登録日:2011/07/06(水) 23:56:04
更新日:2024/04/20 Sat 15:03:09
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ロックマンワールド5に登場するボスロボット集団の名称。
和訳すると「宇宙の支配者」。海外版での名称は『StarDroids(スタードロイズ)』。
全員が
太陽系の惑星と同じ名前を持ち、通し番号の前に付く通称は「SRN」。
ある時突然宇宙から地球に飛来し、それぞれがロボット軍団を率いて、世界各地へと攻撃を開始した。
いずれも地球外文明によって造られたロボット達であり、ロックマンのロックバスターを始めとする地球の兵器が通用しない。
…のだが、バスターについてはオープニングデモでは攻撃を跳ね返されたが、本編ではちゃんと効果があるのでご安心を
(ロックンアームを装備する際に、バスターも強化されたのだろうか)。
本作では弱点武器の相関図が
前作までとは異なり、
前半の4体(マーキュリー、ビーナス、マース、ネプチューン)、後半の4体(ジュピター、サターン、プルート、ウラノス)、
そしてアースの計9体で形成されている。そのため、前半の4体のうち2体は序盤では弱点武器で挑む事ができない。
【メンバー】
スペースルーラーズのリーダー。後半4体を撃破すると挑むことができる。早い話が今作の
ロックマンキラーポジション。
他のルーラーズに先んじて単独でロックマンの前に現れ、
スーパーロックバスターを軽々弾き返し、ロックマンに一撃で致命傷を与えてみせた。
プライドが高く、他者に接近されるのを好まない。
そのため戦う際は持ち前のテレポート能力で相手と距離を取りながら、追尾式多重反射レーザーの『スパークチェイサー』などを放つ。
派手な髪型が自慢で、髪形を崩す帽子を嫌っている。
名前の由来は地球で、海外版ではラテン語で地球を意味する『Terra』に変更されている。
もっとも戦う際は地球ではなく
月面で対決することとなるが。
特殊武器はスパークチェイサー
3段階に屈折する追尾レーザーを発射する。
レーザーは消えるまで自動的に敵を追尾してダメージを与え続ける。貫通力も高い。
使い勝手は抜群だが、燃費が悪いこととなかなか攻撃がヒットしない場合があることが欠点か。
弱点はディープディガー
足元にブロックがあるため、初見でも弱点武器が分かりやすい。
身体が液体金属で構成されており、液化・分裂する事ができる。
この能力と『スナッチバスター』を使って相手の持ち物を盗むのが得意だが、仲間からは手癖が悪いと不評。
そのため
友達は少なく、特にプルートとは「犬猿の仲」と評されるほど仲が悪い。
ジャイアニズムを信条としているが、実際は陰口や後ろ指を気にするなど性格は気弱。好きなものは「共産主義」。
スナッチバスターは体力やPチップは勿論、E缶などのアイテムも盗むことがある。これでS缶を盗られた時の絶望感は異常。
特殊武器はスナッチバスター
敵に当たるとエネルギーを吸収する弾を発射する。3連射まで可能。
ロックマンが使用すると、ライフエネルギー(小)を奪う(一部のボスからは奪えない)。
戻れなかった場合は、周囲を漂うようにして追いかけてくる(そうならない時もある)。
弱点はブラックホール
前述の通り序盤では使えない上に、衝撃波でしかダメージを与えられない。
弱点武器で戦えるのは終盤のボスラッシュ時のみ。
蟹のような姿で、実際にまっすぐ歩けず蟹歩きで移動する。
非常に攻撃的な性格の持ち主で、ジャンプしながら大小2種類の泡型爆弾の『バブルボム』を発射する。
トードマンに似ているが、別に生き別れの兄とかではない。
綺麗好きな性格で朝シャンが日課。好きなものは阿波踊り。蟹みたいな外見の割には、タコを苦手とする。
特殊武器はバブルボム
ジグザグに上昇する泡型爆弾を発射する。2連射まで可能。
泡は天井や壁に張り付くとそこから地形に沿って進んでいく。
慣れが必要だが、威力が高い上に燃費も良い。
武器の性質上、対空迎撃や接近戦で効果を発揮する。
弱点はフォトンミサイル
発射した時にバブルボムとぶつかると相殺される。
戦車に手足が付いたような外観。
ナパームマンに近い印象だがジャンプできず、足裏のローラーで移動する。
『フォトンミサイル』などの大量の火器や地雷などを発射でき、ルーラーズ屈指の火力を誇る。
そのためか性格はとても慎重。飛行機に乗れないことと地雷のタレ流しがやめられないことが悩みらしい。
特殊武器はフォトンミサイル
一直線に貫通するドリル状のミサイルを発射する。2連射まで可能。
発射までにタイムラグがあるので、少々使いにくい。
弱点はソルトウォーターとエレクトリックショック
前者を使うよりは、機銃を連射している時にバスターや後者で攻撃した方が楽。
鳥に近い姿をしていて、ルーラーズで唯一長時間飛行可能。
自在に空を飛び、電撃攻撃『エレクトリックショック』を仕掛けてくる。
電撃を用いる理由は「部屋の中では(昔は使っていた)メガトン級の爆弾を使うのは危ない」からだとか。
ジェットエンジンを搭載しているからか、プロペラ飛行であるジャイロマンを見下しているらしい。
対するジャイロマンもジェットエンジンを嫌っている為、犬猿の仲と思われる。
特殊武器はエレクトリックショック
掌から100万ボルトもの超高圧の電撃を発生させる。射程が非常に短い反面、威力は高い。
ボタンを押し続ければ暫くの間放電するほか、ジャンプしながらの移動が可能(通常攻撃中は移動が出来ない)。
ロックマンが苦手とする接近戦や耐久力の高い敵に対して効果を発揮する。
弱点はバブルボム
ボスは常に飛行しているようなものなので当てやすい。
常に持っている大きなリングから空間を歪曲させる『ブラックホール』を発生させ、相手を亜空間に飲み込んでしまう。
ただエネルギーの関係で吸引力はそれほど強くない。ブラックホールの他にもスライディングや時間停止などで攻撃する。
その能力をいい事に、仲間もいちいちブラックホールで呼び寄せるほど出無精。
好きなものは室内遊び(TVゲームは苦手)とフラフープ、それに新しい物(ただ、お小遣いは少ない)。
名前の由来は土星。
特殊武器はブラックホール
頭上に小型のブラックホールを出現させ、吸い込みと衝撃波で二重に攻撃する。
吸い込める敵が少ないことと衝撃波がヒットしにくいこと、燃費が悪いことが欠点。
弱点はエレクトリックショック
これを使えば、ブラックホールを無効化し本体にダメージを与えられる。
牛のような姿をしており、ルーラーズ一の怪力を誇る。
頑丈なボディと岩を掘り起こして投げつける『ディープディガー』を武器とする、純粋なパワーファイター。
頭に血が上りやすい性格の持ち主だが、武器が内蔵されていないことに不満を抱いている。
なぜか好きなものがちゃぶ台返しという変わった一面を持つ。
動きは鈍いが、地震攻撃で崩れた岩に押し潰されると即死なので要注意。
名前の由来は天王星。
特殊武器はディープディガー
特定のブロックを掘り起こして、前方に投げつける。壁に当たると破片として飛散し、それで攻撃する事も可能。
早い話がワールド版
スーパーアームである。
ブロックが無い場合は通常のバスター(チャージ不可)を発射する。
弱点はブレイクダッシュ
これ以外は基本的に無効化されるか、1しかダメージを与えられない。
毛皮と爪を備えた獣のような姿で、非常に俊敏。
その機動力を生かした体当たり『ブレイクダッシュ』や、尻尾からのエネルギー弾で攻撃する。
後に
ロックマン7に登場するスラッシュマンのモデルになった。
ネイルケアが好きだが、なぜかペディキュアを嫌う。寒いのは苦手。
なお惑星の定義上、こいつだけが太陽系から外れてしまった。
特殊武器はブレイクダッシュ
エネルギーをチャージし、無敵状態となって一気に突進する。ダッシュ後も暫くは無敵状態が続く。
チャージ時間に比例して2段階に威力と突進距離・消費エネルギーが変化する。
特定の壁を破壊可能な他、チャージしていない場合は通常のバスター(チャージ不可)を発射する。
弱点はスナッチバスター。
半魚人のような姿で、水中戦を得意とする。
…が、ロックマンと戦う時は地上なので真価は発揮できない。
金属を錆びつかせる液弾『ソルトウォーター』を駆使する。
これが原因かは不明だが、塩分の取りすぎを気にしているらしい。
気まぐれで、のんびり屋な性格。海水浴は好きだが、魚釣りを嫌う。
名前の由来は海王星。
特殊武器はソルトウォーター
液体放物弾を投げつける。軌道は放物線を描く。
水弾は着弾すると飛沫が飛び、それにも攻撃判定がある。
若干ではあるが軌道を上下に調節できる。
弱点はスパークチェイサー
運が良ければ、一撃で体力の大半を削ることができる。ただ前述の通り序盤では使用できない。
マーキュリー同様、弱点武器で戦えるのは終盤のボスラッシュ時のみ。
スペースルーラーズの特攻隊長。ワールドシリーズでは初となる
イエローデビル系統のボス。
凶暴な性格で、一度目覚めるとエネルギーが無くなるまで暴れ続ける。
他のデビル系統同様、目から追尾弾を発射したり、体から破片を飛ばしてくるが、
追尾弾の弾速が遅い上にフィールドがかなり広いので、追尾弾や破片を避けるのはそれほど難しくない。
デビル系統では初めて歩行し、さらに撃破された際に崩壊していく演出が入る。
前半の4ステージクリア後に戦うことになる。
弱点はフォトンミサイル。
ワイリーによって封印を解かれた古代の最終兵器。ルーラーズのプロトタイプでもある。
ロックマンシリーズ初となるワイリー以外のラスボス。
体内には惑星破壊規模の強力な爆弾がセットされている。
最終兵器と呼ばれるだけあり、思考は「破壊あるのみ」という一点しかプログラムされていない。
そのため元々の制作者では無いが故に、ワイリーにさえ反抗する。
ただ物騒な割には、陽気で明るい性格の持ち主である。
またある意味純粋で、戦闘後ロックマンにロボットのあり方を諭され、割とあっさり改心する。
大きく分けて3段階の多彩な武装と戦闘パターンがあり、パターンを変える度に足場を崩してくる。
そのため長時間にわたって戦闘を続けると次第に足場が崩されていき、強制的に敗北となる。
またウラノス同様頑丈なボディの持ち主であり、あらゆる武器に対して高い防御力を誇る。
正に「太陽神」の名に恥じない戦闘力を誇る。
無効な武器はスナッチバスター、ブラックホール、ディープディガー
これら以外は通用はするが、基本的に1しかダメージを与えられない。
あえて勧めるなら、遠くから発射して連続でダメージを与えられるスパークチェイサーが妥当か。
海外版では名称は『Sun Star』となっている。歯磨き粉ではない。
宗教関連の問題を考慮して「神」を意味する単語の使用を避けたと思われる。
有賀ヒトシの漫画「ロックマンギガミックス」では、遥か昔に白い封印者=デューオに封印された『宇宙の破壊者』として登場。
原作での設定通り、ロックマン達の攻撃が一切通用せず、世界強豪ロボット達をも容易く蹴散らす強さを見せつけた。
彼らはひとしきり破壊活動を行うと、人々の負の感情をダークムーンに吸収させ、一挙に地球を破壊しようとする。
しかし、デューオのエネルギー結晶を組み込んでパワーアップを果たしたロックマン、シャドーマン、リングマン、
そしてフォルテとブルース(とクイックマン)によって全員撃破された。
負の感情で満たされたダークムーンから誕生した
サンゴッドも、ロックマンとの激闘の末撃破。
再び地球に平和が戻ったのだった。
追記修正お願いします。
- ビーナスだけ弱そうでわろた -- 名無しさん (2014-02-23 01:05:27)
- ワールド5はガチで傑作。リメイクを切に希望したい -- 名無しさん (2014-02-23 01:20:36)
- ギガミックス登場時の絶望感は異常。デザインは同じなのに怖すぎる -- 名無しさん (2014-02-28 01:06:04)
- ワールド5のリメイク希望。ロックマンロックマンみたいにならないかな -- 名無しさん (2014-05-05 21:11:13)
- 有賀先生のアレンジが実にいい。目が反転しただけで異形感すげえ。 -- 名無しさん (2014-08-12 10:37:33)
- ギガミックス版の強さは異常だったよな。ゲームの方はさほど強いという印象が無かっただけに、そのギャップが激しかった -- 名無しさん (2014-08-17 20:19:19)
- ギガミはリングvsプルートが好き。 -- 名無しさん (2014-08-25 22:41:29)
- ↑スカルさんまじ泣ける -- 名無しさん (2015-01-22 22:05:44)
- やっぱりメガミックス/ギガミックスの臨場感は凄いな~ポケスペと並ぶ名コミカライズだと思う。いずれポケスペとは違う形で有賀先生にはポケモン漫画を描いてくれないかしら・・・ -- 名無しさん (2015-02-08 21:01:19)
- サンゴッド戦がやたらカッコ良かったね -- 名無しさん (2016-02-20 21:34:40)
- ビーナスは所見殺しだから実際に弱いのはごり押しで勝てるマースなんだよなぁ… -- 名無しさん (2016-05-22 10:19:17)