガード&カウンター、体力回復も兼ねたレベルアップといった防御関連のサブシステムが非常に強い。
  • 性質上、ラウンド数がキャラクターランクに大きく関わる。

イングリッド
  • 曰く、「ワシだけのムネキュンでドキワクなシステムじゃ」
  • パワーゲージは1本で3段階に分かれており、イングリッドは1段階消費・2段階消費・3段階消費のスーパーコンボを持っている。
    元ネタは開発中止になった『CFAS』の「プログレススーパーアーツシステム」。
  • 移動起き上がり・ガードキャンセル移動・回り込み・ダッシュ・空中ガード・大ジャンプが使える。
  • イングリッド自体の性能がアレなのに火力に欠けるシステムのため、システムの中では最弱。

神人豪鬼
  • システムのベースこそ「ストリートファイターⅡ」だが、それに加えて一人だけ『CVS2』由来のシステムを併せ持っている。
  • 空中ガード不能攻撃と時間差起き上がりに加え、ダッシュ・ハイジャンプ・小ジャンプ・空中ガード・ブロッキング・チェーンコンボ・スーパーキャンセル・回り込みが使用可能。
  • スーパーコンボも5種類使用可能。


また、「スイッチタッグシステム」を採用している。
2人のキャラクターを選択し、ラウンド開始時にキャラクターをどちらか選択し、選択したキャラクター同士で戦う事になっている。
システム的には『ジャスティス学園』の交代とほぼ同様。
1VS1のゲームになるが、故に読み合いはゲーム前から始まっているとも言える。
しかし体力ゲージは全回復した状態になるため、いまひとつ戦略的に機能していない面も。

それ故かキャラクター間のバランスはいいとは言えず、特定のキャラクター間によっては詰みに近い戦いになる事もある。
イングリッドのシステムが際立って弱く、基礎火力の高いヴァンパイアのシステムが最強。
なのでシステムと性能に恵まれたジェダが最強キャラクターで、かりん・ユリアン・アナカリスが続く。
折角登場したイングリッドは悲しい事に下位キャラクターである。



ミッドナイトブリス


デミトリは相手を女体化させるこの技があるためか、他社が絡むクロスオーバー作品において彼は長らく出演する機会に恵まれなかった。
SNK(プレイモア)はノリノリで自社のブリスキャラを作った挙句、この上更に自社キャラを女体化させた格ゲーまで作る暴挙に至ったけどな!
しかしカプコンキャラクターのみのクロスオーバーとなる本作では問題なく使える様になっている。
詳細は項目を参照。

アレックスやユンのものは中々評価が高く、他にもヌールは『くじびきアンバランス』の会長っぽく、ローズは『ジョジョの奇妙な冒険』のリサリサそのものになっている。
神人豪鬼のメイド姿は「メイド」と「冥土」をかけたのか非常に可愛らしく、他にも多数がフィギュア化もされている。
ハウザーはセーラー服姿に頭部だけハウザーのままという一発ネタでしかないが。


余談


  • このような出来になってしまった最大の理由はカプエス2以降、カプコン社内において「2D格闘ゲームは既に古く、ドット作成が苦痛」と非難の声が上がり、『ヴァンパイア』『ストリートファイター』などのシリーズのプロデューサーであり中心的存在だった船水紀孝氏をはじめとした主要開発陣が抜け、残った僅かなスタッフにより本作が開発されたのが原因とされている。
    事実、これを最後にカプコンは新規のドット絵の格闘ゲームの開発及び発売を行っておらず、市場と開発環境及びコストの変遷がうかがえる。
    厳密には、同社のアクションゲーム『戦国BASARA』シリーズを格闘ゲーム化した『戦国BASARA X』が存在するが、こちらはアークシステムワークスへの外注作品で、カプコンは原作の版権所有と発売のみを担当しているため、カプコン製の2Dドット絵格闘ゲームには実質分類されない。

  • 『カプコンファイティングオールスターズ』に登場予定の新キャラクターのD.D.とルークは行方が知れずのままだった。
    しかし2014年1月、『オトレンジャー』に「CODE HOLDER」と言うチームでイングリッドと共におよそ11年ぶりの参戦。
    今となっては「誰?」「イングリッドのオマケ」程度の扱いであるが、あのまま見捨てられなかっただけよしとしておこう。
    そして2016年8月になり、カプコン公式サイトの『シャドルー格闘家研究所』にて「キャラ図鑑番外編」としてコードホルダー3人組も紹介。
    プロフィールや経歴、使用技の詳細が明かされた他、D.D.の本名が「DAISUKE DEJIMA」(出島大介)と判明。日本人だったのか!
    また、「お宝資料館番外編」では『CFAS』が2回に分けて紹介され、これまで未公開だった資料も初公開されている。
    ある箇所をクリックするとナチュラルコードホルダーのデス(アヴェル)も見られる。

  • 上述の通り参戦が検討されていた『元祖ストリートファイター』のサガット、イーグル、烈は、カプコン公式サイトの『シャドルー格闘家研究所』のブログによれば、イーグルはカプエス2からドットを流用し、サガット(傷無し)と烈は新たにドットを書き起こす形で参戦が検討されていた。
    しかし、仮に参戦していたら現状よりも更にストリートファイター製の偏りが増していたため、非参戦は致し方がないと言える。

  • 『スターグラディエイター』シリーズや『ジャスティス学園』シリーズといった3D格闘ゲームのキャラ達が参戦出来なかったのは、新しくドットやパターンを用意する手間の他、枠としてのシステムの統一が実現不可能だったのも大いにあると思われる。
    例えばスタグラシリーズを枠として組み込むのであれば、肝となるプラズマコンボ・プラズマリバース・プラズマフィールドなどは必要不可欠であるし、ジャス学シリーズであれば熱血コンボ・根性カウンター・エアバースト・愛と友情のツープラトンなどがそれに相当する。
    本作で採用された5タイトルとは使用するボタン総数や役割など根本的な部分で統一できない・搭載してもゲームバランスを壊す要素が多く、この時期のカプコンとしては非常に限られた開発チームの状況でそれらの要素を一堂に会して纏め上げられるはずもなかったのである。

  • 家庭用はPS2とXboxに出ており、追加要素としてパイロンと神人豪鬼が使用可能。

  • 『ストリートファイターⅢ 3rd』のPS2移植に貢献している。
    本作の基板はナムコのPS2互換基板である「SYSTEM246」が使われており*7、不可能だと思われていた『ストⅢ』キャラクターの参戦≒移植が可能だと言う事が判明したのがそのきっかけとなっている。

  • 2025年5月発売の『カプコンファイティングコレクション2』に移植されている。
    オプションでボス2名が解禁可能な他、トレーニングモードでのヒットボックス表示・ワンボタン必殺技・2Pスタート機能などが備わっている。
    ローズにミッドナイトブリスを当てると低確率でエンヤ婆になる要素は削除された。
    そりゃ確かに元ネタがリサリサなのを隠そうとすらしてないとはいえ、ジョジョゲーから色替えで流用は悪乗りが過ぎたか。



追記・修正はザンギエフのブリス姿が可愛いと思う人のみお願い致します。

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最終更新:2026年05月28日 23:46

*1 セイヴァー2&ハンター2ではダークフォース中に発動したデモンビリオンがブラストの性能に置き換えられる。

*2 ルアンやセクメトの性能はCPU専用故に許されている様なものなので…

*3 要はLV2武神轟雷脚のフィニッシュとなる一連の動きを取り入れたもの。

*4 家庭用にて隠しキャラクターとして使用可能

*5 カプエス2の真ボスとして登場する神人・豪鬼はレシオ4なので、プレイヤー側が3人チームの場合は2人がレシオ1で挑むこととなり、結果、超反応の割り込みで1撃で3~4割だの、2~3段のコンボで8~10割だのが横行し、まともな立ち回りを構築することさえできない展開が殆ど。本作では少なくとも一瞬で体力を8割奪われるといった展開はスーパーコンボを食らわない限りは起こらない。

*6 元ゲーのプレイアブルキャラのタオは技構成が飛び道具・対空・突進の3種の神器+空中ダッシュ+ミスティックブレイクも強化版の波動&昇龍…といったハイブリッド仕様なので、ここにレベルアップやアルティメットガードまで使えるのであれば明らかにハイスタンダード枠としてリュウなどを食ってしまうと思われる。ならばタバサを入れるとすれば、またタオだけがハブられるわけで…

*7 CPS3以降、カプコンは自社基板からNAOMIやSYSTEM246といった他社基板での開発にシフトしていった。