登録日:2010/06/11(金) 22:30:57
更新日:2025/04/18 Fri 19:07:52
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目次
○概要
そしてそれから11年の時を得て、2024年中に発売が予定されている「MARVEL VS. CAPCOM Fighting Collection Arcade Classic」に収録される事が発表された。
6ボタン式だが、強と弱の
パンチと
キックで4ボタン(中は弱攻撃の派生技)、残りの2ボタンはアシストボタンとなる。
使用可能キャラクターは今までの作品から寄せ集め+新キャラで驚愕の
56人。
でも上級者同士の対戦で使われるのは7~9人ぐらい。
キャラクターの多さに対応するため、従来の2on2から3on3に変更されている。
○主な新システム
●ヴァリアブルアシスト
控えのキャラクターをアシストボタンで召喚し、サポート攻撃させるもの。
1キャラにつき3タイプあり、その中から1つ選択。
種類は地上攻撃(ガンマスラムなど)、対空迎撃(
昇龍拳など)、シューティング(アイスビームなど)に分かれている。
特に切り返しや割込みに便利な無敵対空技が使えるアシストや、発生が速く判定の広い
飛び道具のアシスト辺りが非常に選ばれやすい。
一方、体力を少し回復するアシストや特定のステータスを上昇させるアシストもあるがこれらは上位勢相手だと10割コンボが基本であるため死に技アシストである。
しかも体力回復はヴァイタルソース分までしか回復しない。
回復やステ上昇程ではないが打ち上げ攻撃というただのエリアル始動の通常技も対空迎撃に劣るため死にアシに近い。
サイロックやキャプテンコマンドーなど、通常戦闘は微妙だがアシスト攻撃が強力なキャラクター、
強力だが致命的な隙や
弱点があるキャラクターへの援護として使えるため、これらをいかに使いこなすかが重要である。
上級者同士の戦いとなると6キャラ分の飛び道具が画面を埋め尽くし、その間を縫うようにメインキャラが飛び回る。
というシューティングゲーム顔負けの攻防が繰り広げられる。
●ディレイドハイパーコンボ
ハイパーコンボを出している最中に控えキャラのハイパーコンボコマンド入力で、そのキャラに交代しながらハイパーコンボを撃てる。
隙を失くしたり、安全に後退したり、確実に後退したりと用途が多い。
また、発動すると強制的に補正が75%になるという仕様があるため、倒しきりの際に非常に有効。
…そのままコンボを続けるインチキロボットもいるが…
●スナップバック
1ゲージ消費により、相手を強制後退させる技。
これの強さが分かれば対人戦初心者卒業。
アシ専キャラや残り体力が一番低いキャラを強制的に呼び出したりするのに使うが、
相手がアシスト攻撃をしている時にまとめてスナップバックするとアシスト攻撃をしていたキャラだけが残り、打ち上げ始動技だけで10割コンボが成立する。
○用語
●4強、God
Tier
全てにおいてハイスペックなキャラ。
センチネル、ストーム、マグニートー、ケーブルの4人。
特に強いのはセンチネルとストーム。
研究が進み、最近では"大体なんでも当たると即死"という点が評価され「センチ、マグニ、ストームの次って、ケーブルじゃなくてアイアンマンなのでは?」という意見も多くなってきている。
●強キャラ
かろうじて4強に食らいつけるほどぶっ壊れているキャラ。
筆頭はアイアンマン、次点はスパイラル、ブラックハート、Dr.ドゥーム、ストライダー飛竜。
●アシスト専門
上位9人のうち3人だけで組むと対空に不安が残るので、それを補うために対空アシスト役として使われるキャラ。
チームにマグニートーがいるならサイロック、いなければサイクロップスかキャプテン・コマンドーが入る。
なお、これらに載ってないキャラは上級者からは見向きもされない。
ダルシムやルビィ・ハートなど他にも強いと言われるキャラはいるが、基本的には上位5~9人+アシ専3人で成り立つといってもいい。
あまりにも一部のキャラしか使われないのか、一部の大会では強キャラ禁止のMVC2大会なんかも開かれている。
この縛りのおかげで今まで使われなかったキャラの新たな一面を知ることが出来るので、もし見かけたなら一見の価値あり。
ただし例のサポートロボコンビは除く
もちろん、カジュアルなプレイヤーや原作ファンなどそのキャラが好きで使っている人もいるので、上級者同士の対戦についていける性能じゃないからといって、やたらと弱い・論外などという言葉を使うのは控えよう。
○使用可能キャラクター
★マーヴル・サイド
ビームや
飛行能力など、派手な技が特徴。強いキャラはとことん強く、弱いキャラはとことん弱い。
アーケード版、家庭版共に最初から使用可能
●
ケーブル(Cable)
未来から来たミュータント。サイクロップスの息子。新キャラであり
4強の1人。
あらゆる性能が凡以下なものの、
空中HC「ハイパーバイパー」の性能がぶっ壊れているの一言。
発生早い+技終了後の隙が無い+うねうねレーザーで避け辛い(発動中レバー操作で軌道も変更可能)+多段ヒットでゴリゴリ削れる+アシストも貫通+コンボ+2ゲージあればガーキャンで出せる、低空HVPから低空HVPへとコンボが繋がる……など、ぶっちゃけ空中HVPが本体。
ちなみに地上版は発生遅い上に後隙もデカいので使いにくい
飛び道具だけかと思いきや無敵対空必殺技の「シミター」もしれっと搭載。そのおかげで4強唯一の無敵対空アシスト持ちでもある。
アシストは切り返しやガーキャンに便利なβアシ「シミター」ほぼ一択。
隙消しや牽制に使うαアシ「バイパービーム」、画面端の固めに使うγアシ「エレクトラップ」も選ぶ人もいるがβアシが強すぎるせいでどうも劣りがち。
また、全キャラで唯一センチネルに有利が取れるキャラという点も彼を4強へ押し上げている要因になっている。
●マロウ(Marrow)
骨を武器にするミュータント。マーヴル側の新キャラはケーブルと彼女のみ。
通常技から安定して繋がる必殺技がほとんど無い上に基本のエリアルレイヴすら安定ヒットせず、頼りになるのはボーンメランによる地上空中問わずの引き寄せ効果&拘束能力/タワーリングスパインの対空性能/HCのボーンバーストの削り程度。
チェーンコンボが繋がった所で火力に結び付かない難儀な性能であるが、アシストとボーンメランを織り交ぜた地上固め継続能力はそこそこあるので攻めながらの時間稼ぎはできないこともない。
DHC前提だがボーンバーストも無責任ぶっぱで確実に一定量削れる安定さがあるため、相手にすると案外骨が
抜ける折れる展開になりやすい。控え時のアシストボーンメランも同様に強力。
本人は生粋の戦闘狂なのにどうにも戦法が遠距離型にならざるを得ないのはクレバーという言葉で取り繕っていいのやら…
オンスロート編終了後のゼロ・トレランス編でそこそこ目立つポジションで活躍し、分かりやすい能力&口より先に手が出る程の好戦的な性格の女性キャラという、格闘ゲームに落とし込む上でカプコン的には非常に目を引く存在だったのがうかがえる。
登場時期がもう少し早ければ、単体キャラとしては強過ぎず弱過ぎずでいいポジションに付いていたと思われるだけに惜しいところ。
●
サイクロップス(Cyclops)
X-MENのリーダー。何かとお手軽な息子に遅れを取り易いが、彼も
対空アシスト枠の1人である。
2段ジャンプを持つ上、多段飛び道具、無敵対空技などほとんどの技が高性能。普通に格ゲーしているのに強キャラという感じで基本性能が強い。
特にβアシストの「ライジングアッパーカット」が割込みやコンボのつなぎで非常に優秀。というかほぼこれで強キャラに居座っている。
牽制に使えるαアシの「オプティックブラスト」やコンボパーツ用のγアシの「サイクロンキック」も弱くはないのだがβが強すぎるので…
ただし、崩し能力が乏しいため攻めるのは不得意。
また、本作では立ち/屈み強Pの単発ブラストの内部処理が必殺技に変更されたのか、ハイパーキャンセルは可能だが必殺技キャンセル不可となった。
息子の立ち強Pの銃撃が横への攻撃判定無限&連打で3連発できる上に必殺技キャンセル可能なのに対してこの扱いの差は一体…
今作で地味にHC「メガオプティックブラスト」が空中で撃てるようになった。発生の早いスーパーオプティックブラストでよくね?とは言ってはいけない
世界大会ではMVC2プレイヤーの誰もが詰みと言える状況から逆転した。
●
スパイダーマン(Spider-Man)
スパイダーパワーを得た青年。
飛び道具、対空、突進技と一通り揃っており、飛び道具の「ウェブボール」で少しの間相手の動きを封じることができる。
すばしっこさは健在だが、今作では単発中P&中K削除の影響を強く受けるなど、凡キャラに落ち着いている。
熟練のプレイヤーは空中ダッシュとセイバートゥースのシューティングタイプアシストを織り交ぜた見切り辛い連携を中心に畳みかけてくる。
他にもメイン操作時には発生が遅すぎて使い難いHCの数々がDHCでは相手の位置に関わらず安定してフルヒットしやすい(特にマキシマムスパイダー)など、特有のシステムとの相性はいい方。
●
ハルク(Hulk)
ガンマ線を浴びた、怒りでパワーが増幅する緑の人。
スーパーアーマー持ちの体格がデカい
パワーキャラだが、今作では同じスーパーアーマー持ちのデカキャラであるセンチネルとジャガーノートがその上を行く…
…はずだったが、最近の研究によってジャガーノートとは違う強みが発覚し、中堅クラスあるのでは?と意見するプレイヤーも増えつつある。
それでもセンチネルの壁が高すぎるが
ガンマクラッシュの最終段がコンボ補正にかかわらず一律40ダメージとなっているので、多段コンボからのDHCガンマクラッシュの累計ダメージは非常に高い。
2ゲージ必要だがVカウンターのガンマチャージ>ハイパーキャンセルガンマクラッシュで控えからも最低保証の高ダメージが出せるので、下手に中距離で単発飛び道具をガードさせたらカウンターで5割減らされましたなんてことも。
家庭用のオプションで同キャラ使用可能にし、Vコンビネーションで3キャラ同時にガンマクラッシュをヒットさせるとそれだけで全キャラ即死するというネタもある。
アシストはやはり肉壁になりながら攻撃しつつ、VCでの爆発力があるβアシスト「ガンマ・チャージ(地上)」ほぼ一択。
●
キャプテン・アメリカ(Captain America)
国家を背負う超人兵士。
必殺技の「チャージングスター」やHC「ハイパーチャージングスター」で飛び道具を打ち消しながら突進攻撃できるが、そもそも発生が遅くガードされて反撃確定なので過信すべきではない。
本作では相手の背後に回り込める側転と遅めのアシストを合わせたかく乱戦法が中々に嫌らしい。
地味に2段ジャンプもあるので、相手の起き上がりに側転&アシスト>相手の頭上を飛び越す軌道でのジャンプ~戻り2段ジャンプといった微妙な分からん殺しも可能。
強攻撃のリーチを活かして中距離での牽制>空振りキャンセル側転~といった連携を狙っていくのがベスト。
上記の連携の崩しからのコンボや対空としてファイナルジャスティスが相対的に強化されているのも目を引く要素。
後続のDHCも安定するので他2種のHCと比較して使用価値は上位と言えるだろう。
●
アイスマン(Iceman)
氷を操るMARVEL史上最もCOOLなミュータント。
『X-MEN:COTA』から色々と弱体化しているが、必殺技の「アイスビーム」のおかげで結構強い。
飛び道具による削りダメージを受けない。が物理的な飛び道具とかハイパーコンボ系は削れる。
ラスボス狩りに定評がある。
HCの「アークティックアタック!」が「あっちいけアタック!」に聞こえなくもない。
●
ドクター・ドゥーム(Doctor Doom)
魔法と科学を操るラトヴェリアの
悪魔博士君主。
4強次点の一人。
飛行ができるうえ飛び道具の種類も豊富なため、守りに秀でている。
βアシスト「モレキュラーシールド」による固めと削りが強く、
ストライダー飛竜との相性がいい。
●
ベノム(Venom)
シンビオートに寄生されて共生関係となった、スパイダーマン誌きっての人気
ダークヒーロー。
本作でも必殺技の「ベノムファング」が判定強い、ガードされて殆ど隙無しと立ち回りのメインとなる。
何故か前作と違いエリアルレイヴ中の中Pが標準体型のキャラにヒットしないことが多く、さらにSJ中の強Kも吹き飛びダウン性能へと変更されたためにエリアルレイヴでの半永久コンボは不可能となった。
また、2ボタンチェーンへの変更で強Pがガードされた際に弱Kへ繋いでフォローする行動も取れなくなったため、前作より繊細な立ち回りを要求される。
アーケード版で最初から使用可能
●
ウルヴァリン(Wolverine)
超回復能力とアダマンチウムのボディを持つ人気ミュータント。
スピード重視のインファイター。
『MVC』シリーズで大抵強キャラに位置している彼だが、今作では5ボタンチェーンへの変更、永久削除などの調整を受けた結果、
ノーゲージ無敵技が無い、火力が微妙、防御面の脆さ、アシストシステムとの噛み合わなさ、など他のマブカプシリーズの暴れっぷりと比べて嘘みたいに大人しい性能となってしまった。
特にマグニートーとのダイヤグラムは原作以上に相性最悪である。
●
ガンビット(Gambit)
物体に爆発エネルギーを込めるイケメンミュータント。
爆発する
トランプこと「キネティックカード」と
棒術を駆使する中距離で戦う事を得意とし、アイスマンとの相性がいい。
スナップバック→ケイジャンストライクにより、彼が上空に飛んでって
消滅する
バグがある(通称ケイジャンバグ)。こうなるとタイムアップまで待つしかない。
ただ一人を除いては。
家庭版ではケイジャンバグは当然のごとく修正された。
ケイジャンストライクそのものは遅めのアシストと組み合わせることで表裏わからん択を容易に仕掛けられるため、立ち回りでもそこそこ出番はある。
前作でもスペシャルパートナー発動中やヴァリアブルクロス継続中にケイジャンストライクを連発するだけで試合展開を滅茶苦茶にできていたが、今作ではアシストがノーモーションかつ無限に出せるので一際ヤバいことに。
アシストは後方から端まで届く飛び道具を出し、ヒットするとしばらく動きを止めることが出来るαアシ「キネティックカード」一択。
●
ジャガーノート(Juggernaut)
超パワー+超耐久力の暴れん坊。
勘違いされがちだが、X-MENの宿敵だがミュータントではない。元は普通の人間だったが、手に入れた宝石の力で変身した。
本作ではネイルスラムが削除された代わりに2ボタンチェーンが復活し、性能としてはMSH時代に近くなった。
パワーキャラのくせに、攻撃カをアップする「サイトラックパワーアップ」中に交代すると効果が永続するバグがある為、そこそこ強い。
唯一のHC「ジャガーノートヘッドクラッシュ」も火力が高い上にどこからでも繋がるのでこちらもかなり優秀。アシストが直撃を喰らうとHPゲージが一気に減る。
コレクション版ではアップデートにより、サイトラックパワーアップ永続バグは修正されたがオフラインでのプレイ時の設定で永続バグありなしを選択出来るようになった。開発者開き直り過ぎだろ…
空中通常技が地面付近まで届くものが弱Kのみ、それもかなり遅めに出す必要がある故、実はしゃがみ待ち状態の相手を崩す手段が殆ど存在しないのがかなり痛手。
γアシストで出る「ジャガーノートボディープレス」は発生が遅すぎるのでメイン操作時には単なる死に技だが、控え時の中下段同時連携でガード不能を通すためのアシストとしてはそこそこ有用。
まぁ攻撃しながら肉壁になれるβアシスト「ジャガーノートパンチ」やβアシより火力は下がるが発生が速くコンボパーツとして優秀な地を這う飛び道具のαアシスト「アースクエイクパンチ」といった他のアシストの方が使い勝手がいいわけだが…
最近の研究で同じスーパーアーマーの某緑に追い抜かれたのは内緒
●
マグニートー(Magneto)
磁力を操る最強のミュータント。
4強の1人。
発生1Fの通称「神の小足」に、超火力のコンボや空中ダッシュに飛行を持つ。
特に当たった相手を引き寄せる必殺技「ハイパーグラビテーション」からHC「マグネティックテンペスト」へ繋げる通称「グラテン」の火力の高さは凄まじい。おまけにゲージさえあれば「グラテン」から「グラテン」に繋げる事も可能。
しかもグラテンが無くても更に一度コイツにペースを握られると常に5択が待っているという恐ろしい攻撃性能の持ち主であるため、ノーゲージでも危険。
アシストもαアシの「E・Mディスラプター」が発生早い、判定広い、端まで届く、と非常に優秀。
また、スナップバックのリーチが異様に広く発生が速いのでアシスト狩りがしやすく、「神の小足」以外の通常技の出も移動速度も速いのでサイロックやαアシストセンチネルとの相性がいい。
弱点は強いて言うなら防御が平均より僅かに低い点(7%程)と操作が忙しい点。
その分超火力を持っているため、ワンチャンスからどれだけ持っていけるかが重要なキャラ。
ノーゲージでもやっていける攻撃性能を持つ一方、ラス1同士になるとストームやセンチネルと比べるとややきついせいでだいたい先鋒にいる事がほとんど。
●
シュマゴラス(Shuma-Gorath)
異次元カオスディメンジョンの主でシュ。
マブストにあったHC「カオススプリット」は削除されたでシュけど、代わりに大量の分身を飛ばす新HC「ハイパーミスティックスマッシュ」が追加されたでシュ。
…語尾を戻して。
2ボタンチェーンへの変更に伴い立ち回りの主軸であった立ち中Pとしゃがみ中Kが単発で出せなくなり、さらにミスティックステアに射程制限が設けられたことで無残なまでに弱体化。
おまけにディバイタリゼーションはコマンド投げのくせに投げ抜け可能、その上本人は投げ抜けされた後も通常成立直後のセクシーな流し目ポーズまで一律で決めるために
コマンド投げを成立させたのに何故かダメージを与えられないどころか確定でダメージを受ける隙を晒すという悲しみを背負わされることに。彼が何をしたというのか…
一応ハイパーミスティックスマッシュは削りダメージが中々高いので、カオスディメンジョン以外の選択肢を得たという意味ではゲージを持て余すことは無くなった。
また、本作に限りカオスディメンジョン発動中も弱>中のチェーンコンボで中攻撃が出せるので、
カオスディメンジョン発動~弱攻撃>中K(エリアル開始)>SJ~弱P弱K中P中K>カオスディメンジョン掴み>終了後に弱K追い打ち>中K(エリアル開始)…という
ロマンコンボも可能。
カオスディメンジョン発動中にどうやって弱攻撃当てるんだって?アシスト次第でなんとでもなる。
家庭版で最初から使用可能
●
サイロック(Psylocke)
テレパシー能力を持つエロ
忍者。
対空アシスト枠の1人。
αアシスト「サイブレイドスピン」による対空迎撃性能とワープ技の「忍術」を使ったかく乱能力にそこそこの戦闘能力でこの位置。マグニートーと相性がいい。
●
ローグ(Rogue)
相手の能力を奪えるミュータント。Xストに出てた時と比べてデフォルトカラーが変わった。
キャラが多すぎるため、パワードレインの効果が一定時間どれかのステータスアップに変更されている。
ダルシム・ザンギ・ナッシュ「俺達の十八番を本人以上に使いこなすとか無しだろ」
なおセンチネルなどの一部スーパーアーマーキャラをパワードレインすると一定時間スーパーアーマーになる事も可能。
相手によって奪える能力が異なるが、飛び道具が飛び交う世界との相性が悪いインファイターなのが悩み。
ダルシム・アナカリス・ダン・コブンといった特定のキャラにパワードレインを決めた際にはステータス上昇でなく「体力の赤ゲージ部分を回復する」という効果を齎す。
この時のタイマーゲージの減少速度は他のステータス上昇時の減少速度と比べて非常に早い。まぁ当然か。
アナカリスの王家の裁きで人形姿にされると能力上昇が消えてしまうので注意。
CPU戦では高レベルになると低空空中ダッシュ~2強Kの高速中段を多用してくるのが嫌らしい。
この低空ダッシュ中段を執拗に仕掛けてくるアルゴリズムはエクスト当時の上級者の動きを取り入れたそうな。
センチネルなどの一部の大型キャラは昇りジャンプ空中チェーン~J2強Kのループを用いて画面端で永パ可能なのでしっかりと屠って差し上げよう。
パワードレイン以外の必殺技が全部ガードさせて反確だからこれぐらいしないと強みを見い出せなかったのも確かだ
アシストはガードを崩せる上に追撃もできるγアシの移動コマ投げ技「パワードレイン」が最有力。
●アダマンチウムを失ったウルヴァリン(Bone Claw Wolverine)
文字通りアダマンチウムを失い、骨の爪で戦うウルヴァリン。時期で言えばオンスロート~ゼロ・トレランス期。
空中でトルネードクローが使える、流星キックが使用可能、HCがXストと同じラインナップ、空中版ドリルクローがXストと同じ仕様などの違いがあるウルヴァリンのほぼコンパチ。
ものすごく大雑把に言えばMSH~エクスト時代のウルヴァリンの再現。
彼の持つ特色として、アシスト攻撃とカウンター攻撃が通常技か特殊技のみという差別化が図られている。
γアシストは通常ウルヴァリンにはない下段攻撃アシストなので崩しに使える。その他のアシストは、うん…
通常版と比較すると速度が非常に早くなり、相対的に隙が減っているバーサーカーバレッジ(ボタン連打)でこすって固めるのが単純に強い。
気になる通常ウルヴァリンとの性能差はどっこいどっこい。
通常版は前作よりは大分弱体化したとは言え、相変わらず無責任発動しただけでも脅威となるバーサーカーチャージと、地上トルネードクローや空中ドリルクローのフォロースルーをカバーできてDHCでも先発・後発問わず安定するフェイタルクローを所持。
アダマンチウム無し版は空対地攻めに強力な過去に猛威を振るって削除されたのに近年ではさらに強くして搭載している流星キックを持ち、エリアルもノーゲージでは発展性が上。強みの下段アシストも単発ダメージが意外と高いといった目を引く点はある。
総じて後者はノーゲージでの攻めとアシストの揺さぶりに特化しているが、防御力に関しては豪鬼と同レベルなので非常に脆い。「究極のタフガイ」のキャッチコピーは通常版だけだから仕方ないね。
でも初代X-MENで搭載された原作要素のヒーリングファクターを復活搭載させようものなら絶対に非難されるというジレンマ
アーケード版、家庭版共に隠しキャラ
●
ストーム(Storm)
天候を操るミュータント。
4強の1人。
空中制動力が異常で逃げるだけで積むキャラが多い。
逃げている間にゲージを貯めたり控えを回復させたり出来る。
そのくせ全画面HCを2個も持っていて「ライトニングストーム」はコンボの締めとして、「アイスストーム」はディレイを使っての逃げやアシスト殺しとしてどちらも優秀。
αアシストの飛び道具「ワールウィンド」も他の飛び道具と相殺せず一方的にかき消して攻撃できるため地味に強力。
他のアシストもヒットさせると吹き飛ばして確定ダウンがとれる突進技のβアシスト「ライトニングアタック」、発生がややおそいもののサーチ効果を持つγアシスト「ダブルタイフーン」とどれも優秀。
中継ぎとしては間違いなく最強で安定性が高く、センチネル以外なら誰とでも有利に戦える点が魅力。
センチも永パ持ちなので触れば殺せる。
●コロッサス(Colossus)
鋼の体と怪力を持つミュータント。
一定時間ハイパーアーマーになるHC「スーパーアーマー」がある。
スーパーアーマーでハイパーアーマーとはこれ如何に
過去作のような大暴れはしてないものの、長いリーチと単発高火力の技で構成された、少ないヒット数でのコンボによる総合火力の高さがウリ。
初心者にも扱いやすく、中級者以上の対戦でもワンチャンの事故で状況をひっくり返しやすい手軽さが魅力。
アシストも地上突進のαアシスト「パワータックル(弱)」、対空突進のβアシスト「パワータックル(強)」の2択。お好みで。
容量不足が原因か、打撃投げの「パワースイング」のアニメーション総数が『X-MEN:COTA』と比較してかなり削減されている。
CPUのコロッサスはゲージがあると高確率で「スーパーアーマー」を発動してハイパーアーマーでのゴリ押しをしてくるのでかなりウザい(特に2番手以降にいる場合)。
●スパイラル(Spiral)
視聴率こそがすべての異次元モジョーワールドの支配者モジョーによって改造された元スタントウーマン。
4強次点の一人。
必殺技の「ダンシングソード」で
剣を装着~追加入力で多彩な方向へと飛ばし、ワープや急降下で的を絞らせずに弾幕シューティング&逃げ戦法で立ち回る
ウザキャラ。
ダンシングソー、ダンシングソー
剣を投げまくるその姿は出るゲームが違うとも言われる。
全体的に火力が低いのがネックだが飛び道具をバラ撒いて逃げる長期戦を見越した削り専門タイプなのであまり関係ない。
その一方4強相手には剣装着から飛ばすまでの時間がやや長く、その隙を突かれやすいためやや厳しい。
シュマゴラス、ヴァンパイアのビクトル、ストⅢのオロなどの「発動後に一定時間専用の投げ技が使用可能になるゲージ消費技」を持つキャラの元祖。
彼女の使う「メタモルフォーゼ」はシュマゴラスと異なり完全な投げ性能なのでコンボには組み込めないが、
ダンシングソードを纏った状態でエリアル開始>弱K>弱K版剣飛ばしと繋げた後にピンポイントで空中の相手と重なる位置で掴めるというネタがある。
まぁ対戦ではまず決められないし、新HCのスタンピート・ソードも性能としては微妙なのでゲージ放出役としてはイマイチなのだが。
γアシストを選ぶとマヴストのシュマゴラスよろしくVCが「VC専用の打撃版メタモルフォーゼ」となり、相対的にゲージ量(とダメージ)を抑えたメタモルフォーゼが使用可能になるという特色がある。
立ち回りではαアシスト「剣飛ばし」の方が安定だが、γアシスト「強P」ではチーム人数が減る毎にVC専用メタモルフォーゼのメリットが上がっていく(スパイラル1人になれば、アシストボタン同時押しで1ゲージで打撃版メタモルフォーゼが放てる)のが利点。
完全な投げ性能の通常版と違って削りが発生するので、ダメ押しの削り殺しにはもってこいだろう。もともと削りが主目的なキャラだし。アシストでもコンボパーツとしても火力が高いのもウリ。
●オメガレッド(Omega Red)
柔軟性に優れる特殊合金カーボナディウムで作られた一体型の
ムチを操るソ連の超人兵士。
攻撃ボタン数の減少に伴う仕様変更の煽りを色濃く受けており、カーボナディウムコイルとオメガストライクは過去作での3方向の打ち分けの内の強ボタン版(垂直方向)がボタン同時押しとなった。
この影響でオメガデストロイヤーとカーボナディウムスマッシュのコマンドが従来とレバー入力方向が左右逆となったため、マヴストとはプレイ感覚が大分異なる。
通常技のリーチと必殺技の打ち分け、空中ダッシュ、体力回復効果を持つ点でポテンシャル自体は相応に高いのだが、HC2種はどちらも単発で使い難い。
特に後者は空中専用技なのでDHCで出すことも不可能という点でゲージ周りでチームメイトの足を引っ張りがちなのが懸念点。
●
ブラックハート(Blackheart)
地獄の王子。
4強次点の一人。
雷や炎、
悪魔や
ゾンビを召喚する攻撃を使う。
空中強Kが非常に強く、これだけやられるだけで詰むキャラもちらほら。
アシストは吹雪の柱を出すβアシ「インフェルノ」ほぼ一択。
センチネル(一応ソンソンも)と相性がいい。
始動条件が簡単な永パがある。
●
セイバートゥース(Sabretooth)
ウルヴァリンの宿敵。
近接オンリーかと思いきや女秘書のバーディーによる重火器飛び道具もある。但し発生は遅い。
『XVS』の時は強かったが、今作では永久が削除され、良くも悪くも凡キャラ止まり。
ちなみにβアシスト(シューティングタイプ)を選択するとアシスト技が「アームドバーディー」、VCが「ヘビーアームドバーディー」と
アシストもVCも全てバーディー任せになる。
しかもそのβアシストはセットプレイや固めにも使え、VCでの削り能力も優秀、と一番使われるアシストなのも色々皮肉。
ネタ方面として、上述のアームドバーディー発動中にVCを発動すると画面内に秘書のバーディーが残っている状態でヘビーアームドバーディーの演出によるバーディーが登場するため、画面内にバーディーが2人存在するというバグでもなんでもない仕様がある。
さらにヘビーアームドバーディーはバーディーの一斉掃射が終了しないうちからセイバートゥースが動ける状態となるため、ヘビーアームドバーディーの演出が終わらない内からさらに必殺技のアームドバーディーが発動可能という、お前はおそ松くんかと言いたくなるような珍プレーを展開することも可能。
最後の1人となった状態では最大で11人のバーディーが次から次に現れるという何を言っているかわからない光景を作り出せる。重ねて言いますがバグでもなんでもない仕様です。
そんなネタがクローズアップされやすい彼だがそれ自体は普通に超強力な実践向けの戦法であり、画面端で吹き飛ばし効果を持つアシストヒットから強・ワイルドファングとダウン追撃を絡めた簡単な永パがあるなどポテンシャル自体は相応に持ち合わせているため、チーム運用は中々器用にこなせる性能。
エクストでのお手軽永パや空中投げ>ウェポンXダッシュ×3の即死コンボが有名過ぎるおかげで弱体化が著しく感じるが、本作でも様々な状況から潜在的スペックを十分発揮できる。
●シルバー・サムライ(Silver Samurai)
物体にエネルギーを込められる日本人ミュータント。
多段技が多いため削り能力が非常に高い。しゃがむと投げ喰らい判定がかなり後ろの方に発生するので投げられなくなるという変わった特性がある。
闘気によりステータスやハイパーコンボの性能が変わる。
特に被ダメージを半分にする氷の闘気が非常に強く、氷の闘気時専門のHCが程々強い。
とは言え、各闘気の発動に1ゲージ、重ね掛けにさらに1ゲージ、各闘気発動時の専用HCにこれまた1ゲージ…という風に、ポテンシャルを遺憾なく発揮するにはこのゲームで単体トップと言える瞬間的に必要なゲージ依存率の高さに悩まされる。
彼を起用する場合は性能のいい百裂刀でのアシ専で大将に控えてもらい、ラス1で温存しておいたゲージをふんだんに使用していくのがもっとも実力を発揮できる展開となるだろう。
メインとして先発で採用するなら闘気・雷の6ボタンチェーンを活用して攻めサムライモードで押していけるが、手裏剣が単発飛び道具になるので地上での削り能力が単体で大幅に下がるのがネック。
対の削り手段となるダッシュ百裂刀はガードさせて反確なのでアシストでのフォローが必須。そういった点を補うという意味では彼もドゥームβアシストとの相性がいいと言えるか。
実は彼のVCはアシストによって全て異なるタイプ。
アシスト技とVCのバランスを考えるとβアシストの手裏剣(VCは超手裏剣)、VCを捨てるならαアシストの百裂刀(VCはダッシュ百裂刀)になるだろう。
一方のγアシストはVCは非常に優秀な雷鳴剣になるのだが、アシスト攻撃がエリアル始動技とゴミ技になりほぼVC役専門と化してしまい、アシスト役を実質一つ失うこととなってしまう。
何気にMARVEL側で唯一日本語を喋るキャラクターとなっている。
ウチトッタリー
●
アイアンマン(Iron Man)
鋼鉄のスーツを着た社長。
4強次点の一人にして、最近は
5強という声も。
今作のアベンジャーズ唯一の希望
『MARVEL SUPER HEROES』では参戦済みだったが、前作では版権の関係で参戦できなかったのでマヴカプシリーズでは今作が初参戦となる。
そのせいで、一部でウォーマシンのパチモン呼ばわりされていたという噂も…
本作では空中のみ5ボタンチェーンへの変更&本来中攻撃だった急降下ニーキックが強Kに割り振られたことでJ強攻撃へのチェーンが不可となったのが結構な痛手。
またスマートボムはウォーマシンのものより発生がやや遅く、画面端で立ち強Pから繋げられないのは性能として明確に劣るポイント。
とは言え通常技の取り回しが良いのとプロトンキャノンの発生が非常に早いおかげでウォーマシンよりは相当スピーディーに動ける。
ダウン性能の屈み中Kが当たれば追い打ちの屈み弱K>屈み中P>プロトンキャノンとお手軽1ゲージコンボで安定したダメージを取れるのは社長独特の強み。
アシストは威力が高く出だしに無敵があるβアシ「リパルサーブラスト」ほぼ一択。αアシの端まで届く多段レーザーの「ユニビーム」も悪くないがあまり使われない。
…という個々の技性能云々よりも、始動から1人倒した後の出際空中ガード不能連携で一度刺さればワンチャン3人立て続けに倒せることもある永パでばかり語られる、ある意味報われない人。
●ウォーマシン(War Machine)
アイアンマンのコンパチ。
前作の隠しキャラのハイパーアーマーウォーマシンよろしく、レーザーだった「ショルダーキャノン」やHCの「プロトンキャノン」はアイアンマンとの差別化でミサイル連発攻撃に、同様にしゃがみ強Pがレーザーに夫々入れ替えられた。
下段ショルダーキャノンで座高が低いキャラ&ちびキャラにも飛び道具が回避されないアドバンテージがあることは利点だが、通常技全般が社長と比べてやや重く、上記の社長特有の1ゲージコンボも不可能といった手軽さが無い点でアイアンマンの劣化扱いに甘んじている。
それでも上から数えた方が早い程度には強キャラの部類だが…
他の違いは彼のみが使える対空よりのHCの「ウォーデストロイヤー」があるくらい。
このウォーデストロイヤーの存在でαアシストのショルダーキャノン以外のVCはウォーデストロイヤーになる。
ウォーデストロイヤーはプロトンキャノンより威力が低いが空中ヒットでもカス当たりし辛く、途中から相手の位置をサーチする対地性能の落下軌道に変化する性質で防戦に追い込みやすい利点があるので一長一短。
前作ではプロトンキャノンの発生速度がトニーのものより2周りほど遅いせいでしゃがみ中Pから繋げられず、ポンコツキャノン呼ばわりされる憂き目にもあっていたが、本作ではハイパーキャンセルやノーモーションアシストのおかげでそれも解決。
逆に言えばラス1で彼が残るとゲージ放出の機会を大幅に失う(ウォーデストロイヤーは発生と画面性圧力に優れるもガードは容易なのでぶっぱしても効率は悪い)ということでもあり、そういう意味ではアシスト依存度が相当高いキャラとも言える。
しゃがまれると上側のミサイルが当たらずにダメージが激減してしまうため、どちらかと言うとバレッタのクールハンティングの方が性能としては近い。
どうせ発生遅すぎてガードされるなら下段プロトンキャノンとか空中プロトンキャノンとかあっても良かった気がする。社長は続編で対空版実装したし…
空中5ボタンチェーンへの変更と急降下ニーキックについては社長同様。
画面端ではP投げを決めた後の追撃や下段から、チェーン~立ち強P&アシスト>スマートボム(アシストヒット)>追撃で4割以上、復帰した相手がガードしていればさらに投げから同レシピのループが入るので、社長にできないローディー独自のノーゲージでのワンチャンの爆発力はある。
まぁスマートボムがガードされても密着で有利なので読み勝てば投げを決められるという意味では社長もほぼほぼ同じことはできるのだが、明確に必殺技1回分のダメージが入るのはループ回数と照らし合わせると総合的にはかなり違ってくる。
そもそも社長は永パ狙いキャラだしね
立ち弱Pの異様な硬直の短さにより当て投げが非常に成立させやすいのも手伝い、一概に劣化アイアンマンとも言えないいぶし銀なキャラである。
斜め下空中ダッシュ軌道の空中チェーンから立ち弱P~当て投げという分かっていても回避が難しい崩し要素を仕掛けられ、そこから4割+αが期待できる点は大きなアドバンテージ。
故に投げ受け身できるのがバレると貴重なダメージ源が丸ごと拒否されるのでちょっと辛い。
アシストはVCを考慮しないならβアシ「リパルサーブラスト」、VCを戦略に入れるならαアシ「ショルダーキャノン」の2択。
ウォーマシンのβアシはアイアンマンのものと比べて威力が低い代わりに発生が速いといった差がある。
●
センチネル(Sentinel)
アンチミュータント兵器の
ロボット。
4強の1人。
当初はハイパーアーマー付きの砲台という評価だったが、
飛行の有用性が発見されて機動力が大幅に向上すると、常時ハイパーアーマー+パワーとリーチと機動力が最高クラスと言う間違いない最強キャラ。
???「デカくて、速くて、強いこと。これだけ揃えば負けはない」
自分が攻めても強いが、γアシストの「センチネルフォース」をぶっ放しているだけでも強い。
一応αアシストの「
ロケットパンチ」もマグニートーとの相性がいいので選ばれる事もある。
ストーム相手に5.5/4.5付けられる数少ないキャラ、ケーブルにはやや不利がつく程度。
大会では
使用率100%も珍しくない。
元々容量の限界で本作には参戦する予定では無かったが、これまでの過去作のプレイアブルキャラの殆どを登場させなければMARVEL側から「もうひと作品作って欲しい」と言われるかもしれないと思い、ガッツリパターンを削減してまでもセンチネルを参戦させたという話がある。
●
サノス(Thanos)
インフィニティガントレットにより絶大な力を持つタイタン人。元ラスボス。
設定上ではMARVEL最強の一角とも言われているが、今作では原作通りにちょっと油断しているらしい。
αアシストのシャボン玉を飛ばす「デススフィア」による拘束と、パワージェムなど複数あるHCが強い。しかし通常攻撃が弱くゲージ回収能力もゴミなのですぐにガス欠になる。
画面端まで届く岩石投擲や岩石ウェーブを放っていた立ち/しゃがみ強攻撃は普通の格闘攻撃の回し蹴りや打ち上げパンチへと変更され、
さらにガントレットマインドとガントレットタイムが削除されてMSHのラスボスの頃の性能から大幅にグレードダウン。
必殺技は微妙に使い勝手がいいのか悪いのか分からないデススフィアと突進攻撃の「タイタニックアタック」の2つのみでゲージ蓄積能力が低いにもかかわらず、本人のHCの性能は良いゲージ放出役なのでかなりチームメイトを選ぶ性能。
HCである「パワージェム」は敵が対空アシスト等で高く打ち上げられた際に飛ばすとパワージェムも何故か敵に向かって飛ぶので不意打ちにも使える上に当たればサノスの体力を少し回復するHC「ソウルジェム」にも繋ぐ事が可能。
実はMSHのラスボス時と違い、よく見るとインフィニティ・ガントレットにジェムがはめられていない。
これが規格外のアイテムに頼らない素のポテンシャルということだろうか?
ジェム無しでガントレットパワーやリアリティーが使えるのは逆に恐ろしいとも言えるが。あれ?勝利ポーズで普通にテラクシアも出てるんですけど…
★カプコンサイド
MARVELサイドに比べて、性能がやや控えめ。
ルビィ、ソンソン、アミンゴ、ハヤトなど、新キャラがかなり多い。
アーケード版、家庭版共に最初から使用可能
●ルビィ・ハート(Ruby Heart)
海賊団の女ボス。美しい上に
巨乳。
特定の原作を持たない本作オリジナルキャラで、しかも
MVC2主人公の一角だが容量の壁に阻まれゲーム内文章でのキャラ造詣が一切ない。デザイン自体はヴァンパイアシリーズのキャラとしてデザインされて没になったものを流用している。
ストリートファイターVではシャドルー研究所のキャラ図鑑にて、彼女をモチーフにした「ルビィ」が紹介されている。あちらのルビィは父親が経営している酒場で共に働いているらしい。
マーヴル側主人公ポジのケーブルに隠れがちだが、こちらの強さも中々のもの。
ムチを用いたしゃがみ強Kのリーチを武器に、置き対空のシュプリマシオンや変則軌道の超低速飛び道具のファントゥームで中距離から相手を固めるのが得意。
J強Kの全体動作がやたら早く、SJ中に5回は空振りできるので逃げながらゲージを貯める能力に至っては中々高い。見栄えは悪いが
HCのトゥール・ド・マジは上空から落下させたタルに相手を拘束して追加入力でナイフを投げていき、タルが爆発しなければさらに追加入力でダメージを出せる…という、まんま「黒ひげ危機一発」。
追加入力でタルが爆発するかはランダムかつ最大回数の追加入力でようやく普通のダメージとなるので基本的に実用性はないのだが、DHCからの屈辱KOとして狙ってみるのもアリ。
シルバーサムライ同様に自身の選択アシストによって自身のVCが全て異なるという珍しい性質の持ち主。
使うなら対空もけん制もできるαアシ「シュプリマシオン」が安定。
このゲームのバグは上記のケイジャンバグが有名だが、彼女もスタートボタンを入力維持した状態でシュバルツェール>追加入力を出すと画面外上空に消えたまま戻ってこなくなったり、最悪ゲームがフリーズしたりするという深刻な症状を引き起こす。
ケイジャンと違ってゲージも要らず、フリーズすればリセットするしかないので対戦でやるのはご法度。
●ソンソン(Sonson)
FCゲーム「ソンソン」の主人公ソンソンの孫娘という設定の(実質)本作オリジナルキャラでMVC2主人公の一角。
孫悟空姿の女の子で大食い属性持ちだが、やはり文章でのキャラ造形が無く
一人称すら不明。
相手をひょうたんに閉じ込めて茹でたり、巨大な果物に変身させて食べるHC「POW」といった見た目に楽しいコミカルな攻撃が多め。
POWで果物になるのは往年のカプコンシューティングタイトルの定番演出。
でもモビちゃんはいない。
体格から見ると強攻撃のリーチは非常に長く、6ボタンチェーンに空中ダッシュ、3発分の変則軌道飛び道具、判定の強い対空技、匍匐前進での位置入れ替え、壁走り~天井走り>急降下蹴りでの奇襲…といった総合的に高いポテンシャルを持っている…
…持ってはいるのだが、立ち中攻撃がPK共に2段攻撃で、立ち中Pを2段当てるとノックバックで次の中Kが繋がらなずにせっかくのチェーンを活かせない残念な点が目立つ。
HCの「猿王」発動中は巨大な猿の姿に変貌してハイパーアーマー状態となる。
この状態では口から衝撃波を放つKが強力。あえて何もせずに様子見し、遠距離でうかつに飛び道具を撃った相手に合わせてふいにブチ込むといった使い方が有効。
そんな一発ネタのために1ゲージ使うのは中々勇気がいるが
γアシスト「斎天連撃」は高性能なので、ブラックハート専門アシストキャラとしても優秀。
●アミンゴ(Amingo)
サボテン。
ルンパッパじゃない。
ルビィと同じく特定の原作を持たない本作オリジナルキャラでMVC2主人公の一角だが、
ふくよかな人型サボテンというイロモノ。人植物というらしい。
なお次回作の
パラレルワールドステージ「DAYS OF FUTURE PAST」では3人そろって捕獲とか死亡扱い。自虐極まれりである。
2021年になって担当声優が
鈴村健一氏だったことがラジオ番組において本人から言及された。
多段ヒットする上にリーチも非常に長く、跳び込み、地上固めに優秀な各種強攻撃、高い安定度を誇るエリアルレイヴ、さらに低難度での画面端エリアル永パ持ち…と見どころはある。
とは言え必殺技が軒並み攻めの持続能力に長けておらず、どうしてもワンコンボで仕切り直しになりやすいのが弱点。
HC2種も使いどころが非常に限られ、Vコンビネーションに至ってはどのアシストでも垂直方向に攻撃する「太陽の恵み」となるためほぼほぼ1枠潰されているに等しいと言える。
アシストに至ってはαアシストが体力回復、βアシストが一定時間防御力上昇という死にアシストが2つある上に、残されたバランスタイプのγアシストの「風の叫び」はそんなに強くないという不遇っぷり。
しかし「風の叫び」は追撃しづらいものの発生はそこそこ早いので選択アシストはγ一択。
パワーは高いため、初心者向けだろう。後、先発向き。
●ハヤト(Hayato)
「スターグラディエイター」の主人公、炎の賞金稼ぎ。
プラズマブレード使い。元ゲーの2ではプラズマソードとなっているが多分開発者が設定忘れたんだろう。
元ゲー再現の特殊入力派生攻撃のプラズマコンボは2ではなく初代のものを再現している(K始動プラズマコンボは無いが)。
2特有のシステムでもあるHC「プラズマフィールド」は、元ゲーでは「プラズマブレードのリーチが長くなり、通常武器攻撃にバウンドダウン性能付属、必殺技を必殺技でキャンセル可能になる」といったものだが本作では「一定時間HCが使い放題」という、元ゲーのビルシュタインのプラズマフィールドの性能を踏襲したものへと変更されている。
他、オリジナル技のLV3専用HC「裏羅刹斬」とβタイプのVカウンター発動時は一瞬だけ元ゲーのブラックハヤトのグラフィックに切り替わるというニクい演出が成されている。
プラズマフィールドがヒットすれば裏羅刹斬も軽率に連発できるぞ!
HCゲージが3本以下の状態でプラズマコンボの4弱P>弱P>強P>強K>弱Pと繋ぎ、5段目の弱Pからそのまま裏羅刹斬のコマンドを一括入力するとプラズマコンボの5段目のモーションで静止状態となり動かなくなるというネタが有名。
この状態でも何かしらの必殺技は出せるので致命的なバグではないが、大半のCPUはこの状態のハヤトに対してガードポーズを維持し続けるのでタイムオーバー勝ちを狙えるというコスいCPU攻略もできる。
リーチはそれなりにあり、特殊技の6強Pからの追撃によるループコンボの他、画面端でエリアル~プラズマフィールド~追撃の裏羅刹斬で1ゲージでの超火力コンボを持つといったは強みはあるが、
対空技の判定が狭い、元ゲーで64K入力だったコマ投げの白虎砲が何故か46PP入力となり無駄に羅刹斬が暴発しやすい、逆に立ちガードからボタンダッシュをする際に白虎砲が暴発しまくる、そもそも白虎砲の発生が遅過ぎて使えない、画面端で羅刹斬を当てた際の最終段ヒット後の気合動作中に一部の技で反撃確定となる硬直がある、DHC運用が難しくかなりチームメイトを選ぶ…といった様々な点が重なりキャラ単体/チームとしての総合性能は厳しいとの意見が多々。
でもブラックハヤトはロマン。
●
リュウ(Ryu)
「ストリートファイター」の主人公。お馴染みMr.格ゲーこと流浪の格闘家。
集大成ということもあってか『ZERO』版に戻ったが、微妙にカラーリングが変わっている。また、PS3/360版のイメージイラストやPVでは何故か『III』版に。
まぁ社長も原作オンスロート編では過去から来た若いトニーだったし…
自身の背丈と同じくらいの弾の飛び道具を出す「波動拳」と地上でも空中でも真横に太いレーザー状の飛び道具を放つ「真空波動拳」が彼のウリ。
アシストは彼の個性が光るβアシ「波動拳」かリバサ専用のαアシ「昇龍拳」のどれか。
本作以降、最上位技が真・昇龍拳になることが多くなった…のはいいが、本作ではHCゲージが3本以上蓄積されている際に波動拳>ハイパーキャンセルで真空波動拳を出そうとすると、コマンド優先順位の仕様上ほぼ確実にLV3専用HCの真・昇龍拳が暴発すると言う仕様に泣かされる。
236KK入力でよかったのに
使うとしてもリュウとほぼ同じことができてしまうサイクロップスの存在が非常に重い。
結果としては同じ道着勢のケンや豪鬼、リュウに憧れているさくらと比べて一歩劣ってしまい、研究が進めば進むほど地位が下がってきている色々不憫なキャラになってしまった…。
続編でももっと悲惨なことになるのはまた別のお話
●
ザンギエフ(Zangief)
元祖投げキャラこと、ロシアのプロレスラー。
前作と同様、ハイパーアーマー能力のメカザンギエフに変身する「アイアンボディ」が使える。
メカザンギエフに変身した後に控えに変わり、アシストに専念させる戦法も中々。
その一方、3VS3になった影響で「ダブルアトミックバスター」は当然削除。
3ゲージ使って投げるより、マグニートーでノーゲージコンボを決めた方が強いのが悲しい。というかその3ゲージ技自体が他よりも減らなさすぎる。
しかし、現在においてはザンギ先頭で組んで4強に喰いつけるレベルで戦える人も存在しており、それもザンギ+ハルク+シルバーサムライというどれも日の出を見なかったキャラ構成となっている。
エリアルロシアンスラムの必殺技化・そのARSの空振り時は空中制御可能でそのまま対地攻めに移行可能といった点は据え置きのまま
2ボタンチェーンの採用とノーモーションアシストの組み合わせにより攻め能力が過剰に増した結果、本作のザンギは小技が刺さればチェーン>バニシングフラット(アシストヒット)>エリアル>補正切りスクリューでノーゲージで5~6割という割とおかしな展開を頻繁に起こせる。
前述のARSの仕様もあって機動力でも意外と融通が利き、マーヴル作品でのザンギなんていい的だろうと侮っていると思わぬ所で痛い目を見る、相応に警戒が必要なキャラとなった。
また、アシスト方面でもコンボパーツのαアシ「ダブルラリアット」、ガード崩し移動投げのβアシ「フライングパワーボム」、対空投げで追撃も可能なγアシ「エリアルロシアンスラム」とどれも使い道があるのも見逃せない。
ザンギ+ストーム+何かで組む「ザンギストーム」は最強のチームと名高い。
●
ガイル(Guile)
『ZERO3』を経てようやく参戦した軍人。アーケードでは初となるナッシュとの共演が実現した。
相変わらず
ソニブと
サマソしかない元祖タメキャラ。でも結構強い。ナッシュと違い空中でサマソ(
タメいらず)を使える。
特に『ZERO3』では地味だったソニックハリケーンが大幅にパワーアップ。この影響か以降の作品でも『MVC2』ベースの性能で最上位技として実装されるようになった。
空中専用の突進ロック乱舞系HCのクロスファイアアサルトでエリアルからの安定した火力も嬉しい。空中でアサルトぶっぱからのDHCといったナッシュには不可能な芸当も。
他にもしゃがみ強Kの2段目がダウン追撃として一括で当たるのでヒット確認が非常に楽という性質を持つ。一応初段はダウン回避可能だが別に手痛い反撃を受ける程の不利は被らない。
アシストはαアシが「サマーソルトキック」、βとγアシで「ソニックブーム」の主に二つだが、リバサと対空ケアができるαアシストが一歩抜きんでているか。
スナップバックを出した後にサマーソルトストライクを出すと本来斜め上に飛んでいく衝撃波が発生位置に停滞し続けるバグがあるが、この衝撃波に攻撃判定があったりなかったりと妙なことになっている。だからバグなんだろうけど
条件さえ満たせば停滞衝撃波をいくらでも増やせるが、処理落ちも酷くなるので程々にしておこう。1回やるのに2ゲージ使うだけの価値があるかと言われると微妙だが
●アナカリス(Anakaris)
「ヴァンパイア」シリーズ初出の古代エジプトの王であるあるある。
語尾の2文字が繰り返される台詞が特徴であるあるある。
カプコンサイドで分かりやすいイロモノ成分が欲しかったのか、唐突にチョイスされたのであるあるある。
残酷成分も少ないからかカプコンファイティングジャムにも出演したのであるあるある。
↓↓、←→、順押しなど、原作の変則的な技コマンドをそのまま持ってきており、コマンド入力のしやすさの点ではむしろ初心者にオススメ。王は庶民の味方なりなりなり。
本作の王様はSJ中に半永久的に必殺技を連発できる。絶え間なく連発することで尋常でないゲージ貯め能力を誇るコブラブロー、ボタンで落下位置を変えられ連発されるだけでも空対地攻めが中々しんどい棺の舞など、高高度からのチンパン戦法が光る。
一方で各攻撃のリーチの長さや5ボタンチェーン、空中ダッシュ&空中特殊技の逆ピラを駆使した地上&通常ジャンプ攻めも強力。
HCはお馴染みファラオマジックの他、背景キャラと化してボタン入力で掌を上下左右にビッタンビッタン叩き付ける台バン「ファラオイリュージョン」、他「棺の宴」や「ファオコブラブロー」など、元ゲーのES技の方も再現。
HCのファラオコブラブローは各連打で恐ろしいヒット数を叩き出し、コンボ補正によるダメージ低下の影響を殆ど受けないのが強み。
しかしハヤト同様に立ちガード中にPP入力で前ダッシュしようとしたら空中でも漏れまくる困った点もある。特にバックジャンプ中に空中ダッシュを出す際は66で出すのを心掛けるべし。
マジックとイリュージョンはやや使いにくいがコンボに組み込んだ際のトータルダメージは非常に高いので、ゲージの使いどころは潤沢に存在する。
棺の宴は単なる嫌がらせの遅延行為だけど
ただし、巨体に反して防御力はウルヴァリン、スパイダーマン、飛竜と互角の低さなので痛い一撃を喰らわないようにするのであるある。
アシストはリーチの長い多段攻撃をするαアシ「コブラブロー」、発生が速くガード不能のコマ投げ技のβアシ「ミイラドロップ」、非常に大きい棺の飛び道具を落とすγアシ「棺の舞い」とどれも使いどころがあるのであるある。
中でもβアシは発生の速さとガード不能であることに加え、ヒットさせると追撃が可能なので一歩抜き出ているのであるある。
彼もザンギエフ同様に、アナカリス+ルビィ・ハート+ソンソンといった現在ではあまり見ないメンバーで4強相手に食らいつくアナカリスファンの凄腕プレイヤーも存在している。
元ゲーで各キャラ毎に異なる姿になる「王家の裁き」は残念ながら全キャラ統一で小さい人形に変身するのであるあるある…
50人規模でそんな演出作ってる余裕なんてなかったことは明白であるあるある。
また、デミトリのブリスで女体化させたグラフィックを
コピペした「ファラオデコレーション/ファラオサルベーション」も未実装。
50人規模でブリス専用グラ作ってる余裕なんてryryry
●
ストライダー飛竜(Strider Hiryu)
忍者を前身とした特務機関ストライダーズの隊員にして、最年少特A級ストライダー。
4強次点の一人。相変わらずのHC「ウロボロス」による纏わりつき戦法が強力で、特にドゥームのβアシストとの相性は抜群。
カプコンサイドで数少ない上位に食らいつける性能を誇るが、本作では立ち強攻撃に吹き飛び効果が追加されたことでせっかくの6ボタンチェーンのコンボ火力が奪われ、エクスカリバーの中ボタン版の軌道も削除される憂き目に。
地味にフォーメーションAの強版がタカ型オプションに変更されたが、影響があるかは未知数。
まぁワープとアシストを絡めた表裏分からん択の仕掛けやすさはキャップ以上にあるし、相対的に上位なのは間違いないのだが。
欠点は紙装甲な所とアシストに回った時の微妙さ。強いて使うなら相手の位置をサーチして頭上から攻撃するβアシの「ヴァジュラ」一択。だが高さまではカバーできないのが辛い。
アーケード版で最初から使用可能
●バレッタ(Bulleta / B. B. Hood)
「ヴァンパイアセイヴァー」より参戦した、多彩な火器で闇を狩るみんな大好き外道
赤ずきん。
本作でも前後移動する特殊技と上下段に打ち分けられるスマイル&ミサイルの威力の使い分けによる、中央~画面端での固めラッシュが売り。
硬直が非常に短くダウンしない弱版スマイル&ミサイルをガードさせてさらにチェーン~弱スマイル&ミサイル…という連携が強力。
強版スマイル&ミサイルは吹き飛びダウン性能で、画面端でヒットした場合は追撃が可能。密着チェーン~しゃがみ中Kから繋げてさらに追撃でダメージを上乗せできる。
ここからノーゲージで4割弱、1ゲージあればクールハンティングで6割強減らせるので画面端での爆発力は高い。
元ゲーで3強Kだった特殊技の下段マインは今作では1強Kとなっており、画面中央では間合いが開いてしまうためにチェーンから繋ぐことができない。
2強Kは素直に繋がり、ダウン回避されなければ6強K~必殺技やダッシュ弱Kからエリアル…と繋げられるが、スマイル&ミサイルのタメ入力維持を切り捨てる必要がある。
こういった風に画面中央と端で主となるチェーンの繋ぎとダメージソースがかなり違ってくる。
チア&ファイアーはK入力の対地版が追加され、ヨガフレイム&ブラストに似た打ち分けが可能になった。
K版のみ空中でも出せるのでエリアルにも組み込めるが、相手が先に動けるほど硬直が長いのであまり有効打にはならない。
地上版は対空版/対地版ともに後半のヒット判定がハイパーキャンセル未対応のでフォローも効かせ辛く、コンボ専用技と割り切った方がいいかも。
固め能力がウリなだけに、元ゲーの崩し要素のコマ投げ「センチメンタルタイフーン」の削除は結構な痛手。
他の女性陣2人には実装されているのに彼女だけ削除されたのは差別化と見るべきか…
王様?元ゲーからして1フレのコマ投げどころか通常投げ自体持ってないから…
ポテンシャルへの影響が未知数な部分としては、何れかの攻撃ボタンをホールドしているとスマイル&ミサイルが出ないという仕様がある。
やろうと思えば「ボタンホールド維持中の1タメ入力チェーン>6強K&ホールド解除>そのまま強Kを追加してキャンセルでのスマイル&ミサイル」と繋げることも可能。
強スマイル&ミサイルは画面端でヒットさせたいのだが、そうなると別に6強Kにキャンセルをかける必要がないので、
どちらかと言うとガード状態からレバー入れダッシュ~チェーンコンボに移行する際にスマイル&ミサイルが暴発しないための措置だろうか。
●
モリガン・アーンスランド(Morrigan Aensland)
「ヴァンパイア」シリーズのヒロイン。みんな大好き
サキュバス。
取り回しのいい6ボタンチェーンに、(前方/上昇~下降軌道/下降~緩やかに上昇軌道)と3種類に軌道を選べる変則空中ダッシュ「バーニアダッシュ」を持ち、
さらに飛び道具のソウルフィストと対空のシャドウブレイドはどちらも空中版が存在、急降下軌道の特殊技に崩しのコマ投げ「ベクタードレイン」も装備と、道着組のいいとこ取りといった感じに高いポテンシャルを持っている。
…と見せかけて、実際の所は結構残念な点が目立つ。
特殊技が優先されるためにエリアル始動技がしゃがみガードから出せなかったり、地上ソウルフィストが密着の強攻撃からしか繋げられなかったり、シェルキックが何故かハイパーキャンセル非対応だったり、
急降下軌道のシェルピアスの跳ね返り後にソウルフィストを出すとその後のバーニアダッシュ後に着地まで技が出せないリミッターが掛かっていたり、
6ボタンチェーンキャラの割に画面中央でチェーンを3段繋げたらそこから繋がるHCが無かったり、他にも空中シャドウブレイドが単発で大きく吹き飛ばす性能のおかげでせっかくの空中ダークネスが繋がらなかったり、
その空中シャドウブレイド自体が下降軌道バーニアダッシュとの入力重複で後者が暴発しまくる問題があり、その関係かエリアル中はソウルフィストの方がコマンド優先度が高かったり…
といった風に単体では融通の利かないウィークポイントが相当目に付くため、アシスト依存度が高いキャラと言えるだろう。
せめて画面中央エリアルから空中ダークネスが確定で決まるぐらいはあっても良さそうなものだが…
とは言えスーパージャンプ~空中ソウルフィストを盾にしたバーニアダッシュでの高高度からの攻め能力と、それらのラッシュから地上でベクタードレインを仕掛ける崩し能力自体は高い。
通常ジャンプ~シェルピアスのヒット後に最速キャンセルでシェルキックと入力するとシェルキックが当たらずに着地して密着状態となるため、そのまま崩し投げが成立する状況を容易に生み出せる。
しかしそれ自体は単体の投げを通すだけに過ぎず、総合火力やその後有利な状況にも結び付かないのでとりわけ強力な利点かと言うとそこまででもない。
総じて「強みはあるがそれ以上に残念な点が多い上級者向け」といったキャラで、強さを引き出すには地道なチームプレイが求められる。
前作に引き続き「シルエットブレイド」や「ソウルイレイザー」などの本作オリジナルのHCが使えるが、3ゲージ技の「エターナルスランバー」はアシストとの連携を踏まえると性能が凶悪過ぎるためか流石に削除された。
モリガン単体では全体的な火力が低いのでダイヤは全体の中でも下位の方だが「ダークネスイリュージョン」を利用した様々な戦法が可能で今作のシステムの恩恵をかなり受けている事もあり、使用率は割と高い。
お互いの位置次第ではあるが、やろうとすればウロボロス発動中の飛龍にも「ダークネスイリュージョン」を当てる事も理論上可能である。
次回作ではモリガンはさらに原作寄りの性能となりHC「イレイザーキャノン」さえも削除されてしまうが、理論上最強のキャラの一角になるとは誰も思わなかった。
●
豪鬼(Gouki / Akuma)
お馴染み
殺意の波動を持つ格闘家。
今作ではストⅢシリーズが初出である「滅殺豪螺旋」がHCとして追加…したものの、発生が遅くてリーチが短いのでほぼ魅せ技。
『XVS』や『MVS』でも「豪波動拳」や「斬空波動拳」が小さいなど微妙な性能だったが、ただでさえ低かった防御力が極端に下がり、ますます設定負け感が…
その為アシスト攻撃中の豪鬼がジャガーノートを初めとした高火力HCを1発でも喰らってしまうとほぼ瀕死となる。
ただ、空中強「竜巻斬空脚」がフルヒットさせるとそこそこの火力が出る上、「竜巻斬空脚」はHC「天魔豪斬空」にキャンセルして繋ぐことも可能に。
γアシスト攻撃の「竜巻斬空脚」はコンボに組み込めて火力もあるためそこそこ使いやすい。ただしVCが真上に飛ぶ「滅殺豪螺旋」になるのが欠点。
彼もルビィ同様、自身の選択アシストによって自身のVCが全て異なるキャラである。
●
キャプテンコマンドー(Captain Commando)
コマンドーチームのリーダー。
対空アシスト枠の1人。
βアシストの「キャプテンコレダー」がとにかく対空、牽制、守り、何でもできる高性能アシストで、選べば落雷の音とボイスが響きまくる試合に。
特にセンチネルとの相性が良く、センチネルをメインアタッカーにしていると大抵彼がアシスト要員として控えにいる。
正義の味方とは…
その「キャプテンコレダー」だが今作ではなんとHCでキャンセルできるようになった。キャンセル先は「キャプテンソード」ほぼ一択。
本体も端から端まで届く「キャプテンファイヤー」やコマンドーチームを駆使した攻撃もあるのである程度戦える。
●
ジン・サオトメ(Jin Saotome)
「サイバーボッツ」のパイロット。しかし格ゲーに出たのはこっち。
断じてガンダムファイターではない
J2強Kが3段攻撃となり、一気に跳び込みを仕掛けやすくなった。
強攻撃に削り能力があるのも追い風となり、アシストを絡めてJ2強Kを延々ガードさせているだけでも知らない間にそこそこ体力を減らせていたりする。
チェーンコンボ…と言うか立ち&しゃがみ中Kと立ち強Kが変態軌道なのでそれらを絡めた動きが初見では見切り辛い(多分使ってるプレイヤー自身も)。「サオトメダイナマイト」により高い迎撃性能を持つ。
おススメアシストはコンボパーツに便利なαアシスト「サオトメタイフーン」か、リバサ迎撃用のβアシスト「サオトメダイナマイト」の2択。
ただ、αアシストはVCが対空ロック性能のサオトメサイクロンとなるのが最大のネック。
アミンゴなどのVCが対空方面に固定されているキャラとの組み合わせでもロック性能が足を引っ張りゲージ消費に見合う総合威力を発揮できないのが痛手。
一応はメイン操作としてのジャガーノートと組み合わせて画面端「付近」でVC発動すると、ジャガーノートヘッドクラッシュ4ヒット後に位置入れ替えで手前に吹き飛んだ相手をサオトメサイクロンで拾って無駄なくゲージ消費に見合った威力を発揮できるというネタはあるが、そのためにわざわざVCを使うならDHCでいいという現実。
CPUのジンはピンチになると即刻交代し、残りジンのみ且つ体力残り1~2割以下でオート発動の「明鏡止水」をやたらと狙いたがる。
だが1~2コンで体力0がほぼ当たり前、多段飛び道具祭りの今作で「明鏡止水」を狙うのはほとんど無謀。
だが運よく発動した後の爆発力はピカイチ。ロマン好きにはたまらないキャラとなっている。
飛び上がってダルシムの弱ドリルキックの様に突っ込んでいく軌道の立ち強Kとアシストの組み合わせによる表裏分からん攻めも一応可能ではあるが、間合いが離れ過ぎる上に必殺技キャンセルでのフォローも隙が大きくフォローにならなかったりするといった具合に、勢いだけではどうにもならないピーキーさが悩みの種。
強版サオトメタイフーンが地上ヒットすると途中から位置が入れ替わるのだが、この時でもハイパーキャンセルの入力は位置が入れ替わる前段階の方向(左サイドから当てた場合、ブロディアパンチでキャンセルする場合は位置が入れ替わっても236PP)なのは覚えておこう。
家庭版で最初から使用可能
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ジル・バレンタイン(Jill Valentine)
「バイオハザード」から参戦した新キャラ。衣装は初代のS.T.A.R.S.制服準拠。
癖のない通常技に反して必殺技は大分アクが強く、基本コンボの時点で相応の工夫が求められる職人向けのキャラ。
画面後方から手前にゆっくり前進する超低速飛び道具扱いのゾンビを盾にする「緊急回避A」、同様に画面後方から通常飛び道具と同等の弾速で手前にケルベロスが襲撃する「緊急回避B」、上空から緩やかに下降して上昇していく軌道のカラスの襲撃「緊急回避C」と、
3種のB.O.W.を駆使した遠距離での変則シューティング型の戦闘スタイルが特色。
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緊急回避A/B/Cそれぞれの特色 |
Aのゾンビは弱と強で性能が異なり、弱版は相手に接触すると一定時間拘束して追撃が可能。
また、前進中に何かしらの攻撃を加えると躓いて地面にうつぶせ状態となり、相手が接触すると同様に拘束を仕掛ける。
ここで言う攻撃を加えるというのは緊急回避BとCにも反応しており、ゾンビに対してケルベロス或いはカラスを当てた場合、うつぶせゾンビが画面内に残っている間はケルベロスとカラスの攻撃判定が消える仕様となっているために同時連携が不可能となる。
強版はゾンビの全身が燃えており、相手に接触した場合は拘束せずに吹き飛び効果を発動する。
こちらのゾンビには攻撃が当たらない仕様となっており、緊急回避BとCを連続で交えた飛び道具連携を維持しやすい。
基本的には強版で連携を維持するのが無難。
BのケルベロスとCのカラスに関しては、ジル自体を襲撃している扱いなのでジルが跳躍/しゃがみで回避する動作も一括で行われる。
この回避動作が厄介で、「回避を行うのはBとCの接触寸前」という仕様のために相手側の画面端に近い位置にいるほど接触までの時間差が生じ、その回避動作が入るまでは行動不能の硬直が発生する。
自分が画面端を背負っている時はすぐに動けるが逆もしかりという性能なので、ABCを絡めた一連の動きはそれ自体が相手を攻めずに迎撃態勢を繰り返しているだけの消極的なプレイということでもある。
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突進攻撃の「近接戦闘A」は移動距離が短いことに加えて吹き飛び距離が大きく地上ハイパーキャンセルの恩恵を受けられないのがネック。
強版はボタンホールドで一旦保留状態を維持したまま動けるチャージ版となり、ホールド時間に応じてヒット数が増加する。
やろうと思えば数十ヒットさせることも可能だが、果たしてそこまでタイムと立ち回りを犠牲にする価値があるかは未知数。
飛び道具の「グレネードランチャー」は弱と強で軌道が異なり、弱は遠距離対空、強は近距離対空向け。
通常時は射程制限が設けられ、ボタンホールドで榴弾の爆発までにディレイが掛かる様になる。
弱ならば画面端まで届き、強ならば3キャラ分程度手前の地面に着弾する様にもできる。
ただ弱は画面端まで届くとは言え斜め上に発射する軌道なのでしゃがめば回避されてしまい、どちらの軌道でもそもそも当てること自体が難しい。
どちらにしても発生が遅いのでコンボに組み込めず、ボタンホールド版も裏を返せば回避されている前提なのでスーパージャンプで拒否されやすいという難儀な性能。
弱の軌道を緊急回避Aの弱版のゾンビに当てて地面に設置させるという使い道もあるにはあるが…
応戦射撃はカプコンの格ゲーでは数少ない当身反撃タイプの技で、反撃が成立するとPボタン連打で最大10発の射撃を撃ちこむ。
裁けるのは打撃攻撃のみなので、ビームや飛び道具が飛び交うこのタイトルでは相対的に不遇な技。
当身動作にわざわざ光の点滅を付与している時点でバレバレな上、ハイパーキャンセルにも対応していないというどうにも残念な性能で使い道を見出すのは難しい。
…といった具合に緊急回避以外の必殺技は全般取り回しが悪いので真価を発揮するのは非常に苦労を伴う。
地味に厄介な点として、通常投げが1種類のみかつ相手を逆サイドに投げられず、画面端を背負った状態から投げを通しても位置入れ替えできないという割と致命的な欠点まで背負っている。
家庭用のトレモでは相手を画面中央に移動させるにはHCの「CODE:T-002」を使う以外に方法がないという面倒臭さも…
しゃがみ強Kのスライディングからしゃがみ弱Kで追い打ち~エリアルの黄金パターンは稼働初期によく見受けられた。
アシストは使いづらいものが多いせいでだいたい彼女を選択するときは先鋒にいることがほとんど。強いて選ぶならβアシ「近接戦闘A」か。
●トロン・ボーン(Tron Bonne)
「ロックマンDASH」から参戦した新キャラ。搭乗メカ「グスタフ」は本作以降頭部コクピットが剥き出しのデザインとなっている。
多段攻撃でヒット確認が楽な立ち中P、岩石投擲によるワンボタン飛び道具の立ち強K、高いめくり性能を誇るJ強Pなど、通常技の性能が軒並み高いのが魅力。
γアシストの怪電波はフルヒットさえすれば、ノーゲージで真空波動拳並みのダメージに。キャプコマではなく、こちらをセンチネルのアシスト要員にする人もいる。
本人はチェーンコンボが特殊だが火力は高いのである程度戦える。
立ち強Kから対空軌道>対地軌道へと切り替わる変則軌道のコブンランチャーで牽制し、地上に固まった相手に空中ダッシュで近づく…というのが理想的な動き。
まぁ本人のアシストの異常な火力が有名なので1番手に置かれる比率は高くないのだが…
本編の過去編となる「トロンにコブン」での苦労人気質と家族思いの面を緻密に描写されたことで本編主人公のロックより人気があるコミカルな悪役としての地位を確立し、今作での性能面での強みもあってか続編の3にも続投することとなった。
似た性能のロックマンシリーズの主人公ばかり出しても…という事情もあっただろうけど。まあその本来の主人公の方もタツカプでようやく格ゲーデビューを果たしている。
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さくら(Sakura)
女子高生格闘家。
斜め上に飛ばす「波動拳」をはじめ、「ストリートファイター」シリーズとはかなり毛色の異なる性能。地味に防御力が憧れの人であるリュウと同じ。
今作では日焼けできるようになった。ただしメカザンギエフとは違い3ゲージもいる。
その分日焼けできれば防御力そのままに、「波動拳」と地上版「咲桜拳」がストZEROとほぼ同じな性能になったり、「真空波動拳」がレーザーになったり、「阿修羅閃空」と「春獄殺」が使用可能になったりと使いやすさが上昇する。ただし
「咲桜拳」の飛び道具無効効果が消えているのでαアシにしている場合はその点に注意。
豪鬼より殺意の波動絡みの技を使いこなしているような…日焼けしているだけなのに…
アーケード版、家庭版共に隠しキャラ
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ケン(Ken)
ブルジョワ格闘家。リュウや豪鬼とは違い今作ではアーケード版でも家庭版でも隠しキャラ。
強版「昇龍拳」のおかげでアシストとしてはそこそこ使いやすい。本体としても強版「空中竜巻旋風脚」やHC「昇龍裂破」の火力は中々のもの。
特に強版「空中竜巻旋風脚」はノーゲージ技なのに
フルヒットすると他キャラの一部のHCより減る。
代わりに波動拳は射程制限があり、飛び道具としては機能し辛い。地上版の「竜巻旋風脚」も斜め上に飛んでヒットすると最後にかかと落としで締めるという動作のせいでクセが強め。
エリアル始動技の2強Pの発生も他の道着メンツと比べて明らかに遅く、2弱Kからは最速かつ密着でないと繋がらないし当たらないというシビアさも併せ持つ。
後αアシの「昇龍拳」にするとVCが真上に飛ぶ「神龍拳」になるのも少しキツイ。VCが気になるならγアシの「竜巻旋風脚」にしてコンボパーツにする選択肢もあり。
HCがどれも地上専用なのも手伝い、本作で彼をメイン起用する際の強みは空中竜巻一点張りというピーキーさが悩み所。
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春麗(Chun-Li)
麗しの中国拳法家。今作ではなんと隠しキャラに。
空中ダッシュに3段J持ちと過去作の性能を踏襲しており、立ち回りそのものはストリートファイターキャラの中では悪くない。ただ本作では火力が…
七星閃空脚も削除されてしまい、天昇脚>ハイパーキャンセル七星閃空脚の安定コンボは前作のPS版EXエディションのみのレアレシピとなってしまった。
コンボの締めに使う火力の高いHC「千裂脚」もアシストなしでは繋がらなくなったのも向かい風。
中段技の旋円蹴をアシストで出せるのが最大の利点。アダマンチウムを失ったウルヴァリンと共に、中下段同時攻撃でガード不能連携を仕掛けられる数少ないキャラ。
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ダルシム(Dhalsim)
ヨガの神秘を持つインド人。ストリートファイターのキャラで一番ミュータントに近いとか言われてる人。
8方向空中ダッシュを会得したことで、元々高い性能に輪を掛けてヤベースペックで帰ってきた。
過去作から定番の前後ジャンプ問わずの弱ドリルキックからの空中チェーンの押し付けに加え、難度は高いが総合コンボ火力も同様に高いのもあって熟練すれば恐ろしいポテンシャルを引き出せる。
空中ダッシュを取り入れた画面端エリアルで単体で普通に7割出せたりする。そりゃミュータントに近いわけだ。
マヴストにあった弱攻撃同時押しによるスライディング強制キャンセルは、ただでさえ8方向空中ダッシュ追加で過剰に強化された空中攻めとの兼ね合いもあってか流石に削除されている。
まぁ空ダ無しにしても交代入力と被るのでどの道削除は避けられなかっただろうけど
アシストはαアシ「ヨガファイヤー」、βアシ「ヨガフレイム」、γアシ「ヨガブラスト」があるが、選ぶなら出が早く対空にも使える「ヨガブラスト」が一歩リード。
●ナッシュ(Nash / Charlie)
ガイルの親友。今回は改造される前の姿。
空中サマソとソニックハリケーンがない代わりに「ムーンサルトスラッシュ」という専用技を持っており、
その軌道を用いた対地攻めにおけるタイミングずらしなど、ガイルに出来ない動きも可能。
マヴストでの隠しキャラ「シャドウ」時代にはHC発動時に目を光らせる演出が追加されて発生が非常に遅くなった結果、ゲージ消費を絡めたコンボの多くが軒並み繋がらなくなり大幅に弱体化していたのだが、本作では改造を施されていない純正ナッシュなのでHC全般の発生速度もエクスト当時のものに戻った。
エクスト当時に大暴れしたソニックブレイク×Nの無法っぷりも帰ってきたため、彼もシルバーサムライと同じ様なゲージ依存度の高さを再び背負うことになった。
アシストはα・γで「ソニックブーム」、βで「サマーソルトシェル」になる。ガイル同様に斜め上方向をカバーできるβアシストが有用だが、しゃがんでいる相手にサマソアシが当たらないのが非常に痛い。
カンボジア大会では彼、アイアンマン、Dr.ドゥームのチームがレバーをぐるぐる回しながら強Kとアシスト連打だけで優勝した。
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ベガ(Vega / M. Bison)
シャドルー総帥。
カプコンキャラにしては珍しく、ワープも飛行も持っている。
本家では溜めキャラなのだがMVCシリーズでは一部の必殺技がコマンド技に変化している。
とあるバグにメタを持つ唯一のキャラ。
過去作では地上&空中2ボタンチェーンなのはまだしも、SJ中は何故かザンギ同様の3ボタンチェーン止まりという謎調整をされていたが、本作では地上&空中3ボタンチェーンに加え、SJ中も他キャラ同様6ボタンチェーンを会得したことでようやく真っ当な固めとエリアルが可能になった。
アシスト込みチェーンからのサイコフィールドや新HCのサイコエクスプロージョンで安全に削っていける固め能力がウリ。
例によってアシスト+ワープによる表裏分からん攻めもあるにはあるが、技後の硬直が長いので他のキャラと比べると実用性には劣る。
飛竜同様にドゥームβアシストとの相性が特にいいキャラ。ひたすら固めて削り殺せ!
アシストは固めに使うβアシ「サイコフィールド」か威力が高くコンボパーツにもなるγアシ「ダブルニープレス」を選ぶのが無難。
●キャミィ(Cammy)
シャドルー親衛隊の一人。
αの対空迎撃アシスト「キャノンスパイク」が高性能だが、サイクロップス、サイロック、キャプテンコマンドーといった他の対空アシストライバルが強すぎるのが悩み。
ソンソンと似たような欠点だが、本体性能はソンソンより遥かにマシ。
●
ロックマン(Rockman / Mega Man)
鋼鉄のヒーロー。次回作のパラレルワールドステージではウルヴァリン同様唯一生存している設定。
強Pによりお手軽な弾の連射が可能。あと
挑発。
今作は容量の都合か勝利演出に出てくるライト博士は喋らない。
●フェリシア(Felicia)
「ヴァンパイア」の
キャットウーマン。セイヴァーのEDで見せたシスター姿で登場するイントロが印象的。
何故かセンチネル、サノス、コブン共々最後の隠しキャラ。
ヴァンパイアからの参戦が女キャラだけというのは偏りが激しい故、インパクト抜群の王様で中和する必要があったのだろうか
本作ではマーヴルサイドに合わせての強さのテコ入れか本家セイヴァーで削除されたサンドスプラッシュが復活し、さらにHC版「スーパーサンドスプラッシュ」も会得。
通常必殺技のサンドスプラッシュの時点でほぼ画面端まで届く飛び道具判定を瞬間的に発生させるので、地上制圧能力はカプコンサイドに限っては折り紙付きに高い。
スーパーサンドスプラッシュも同様だが、最終段で大きく吹き飛ばしダウンする性質上、画面端に持っていく能力は高いが後続のDHCに繋げるのはやや厳しい。素直にダンシングフラッシュでいいかも。
その他、地上突進技「ローリングバックラー」に横方向への吹き飛ばし攻撃/下段のダウン属性の2種類の派生攻撃が追加され、セットプレイを仕掛けやすくなった。
他にも相手を飛び越しても自動的に振り向いて逆側に攻撃する空中デルタキックの軌道とアシストの組み合わせを活用した変則的な分からん攻めに加え、地味にコマ投げも装備しているので崩し手段もそこそこある。やたら動作の長いモリガンのベクタードレインと違ってテンポもいい。
…が、このキャラの真骨頂は画面端でプリーズヘルプミーをヒットさせた後の追撃にある。
同技をヒットさせた後の追撃にはリミッターが掛からず、間合いも遠ざからない上にダウン追撃可能な必殺技が多く、必殺技での追撃からハイパーキャンセルでプリーズヘルプミーを再度出すと普通に繋がってしまう。
この時点で標準体力のキャラは8割減らされ、もうワンセットで即死。相応のゲージは必要だが、とにかくレシピか簡単な上に単体の小技始動で実行可能である以上、地上画面端であれば常にこの恐ろしいコンボの脅威と対峙する覚悟がいる。
シルバーサムライ同様に真価を発揮するにはゲージ依存の激しいキャラではあるが、実践値は段違いに上と言える。
でもシスターが仲間を呼んで壁際で延々と集団リンチさせて自分は何もしないという見てくれの悪さは酷いと言わざるを得ない
ヴァンパイア勢ということで6ボタンチェーンが採用されてはいるが、全体的に通常技のリーチが不足気味でチェーンコンボをフルで活かせる場面はないと言って差し支えない。
特にしゃがみ強Pに関しては小技からも繋がらない程短く、エリアル始動技の立ち強Kも弱>中と2段繋げたら届かないという有様。
なので彼女をメインとする上でのチェーンコンボは、基本的にはサンドスプラッシュまで一括でガードさせて防戦に追い込むのが目的。
あえて地上コンボを狙うなら、3ヒットする立ち強Pを直接当ててしゃがみ強K~必殺技で追撃と繋ぐのが一番安定するだろう。
ちなみに、CPUのフェリシアはやたらにアシストを発動してくるアルゴリズムを持つ。
ファイティングコレクションでの実績「ハッピーバースデイ!」を解除するのに最適の相手。
●
ダン(Dan)
サイキョー流の格闘家。
相変わらずダイヤ最下級に位置する彼だが、もともと隙が非常に少ない断空脚をメインとした立ち回りでそれなりの攻め能力は持ち合わせており、今作では3段チェーンコンボの追加、空中版「断空脚」習得と順当に強化されたことに加え、初出のマヴストでは6分の1程度しか減らせなかった3ゲージ技の「漢道」の威力が7割ほど減るロマン技に変化、と地味ながらも相当なパワーアップを遂げている。
言うて「ダンにしては相当強い」レベルではある。
マヴスト同様に挑発でゲージが溜まるので、スーパージャンプで逃げる相手を無理して追う位なら挑発した方がいい。
特に画面上空から棺を落としまくるチキンな王様相手で有用
アシスト技に彼の十八番の「断空脚」が無いのが非常に惜しい。
αアシは飛び道具なのに射程が非常に短く、γアシはαアシより飛距離は長いものの発生激遅なため、消去法でβアシになる。たまに無敵付くしね
●コブン(Kobun / Servbot)
トロンのサポートロボ。
もっともちっちゃく、火力も防御力も喰らい判定もちっちゃい。
だが大量のコブンを呼ぶHC「昼食ラッシュ(γアシスト時)」の削り能力は優秀。ちなみにアシスト選択によってコブンの大群の動作が変わる。
しかし「昼食ラッシュ」を強くするとアシストが使い物にならなくなり、アシストを強くすると「昼食ラッシュ」の性能がゴミと化すと言う非常に困った性能になっており、プレイヤーを悩ませる。
「昼食ラッシュ」を主軸にするならγアシ、アシストをさせたいならαアシが無難。
自身が倒されると相手のヴァイタルソース分を回復するアイテムを落とす。敵に塩を送るスタイル
●
ロール(Roll)
異様に小さくなった『8』版のサポートロボ。
キャラランクに「ロールちゃん」という項目が出来るという、ぶっちぎりの最弱キャラ。
ロックマンに勝っている部分がなく、
ダンやコブン相手すら2:8や3:7で不利という厳しいほどの劣悪な性能。
さらにどう足掻いてもセンチネルに0:10で不利というダイヤグラムを叩き出している。コブンですら特定状況限定とは言え2:8という声もあるのに…
おまけに前作の唯一の取り柄だった専用ボーカル
BGMも容量不足のため没収。ロールちゃん、君は今泣いていい。
★ラスボス
1段階目→鋼鉄の巨人。ジャガーノットヘッドクラッシュなど攻撃がパワフルだがスキも大きい。
2段階目→崩れた巨人から登場する緑色の液体人間。泡や多角弾などいやらしい。長い射程のビーム技持ちかアナカリス、コブンでないとここでグダりやすい。
3段階目→マグマを思わせる巨大な赤い液体の怪物。当たり判定も大きく、攻撃もすさまじい。
なお、全段階ともアイスマンやケーブルなら楽勝である。
<余談>
本作はアメリカが本場とされており、基本的に研究もそちらの国のほうが進んでいる。
「買い物帰りにプレイしたら、買い物袋さげたおばちゃんに永パ決められて負けた」と言う逸話も。
<移植版について>
ドリームキャスト版は完全再現、アーケードモードに加えて、トレーニングモードやスコアアタックモードが遊べる。さらにネットワーク対戦にも対応している。しかし、アーケード版との連動要素が強くキャラクターの解放にはビジュアルメモリにデータを登録し、登録したビジュアルメモリをアーケード版に挿して入手したポイントとネットワーク対戦で貯まるポイントも必要であり、尚且つネットワーク対戦のサービスが終了し、アーケード版でビジュアルメモリ挿入に対応している筐体を見つけなければいけない為、キャラクターの解放が非常に困難となっている。
一応、『CAPCOM VS. SNK 2』の予約特典のディスクとして『CAPCOM対戦
ファンディスク』という、カプコンが発売したドリームキャストの一部ゲームの隠し要素が全て解放された最強データが収録されてあるディスクが存在しており、ここからマヴカプ2の全キャラクター解放済みデータを入手する事が出来る。
PS2版・初代XBOX版は生産数の少なさから高値で売買されている。 中古なら3000円以上、新品なら2万円を越えることさえ珍しくない。が、このバージョンはアニメーションが欠如している部分がある為、海外ユーザーからはあまり評価は高くない。初代XBOX版はXBOX360本体でも遊べるが、フレームレートがガクガクなのでオススメしない。
PS3版・XBOX360版はオープニングムービーが無くなり、メインメニューも一新されており、これまでの移植版とは違い最初から全てのキャラクターが解放済みとなっているが、現在では両バージョン共に配信終了している。同時期にスマホ版もリリースされているが、こちらはPS2・XBOX版同様、シークレットファクターでキャラのアンロックが必要となっている。こちらも配信終了済み。
『MARVEL VS. CAPCOM Fighting Collection Arcade Classic』収録版はアーケード基準の移植となっており、オフラインモードでは解放されている隠しキャラのグループや隠しカラー、同キャラチームの編成ありなしの設定も可能となっている。さらに11月に発売される海外版のパッケージ版には短編のMARVELコミックが特典として付いてくる。
アーケード版と家庭用移植版の違いとして、キャラクターセレクト画面のキャラの位置が異なったり、エンディングの絵が違ったりする。
追記・修正はロール、ダン、コブンでセンチネル、ケーブル、キャプテンコマンドーのチームに勝利してからお願いします。
- PS2版やりまくったけど貴重だったのかwwwww当時マグニートとかの強さ知らなかったからずっとジン極めようとしてたなあ…… -- 名無しさん (2014-04-04 13:53:33)
- PS2版やってたな…当時はまだ純粋にゲーム楽しんでたから、強キャラとか弱キャラなんて関係なしだった -- 名無しさん (2014-08-25 15:56:12)
- ルビーさんは他の場所で報われてほしい -- 名無しさん (2016-06-16 13:49:37)
- 仮にもお祭りキャラゲーで性能は弱い、上には届かないて紹介の仕方が多いのにちょっと違和感 -- 名無しさん (2017-08-02 19:10:06)
- Xメン優遇、Xメン以外のマーヴルとカプコンの非格ゲーキャラ普通、カプコン格ゲー不遇 -- 名無しさん (2020-02-14 15:15:55)
- ドリームキャスト版もあったから、PS2版に食いつくのはそっちが遊べる環境にない人ぐらいのもんだった -- 名無しさん (2020-10-17 16:24:01)
- 世紀末バスケに戦国陸上が生まれてしまうきっかけを作った?業深きゲーム -- 名無しさん (2021-03-19 16:25:42)
- ↑4 対戦が盛り上がったゲームだからね。お祭りとはいえ日米それぞれで「こんなヤツ知らん」て面子もいるし。 -- 名無しさん (2021-03-19 16:42:05)
- ダルシム10強入りしとったんか。稼働当初から行けそうで行けないみたいなポジだったけど研究ってのは恐ろしいな -- 名無しさん (2022-02-19 15:27:59)
- ルビィ・ハートとソンソンは今でも担当声優すら不明という不遇ぶり…(田中敦子さんと飯塚雅弓さん辺りではと推測されてはいる) -- 名無しさん (2022-02-22 13:10:12)
- ルビィは本人かどうかは定かじゃないけどシャドルー格闘家研究所で取り上げられてはいる -- 名無しさん (2022-02-22 13:15:11)
- ジンの明鏡止水はワンチャン試合ひっくり返るから使ってて楽しかった -- 名無しさん (2022-06-14 14:18:16)
- 当時はアニメで見たことあるXメン以外のマーブルキャラを碌に知らなかったしキャラの強弱も知らなかったからリュウ、ジン、ガンビットでプレイして頑張ってたよ。結果はお察しください…。 -- 名無しさん (2023-01-20 15:57:49)
- オーストラリアで買い物籠下げたおばちゃんにボコボコにされたのはいい思い出 -- 名無しさん (2023-03-18 12:48:55)
- スパイラルで別ゲーするの楽しかったけど、やられた方はクソだったよな、とは思う -- 名無しさん (2023-11-24 14:26:34)
- 昔から記事内容がネガティブな極論ばかりな書き方だったので各キャラ毎に色々利点や強みを追記してみた。使ってないキャラも多いんで均等にとはいかんけど大分補強できたんじゃなかろうか -- 名無しさん (2024-07-09 19:10:28)
- ↑00年代と比べて評価の上がったキャラが増えたんだなぁって印象。ザンギとかコブンよりはマシでダンと同じくらいとか言われてたし -- 名無しさん (2025-02-08 13:22:44)
- 鈴村健一はアミンゴとアビス以外にもう1キャラ演じたらしいんだが誰なんだろうな -- 名無しさん (2025-04-18 19:07:52)
最終更新:2025年04月18日 19:07