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アレックス(ストリートファイター)

登録日:2014/08/28 Thu 21:10:39
更新日:2026/07/10 Fri 01:38:00
所要時間:約 8 分で読めます





You can't escape!(逃げられねぇぞ!)


アレックス(ALEX)とは「ストリートファイターⅢ」を初出とする『ストリートファイター』シリーズの登場キャラクター。
同シリーズでは、前作『ストⅡ』シリーズにて世界規模の知名度を獲得したリュウやケンを差し置いて主人公として設定されたことで少なくない衝撃(と反発)を与えた。

愛称は「アレク」。
紅いバンダナを額に巻いた長い金髪が特徴のアメリカ人青年。
身体は筋骨隆々としており、戦いの際には雄叫びと共にシャツを破り捨て、緑のオーバーオールを半脱ぎした上半身裸の状態で戦う。
格闘スタイルは明確に定められている訳では無いものの実質的にはプロレスであり、プロレスゲームでも無いのにレスラーがメインの格ゲーというのも非常に挑戦的な采配であった。
ただし、他のプロレスキャラとは違い投げ技がメインではないなど、色々と新機軸を目指していたのが解る。(立ち位置含めて。)

尚、唐突な主人公キャラの交代は業界的にも衝撃的だったのか、当時の格ゲーでは後には存在を忘れられてしまったような新主人公の存在が一時的に増える傾向にあった。
アレックスの場合、主人公として特別に重要な設定が無いことでキャラクターとしてのバックボーンが弱い*1=ゲームの主人公としてメーカー側の新しい主人公像としての挑戦が受け入れられたとは言えないと突きつけられたのか、Ⅲシリーズ以後は現在までの明確に主人公を定めないパターンが定着した。

後に、「CAPCOM Fighting Jam」「タツノコ VS.CAPCOM」にも登場し、開発が中止させられた「CAPCOM FIGHTING ALL STARS」にも参戦が確定していた。


CV:
マイケル・サマーズ(『Ⅲ1st』、『Ⅲ2nd』)
パトリック・ギャラガン(『Ⅲ3rd』、『CAPCOM FIGHTING Jam』)
安元洋貴(『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GERENRATION HEROES』)
浅沼晋太郎(『V』『6』日本語ボイス)
マーク・ウィッテン(『V』英語ボイス)

目次

◆ストーリー

ストリートファイターⅢ 1st・2nd

アレックスが自分より強いと信じていた男、トムが金髪の男とのファイトで敗れる。
それは彼に強い衝撃を与え、ストリートファイトの奥深さを感じさせた。
ファイトの世界や格闘家としての自分を知るため、そして金髪の男と戦うために世界に旅立つ。

……前述の通りで、ゲーム中では明確に主人公と定められている筈なのだが、キャラクター選択時の初期カーソル位置をリュウに取られている*2など、せっかくの新主人公なのに公式にしてこの扱いと、少し不遇な印象があった。

ストリートファイターⅢ 3rd STRIKE

ストリートファイトの奥深さを知り、まだ見ぬ強敵を求めて旅立つ。

最終章にしてキャラ選択時の初期カーソル位置をゲットした。流石は主人公

STREET FIGHTERⅢ RYU FINAL -闘いの先に-
最終話で登場。コミカライズですら主人公に選ばれないアレックスが不遇と見せかけて命を捨ててでも守るものが出来たケンに盤外で凹された天帝のが哀れ。
リュウに負け、彼の持つ「風」をその身で感じる。
エピローグではケンから渡されたリュウの鉢巻を手に朱雀城跡に向かい、再びリュウと拳で確かめ合う。
ゲーム中では無愛想なのも手伝って不遜な性格とされてしまっているアレックスだが、登場シーンこそ少ないものの本コミカライズではリュウやケンの薫陶を受けつつ成長していくであろう若者として描かれている。

ストリートファイターⅣ

望まれず未登場。

ストリートファイターⅤ

NYでトレーラーハウスに住んでいる若き青年格闘家。トムの世話になっている。
時系列的には『ストⅢ』より少し前の時代。
強さを求め修行を続けているがNYから出たことは無く、そもそも興味をもったこともなかった。
しかしある日昼寝から目を覚ますと…?

ストリートファイター6

Year3追加キャラクター第3弾として参戦。
プロシーンの関係などで話題が途切れていた時期だったこともあり、
参戦前からあのJAM Projectによるテーマ曲「GO!ALEX!~希望誕生~」、
プロレスラーのケニー・オメガ氏によるモーション収録動画などで公式からも推されていた。

服装は黒いニット帽(パトリシアお手製)と革ジャン姿に変更。
現在はヒール寄りのプロレスラーとして生計を立てていることが明らかにされた。
そして、もう一つ…(後述)

◆人物像

アメリカ出身で現在はNYのマンハッタンに在住している大柄な白人青年。
両親とは少年時代に死別し、父の親友だったトムの世話になっている。トムの事は父親同然に慕い、彼を最強と思っていた。
普段はトレーラーハウスに住み、自動車の修理・整備などをしている。

思った事を実直に言う性格であり、正しいと思えるものもあれば暴言らしきものも見られる。
戦いが疎かになっている点を指摘したり、タツカプではストリートファイトを貶したギャラクターに怒るなど、戦いに関しては真剣に取り組んでおり、クールな熱血漢。
勝利時の台詞はかなり辛辣なものが多いものの、基本的には冷静に物事を見ておりあまり感情的ではない。

「あんた 悔しがる程の強さかい?」(1st)
「強いな、あんた… ブッ倒しがいがあったぜ」(3rd)

一方で前日譚である「ストⅤ」ではⅢより幾分か言い方が丸い台詞が多い。

タツカプではⅢシリーズより更に言い方が辛辣。
「油断した、だと?出し惜しみするほどの強さか?」
「リベンジ? ああ、いいぜ。アンタとは何度やっても負ける気がしない。」

◆技

大柄な体格通りに高い威力で長リーチの打撃を持つものの、特に『ストⅢ』では、見た目の割に尽くに撃ち負ける、或いは余裕で潰されるような判定が弱かったり出が遅い技ばかりである。
なので、相手のタイプや距離に応じて使える技を覚えていく必要がある。
弱攻撃や中攻撃は流石に隙は少ないものの、一発が強いタイプで連続技は苦手。

◯通常技

  • しゃがみ中パンチ
『Ⅲ』当時から、前述の通りで見た目に反して技の当たり判定に恵まれないことが多いアレクの持ち技の中でも例外的に判定の強さに定評があり、追い詰められた時の反撃や繋ぎとして有効。
アレク使いにとっても救済措置レベルの技という印象を強く残したのか、以降もシリーズを跨いで強く設定されている。

○特殊技

  • ヘッドバット/スリーパーホールド
『Ⅲ』シリーズのみ実装。レバー後ろ入れ強パンチで発動。
むんずと頭を掴んだ相手に頭突きをかます打撃投げ。
背中を向けた相手にはスリーパーホールドとなり、ボタン連打で威力アップ。
スタン値が非常に高いため、積極的に狙っていきたい。
リーチや発生速度は程々で優秀とは言い難いが、打撃判定なので置いとくと突進技へのカウンターになったりする。
また、打撃判定とは言えオロの必殺技「仁王力」と同じくブロッキング不能という性質を活かし、起き攻めの一環として中段技の立ち強Pと対になる形でたまに織り交ぜると効果的。

  • チョップ
レバー前入れ中パンチで発動。
フラッシュチョップとは違って手刀を縦に振るっていく。
いわゆる袈裟斬りチョップや唐竹割りと呼ばれる技で、アレクとしては珍しく接近戦でも安定して使える。
腕を振り下ろす前段階の頭上に掲げている時点で攻撃判定が付与されており、跳び防止を兼ねた対空にも使用可能な他、しゃがんでいる相手にも当たる。

『CFJ』では腕を振り下ろしきるまで攻撃判定が付与されておらず、対空に使えなくなっている。

『6』では中段技としての性質が追加されたが、発生が非常に遅くなった。
ふいに出されても見てから立てるレベルなので、正直崩し技としての性能は低め。

  • ラリアット
『3rd』で追加された移動攻撃*3。レバー前入れ強パンチで発動。
前進しつつ斜め上方向に腕をブン回す。
珍しく技の出も早く判定も強いのだが、上方に腕をブン回す都合から背の高い相手じゃないと使い難い面も。
距離次第ではショルダータックル(しゃがみ強パンチ)以上に対空技としても優秀。
『タツカプ』『ストⅤ』では前進しないで腕を振り上げている。

  • フライングクロスチョップ
空中技。ジャンプ中に下入れ強パンチ。
両手をクロスさせ、地上に突進する。
着地時のスキが非常に大きいため地上の相手には撃ちにくい上に当てても隙が出るレベルだが、空中でヒットさせると相手が大きく吹き飛ぶ。
画面端ではFCC空中ヒットから立ち中P>EXエアニースマッシュで追撃するまでがワンセットで、アレク使いには必須のコンボとなる。

『CFJ』では地上・空中問わずヒット時に叩きつけダウン効果が発生するものとなった。
地上ヒットで反撃されなくなったことは嬉しい反面、空中ヒット時の吹き飛びが無くなったことで画面端での高火力コンボの機会が奪われたのが非常に痛い。

  • パーソナルアクション/Vスキル1
腕を回して次の攻撃の威力を上げる。「ほぐれてきたぜ」
特に『ストV』では次の攻撃がカウンターヒット扱いの(ダメージ補正はかからない)「ハードヒット」効果になり、コンボ始動技が増える。
遠距離でダウンを取れたらブンブン回しておきたい。

  • パームストライク
『6』で会得した、中P>強Pのルートで繰り出すターゲットコンボ。
奥腕でのボディブローから、Ⅲシリーズの立ち強Pのハンマーパンチの動作で掌底を振り下ろして強制ダウンさせる。
6では多くのキャラにこうしたダウンを奪えるターゲットコンボが追加されており、アレクも最低限その恩恵には授かれている。
本作でキャンセルに対応したしゃがみ中Pが相変わらず強いが、こちらもヒットさせればブレイカースタンスに派生できる&その後の重ねも簡単である上、
入れ込んでガードされても絶対反撃確定にならないため、初心者が安全に構え起き攻めに行く手段としては優秀。

  • ブレイカー・スタンス
『6』で追加された技。姿勢を低くする特殊な構えを取る。通称はそのまんま「構え」。
ガードは出来なくなるがここから11種もの派生技を出すことが可能。
一部の技はカウンターヒットすると特殊な派生になるため技の総数は非常に多い。
ちなみに6で追加された簡易操作のモダン操作でも全派生が出せる。
ここからやれることが多いため、6アレックスは隙を見ては構えて様々な揺さぶりをかけるという戦術を手に入れることになった。
↓は構えからの派生技。

  • パームコンタクト
弱P派生。ただの構え版小パン可と思いきや、同じ技や必殺技だけでなく他のスタンス派生技にもキャンセルできるようになっている。
ちなみにキャンセルしなくてもスタンスを解かない。ブレイカースタンスによる起き攻めにおいて、打撃択の軸となる。
構え弱P>構え強Pのルートはコンボルート兼暴れ潰しとなる6アレクの主力の一つ。


  • ショルダーランチャー
中P派生。跳躍して肩で体当たりを仕掛ける2段攻撃で、Ⅲシリーズでのしゃがみ強Pに相当する。
ヒット時は相手を浮かせて必殺技orSAで追撃が可能。
カウンターヒット時は相手の腕を極めたままうつ伏せで地面へと叩き付け、更に極めた腕を軸にして立て続けに逆一本背負い投げまで決めるホールド技「ムーンフォール」へと自動的に派生する。

源流のⅢシリーズでのしゃがみ強Pは、よく見ると頭上への鉄槌打ち~肩での体当たりという構成になっており、2段の内のどちらか1ヒットした場合のみ追撃が可能になるという性質。
故に純粋な浮かせ技としては使えず、相打ち上等の早出し対空で1ヒットになればラッキーといった性能だった。

  • ヘビーラリアット
強P派生。3rdでの特殊技のラリアットに「見た目は」相当する。
6ではしゃがみ強Pなどが変更され通常技対空が難しくなったアレクだが、この技も上方向への判定はイマイチで対空には全く使えなくなっている*4
今回の本領はセットプレイとコンボパーツ。ガードされて有利かつ、ボタンホールドで発生にディレイが掛かり、アーマー効果を得られる。
カウンターヒット時はフラッシュチョップ同様に背面やられを誘発して地上追撃が可能になる。溜め版でアーマーを使ったクロスカウンターが狙い所。
通常ヒットでも立ち弱K+強またはODエアニースマッシュがつながる。
対空は素直にエアニーかショルダーランチャー、もしくは空対空のJ中K辺りに譲ろう。

  • タクティカルリープ
弱K派生。通常より少し低く、わずかに前に出るジャンプ。
Ⅲシリーズでのリープアタックをバリエーションを増やした特別仕様で取り入れたといった感じで、動作後は空中攻撃を繰り出せるので中~近距離の攻めの一環として織り交ぜていける。
相手の起き上がりに徐に仕込んで、何も出さずに着地しての様子見や弱Kでのめくり、出始めの動作がオーバーな割に攻撃判定の発生が遅い中Kを空振りしてガードした相手に対して着地にパワーボムを仕掛けたりといった択一攻めが可能な他、殆ど意味はないが特殊技のフライングクロスチョップも出せたり。

  • スイープコンビネーション
強K派生×2。屈んだ状態で相手の足元に差し込む蹴りを交互に放ちダウンさせるターゲットコンボ。
リーチのある下段性能という以外では単体ではそこまでリターンを見込めないが、スタンスを解かないため当てた場合は前ステップインからまた起き攻め可能。
カウンターヒット時は体勢を崩した相手を背後から抱え落として地面に叩き付ける「フライングスープレックス」に派生してダメージが増加する。
タクティカルリープを踏まえれば中下段揺さぶりを掛けられるのでは?と思えるかもしれないが、リープはあくまで移動技でさらに空中攻撃の派生を挟むため、起き攻め以外では確認猶予があり過ぎて画面端でもなければ有効打にはならない。
なお、これに限らず6アレクのタゲコンはどれも連続ガードではない(相手バーンアウト時を除く)。このタゲコンは派生しなくても確定反撃だが、暴れようとした場合結構痛い派生が出るため、初見殺しネタにはなるかも。

  • ハイパーリフト
投げコマンド派生。相手の正面から背中を抱える様に持ち上げて地面に叩きつける「ダブルレッグテイクダウン」。通常投げ枠なのか、相手が投げ抜けできる。
純粋な崩しとしてクセがなく使いやすい。技後の状況も通常投げより良い。スイープコンビネーションを何度か見せて下段を警戒した相手に徐に仕掛けるのが有効。
パニッシュカウンター時は、SNKのKOFシリーズでクラークが使うことでも有名な「デスバレーボム」に派生する。

  • デンジャラスアプローチ
下入力維持での投げコマンド派生。立ち状態の相手限定で成立する移動投げで、相手の腕を取って空中で旋回~相手を仰向けに床にダウンさせた体勢から、関節技としてはナイスバディな女性キャラから仕掛けられることが多いために幸せ投げとしてお馴染みの腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)を仕掛けて顔面を蹴り捨てる。
タクティカルリープ派生の中段攻撃を警戒してパリィで対処しようとする相手への対の選択肢として。

○必殺技

  • フラッシュチョップ
閃光の軌跡を残して繰り出す強烈な逆水平チョップ。アレックスの要。
体を捻らせるため一瞬ながらも攻撃を回避する事が可能だったり、多段ヒットしない飛び道具を相殺できるなど妙な特性も有している。(多段ヒットする飛び道具は1ヒット分減る。)
相手に当てると一瞬だが後ろを向かせることが可能で、この間にパワーボムを決めるとバックドロップ、ヘッドバットを決めるとチョークスリーパーになって威力がアップする。
弱版は追撃できないが連続技に組み込みやすく、中版や強版なら追撃を狙える。やっぱりバックドロップかスリーパーを狙いたい。
EXは優秀な地上技で発生と威力、効果範囲が強化されるが一発で吹き飛ぶので追撃は不可能になる。

『タツカプ』では強版のみボタンホールドで発生にディレイを掛けられ、最大ホールドで繰り出すとガード不能のマシンガンチョップに変化する。EDでは砲弾も真っ二つに!

『6』では弱中が新技のフラッシュアックスになり、強とODのみこのフラチョが継続。当てると背面を向かせて固有の追撃を叩き込めるのは同様。タメ立ち強Pから入れ込むとガードされても割り込まれずにドライブゲージを計1.5マス吹っ飛ばす。

  • パワーボム/パワードロップ(バックドロップ)
相手をがぶりの体勢から掴み上げ、大きくジャンプしてから背中から叩きつける投げ技。弱〜強でジャンプの高さが変わり、威力がちょっとずつ変化する。
背中を向けた相手にはバックドロップとなり、威力アップ。
タツカプでは巨大キャラ相手だと、足を掴んで決める。

コマンド投げなのだが掴むまでが微妙に遅く、飛ばれるなどスカされてしまった場合にはアレクが隙だらけになる。
プロレスキャラなので、先輩のザンギエフで言えば“スクリューパイルドライバー”ポジなのかと思えばそうでもなく威力や状況が少し物足りない。
3rdアレックスは発生の早い通常投げ(ボディスラム)が結構強いこともあって、実はなかなか使いにくい技だったりする。
因みにというか、背後から投げるバックドロップの方は本人も認める得意技なので、全く報われていないカテゴリーの技という訳ではない。
バックドロップの方は条件付きなだけに安定して威力も高い。相手が自分を飛び越した瞬間などに偶然にもコマンドが成立してて発動してしまうことも。

『V』で追加されたEX版は宙返りパワーボムまたは2連バックドロップに。ハイパーボムの原型とされている。

『6』のOD版は表投げがパワーボムからのエアスタンピートに。OD裏投げの場合は前入力でハイパーボム(バックドロップ→パワーボム)に派生可能となった。

  • エアニースマッシュ
飛び上がり、空中にいる相手を膝で抑え込みながら地面に叩きつける。
一応は昇竜拳コマンドなのだが、下記の通りでEXでも無ければ安定して対空技としては使えない。(とはいえ、強の軌道なので当たらなければ隙だらけ。)
空中の相手をキャッチする技の為に一見すると投げ技なの思いきや、3rdでは打撃判定で空中ブロッキングで防がれてしまうため、しゃがみ強P1ヒット時の追撃として用いられる程度。
EXで出すと地上の相手にも当たるようになり、また地上・空中を問わず連続技としてヒットするようになる。
なお、3rdではギル様のムーンサルトニードロップを食らってもエアニーでの反撃が確定する。
ブロッキングに失敗しても望みは残されてるぞ!

『CFJ』ではEX版が地上で密着状態の相手にヒットしない。
前述の通り、CFJでのフライングクロスチョップの性能がアレなので、だったらこの仕様もいらないと判断されたのだろうか?
ⅢシリーズでのEX版の利点を無くしてまで対空技に特化させたかったのか…
タツカプでは空中でも使用可能。

『6』ではブロッキングが無いので普通に対空技として使える上に対空無敵付きで、強版は発生が遅い代わりに地上でも当たる様になった。
OD版はこれまでのシリーズ同様に地上の相手にもヒットする他、相手の背後から両腕を極めた状態で、背後に乗った体勢で相手を正面から地面に叩きつける動作となる。
「Catch! Enjoy Air Flight!!」

OD版はどんな状況でも起き攻めが可能だが、地上無敵はつかないので切り返しには全く使えないのが難点。


  • エアスタンピート
縦タメ技。ジャンプして両足で踏みつける。
中段攻撃としてしゃがみガードへの奇襲やめくりを狙える。
EX版だと相手のところまでホーミングするため、飛び道具相手には非常に有効。
強すぎた為か『ストⅤ』ではホーミング機能は削除された。

『CFJ』ではⅢシリーズと異なりレバー入力維持状態でもリープアタックが発動可能なので、リープで接近しながらスタンピートのタメを維持できる利点がある。
…が、肝心のスタンピートの移動速度そのものが非常に遅くなったため、見てから割と簡単に対処される様になってしまったのが泣き所。

『6』では特殊技のブレイカー・スタンス持続中に中Kで派生する「構えからの専用技」として実装され、両足でなく片足で踏みつける動作へと変更されている。
さらにガードされてもフレーム有利なうえに、何故か地上攻撃扱いのため対空無敵技に落とされにくい。
発生後の上昇軌道段階で前後の入力を仕込んでおくことで下降軌道の飛距離調整が可能だが、「V」同様にホーミング性能が付与されるといった仕様が無いために狙いは定めにくい。

  • スラッシュエルボー
『2nd』で追加された横タメ技。突進してエルボーを決める。アレックスの要その2。
通常版は中距離から跳び防止を兼ねた接近などに使えるが、空振りした時の隙が大きく、発生時の身を屈める動作で前兆が分かりやすいために相手からするとブロッキングも余裕で、使いどころが難しい。
特にガードされた場合は先端を当てずにめり込んでしまえばSAが確定する状況も生まれてしまう。
EX版は発生時の身を屈める動作に攻撃判定が付与され、頭突き>エルボーで構成された2ヒット技となり、エルボーにダウン効果が付与される。

『Ⅲ2nd』ではEX版のエルボー部分が地上のけ反り効果で、ここからブーメランレイドまで余裕を持って繋げることができた。

『6』では特殊技のブレイカー・スタンス持続中に6Pで派生する「構えからの専用技」として実装。
タメいらずでガードさせて確定反撃なしといった良質な性能を誇り、接触させた相手が暴れなければ投げかエアニーの二択を迫れる。
さらに空中ヒット&カウンターヒット時はショルダーランチャー同様に相手を浮かせてラッシュ弱Pや必殺技・SAで追撃できる性質を持つ。

  • スパイラルD.D.T
『3rd』で追加されたコマ投げ。前方に飛び込み、立っている相手をスイング式D.D.Tで投げ落とす。
しゃがまれたりすると当たらず、場合によっては相手の方が素早く動ける。使えない訳ではないが死に技。

対アレク戦で慣れない内は、ふいに出されたD.D.Tに対してリープアタックなど中段技を防御する感覚で立ちガードをしようとする→移動投げなので食らってしまうというパターンに陥りがち。
と言うか中級者以上の対戦シーンでも、連携は知っていても飛んだアレックスを見て反射的に立ちガードに変えてしまうという現象が結構な割合で見受けられる。
DDT見てから立ちガード余裕でした

『6』では特殊技のブレイカー・スタンス持続中の派生技「デンジャラスアプローチ」をパニッシュカウンターで成立させるとこちらの演出に移行。

  • ヘッドクラッシュ
『ストV』で追加された技。低くジャンプして着地と同時に相手を掴み、強力な頭突きを繰り出す。
SAのスタンガンヘッドバットの簡易版に近い。

  • スレッジハンマー
『ストV』で追加されたVトリガー1専用技。振りかぶってから大きく踏み込みラリアットを繰り出す。
発動中はアーマー属性が付き、ヒット後は各種必殺技でキャンセルできる。
更に技の出初めに相手の攻撃を無効化するアーマー効果まである。
相手の攻撃を受け止めた場合は一時ダメージとなる分、Vゲージも回復できる。


○スーパーアーツ・ドラマチックフィニッシュ

ハイパーボム


HYPER Bomb!(ハイパーボッ!)

『Ⅲ』のSA1。アレクを象徴する、2連続バックドロップとパワーボムのスーパーコンボ。
ゲージは長く、ストック数は1。
背後から掴めば五連バックドロップ(通称「裏ボム」)になり、更に威力がアップする。
ゲージを使う投げ技としては珍しく1回転コマンドで出せる。掴み範囲が広く、ダメージも大きいが、
しかしその代償として暗転を見てから飛べば回避できる程発生が遅い。技に割り込むとかの反撃に使うか、ピヨらせたあとでないと見てから回避余裕です。
その性能を皮肉られYou can escape!(逃げられるぜっ!)とよくディスられている。
(本当は項目冒頭の「You cannot escape!」)
タツカプUASでようやく暗転後回避不可能技になった。
『6』ではコマンド投げのODパワードロップからの派生技扱いに変更。派生技なのでジャンプ回避はそもそもできない。

ブーメランレイド

『Ⅲ』のSA2。ゲージは普通。ストックは2と多め。
ハンマーパンチ+逆水平チョップの2セットからバックドロップでシメる。
ヒット確認からの連続技や、無敵を活かしての反撃に使われる。
ただし最後のバックドロップの投げ間合いが意外に狭く、外した時の隙が大きいため確実にヒットさせることが求められる。
ゲージ総量が多いため、EX技を使いやすくするためだけに選ばれることも多いが、コンボなどに上手く活用できれば火力も上がる。
ちなみに最後がバックドロップなのはチョップ(中フラチョ扱い)のせいで背中を向ける→裏ボム判定なためであり、最初の4発をブロッキングして掴みだけ受けると普通のパワーボムで〆となる。

『2nd』では弱フラッシュチョップからノーキャンセルで繋がっていたため、コンボとしての実用性が高かった。

『CFJ』では打撃部分の前進距離が増加し、〆の投げが空振りする状況はほぼ無くなった。
本作で不条理なまでに様々な部分で弱体化が施されたアレクの数少ない強化要素である

・スタンガンヘッドバット

『Ⅲ』のSA3。ゲージは短いがストックが1しかない特殊SA枠。
軽くジャンプしてから飛びかかり、強引に掴んだ相手に連続ヘッドバットをかます。
威力はそこそこな上に、相手を確定スタン(スタン値は999)させてしまえる強烈な技。弱〜強で出がかりの移動距離が変化する。
一部空中の相手も掴めるが、大抵は暗転後の弱攻撃連打なんかで迎撃される。総じてロマン寄りの初見殺し技。
ただしスパキャンを利用しフラッシュチョップから繫げる事で回避を困難にさせられる。
また無敵判定が長く移動距離が大きいので、相手のコンボからの緊急脱出にも使える。
発生が遅いので単発で当てる事はまず難しいが、空中からの着地に合わせる猛者もいる。当てられるのならフラッシュチョップよりも安定した威力を稼げるのだろうが、相当に熟練していなければ無茶な芸当だろう。

・ヘビーハンマー

『V』におけるクリティカルアーツ。
初段のフラッシュチョップがヒットすると演出が入り、パワーボムを決めた後更に相手を掴んだまま前転、その勢いを利用して飛び上がり、さらに上空から相手を地面に叩きつける。
フィニッシュすると相手は足を延ばした状態で地面にめり込む。
某プロのお陰で「ディゲンヌ(発動時のThe Endの空耳ネタ)」とか言われている。

・レイジングスピアー

『6』のSA1。見た目通りのスピアタックル。
発生9fで1-8f無敵なので最低でも相打ちは取れるが、SA1の例に漏れず飛び道具への無敵はない。
相手が弾重ねをしてくるようだとゲージ2本は保持しておかねばならない。

・スレッジクロスハンマー

『6』のSA2。突進からの強烈なラリアット→宙に大きく吹き飛んだ相手をまたもSNKのKOFシリーズでのスーパーアルゼンチンバックブリーカーとほぼ同じ演出で背中でキャッチしてヘビーハンマーの2段目を決める。
突進ラリアットはリーチが長めで、発生前の完全無敵と相まって弾抜けにも有用。

空中ヒットの場合は相手を画面端に飛ばして終わり。画面端に追い込んでいる場合では必殺技で追撃できる。追い込まれている時に空中ヒットさせた場合でもラインを大きく押し返せる。
ODフラッシュチョップからのこれは本作アレクにおける唯一のOD必殺技+SA2キャンセルルートだが、しっかり捉えるには1ヒット目で素早くキャンセルさせる必要がある(これはコンボトライアルにも出る)。
といっても、2ヒット目キャンセルからの壁コンボもSAゲージを回収できる点でリターンは高く、出番はある。

アール氏を実況に設定している状態で特定の条件を満たすと「ディゲンヌ!*5」と喋ってくれる。ついに公式化…。なおアール氏曰く「匂わせ」「ジエンドとディゲンヌの中間」とのこと。つまり所謂ファジーである

・オメガウィングバスター

『6』の二つ目のSA2。本作の裏ボムである「パワードロップ」から追加入力で発動する。
膝蹴りから変形のみちのくドライバーIIを決める。
『6』アレックスのモーションキャプチャーを担当したプロレスラー、ケニー・オメガ選手のフェイバリットホールドで、膝蹴り部分は「Vトリガー」、投げの部分は「片翼の天使」が正式名称。
技名から分かるように氏は滅茶苦茶なゲームファンである。ちなみにスト5もプレイしていて、その時もアレックスを持ちキャラとしていたとか。

・ファイナルキャプチュード

『6』のSA3及びCA。フラチョから締め付けてフィニッシュ。非KO時はアキレス腱固め→パワースラムの流れだが、KO時には演出が変わり、そのまま絞め切る。
体力が減った時のCA版はアキレス腱固めがスリーパーに変わり、KO時は絞め落とす。
KOした場合にはゴングが鳴るなど、特殊KO画面となる優遇キャラ。
演出以外は一見地味な技だが「確実に勝ちたいなら絞め技で相手を落とせばいい」と言わんばかりのプロレスのショーマンシップに背を向ける塩試合製造機アレックスの割り切った思想が垣間見えるSA3である。
ちなみに食らってる相手が手を伸ばしているのはプロレスのロープブレイク(相手がロープに触れたら絞め技・関節技を解除しなければならない)というルールを演出に取り入れたもの。

・フェイタル・エアー・スラッシャー

「CAPCOM FIGHTING ALL STARS」に存在したドラマチックフィニッシュ技。
特殊演出の技のためか、非常に難しい三回転コマンドであり、他の格ゲーでも中々見られない。
本作がお蔵入りとなってしまったため、どういう技かは不明。
投げ技ではなく、打撃技と言う事は名前からしてうかがえるが……?

◆性能

見た目や性格から癖の強そうな印象を受けるが、一通りの技は揃っており「ストⅢの教科書」とも呼ばれる程にスタンダードな使い勝手をしている。
飛び道具を持たない為リーチにはやや難はあるが、近距離ではEX必殺を絡めた威力の高いコンボが出せる。
リュウより多くの必殺技を持っているがその分死に技も結構ある。

堅実な読み合いを展開しつついかにして相手を自分の間合いに入れるかが課題で、そこからコンボやコマ投げを決めるといった使い方が分かると楽しいキャラクター。
ジャンプの飛び込み性能が高いため、そこからの連携や、飛ぶと見せかけてダッシュや突進技などで接近する戦術も有効。
投げ技には掴んだ時の相手の向きによって性能が変わるという特性がある。

特に起き攻めのバリエーションが豊富で、そのバリエーションは

  • 中段技の強P
  • ブロッキング不可の打撃掴み技のヘッドバット
  • 跳び逃げを見越した立ち中P(EXエアニー仕込み)
  • SAキャンセルの猶予が非常に長い近中Kで余裕を持ったヒット確認
  • ガードを固める相手には弱パワーボム
  • 露骨に強フラッシュチョップ~ブロッキングした相手にスパキャンでハイパーボム
  • ジャンプ逃げさせないスタンガンヘッドバット/
  • 下段のK~相手が立つと確信してスパイラルD.D.T

と多岐にわたる。

SAはブーメランレイドを選び、EXフラッシュチョップとEXスラッシュエルボーでゲージを回し、積極的にSAを交えてのコンボも狙いたいが、
大技のハイパーボムやスタンガンヘッドバットに賭けるのも悪くないだろう。
弱点としては大柄で当たり判定が大きく、大振りな技が多い、ゲージが無いと攻めきれない点などが挙げられる。

CFJでは3rdベースではあるが、スパイラルD.D.T.の削除*6、パワーボムの出がかりの動作が削除されて掴みモーションがいきなり出る、エアスタンピートの移動速度の低下、SA全種解禁、屈み状態持続中にリープアタックが可能…といった細かい部分での仕様変更が多く、使い心地は大分異なる。
ミッドナイトブリスでは普通に女体化する。上半身はTシャツで、狙ったフェティシズムの無いスタンダードなスタイルで安心。
シークレットは後述のパトリシアに。

タツカプではハイパーボムがLV3HCとなった重量級キャラ。
2段ジャンプを持たないのが厳しく、立ち回りが強いキャラ相手も辛いが、接近戦では無類の強さを誇る。
ゴールドライタンのような2枠占有巨大キャラが共通で持つスナップバック(強制交代技)を使用できる数少ない通常キャラでもある。
ちなみにロケテではお手軽に10割ループを出せたため、「ロケテ強キャラは弱キャラ化」のジンクスに巻き込まれたとか巻き込まれてないとか……
(ストⅣのバルログもこのジンクスの被害者である。)

スト6だと構えとなる「ブレイカースタンス」からの派生技が多い代わりに通常必殺技が3個しかないという極端なキャラに。
おかげで必殺技のコマンド被りに煩わされないモダンタイプがアツい部類のキャラ。
ただ構え技型であり、その派生の展開の速さもあってか、公式による操作難易度は「ハード」認定。


◆人間関係

  • トム
没個性な名前だが、父の親友でそのトレーナー。見た目はまんまジャン・レノ。退役軍人で現在は格闘技ジムを経営している。
現在でも米軍屈指の格闘戦のインストラクターとして、各地の基地を回っていることが多い。
格闘家としてもかなりの腕前だったようで、アレックスは彼に一度も勝てなかった。
何度スパーリングしてもダウンさせたことはおろか、タップすら奪えなかったそうな。
そんな彼の負傷がきっかけで、アレックスは世界で戦う男となった。
3rdのEDではキャンプに行こうとしているのに何故かトレンチコートを着ている(画面奥のパトリシアは薄着)
この事から『トム=Q説』というバレバレなガセネタが流布している。Qは遠隔操作されてるロボットなど人外の可能性が高いので違うはず…。

  • パトリシア
トムの娘で14歳。アレックスを「アレク」と呼んで懐いており、兄妹同然の付き合い。前述の愛称はここから来ている。
無愛想に見えるアレックスだが、決してそれだけの男ではないことがパトリシアの態度からもうかがえる。
アレックスは旅をしている時以外はこの二人と一緒に住んでおり、彼女のことは「パット」と呼んでいる。
CFJではミッドナイトブリスのシークレットとして登場。

『6』にてアレックスと結婚しており、子供が生まれることが明かされた。
こいつらハイパーボッ!したんだ!! ……まさか「GO!ALEX!~希望誕生~」って、そういう…!?



「どうした! それで終わりか!」
元主人公だが、あまりの人気でアレクを食い気味。
3rdのEDに登場し……

『6』では「自分とは違う生き方だけど、いい顔をしている」
「お前にも、お前自身の問いが見えてきたのかもしれんな」
とアレックスのことを認めてくれている。

トムを襲撃し重傷を負わせた金髪の男。金髪以外に山ほど特徴あるだろとはよく言われるところ。
『3rd』ではギルとの対戦後のストーリーになる。

家庭用3rdでギルを使用した際のラスボスもアレクが担当。
赤と青のセンスのないカラーエディットをした様なツートンカラーにされたアレクだが、天帝ギルが現人神たる力を振るうのを最も近くで目の当たりにすることに。

  • ユリアン
2ndにて、条件を満たすとトムの仇としてプレイヤー側のユリアンに乱入していく形となる。
身に覚えのない一方的な発言に対し、閣下はもちろんご立腹。
アレクが追う男が「金髪」という設定を知っていればユリアンは銀髪だろと突っ込みたくなる所だが、ユリアンは戦闘前の背広姿では普通に金髪であり戦闘時に体質を変える能力を持つので、どこぞのおしゃべりな勘違い空手を使う肥満体系の格闘家が対戦相手全員をケンの変装と決めつけるのと違ってアレクの行動は別段おかしくはない。
まぁユリアンのVS画面でのポートレート画像は戦闘時の銀髪なのでプレイヤー側から勘違いされるのも止む無しではあるが*7

  • ヒューゴー
いつもベビーフェイスが勝つわけじゃないんだぁッ!
『2nd』のオープニングデモではヒューゴーとライバルキャラクターのように描かれている。
レスラー同士からか専用イントロがあり、対戦前に身体が密着するほど近付いてにらみ合う。(ハルク・ホーガンVSアンドレ・ザ・ジャイアントのパロディ)
ヒューゴー自体まんまアンドレだから間違いない。

当人のEDでのアレクはH.W.Aの軍門に下って(無理矢理入らされた割には)ノリノリでパフォーマンスしていた。
ヒールじゃないとはいえ6のアンドレと対応全然違くない?

  • アンドレ
『6』ワールドツアーモードでプロレスの興行時にアレックスと対峙。
該当のアンドレはアンドレ.B(ベイビー)。デビュー以来、4戦4勝の新星レスラー。メトロシティが地元なので、ドイツ出身のヒューゴーとは別人らしい。
ゴングは鳴ったけど演出として握手を求める→いきなり顔面を蹴り飛ばされる→背後から逆襲しようとするもエアスタンピートなどでボコボコにされた挙句に絞め落とされてKOと散々な目に遭っているが、プロレスという興行から見ればこれはアレックスが悪い。(詳しくは余談の「ヒールレスラーについて」を参照)

俺は許せない! すべての「格闘家」たち……家族を捨て、信じる心をなじった。俺の父親と同じ人種を!
レミーのライバル扱い。
「戦いの無意味さ」を戦いで格闘家に思い知らせようとしていたのだろうが、アレクは「人生相談なら他所で受けろ!」とにべもなし。
つくづく戦いには真面目な男である。
偶然かもしれないが、アレックスと対比すると格闘家の父を持つという共通点以外は大半が正反対な境遇*8である。

CFJのEDでプロレスの試合をしていた。
両者満身創痍の中、最終ラウンドのコングが鳴り二人は組み合う…というところで物語は幕を下ろす。

  • アレクセイ・ザラゾフ
ハガーも登場する『マッスルボマー』シリーズの主人公。
アレックスが似ていると言われていたキャラであり、一時期は同一人物疑惑までかけられていたが、ザラゾフ本人は2ndのヒューゴーのEDで名が出ている
『6』でアレックスの生い立ちが掘り下げられたが、ザラゾフの「ロシアの裕福な家庭に生まれて、レスリングの英才教育を受けていた」「若くしてCWAのエースに登り詰めた」という経歴と矛盾するため、やはり別人だったようだ。
『6』アレックスの新技「ムーンフォール」(構え中に中Pのショルダーランチャーがカウンター時に変化)はザラゾフの必殺投げ「サンセットスプラッシュ」そっくりなんだけども。
『5』のララも「サンセットホイール」としてアレンジ技を使っていたのでカプコンにザラゾフファンが居るのは確かなようだが、別人と確定したのに寧ろ寄せてくるとはいったい…!?

ストⅢ無印のシークレットファイルの表紙で新聞記事形式で書かれた背景ストーリーで登場。
バーリ・トゥードの大会で『マッスルボマー』の「キマラ・ザ・バウンサー」を倒し、元シャドルー四天王の貫録?を見せる。
しかし、アレックスとの対戦では第1ラウンドで連続パンチを決めるが、第2ラウンドでロングフックを貰い一撃KO。要はかませである。

アレックス「何発食らったかって?えっ23発!凄いラッシュだな…」
ケン「バイソン?ヤツはただの馬鹿だよ、馬鹿」


『V』のゼネラルストーリーで強豪描写されたり、エドの兄貴分としての描写がされる以前のバイソンの扱いの悪さを象徴する話である。一切フォローされてないキマラ・ザ・バウンサーよりバイソンのほうがマシだが。

『6』ではこの設定については思いっ切りボカされた。エドも特に言及しない。
公式のパンフレット由来だから今更「実は間違いでした!」とは言えないし、かといって『V』の描写を踏まえるとバイソンがそんなに弱いのおかしいし…。

  • 弟子
『6』のワールドツアーモードにおけるプレイヤーキャラクター。(いわゆる自分の分身となるキャラクター)
紆余曲折あって見に行ったメトロシティのプロレスの興行(余談のところでボロクソに言われてるやつ)の後でトムの依頼でアレックスを探しに行った時に出会う。
師匠という柄ではないらしいが、トレーニング仲間およびアレックスができる範囲で闘い方を見てやるという形で弟子入り。
車の高級オイルを何度も贈り続けるなど奇行を取る場合もあるが、ヘビー級とのスパーリングのために世界各地に一緒に出かけたり、アレックスの代理としてベビー用のヘアバンドを買いに出たりと何だかんだで仲が良い。
因みに一番絆が上がるプレゼントはバーベル型のガラガラである。すっかり子煩悩。

ただ、絆を深めると「いつかオレは、オレだけの強さなんてものを探して……ひとり、どっかに行っちまうことになったりするかもしれない」という意外な発言も聞くことが出来る。
直後に「先のことはわからん 誰にも」「だからオレは……今、オレがオレである事にベストを尽くす」とも言っているが、今は家族のために戦っているアレックスも強さのためにまた旅立つ可能性も示唆している。そこは変わらないらしい。
これについてはパトリシアにも言っていないようなので、弟子の立場だからこそ聞ける言葉だと言えるだろう。
なお弟子との会話ではアビゲイルと車好き同士仲良くなったことも判明する。まさか、スト5で絡みがあったのはこの伏線だったのだろうか…

◆アレックスは何故不遇と言われるのか?

  • キャラクター性・外見・特徴などが周りのキャラクターと比べて弱く、リュウの後釜となれる程ではない。(物語を描ける漫画とかならともかくゲームはイメージが先行する。)
  • 常に対戦相手への敬意を忘れないリュウとは対照的に新参者ながら不遜な物言いが目立つので相対的に印象が悪くなりがち。
  • リュウに対するケンといった、競い合うライバルと明言出来るキャラクターがおらず、ユンとヤンの方が適している。(一応は、そのリュウを追うのが目的なのだが前述の通りで同門の後輩とかでもないので納得し辛い。)
  • 代名詞と言える技が無く、ハイパーボムもヒューゴーのギガスブリーカーに比べると地味。(設定的にはバックドロップなのだが、出せる場面が限定的。)
  • 3rdでようやく、カーソルの初期位置をゲット。因みに2Pがリュウでライバルというか並び立つキャラと分かる。2ndまでは『ストII』同様に1Pがリュウ。2Pにはケンだったので余計に「誰やねん」感が強かった。
  • Ⅲ出身のキャラクターが多数参戦したストリートファイターⅣには、「出してほしいと言う声が無いから出さない。タツカプで頑張ってくれ(意訳)」と公式で言われてしまった。(いや、出してよ。)
  • クロスオーバー作品にも呼ばれることが少ない。カプエス2ではⅢ代表をユンに取られる始末。3作の内1つは作品全体でコピペが著しい上に上述の通りで弱体化が著しく、もう1つは開発中止ととにかく恵まれない。スマブラSPのスピリッツでもⅢからはユン&ヤンといぶきが出ている。
  • ネオジオカラーポケット用ソフト「頂上決戦最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM」にいたっては新シリーズ主人公のK'ともどもモノクロ警告画面でのみ出演。K'に次回作に期待しろと促されながらも
    K’「…オレたちだって…………主人公なんだ……」
    アレックス「……………そうだな……」
    と互いに不遇な境遇に落胆する。なお「頂上決戦最強ファイターズ」の次回作はなかった……お前らは今、泣いていい*9。まぁ、K’はK’で本人が「嫌い」と公言しているKOFに時に強引に出場させられ続けてたんだけども…。
と言う、とても微妙なポジションに立っているのが原因ではないかと言われている。

3rdでのエンディングも、「リュウに一撃も入れられずに膝を着くも、これから逆転する……!」の後がプレイヤーの想像に委ねられており、
明確に描かれている、「エンディングでリュウに1ラウンド分パーフェクト負けする」と言うイメージが強くなってしまったものだろう。
漫画版でも「確かみてみろ!」の誤植のインパクトが痛かった。
そして上記の評判などの結果、主人公(笑)と言う大変不名誉なあだ名をもらってしまった。

しかし、3rdのエンディングや漫画版のラストは「旧世代(リュウ)から新世代(アレックス)へのバトン」と言う意味合いが込められているとも考えられるだろう。
「リュウを中心とするストリートファイターシリーズ」における大きな区切りとしても解釈が可能である。
現に漫画版も連載終了し、ゲームでのEDも、相変わらず求道家である事を描きながらどこか寂しげなものとなっている。
更に3rd発売頃はゲーメスト廃刊など格ゲーブームの勢いはなくなり、以後9年はシリーズに動きが無かったため、当時は本気でシリーズを終わらせるつもりだったのがうかがえる。
そしてアレックスは、バトンと区切りと言う二つの大役を成し遂げたと言っても過言ではない。

……もっとも、主人公と明言されてるのに周りに比べても一際弱いキャラクター付けや、3rdでようやく変わった初期カーソルの位置など、カプコン側の問題も見られるのだが。

当然ながら、アレクに限らず主人公(笑)ネタは好ましく思わない人が多いため、使う場はわきまえよう。

この反省を生かしてか、ストリートファイターⅣの主人公は名実ともにリュウのままであり、初期カーソル位置が1Pであるアベルは重要キャラクターの一人という意味合いでの主役という塩梅となった。
その後のVでは初期カーソルはリュウ・ストーリー的なメインキャラクターはラシード他の複数人、
6では初期カーソルはルークだが公式で「全員主人公」扱い・ワールドツアーモードではプレイヤーの分身キャラがメインという形になっている。

『6』では先述のリア充設定が明かされた他、
  • 「コイツ、えらく不遜な物言いが多くない?何様?」→だから悪役プロレスラーやってます
  • 「ライバルも居ないし、何のために戦ってるのかよく分からない」→家族と生まれてくる子供のためにプロレスラーとして戦ってるエラい奴です
  • 「こんなムキムキで厳つい奴は主人公に見えない」→ムキムキマッチョなのはレスラーだから寧ろ当然。というか今回はあなた自身(WTでのアバター)が主人公なので
と追加設定によって不遇ポイントが一気に解消される形になった。
これらの設定は自分の物語・人生を主として進める者という主人公(プロタゴニスト)を降りた「元主人公」という新たな形のヒーローとしてのスト6アレックスならではの個性を強調するものであり、デフォルトの黒カラーもヒールレスラーであるのと同時にガンダムMk-Ⅱブラックゲッターのようないかにも元主人公っぽいカラーリングとしてこの方向性に合致していると言える。
あと、後述の通りショーマンシップがまだまだ未熟だったり、嫁からはブロッコリーも食べろと言われているが「ブロッコリーだけはだめだな あれは食い物っていうより、木だろ」と思っている*10など面白要素も追加された。

逆に言えば、これまでのアレックスはキャラ造形の面で超逆風の中で色々と言われていたということに…。

◆余談

  • アベルとの類似点
アベルは打撃+コマ投げと言うキャラクターコンセプトや、金髪、筋骨隆々などアレクに似た点が多い。
また、アレクもVにおいては長らく弱キャラに甘んじていたものの、何度か上方修正が行われ、最終的にはそこそこの強キャラに上り詰め、使用者もそれなりに増えた。

  • カプコン新主人公は不遇?
アレクを含めて、ドノヴァン・バイン(ヴァンパイアハンター)、王泥喜法介前田慶次(戦国BASARA)など、「カプコン作品の新主人公は扱いがよくない事が多い」と言う謎のジンクスが生じている。(後に待遇が改善されたキャラクターもいるが)

  • 名前について
『6』においてはワールドツアーで実況から「アレックス・ウィンガー」と呼ばれている。
パトリシアもこう呼んでいるシーンがあるが、実況の真似をしているシーンであるため、アレックスのフルネームなのかは不明。
新技のオメガウィングバスターの翼のイメージなどから取った「アレックス・ウィンガー」というリングネームの可能性も残る。

  • モデルについて 
『6』参戦が告知された際に安田朗(あきまん)が「西村キヌからの要望でクリストファー・ランバート*11風の顔にした」と自身のXにて明らかにした。
  • ヒールレスラーについて
『6』でヒールレスラーとして生計を立てているのは前述の通り。
既に有名な話であり、『6』劇中でも説明されているが、プロレスとは『鍛え上げたレスラーたちによる格闘ショー』であり、ヒールであるアレックスはただ暴れ回るだけではなく悪役としてショーを盛り上げながら演じ切らなくてはならない。
アレックスのように「やかましいぞ ゴングはとっくに鳴ってる」「簡単な話だ 弱い奴がくたばった それだけのことだろう」と宣いながら相手を瞬殺するようでは観客から「面白くねー」「一方的な試合すぎるよ」「ふざけるなー!」「舐めたこと言ってんじゃねぇぞー!」とガチトーンのブーイングを喰らって当たり前である。舞台はストリートファイトではなくプロレスなんだから。
アンドレ.B戦のアレックスを生意気なヒール役とした脚本としても、あのような速攻で終わる塩試合は流石に想定していないだろう。あるとすれば「弱い奴がくたばった それだけのことだろう」の後に地元のアンドレ.Bがベビーフェイスとして立ち上がって、アレックスを制裁して終わるのが本来の流れだろうし、いきなり絞め落としてKOしてしまっては興行として良くない。
実況では「誰の味方でもない男」と呼ばれているが、団体にとっても商業的に味方じゃないのは流石にダメWWEならビンスに制裁マッチを組まれると思う。
劇中ではエターニティだけは「今日の公演のヒールとっても盛り上げ上手だったわね 初めて見た私でも思わずアツくなっちゃった」となんか褒めてるけど、盛り上げ上手…?
アレックス本人は「正直、オレにはショーアップってのがいまいちピンと来ない」「不愛想な憎まれ役ってのも性に合ってる」「家族を養うために稼ぐってのも一つの闘いだと理解できた」と言ってるが、マジで全然できてねぇぞお前。嫁と子供とトムのために稼ごうとしてるのに何やってんだ。
ベビーフェイス(善玉役)をやっていた時も「強いだけで試合が面白くない」と言われていた設定と合わせて、「アレックスは興行プロレスラーとしてはまだまだ未熟」という事がよく分かる。
『3rd』のヒューゴーEDでH.W.Aに所属していた時や『タツカプ』でリュウ達と一緒にヤッターマンをやっていた時はどうだったんだろうか。


…項目の中に唯ひとつ残されたもの、あんたも持っているのか?

コメントに出来ない何か…

追記・修正でしか交わすことの出来ない何か…あんたも持っているのか?



「確かめてみろ!」



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最終更新:2026年07月10日 01:38

*1 Ⅱの時点ではリュウも大したバックボーンは無かったが、いかにも格闘ゲームの主人公といったステレオタイプのデザインに加え、「東洋の神秘」的な設定の波動拳が本場USAでウケがいいことや、ZEROシリーズで殺意の波動の設定が登場したことで主人公としての深みを持たせる要素が増えた。

*2 実は『新作の主人公なのに初期カーソルが旧作の主人公』というのはSNKの「サムライスピリッツ天草降臨」の風間兄弟で既に前例があったりする。

*3 大本の原画自体はⅢ無印の頃には存在し、Ⅲ無印のオールアバウトムックによると「起き上がり攻撃」として実装予定であったが最終的に没になったらしい。

*4 直接斜め上を攻撃する3rd版と違い6では足元から振り上げる動作で、後半動作は攻撃時の残像だけが残っている状態なので攻撃判定がまだ残っている様な錯覚を受ける。

*5 字幕ではちゃんとジ・エンド!

*6 新規ドットとして各キャラに対応する専用の食らいモーションを作る余裕が無かったと思われる。

*7 こうした勘違いはしばしば開発側でも起きており、SNKのKOFシリーズにおいてはクーラ・ダイアモンドやK9999(クローネン)の髪の色は平時と戦闘時で異なるという設定が反映されていない作品もあり、当のユリアンもストVでは非戦闘時でも常時銀髪となっている

*8 レミーは「格闘家の父を恨んでいる・姉がいたが亡くしている」、アレックスは「育ての親のトムは格闘家で良好な関係・妹のようなパトリシアが健在」。

*9 SNK側はKOF99からの新主人公であるK´をアレックスと対の関係で描写しているが、対比するとなるとリアルバウト餓狼伝説2のリックの方がキャラ造形(マイペース)やデザイン(上半身裸、長髪を後頭部で結ぶ髪型、指抜きグローブ)は元より、新主人公でありながら初期カーソルが別キャラという嬉しくない共通点まであって、より自然に見えたり。まぁキャラクターとしての造形が被り過ぎているのも差別化の面でどうかという話ではあるが。

*10 実際のところブロッコリーはビタミンB、I3Cなどにより健康だけでなくボディビルディングにも有効な食材だが、アメリカでは野菜の象徴として良くも悪くも知られている。スト5および6ディレクターの中山貴之氏の2016年9月10日のツイート曰く「食べれないわけではない。強いて言えばあまり好きじゃないレベル。無意識に最後まで残してしまい、パトリシアに注意され食べる。」とアレク自身も生来から苦手のようである。

*11 『グレイストーク』や『ハイランダー ー悪魔の戦士』等で主役を演じた俳優。印象に残る目力の強い顔付きが特徴的で『北斗の拳』のアミバや『ゼルダの伝説』シリーズのガノンドロフといった有名なキャラクターのモデルにもなっている