登録日:2011/06/27(月) 19:14:43
更新日:2025/01/23 Thu 00:00:02
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ロックマンキラーとは、
ゲームボーイでリリースされた『ロックマンワールド』シリーズに登場するスペシャルボス。
概要
Dr.ワイリーが対
ロックマン用に開発した『エンカー』、『パンク』、『バラード』の三体のスペシャルワイリーナンバーズの名称で、通し番号の前に付く略称は『RKN』。
彼らも名前は音楽に関係する用語に由来している。
なお、
ロックマンワールド2には彼らの代わりに、ワイリーに捕まって改造された未来のロックマンであるクイントが登場する。
ロックマンワールド5でも最終ステージで彼らとクイントの複製ロボットが立ちはだかる。
が、一部の特殊武器が弱点(エンカー除く)、隙が大きくなる、攻撃や移動モーションが遅いなどと大きく弱体化している(ちなみにクイントは、行動パターンは変化していないがライフが32から19に低下している)。
なお、本来の彼らのポジションに相当する、「9番目のボス」としてはアースが存在する。
元々ゲームボーイのキャラという事でモノクロドット絵しかなかった(エンカー除く)が、『
ロックマン10 宇宙からの脅威!!』の追加コンテンツのタイムアタック用ステージボスとして、カラードットで復活した。
こちらでは、ボスとして再現されているのはもちろんのこと、
なんと初撃破でそれぞれの特殊武器を入手できる。これらの武器は、本編で初めから使えるようになるほか、タイムアタックやエンドレスステージで使用することも可能。
ロックマンキラー一覧
ネタバレあるため注意。
◇エンカー(RKN.001)
ロックマンキラー第1号。
名前の由来は『演歌』から。
槍を携えた黄金の騎士のような外見をしており、ロックマンを追い詰める事だけに執念を燃やしている為、周りから「冷たい奴」だと思われている。
槍のチャージスピアと、エネルギー弾を吸収して衝撃波にして跳ね返す「ミラーバスター」が武器。
ワールド1のワイリーステージの後半ボスとのボスラッシュをクリア後に登場する。
またロックマンズサッカーにも登場。チャンピオンシップモードで8ボスチームを倒すとエンカーチームが出現。
操作可能キャラとしては必殺技が通用しないブルースの次に強い。
攻撃パターン
1.画面端に立ち、槍を掲げてミラーバスターを発動
2.ロックマンの攻撃に応じて威力の変わる衝撃波を発射
3.複数のパターンがある体当たりで移動
4.再びミラーバスターを発動
の繰り返し。
槍を構えている間に受けた攻撃量に応じてミラーバスターの威力が上がるが、
攻撃を直接体で受けないとエネルギーを吸収できないため、実質受けたダメージと引き換えにしか反撃できない。
攻撃を受けない場合は極小さい衝撃波しか放てない。
最大の大きさになるまでダメージを与えてもジャンプで簡単に回避できるだが。
体当たりのパターンが多く読みにくい上にロックバスター以外の特殊武器が通用しないが、
ミラーバスター発動中は隙だらけのため、落ち着いて攻撃すればゴリ押しが効く相手。
ワールド5でも相変わらず特殊武器が通用しないが、一番厄介だった「ジャンプ→突進」のパターンがなくなり、ロックンクローでガシガシ削れるのでオリジナルより楽。
逆にロックマン10では、「ジャンプ→突進」が健在な上、動作が機敏になりオリジナルより手強い。こちらでは特殊武器が通用し、バラードクラッカーが弱点となっているが、ミラーバスター発動中は衝撃波の威力も高くなるため注意。
特殊武器『ミラーバスター』
バスター発射口にシールドを発生させ、敵弾を吸収してエネルギー弾として発射する。
敵弾を吸収して初めて武器エネルギーを消費する。
なお、エネルギー弾の軌道はワールド1ではもとの敵弾の軌道そのまま、10ではもとの敵弾の軌道によらず真っ直ぐとなる。
一種のカウンターのようなものだが、シールド自体に攻撃力は無く、体当たりには無意味。
また、ワールド1では、入手後では弾を発射する敵が少なく、最終ボスにはこの武器が必須の為か、使用する場面は自ずと限られてくる。
ロックマン10なら、入手後はゲームの初めから使えるうえに、追加コンテンツなので当然だが武器が攻略の必須になるわけではない、なおかつ弾幕が激しい地帯もあるため、ガンガン使える…わけではなく、別に要らない場面のほうが多い。
10の弾幕が激しい地帯は、だいたい放物線や斜めの弾を撃つ敵(メカピッチャン、ドッカロッカー、カーゴーQなど)が多いため、上記の性能変更が痛手になっている。
しかも地味に威力もダウンしている。(ワールド1はバスター4発分、10はバスター3発分)
◇パンク(RKN.002)
ロックマンキラー第2号。名前の由来は音楽の『パンク』。
自ら変形しての突進と回転ノコギリの「スクリュークラッシャー」が武器。
トゲ付きの肩アーマーに加え、頭部にモヒカンを思わせるノコギリと凶悪な姿をしているが、
見た目とは裏腹に正々堂々とした武人肌をしている。
趣味はアクセサリー集めで、嫌いなものは
PTA。
攻撃パターン
1.飛び跳ねながらスクリュークラッシャーをロックマンに向けて数回投げつける
2.回転ノコギリ形態になり突進
の繰り返し。
スクリュークラッシャーの弾速も速いが、もっと厄介なのは突進。
ジャンプで回避するか、スライディングで回避するかの二択をとっさに求められるのだが、
スピードも早い上にGB版では部屋が狭く、回避するのが困難。
どの攻撃も威力が異常に高く、エンカー同様にバスターしか通用しないため、ロックマンシリーズでは屈指の強さを持つ。
ワールド5ではノコギリ状態で跳ねてから突進を開始するまでに間ができるため、上か下かの判断がしやすい。また特殊武器が効くようになり、バブルボムとソルトウォーターが弱点。
ロックマン10ではスピードが増しているが、攻撃力はワールド3より抑えめかつ、部屋が広いためワールド5ほどではないが戦いやすくなった。ミラーバスターが弱点だが、飛び跳ねながら攻撃をする都合、ミラーバスターの性能変更も相まって中々当てにくい。
特殊武器『スクリュークラッシャー』
やや高く短い放物線を描く回転ノコギリを放つ。
射程は短いが、エネルギー消費も8分の1と非常に低燃費。連射は利かず、基本はロックバスターと同威力だが一部の敵には大ダメージを与えられるため体感的な火力は高め。
対地・対空のどちらにも使える軌道で、ぱっと見の印象よりも使い勝手は良好。
ロックマン10では全ての敵に対してロックバスターと同威力となり、体感的な単発火力はかなり下がった。が、代わりに4連射まで可能になったためダメージ効率はそこまで落ちていない。
圧倒的な燃費の良さは据え置きで、バスターの死角を補える普段使い向けの武器として便利。
ロックマンエグゼ3 BLACKに名人のナビとして出演した事がある(ワールドシリーズオリジナルキャラとしては唯一のエグゼシリーズへの出演)。
そちらでは体当たりにも「マッドローラー」という技名がついている。
余談だがセガのソニックシリーズに登場するメタルソニックと比べられることもある。
◇バラード(RKN.003)
ロックマンキラー第3号。名前の由来は音楽の『バラード』。
U字の角をした、比較的ロックマンに近い外見をしている。
自分こそ最強のロボットであると自負するほどプライドが高く、不利な状況でも素直にやられない執念深さを持つ。
体当たりのほか、大小2種類の手榴弾「バラードクラッカー」を駆使して戦う。
ロックマンワールド4に登場。
他の2人とは違って、前半ボスクリア後の基地ステージと後半ボスクリア後の戦車ステージの計2回で戦う
(武器入手は2回目クリア後)。
攻撃パターン
二度の戦闘でそれぞれパターンが違い、一度目の基地での戦いはジャンプと突進、小型のバラードクラッカーを2方向に発射。
二度目の戦車での戦いではバイザーを下ろし姿が若干変化。
大型のバラードクラッカーを置きつつロックマンに向けてバラードクラッカーを発射、もしくは突進する。
突進が避けにくいため少々手強い。
ワールド5では一度目の戦闘パターンを、逆にロックマン10では二度目の攻撃パターンを基にしている。弱点はワールド4がパワーストーン、ワールド5がバブルボムとフォトンミサイル、10がスクリュークラッシャー。
ロックマン10では会うごとにバイザーの有無が変化する(ランダム?)が、行動パターンは共通。
特殊武器『バラードクラッカー』
大型の
手榴弾を投げつける。敵や壁、床にヒットすると爆破する。キー入力で8方向に撃ち分け可能。
入手は終盤だがロックマンの死角となる真上に対応でき、爆風が発生するため盾持ちの敵にも正面からダメージを与えられ(ただし無敵を貫通する能力はない)、威力も高く燃費も1発2分の1メモリと、歴代武器の中でも屈指の使い勝手を誇る。
性質の似ている
メタルブレードと比較すると、こちらは燃費と連射性で劣る代わりに単発火力で大きく優っている。
特にコッコ
(HP6)やマミーラ
(HP6)を
一撃で粉砕できるのは非常に大きい。また、
ほとんどのHP3の敵を一撃で粉砕できる。ただし、ガンナージョーにだけは通りが悪い。
ロックマン10では真下に発射できなくなったが、壁や床を貫通しない性質上そもそも真下に撃ちたくなる場面がほとんどないので問題ない。
燃費の良さはそのままな上、10の仕様上ワールド4のガンナージョーのような通りにくい敵がおらず、威力も安定して高め。(代わりにワールド4のコッコやマミーラのような特効もないが)
さらにスペシャルステージをクリアしてしまえばあとはゲーム開始時から使いたい放題なため入手のタイミングが遅いという最大の欠点もなくなっている。
10の特殊武器がクセの強いもの揃いなのも手伝い、万能っぷりが非常に際立っている。
ぶっちゃけこれとトリプルブレイドさえあれば大体なんとかなる。
ワールド4の最終ステージの宇宙戦艦にて、
ワイリーとの決戦を終えたロックマンは隔壁を破壊しつつ、爆発する戦艦から脱出を試みる。
だが最後のエアロックシャッターだけがどうしても破壊できず、立ち止まってしまう…
そこに目の前に傷だらけのバラードが現れた。
ロックマン『バラード!!どうして君がここに!?』
バラードは構えを取る。
ロックマン『やめるんだ。バラード!!君はもう戦える体じゃないんだ』
しかしバラードは…
バラード『わかっているさ。ロックマン
俺はお前と戦っているうちに、自分が間違っていることに気が付いたんだ…
これは俺の最後の罪滅ぼしさ。受け取ってくれ……
……あばよ』
ロックマン『バラード!!!!』
バラードはシャッターに体当たりして自爆。シャッターもろとも粉々に砕け散った。
そしてロックマンはその爆破の衝撃と同時に宇宙空間に吸い出され、無事に脱出した。
追記、修正は対ロックマン用に造られたかたにお願いします。
- バラードってフォルテよりもはるかにロックマンのライバルらしいよなw -- 名無しさん (2014-08-16 00:22:54)
- パンクはワイリーカプセル4と並ぶ最悪のボスだったな。攻撃パターンは単純だけど被弾したら即崖っぷち、2発でアウトだからなあ。 -- 名無しさん (2014-08-17 13:48:25)
- エグゼ3BLACKのパンクが使うウェーブマッドローラー(蛇行体当たり)を2Dアクションに逆輸入されたら避けられる気がしない…いや上か下か途中で見計らえるだけむしろ楽か? -- 名無しさん (2014-08-23 20:01:59)
- 有賀ロックマンだと全員揃ってクイックマンのかませにされそう -- 名無しさん (2014-10-02 14:37:07)
- ↑バラード、フォルテに負けてなかったっけ。水面に反射させたレーザーショットで撃たれてたような。 -- 名無しさん (2014-10-02 14:39:55)
- ↑有賀ロックマンじゃなくて出月こーじ先生が別のペンネーム使ってた頃の読みきりだねそれ -- 名無しさん (2014-12-21 20:28:34)
- エグゼにもバラード出せば良かったのに -- 名無しさん (2014-12-24 19:46:53)
- ↑4 あれはクイックじゃなくてゼロ試作第1号だから・・・(震え声) -- 名無しさん (2015-03-13 20:35:20)
- 有賀ロックマンだとサッカーの四コマでチョイ役ででていたな>ロックマンキラーズ -- 名無しさん (2015-03-13 20:54:33)
- エンカー「サヴァ、ロックマン。」 -- 名無しさん (2015-03-14 13:44:37)
- エンカーの槍、バリアードスピアに改名されてるね -- 名無しさん (2015-04-05 19:55:42)
- ↑3 そういえば4コマでなら有賀先生もワールド4描いてたな。たしかバラードはクールに出撃したと思ったら能書きが長すぎてロックマンにスルーされ、ロックマンがワイリーと対峙しているところに現れて泣きながら自作のテーマ曲(バラードソング)を歌いだすってキャラになってた -- 名無しさん (2015-04-11 22:53:26)
- 10にはクイントとアースも欲しかった。強化版サクガーンとか使いたいじゃん -- 名無しさん (2016-05-22 06:24:40)
- エンカーのテーマにこぶしが効いてる部分があるのが心憎い -- 名無しさん (2016-07-11 20:03:46)
- そういえばロックマンキラーがギガミックスに出る予定だったみたい。彼らを見てみたかった。 -- サヤ (2016-12-06 21:31:59)
- ありが先生の描くリアルにアレンジされたこの3人も見てみたいなあ… -- 名無しさん (2021-01-22 15:44:26)
- 全部がロマン武器でカッコいい。…サクガーン?はて、そんな武器あ(ry -- 名無しさん (2021-07-09 13:28:55)
- キャラ紹介の歌詞引用を削除しました。 -- mi8282 (2024-07-18 12:40:47)
最終更新:2025年01月23日 00:00