登録日: 2013/06/21(金) 02:53:41
更新日:2024/03/08 Fri 22:39:56
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ブロントサウルスという名前の
恐竜をご存じの人は多いかもしれない。
太く長い首を持つ巨体で、恐竜時代を闊歩していたこの恐竜は、昔の図鑑ではほぼ常連のように登場していた。
しかし、この著名な恐竜、実は現在の図鑑ではほとんどその存在が書かれておらず、
今の子供たちは「ブロントサウルス」という恐竜を知らないまま育っている。
「存在」が一時抹消されてしまったのである。
一体どういう事なのだろうか。
実はこのブロントサウルスという恐竜、そもそも存在すらしていなかったと見做されていたのだ。
この項目では、そんな「存在すらしていない」
黒歴史の中に消えた恐竜たち、また消えていくかもしれない恐竜たちを取り上げていく。
~~名前の「抹消」理由~~
恐竜を始め、古生物学や生物学の世界では、馴染みのある名前でも様々な理由で容赦なく「抹消」される事が多い。
その中でも多いのは、『先に同じ動物(やその化石)が発掘されていた』というものである。
生物の名前である学名を付ける際には、「先に学会や論文で発表していた学名が正式名称」、つまり早い者勝ちというルールがある。
後で同じ動物が発見され、別の学名がつけられてしまった時にはそちらは「シノニム」と呼ばれるニックネームとなり、
正式な名称としては扱われなくなってしまうのである。(ちなみにシノニムとは「別名」や「同義語」の意)
またこのルールのために、別の動物に先に名前を付けられてしまったという例もある。
そしてもう一つ、恐竜など古代の生物で多いのは『
別の動物の骨が混ざっていた』という理由である。
昔で言う河童や人魚のミイラのように様々な動物が混在する
キメラのような状態になってしまっているのだ。
当然ながら、そんな状態の化石は新種とすら認められない。
他にも様々な理由があるが、そちらは本文を参照。
~~代表的な「抹消された恐竜」「抹消されるかもしれない恐竜」~~
・ウルトラサウルス / ウルトラサウロス
生息年代……ジュラ紀
消滅理由……別の恐竜に先を越された、複数の種類の恐竜の骨が混ざっていた、そもそも復元が間違っていた
超巨大な
竜脚類で、
ゾイドでもお馴染みであろうこの名前も、様々な流転の中で「無効」となっている。
「ウルトラサウルス」という名の恐竜が初めて発表されたのはアメリカ。
史上最大の恐竜かもしれない、という化石に非公式な名前として付けられ、マスコミなどで大々的に取り上げられた。
ところが、ここで厄介な問題が起こる。
世界的に有名になった名前なのをいい事に、
なんと韓国の科学者がさらに大きいと見積もった別の恐竜に「ウルトラサウルス」という名前を付け、学会で正式に発表してしまったのである。
早い者勝ちのルールのせいで本家がこの名前を使用できないという事態が起きてしまい、
結局こちらは少し捻った「ウルトラサウロス」という名前で落ち着いた。
だが、その後このウルトラサウロスの骨格自体も、
別の巨大竜脚類「スーパーサウルス」と「ブラキオサウルス」がごっちゃになっていた事が判明してしまい、今や存在すら否定されてしまっている。
一方のウルトラサウルスの方も、科学者本人が上腕骨を前腕の一部と取り違えて見積もりを誤るなど間違った復元をしてしまった事が判明しており、
こちらも存在が否定されている。ある意味自業自得かもしれない。
最終的に双方とも名前は幻になってしまったのだった。
・セイスモサウルス
生息年代……ジュラ紀
消滅理由……先に発掘されていた別の恐竜と同じである事が判明
史上最大の恐竜として図鑑で見た事のある人も多いだろう。こちらも
ゾイドでお馴染みかもしれない。
だが、その後2000年代に竜脚類の一種「ディプロドクス」の大型個体であるという事が判明。
名前も「ディプロドクス・ハロルム」となってしまい、セイスモサウルスという名前は消えてしまった。
ちなみにその前に『史上最大の恐竜』の座も、白亜紀の南米に生息していたアルゼンティノサウルスに譲っている。
・トラコドン
生息年代……白亜紀
消滅理由……先に発掘された別の恐竜と同じである事が判明
昔の図鑑や特撮などによく登場していた、カモのような嘴を持つ大型の草食恐竜(通称「カモノハシ恐竜」)。
70年代までは水の中に住むという復元図が当たり前のように記載されていたが、現在は陸上を活発に動く、
今で言うウシやシカのポジションだったのではないかと言う説が主流となっている。
ただこの名前は現在使われておらず、「アナトティタン」という名のカモノハシ恐竜に合流した形となっている。
・アナトサウルス
生息年代……白亜紀
消滅理由……別の種類の恐竜の化石が混ざっていた
その「アナトティタン」という名前に慣れない人たちも、「アナトサウルス」の名前は聞いた事があるかもしれない。
だが、この時命名のきっかけとなった化石骨格には、実はエドモントサウルスという別の恐竜が混ざっていたと発表され、名称が使えなくなってしまった。
そして、改めて残った化石に「アナトティタン」という名前が付けられた、と言う訳である。
ところが……。
・アナトティタン
生息年代……白亜紀
消滅理由……先に発掘された別の恐竜と同じである事が判明
2004年、そのアナトティタンの化石についてとんでもない事実が発表された。
なんと正体は新種でもなんでもなく、「エドモントサウルスの顔の骨が圧力でひしゃげただけ」だったのである。
こうして二転三転した化石は、結局元の「エドモントサウルス」の化石として落ち着いたのだった。
ただ、状況が今後一切変わらないとは言い切れないのが古生物学の難しいところ。
もしかしたら将来……?
・アーケオラプトル
生息年代……白亜紀
消滅理由……複数の種類の恐竜の化石が混ざっていた
現在、中国を始めとする各地で「羽毛恐竜」と呼ばれる恐竜が続々と見つかっている。
文字通り体に鳥のような羽毛を生やした恐竜たちで、「鳥」の進化を辿る上で非常に重要な存在となっている。
主に肉食恐竜で羽毛が確認される場合が多く、このアーケオラプトルもその一種として大々的に報じられた……
……のだが、その後大変な事実が発覚した。
なんとこの化石の標本自体が
古代の鳥と恐竜の化石をごちゃ混ぜにしたインチキ
である事が判明したのである。
当然、現在の古生物学上ではこの恐竜の存在は否定されている。
ただ、このインチキ化石に使用されていた恐竜の骨は、その後の研究の中で新種の恐竜「
ミクロラプトル」である事が判明している。
・リオアリバサウルス
生息年代……三畳紀
消滅理由……文章内を参照
恐竜の初期である三畳紀の恐竜は、まだ未分化だった事もあり現在も分類などで分からない事は数多い。
この「リオアリバサウルス」は発掘されたアメリカの『リオ・アリバ郡』から名づけられた名前なのだが、
この名前と並行して、当時の肉食恐竜の代表格「コエロフィシス」として扱われる事が非常に多かった。
2つの名前を持つというややこしい状態になった事で、その後こういった動物の名前を決める委員会で投票が行われ、
ここで見つかった恐竜は「コエロフィシス」という名前となり、リオアリバサウルスという名前は使用されなくなったのである。
だが、肝心のコエロフィシスに関しても、この名前を付けるきっかけになった化石は「(元)リオアリバサウルス」の化石と比べて数が非常に少なく、
決定的な証拠を掴むまでは「エウコエロフィシス(真のコエロフィシス)」という名前となっている。
他にも名前が時代によってどんどん変わっており、訳が分からなくなっている。
ちなみにこのコエロフィシス、かつては共食いをしている恐竜と言われてきたが、お腹の中にいたのは実は餌のワニである事が判明している。
・モノクロニウス
生息年代……白亜紀
消滅理由……そもそも化石自体が少なかった
デジモンのモノクロモンでもお馴染み、この角を持つ恐竜「角竜」の名前は、現在使用する事が出来ない状態になっている。
その大きな理由は、化石が「新種」認定するにはあまりにも不十分であった事が判明したからである。
恐竜など古代の生物を新種として認定するには、発掘された化石などの特徴を他の生物の化石と照らし合わせて、それらと違う事を証明する必要がある。
ところが、このモノクロニウスは昔から「セントロサウルス」という名の角竜と同じ種類ではないかと言われていたのだが、
それ以前に比較するにはあまりにも化石が不完全すぎるという事が判明したのである。
一応「抹消」はされていないが、使用するのは非常に難しい。
ちなみにそのセントロサウルスの方も、トカゲの仲間に先に名前が付けられていた事が分かり
「エウセントロサウルス」と名前が変えられたのだが、そのトカゲの名前が変更されてしまったせいで、
現在は2つの名前を同時に有するというややこしい事態になっていると言う。
なお、似た名前で「ケントロサウルス」という恐竜もいるが、こちらはステゴサウルスと同じ剣竜と呼ばれる種類。
・アントロデムス
生息年代……ジュラ紀
消滅理由……情報が足りなさすぎる
ジュラ紀を代表する肉食恐竜と言えばアロサウルス。ところが、かつてその名前が「アントロデムス」に変更されていた時期がある。
元々アロサウルスの化石が見つかったのは1877年の事だったが、それ以前の1873年、「アントロデムス」という名前の肉食恐竜が報告されていた。
発見した地域の地元の人は馬の蹄の化石ではないかと考えていたが、
研究者はこれを恐竜の尾の骨であると見抜き、論文にまとめて報告したのである。
そして1920年代に入り、「このアントロデムスとアロサウルスは同一の種類ではないか」という見方が強くなり、
早い者勝ちのルールに基づいて『アントロデムス』が正式な名前となり、
アロサウルスと言う名は消滅してしまったのである。
ところが、状況が変わったのは1970年代。
「アロサウルス」の化石が大量に発見され、その詳細が分かってきたのと同時に、アントロデムスとされた化石自体が不備ばかりである事が指摘されたのだ。
そもそも恐竜の化石を発掘したという論文を作る時には、いつどこで見つけたか、どこら辺が特徴的かをしっかり書かなければならない。
ところがアントロデムスの論文は特徴が書いていないどころか、
化石自体がコロラドにある地層のどっかから見つかったのを貰ったものという、
あまりにもグダグダな立場だったのである。
当然そんな名前が受け入れられるわけはなく、アントロデムスの名は消滅。
こうして「アロサウルス」は、見事に復活を遂げたのであった。
※ドラコレックス / スティギモロク
生息年代……白亜紀
消滅(するかもしれない)理由……先に発掘された別の恐竜と同じであるかもしれない
石頭の恐竜「堅頭竜類」の代名詞である「
パキケファロサウルス」という恐竜を聞いた事がある人も多いかもしれない。
この仲間は現在北米やアジアなど各地で発掘されているが、
その中で現在、「2種類の恐竜がパキケファロサウルスの若い頃の姿かもしれないか」という説が上がっている。
スティギモロクは頭のドームが発達していない代わりに周りの角がよく発達しているのが特徴で、
ドラコレックスはさらに角が多く頭に存在している。すなわち……
「ドラコレックス」⇒「スティギモロク」⇒「パキケファロサウルス」
……という形で成長したのではないか、という訳である。
ちなみにドラコレックス、正式名称は『
ドラコレックス・ホグワーツィア』と言い、
ハリーポッターシリーズに登場するお馴染みホグワーツが名称の由来の一つとなっている。
ただし名前が似ているが
これとは関係ないフォイ。
※トロサウルス
生息年代……白亜紀
消滅(するかもしれない)理由……先に発掘された別の恐竜と同じであるかもしれない
恐竜の代名詞「
トリケラトプスが学名から消えてしまう」というニュースが記憶にある人は多いかもしれない。
だが実際消えてしまう可能性が高いのはトリケラトプスではなく、この「
トロサウルス」という名前の恐竜の方である。
超巨大な頭の骨を持つこの恐竜なのだが、発掘当時からトリケラトプスとの違いがほとんど無かったことから、
「そもそもトリケラトプスの成長後の姿ではないか」というジャック・ホーナー博士の説によるもの。
一方で別の視点で見た研究者からの反論も多かった。
2016年現在、論文の筆者であるホーナー博士のみが固執している状況らしく、共同執筆のスキャネラ博士も「ゴメンやっぱ違ったわ…」と撤回側に回ったとか。
将来この項目から無事「トロサウルス」の名前が外される日が来るかもしれない。
※ナノティラヌス
生息年代……白亜紀
消滅(するかもしれない)理由……先に発掘された別の恐竜と同じであるかもしれない
こちらも恐竜の代名詞「ティラノサウルス」と同じグループに属する肉食恐竜だが、名前の「ナノ」が示す通り小さな体を持つ。
最初は同じくティラノサウルスの仲間「ゴルゴサウルス」の一種と思われていたが80年代末期に晴れて新種と認定。
しかしその後、ティラノサウルスの子供の化石じゃないかという説が上がり、現在も議論が行われている。
化石自体もそう多くないので、こちらも今後の展開が待たれる。
※ウエルホサウルス
生息年代……白亜紀
消滅(するかもしれない)理由……先に発掘された別の恐竜と同じであるかもしれない
「モノクロニウス」の欄で少し取り上げた「ケントロサウルス」や「ステゴサウルス」は、背中に大きな帆のような骨を生やし、
尻尾にあるスパイクのような鋭く大きな棘で身を守る「剣竜」と呼ばれる恐竜の一団である。
しかし、この剣竜は他の恐竜グループと比べて少々不遇な立場にある。
同じ時期にジュラ紀に生息していた多くの恐竜の系統は白亜紀末期の恐竜絶滅まで生き残る事が出来たのに対し、
この剣竜は白亜紀前期の時点で僅かな種類を残すのみに衰退してしまったのだ。
そして、剣竜の歴史の最後を飾ったと言われているのが、このウエルホサウルスである。
ところが近年、このウエルホサウルスは実はあの「ステゴサウルス」と同一の存在ではないかとする説が上がっている。
かつてウエルホサウルスの帆は小さく、形も平らで地味なものであると考えられていたが、
近年の研究でこれは化石になる前後で折れてしまった結果であることが判明。
これも踏まえ、「実際はステゴサウルスとほぼ同一の姿をしていた」と言う考えが提唱されたのである。
この場合、ステゴサウルスはジュラ紀後期から白亜紀前期にかけて、北アメリカと中国にまたがって生息していたということになる。
とは言えやはり反論も多く、剣竜の最期を見届けたのはいったいどんな種類だったのかは謎のままとなっている。
※ティタノサウルス
生息年代……白亜紀
消滅(するかもしれない)理由……「ティタノサウルス」と言う種を定める独自性が無い
上記に紹介したアパトサウルス、ブラキオサウルス、ディプロドクスの仲間はジュラ紀から白亜紀前期に生息していた一方、
白亜紀後期に存在していた首が長い草食恐竜である竜脚類の多くは「ティタノサウルス類(ティタノサウリア)」というグループに分類されている。
世界中で大繁栄を遂げており、史上最大クラスの陸上動物であるアルゼンティノサウルスやドレッドノータス、
日本で発見された丹波竜ことタンバティタニス、恐竜絶滅後も生き残った可能性があるアラモサウルスもこの一員。
その名前の由来となった恐竜こそがティタノサウルスなのだが、21世紀に入り研究が進んだ結果、
これまで世界各地で発見されティタノサウルスとされていた化石が実際は骨格構造が異なる別種であるという事実が次々に明らかになり、
ネウケンサウルスやイシサウルスなどの新種に認定されていった。
残されたティタノサウルスの化石についても、
そもそも発見された化石に「ティタノサウルス」という種類が存在する事をはっきり示すだけの証拠が残されておらず、
正式な学名ではない「疑問名」に格下げされてしまっている。
なお、ゴジラシリーズに「
チタノザウルス」なる恐竜が登場しているが、首が長い事以外全く関係ない。
※ゴジラサウルス
生息年代……三畳紀
消滅理由……先に発掘された別の恐竜と同じである事が判明?
その怪獣王
ゴジラの名を冠した事でお馴染み、アニヲタwikiに
単独項目まで持つこの名もまた、とんでもない事態になっている。
上述した通り、三畳紀の恐竜は未だに不明な点が多く、時代が進むごとで常識がどんどん変わっている。
その中で、三畳紀を代表する恐竜として君臨していたのが先程も登場した「コエロフィシス」とその仲間たちである。
そしてこのゴジラサウルスもまた、このコエロフィシスの大型の仲間である……とされていたが、2000年代後半に出された論文で、
この「ゴジラサウルスの化石自体がそもそもコエロフィシスの大型個体そのものである」という研究結果が出されたのである。
つまり、ゴジラサウルスという恐竜そのものが存在しなかったという事になるのだ。
一応コエロフィシスとは別種であるという証拠もあるのだが、こちらも再検証が行われており、
ゴジラサウルスの名前は、正当な恐竜の名前として扱われない「疑問名」となっている。
※ミクロラプトル・グイ
生息年代……白亜紀
消滅(するかもしれない)理由……複数の種類の恐竜の化石が混ざっていた可能性が浮上
上記の「アーケオラプトル」の項目で少し紹介した「ミクロラプトル」という恐竜は、
現在「ミクロラプトル・ザオイアヌス」と「ミクロラプトル・グイ」という2つの亜種に分類されている。
その中で特に有名なのはミクロラプトル・グイ。
発見された化石に「後ろ足にも生えた羽」という現在の動物では見られないユニークな構造の跡が残されていたのである。
その後の研究で羽は光を反射して玉虫色に輝き、文字通り極彩色の恐竜であった可能性が高くなっている。
だが、そのミクロラプトル・グイに関して近年とんでもない疑惑が生じている。
以前からミクロラプトル・ザオイアヌスと同じ種類だという説があったのだが、
最新の研究でなんとこのミクロラプトル・グイの化石は2つの別の化石が混ざったものであるという可能性が出てきたのだ。
つまりアーケオラプトルと同じ「合成化石」である。
「ミクロラプトル」という種類自体はザオイアヌスがそのまま受け継ぐことになるものの、
亜種として有名な「ミクロラプトル・グイ」の名前が、もしかしたら今後消えるかもしれない。
※トロオドン
生息年代……白亜紀
消滅(するかもしれない)理由……「トロオドン」という種を定める化石が不足している
肉食恐竜の系統「トロオドン科」に属する、全長1.5~2メートルほどの華奢な恐竜。
身体の大きさに対して脳容量が大きかったことから、恐竜が絶滅せず進化し続けた場合、
この種類が知的生物=
恐竜人(ディノサウロイド)になったかもしれないとの説も発表されたほどである。
『ドラえもん のび太と竜の騎士』のバンホーや『ドッポたち』のドッポ一家の先祖も彼らであり、
『
イナズマイレブンGO』ではサッカーを覚え、『
こち亀両さんの恐竜大達人』でも
両さんと遊びまくると、日本の創作では大人気を誇っている。
一時は「
ステノニコサウルス」と同種であるとみなされ、
こちらのほうが発見した年月が早かったことから有効名=正式な学名となり、恐竜で一番の頭脳派の異名を誇る種類となっていた。
何と日本語版
アンサイクロペディアでも、
ティラノサウルスとトリケラトプス以外で唯一個別記事がある恐竜となっている。
ところが、実はトロオドンの立場は古くから非常に危ういものであった。
元々「トロオドン」という恐竜が存在したという証拠を示す標本「
ホロタイプ」は、アメリカで見つかった
たった1個の歯だけであった。
そのため一時期は
パキケファロサウルスの仲間であるステゴケラスですら、こいつと同一視されていたほどである。
21世紀に入り、歯1つだけでトロオドンという種類がいたと認定するのは無茶なのではないか、という声が挙がっていたのである。
そして2017年、それまでトロオドンの化石だと見做されていた骨格を再調査した結果、
トロオドンとは異なる「ラテニヴェナトリクス」と呼ばれる新種として認められてしまった。
その結果、後述の通り産出された化石が多いステノニコサウルスが復活した一方、
ホロタイプが歯だけしかないトロオドンは「疑問名」になり、正式な学名では無くなってしまったのである。
一度疑問名に格下げされてしまった名前が復活するのはなかなか難しいようで、今後トロオドンという名前が図鑑から消える日が訪れるかもしれない。
ただし消えてしまったのは「トロオドン」という種類の恐竜のみであり、
上記のラテニヴェナトリクスやステノニコサウルスが属する恐竜のグループの名前は引き続き「トロオドン科」と呼ばれ続ける事になる。
なお、これと同時に「ポリオドントサウルス」と呼ばれていたトロオドン科の恐竜も疑問名になってしまっている。
おまけ①:ティラノサウルス
生息年代……白亜紀
ナノティラヌスの成長後の姿かも?と言われている
ティラノサウルスだが、
実は2000年代初頭に危うく名称が消えてしまうという事態になった事がある。
実は「ティラノサウルス」と呼ばれるようになった化石が見つかる数年前、
先に「マノスポンディルス」と名付けられた化石が発掘されていた。
冒頭に述べたルールなら、ここでティラノサウルスという名称は消えるはずだったのだが、後者の化石が一つしか見つからなかったためか、
何故かそのまま放置され、「ティラノサウルス」という名前が恐竜界のスターとして有名になっていくのであった。
そして2000年、その「マノスポンディルス」の発掘現場から、100年以上前に掘り残されたと思われる化石が見つかった。
ここで改めて、ティラノサウルスという名前が消えてしまうと言う危機が生まれたのである。
しかし、ここでなんと『強権』が発動された。
具体的に言うと、「有効な学名で様々な文献に使用されている学名を、昔に使われていたシノニム(使われてない名前)にしてはいけない」
……要するに『知名度の差』というか、「さすがにこれだけ有名な学名を変更したら色々とマズイでしょ」という理由。
かなり強引な手段だが、こうして何とかティラノサウルスの名前は守られたのだった。
まぁ、「暴君のトカゲ」という意味の「ティラノサウルス」と「デカくてスカスカな脊椎骨」という意味の「マノスポンディルス」、どっちがいいかと言われれば前者だが。
すごいね、知名度。
なお、その他のティラノサウルスのシノニムには『ディナモサウルス』『ディノティラヌス』『スティギヴェナトル』などがある。
特に論文内での書かれた順番で正式な学名になれなかった『ディナモサウルス・インペリオスス』は、
化石発掘者がバーナム・ブラウン、名付け親がオズボーンとティラノサウルスと同じ面々となっている。
オズボーンの書いた順番によってはこちらが有効名(上述の強権が発動されずスポンジになった可能性もあるが)となっていたかもしれない。
ちなみに『ディナモサウルス・インペリオスス』を「暴君竜」のように訳した場合、「皇帝龍」となるだろうか。
インペリオススがレックスほどの汎用性を持てたかは不明だが。
また、アジア産の大型恐竜・タルボサウルスもティラノサウルスと同種と考える研究者が存在する。
おまけ②:エゾミカサリュウ
生息年代……白亜紀
最初は恐竜だと考えられていたが、その後の研究で別の爬虫類である事が判明した例も数多い。その1つが、このエゾミカサリュウである。
かつて(樺太を除く)日本で初めての大型恐竜の骨だと持て囃されたが、
現在は海の爬虫類である首長竜「タニファサウルス」である事が判明している。
なお、似たような例には、かつて恐竜扱いされていた三畳紀の凶暴な肉食爬虫類「テラトサウルス」、
2020年に史上最小の恐竜として発表されながらもその構造からトカゲではないかという説が提唱され論文を撤回する事態となった「オクルデンタビス」がある。
おまけ③:メガプノサウルス、ミクロケラトゥスなど
生息年代……ジュラ紀前期、白亜紀後期
メガプノサウルスはコエロフィシスに似た・ケラトサウルス下目・コエロフィシス科の恐竜。
アフリカのジンバブエで大量の化石が発見されている。
この恐竜、かつてはシンタルススという名で1969年に命名されたが、実はこの名前が1869年に命名された甲虫類を指すことが発覚。
この恐竜の学名としては使えなくなり、代わりにメガプノサウルスと新たな学名が付けられることになった。
かぶった対象が昆虫の仲間・甲虫類というこれまた学名の厳しさを分からせてくれる存在。抹消されたのは本人ではなく名前である。
同じ例としては、ダニと名前が被ったためにラエラプスという名前から変わった「ドリプトサウルス」、
線虫との学名被りが判明しインゲニアから変更された「アジャンキンゲニア」がある。
後者については元の「インゲニア」という学名に新たな単語を追加する事で被りを回避している。
そして2015年に公開された映画『ジュラシックワールド』のパンフレットにおいて、
「
ミクロケラトゥス」という名前を見つけて「
誤植か?」と思ったオールド恐竜ファンも多いのではないだろうか。
かつては「ミクロケラトプス」と呼ばれていたのだが、やはり学名被りが発覚して改名させられたのである。
しかし、上2つの例と比べてなんかやっつけ感が漂う改名である。
こちらと似たような例には、「サウロファグス」→「サウロファガナクス」と改名させられた肉食恐竜が存在する。
元の学名の意味は「トカゲを食う者」だったのに対して「ビッグサイズのトカゲを食う者」とスケールアップしている。
おまけ④:ドラヴィドサウルス
生息年代……白亜紀後期
消滅(?)理由……恐竜じゃなかった、はずなのに?
上述した通り、剣竜は白亜紀前期の時点でウエルホサウルスなど僅かな種類を残すのみとなり、そこで息絶えてしまったのである。
ところが、かつては「ドラヴィドサウルス」という剣竜が白亜紀末期まで生き残っていたのではないか、と言われていた。
しかし、その後の研究で、エゾミカサリュウと同様に恐竜では無く、こちらも海の爬虫類「首長竜」であるという論文が発表。
剣竜が恐竜の最期を見届けたという希望は潰えたのであった……
……のだが、現在、このドラヴィドサウルスの「
子孫」を名乗る恐竜が存在している。しかも、
日本に。
皆様もよくご存じ、
緑のスーパー五歳児ガチャピンである。
2013年、『ガチャピンは何という恐竜?』という子供の疑問に応えるべく、福井県にある県立恐竜博物館が発表した「研究論文」の中身に、
南の小島で生まれたガチャピンの祖先は、前述のケントロサウルスやドラヴィドサウルスではないか、と記載されていたのである。
そこから二足歩行に進化し、現在の姿になったと言う。
一応「大真面目」に取り組んだ論文形式の書物なのであまり突っ込まない方が良いかもしれないが、
考え方によっては博物館がドラヴィドサウルスという「恐竜」の存在を認めたという事にもなる……。
ただし、日本では上述した「誤認」が確定事実のように言われることが多いものの、
実は必ずしも全ての研究者に受け入れられているわけではなく反論も多いという。
そもそもこの首長竜説を発表した研究者は、多くの化石を発見している優秀な研究者ではあるものの、
フライングやスタンドプレーを多々やらかすことでも知られている。
真相を知るのは、ガチャピン本人しかいないのかもしれない…。
やっぱり緑はトラブルメーカーですぞ!
このように、恐竜など生物の名前は、研究が進むにつれてどんどん変わっていく。「十年一昔」の言葉通り、昨日までの常識が今日の嘘になってしまう事もあるのだ。
もしかしたら、馴染みのある恐竜の名前も数年後には抹消されてしまう事もあるかもしれない――。
――だが、それは逆に、抹消された名前が復活する場合もあり得る、という事でもある。
上述の通り、アロサウルスも一度その名前が抹消された後、数十年経って復活しているのだ。
最後に、そんな(ある意味)蘇った恐竜たちを紹介する。
~~一時期抹消されたが後に復活した(またはその可能性のある)名前~~
・ブロントサウルス
生息年代……ジュラ紀
一時消滅理由……先に同じ恐竜の化石が発掘されていた、複数の種類の恐竜の骨が混ざっていた
冒頭でも述べた、一昔前の恐竜の代表格。首が長い草食恐竜「竜脚類」の一員と言われていた。
というか、日本ではブロントサウルスを日本語訳した「雷(かみなり)竜」という竜脚類全体を表す言葉になるくらい有名な存在である。
学名を付けたのは、19世紀に活躍していたアメリカの古生物学者マーシュ。
彼は当時ライバルだった古生物学者コープと恐竜の化石の発掘を競っており、
その中で数稼ぎのために同じ種類でも別の名称を平気で付ける事がよくあったと言う(わざとじゃないのもあるが負けないためというのはほぼすべて)。
その中の一つがこの「ブロントサウルス」なのである。
そして、その後すぐにブロントサウルスの存在は否定された。
1903年、アメリカにある博物館の館長が発表した論文で、
マーシュがブロントサウルスより前に発見された恐竜「アパトサウルス」が、この恐竜の若者であると発表したのである。
冒頭にも述べた早い者勝ちのルールに従い、ブロントサウルスの名前はこの時点で既に消滅した。
しかも、その後研究が進むにつれ、そもそもこの恐竜の骨格自体が、
「胴体がアパトサウルス、頭がカマラサウルス」というごった煮状態であることが判明し、存在すら無効となってしまったのである。
ところが、これらの研究結果が世間に広まったのは相当後の事になり、図鑑や映画、歌はおろか博物館にまで、
存在しない恐竜「ブロントサウルス」が闊歩する結果になったのである。
さすがに現在は冒頭にも述べた通り黒歴史の彼方に消えた名前となっているが、
やはりこの分かりやすく親しみやすい名前に馴染みのある人は多いようだ。
現在、竜脚類に属する恐竜の一つが「エオブロントサウルス(初期のブロントサウルス)」という形で名前を受け継いでいる。
そして近年、長年幻とされてきたこの恐竜に纏わる重大な事実が判明した。
2015年に発表された論文によると、
かつて「ブロントサウルス」と呼ばれた化石と現在ブロントサウルス(の体)の正体とされているアパトサウルスの化石を比較したところ、
別の種類とみなしてもおかしくないほど異なる特徴を多数有していることが判明したのだ。
これを基に、論文では「ブロントサウルス」の種類を復活させる事を提案している。
まだ正確には決まっていないものの、もしこれが受け入れられば、
1世紀以上に渡って抹消されていた恐竜の名前が、今度こそ『本当の名前』として恐竜図鑑に戻ってくる事になるだろう。
もっともこの「ブロントサウルス」は、アパトサウルスと同じく細長い頭骨を持っており、
丸い顔で知られるかつてのブロントサウルスとは違った外見だったようである。
・ステノニコサウルス
生息年代……白亜紀
一時消滅理由……先に発掘された別の恐竜と同じだと考えられていた
上記の「トロオドン」でも登場した、トロオドン科の恐竜。
かつてはこちらが
恐竜人(ディノサウロイド)になったかもしれないと言われており、
『
ドラえもん のび太と竜の騎士』を始めとするフィクション作品でもステノニコサウルスを起源とする恐竜人が多数登場していた。
しかし1987年、「トロオドンという恐竜と同種である」という研究発表がなされ、存在が否定されてしまう。
それ以降はトロオドンのほうが知的生命体になれたかもしれない恐竜として知名度を上げてきていた。
ところが2017年、とんでもない逆転劇が起きた。
「トロオドン」の項目でも取り上げた通り、新たな種類「ラテニヴェナトリクス」が認定された際、
1個の歯の化石しか見つかっていなかったトロオドンが疑問名に格下げされてしまったのである。
一方、そのトロオドンに吸収される形となってしまったステノニコサウルスの方は以前から多数の化石が発見されており、
ラテニヴェナトリクスなど多種のトロオドン科との恐竜との比較がし易い状態になっていた。
その結果、化石が多かったステノニコサウルスの名前がめでたく復活することになったのである。
皆様も古代生物の新種を発表する際はなるべく多くの化石を見つけるようにして頂きたい。
・スコロサウルス
生息年代……白亜紀
一時消滅理由……復元ミスが判明
硬い鎧のような皮膚で身を守っていた、ずんぐりとした草食恐竜「鎧竜」の一種とされていた。
マイナーだが昔の図鑑や漫画で見た事のある人も多いかもしれない。
ただ、その後復元ミスが発覚してしまい、現在は「エウロプロケファルス」という名の恐竜に吸収される形となっていた。
だがその後の研究で、2009年以降にエウプロケファルスのこれまで見つかった標本について再調査が行われた結果、
「やはりスコロサウルスとエウプロケファルスは別属」という説が唱えられ、再び独立種として扱われるようになっている。
この「スコロサウルス」の標本は、東京の国立科学博物館で見ることができる。
解説板も改装に伴い「エウプロケファルス」から「スコロサウルス」に変更されている。
恐竜の名前がまた一つ消えたり復活したら追記・修正お願いします。
- 半分近くがぶつ森で化石発掘されるのだが・・・;w -- 名無しさん (2013-06-21 14:25:54)
- どうぶつの森って化石発掘の特異点だよな -- 名無しさん (2013-06-21 14:42:19)
- ブロントサウルスが存在しなかったなんて…嘘やん… -- 名無しさん (2013-06-21 14:59:18)
- ティラノサウルス 強権発動っていいのかよw -- 名無しさん (2013-06-21 19:49:33)
- ドラヴィドサウルスってジーンダイバーでも剣竜扱いで出てたよな -- 名無しさん (2013-06-22 00:05:49)
- 似たような例では「骨の組み立て方を間違えたせいで実際とは違う体格と思われていた」のもあるよね。ティラノサウスルが昔はゴジラ体系と信じられていたみたいに -- 名無しさん (2013-06-22 02:05:04)
- イグアノドンも昔は完全にイグアナだったし、ブラキオサウルスも昔は水中動物だって考えられてたし、結構そう言うのは多いかも -- 名無しさん (2013-06-22 10:21:33)
- デイノニクスとヴェロキラプトルが同種って主張も前にあったな。今ではほぼ否定されてるみたいだけど。 -- 名無しさん (2013-06-22 13:20:31)
- セイスモサウルス消えたか…小学生時代に化石見たから少々思い入れが -- 名無しさん (2013-09-09 22:34:01)
- ティラノの強権発動に草生える -- 名無しさん (2013-09-10 08:37:39)
- ブロントサウルスが〜滅び♩イグアノドンが栄えた〜♫ -- 名無しさん (2013-10-18 00:47:40)
- マノスポンディルスって名前付けたのもマーシュじゃなかったっけ なんにせよ、「薄いスポンジ」なんて名前にならなくて良かった -- 名無しさん (2013-10-26 18:21:29)
- ティラノサウルスまさかの聖域wwwww -- 名無しさん (2013-10-26 20:09:58)
- 恐竜以外の古生物でも割とよくある話らしい -- 名無しさん (2013-10-29 23:40:17)
- ↑そういえばサーベルタイガーのことスミロドンって呼ばなくなったな -- 名無しさん (2013-10-29 23:44:44)
- ↑サーベルタイガーってのはサーベル状の牙を持つ猫科動物の総称であって、代表格であるスミロドンの名称が消えたわけじゃないぞ -- 名無しさん (2013-10-30 00:07:01)
- ↑あ、そうなのか。失礼 -- 名無しさん (2013-10-30 00:10:58)
- ↑でも似たような話で、古代魚『ディニクティス』の名前が古代の猫と被っていて最近は使われなくなっているらしいね 科と種で同じ名前と言う紛らわしい状態は続いているけど -- 名無しさん (2013-10-30 00:18:17)
- 恐竜ではありませんが、ミエゾウは「シンシュウゾウ」と呼ばれていたみたいです。世間は冷たい・・・ -- bjorn (2013-11-20 22:15:20)
- 恐竜恐竜連呼してるけど竜脚類とかは恐竜じゃないぞ -- 名無しさん (2013-11-20 22:44:37)
- 確かマジュンガサウルスって最初はマジュンガトルスだったんだよな -- 名無しさん (2013-11-20 23:06:09)
- ↑↑哺乳類が脊椎動物じゃないって言うのと同じ事だよそれ 恐竜じゃないのは竜脚類じゃなくてエラスモサウルスとかの「首長竜」だね -- 名無しさん (2013-11-20 23:20:46)
- そういえば一時期フタバリュウがティラノサウルスの仲間じゃないかって話題になったけどあれも抹消されたんだっけか -- 名無しさん (2013-11-20 23:23:21)
- 「錯覚だ(ドヤァ」 -- 名無しさん (2014-04-14 04:00:51)
- トロサウルス消えちゃったのか....刺身にしたらうまそうな名前の奴が角竜最大って言われても確かに違和感があるな。 -- 名無しさん (2014-04-14 06:47:45)
- ジュラシックパーク主人公のモデルになった人の講演聞いたけど恐竜の数は正確に調査すると三分の1になっちゃうらしいね...哀しいなぁ -- 名無しさん (2014-04-15 11:31:20)
- セイスモサウルス消えたのか…「超デカイのに軽い」ということにインパクトを受けて好きになった恐竜だったのに… -- 名無しさん (2014-05-15 20:58:26)
- そういや、シンタルススって名前をつけられて、後から甲虫の仲間に同じ名前がつけられていたことがわかった恐竜いたよね。今、なんて呼ばれてるの? -- 名無しさん (2014-05-15 21:07:58)
- ↑確かメガプノサウルスって名前になったはず -- 名無しさん (2014-05-15 21:10:24)
- ビヨンと伸びろビヨンスモ♪ はキョウリュウジャー放送時点で既にアカン部類だったのか…出番が少ないわけだ -- 名無しさん (2014-05-15 21:13:43)
- 恐竜のみならず全ての生物の学名で最高クラスの知名度を誇るティラノサウルス・レックスがマノスポンディルスなんてわけわからん学名になったらそりゃみんな納得せんわな -- 名無しさん (2014-05-15 23:57:41)
- なにより「薄いスポンジ」って意味なのが・・・ -- 名無しさん (2014-05-16 00:10:46)
- ↑ティラノのどこにその要素があったのだろうか…… -- 名無しさん (2014-05-16 00:18:28)
- 薄いスポンジより暴君トカゲ(竜)の王の方が絶対いいよな -- 名無しさん (2014-05-16 00:28:09)
- ↑×2第一化石発見者「なんかでかい恐竜の脊椎の発見したでー。保存状態微妙(?)でスカスカして薄いスポンジみたいだから名前はマノスポンディスル・ギガス(でっかいスカスカスポンジ)でええやろ。」→第二化石発見者「なんか強そうな恐竜の化石発見したやでー。強そうだから名前はディナモサウルス・インペリオスス(強力なトカゲの帝王)でええやろ」→第三化石発見者「なんか強そうな(ry見るからに凶悪そうだから名前はティラノサウルス・レックス(暴虐的なトカゲの王)でええやろ」 -- 名無しさん (2014-05-22 00:45:48)
- 千葉トロンや直人も「すかすかスポンジ」よりは「暴君竜」の方が良いだろうな -- 名無しさん (2014-05-22 01:33:15)
- とりあえずティラノサウルスって名前を考えたオズボーンに感謝 -- 名無しさん (2014-05-22 01:46:22)
- ↑ディナモサウルス・インペリオススも悪くは無いんだが、少し長いのが難点か -- 名無しさん (2014-05-22 01:48:50)
- ↑強力なトカゲの王という意味はいいけどディナモサウルス・インペリオススよりティラノサウルス・レックスの方がいいな -- 名無しさん (2014-06-13 00:31:29)
- アロサウルスも昔の図鑑だとアントロデムスとも言われるとか書かれてたけどそれも消えたのかな -- 名無しさん (2014-06-25 21:59:32)
- ゴルゴサウルスはアルバートサウルスと同じだったから消滅しました~、と思ったらやっぱり別種でした~って例だっけ -- 名無しさん (2014-08-18 08:05:53)
- トロサウルス→トリケラトプス説は、未だに納得出来ないんだが。 -- 名無しさん (2014-12-01 11:33:23)
- この度、ブロントサウルスが復活する模様です。 -- 名無しさん (2015-04-10 09:19:39)
- ブロンティ復活するのか!?だとしたら嬉しい事だな。 -- 名無しさん (2015-04-20 16:01:23)
- あの運動神経抜群のガチャピンが、あのトロそうなステゴサウルス(の仲間)の子孫だったとは… -- 名無しさん (2015-06-05 15:40:49)
- 古くはボーンフリーやアイゼンボーグ、そして最近はカセキホリダーまで恐竜の名前は色々消えたりなんだりしている -- 名無しさん (2015-07-09 21:41:54)
- ブラキオスとビガザウロしかモデル実在してないんかい -- 名無しさん (2015-07-10 13:24:59)
- ところで存在しなかったとは違うけど、昔、トロエドンは石頭恐竜扱いされてたよね。確か、ほかの化石とごっちゃになってて。 -- 名無しさん (2015-07-27 16:05:47)
- 恐竜かるただと大概「う」はウエロホサウルスだしなあ…。 -- 名無しさん (2016-01-29 14:19:16)
- なんで化石見つけたやつがそんな口調なんだよ、普通に書きゃいいのに。まあそれは置いといて、使っちゃいけないわけじゃないよなこれ。 -- 名無しさん (2016-07-25 14:50:16)
- 此処にミクロラプトル・グイも加わりそうな情勢になったね… -- 名無しさん (2016-08-31 07:57:47)
- どこぞのパーソナルトルーパーも裸足で逃げ出す勢いでバニシングしてますな。 -- 名無しさん (2016-08-31 22:24:20)
- とりあえず、ステゴザウルスとトリケラトプスとプテラノドンは無事だったか・・・ -- 名無しさん (2016-10-26 21:17:57)
- ティラノサウルスつええw -- 名無しさん (2018-02-11 12:42:06)
- ウルトラサウロス、こどもの頃に図鑑で見て憧れた記憶があるわ -- 名無しさん (2018-02-11 13:20:45)
- ティラノサウルスという名前の知名度のゴリ押しで笑った -- 名無しさん (2018-02-11 14:26:45)
- 恐竜キング民の自分からしたら割と見覚えのある名前が結構あって愕然とした -- 名無しさん (2018-02-23 23:48:07)
- えっ…ブロントサウルスって存在が復活する可能性あるの…どうしようおれ自前の恐竜小説で肉食のカミナリ竜(33年のコングに出たみたいな)をブロントサウルスって名付けてでっち上げちゃった…変更しなきゃ… -- 名無しさん (2018-03-30 23:32:24)
- ↑訂正 自前っていうか妄想した二次創作 -- 名無しさん (2018-03-30 23:33:12)
- これ気づいたけどゴルゴサウルス入ってないやん -- 名無しさん (2018-04-25 08:08:49)
- ↑ゴルゴサウルスなら現役やで 一時期アルバートサウルスと混合されてたけど -- 名無しさん (2018-05-21 20:27:45)
- わりと適当というかなんというか… -- 名無しさん (2018-05-21 20:49:20)
- 証拠が少なすぎるがゆえに別物として見られたり逆に混同されたりが何度も繰り返しているということだな -- 名無しさん (2018-08-08 12:06:12)
- 消えてしまってもまた復活してしまうのがブロントサウルスけんきょだなーあこがれちゃうなー -- 名無しさん (2018-08-08 13:01:59)
- スティギモロク「炎の王国で活躍した俺の名前が抹消されるわけないだろいい加減にしろ!」 -- 名無しさん (2018-08-08 13:58:57)
- ウエルホサウルスって何かと思ったがウエロサウルスね、恐竜キングで使われてた方の名称で覚えてたから一瞬わからなかったわ -- 名無しさん (2018-08-08 14:40:18)
- ドラえもんの単行本だと版によってプロントがアパトになりステノニコがトロオドンになりと改定されてるが(ウルトラサウルスの様に後代否定された種もある)、リアルでもややこしいのな。 -- 名無しさん (2019-04-10 12:46:59)
- 似た名前が誤植じゃなくて回避の一環とか結構なやっつけでワロタ -- 名無しさん (2019-06-06 07:40:52)
- ↑2 「自然観察プラモシリーズ」の話がアニメ現行シリーズで放映されたときにオチがスーパーサウルスになっていて「こんなだったっけ?」と思ったら、後にここで事情を知って納得した人がここに。というか、wiki記事どころかそのあたりを取り上げた話題も見つからないとは。 -- 名無しさん (2019-07-05 19:03:10)
- 「暴君竜王」の名は伊達じゃなかった。 -- 名無しさん (2019-07-09 15:02:55)
- プロコンプソグナトゥスは実際どうなんだろうか -- 名無しさん (2019-10-12 11:44:00)
- シャンシャノサウルスもタルボサウルスの幼体って言われてるけど、無効名になった感じ? -- 名無しさん (2020-09-08 17:20:03)
- [ -- 名無しさん (2020-09-13 16:19:33)
- 「キング・コング」は1933年の物語だから当然あの恐竜は「ブロントサウルス」と呼ばれて差し支えないわけだけど、 -- 名無しさん (2020-09-13 16:21:08)
- ↑(続き)ピーター・ジャクソンも音声解説で「長年おなじみの名前をそんな簡単に葬り去っていいのか」と嘆いていたし、ティラノ君と同様「強権発動」すればいいんじゃないかと思う。 -- 名無しさん (2020-09-13 16:23:49)
- ↑ちゃんと記事読んでもらえればわかるけどティラノサウルスとは状況が全然違う。ティラノサウルスはただ単にティラノの名前が付けられるより前にティラノとは別の名前を付けた化石があったからそっちにすべきなんじゃないか、という話になった。ブロントサウルスはまずそもそもその名前を関する恐竜が別のものだったんじゃないかということが疑問視されてたのよ -- 名無しさん (2020-11-13 10:41:21)
- めっちゃ混ざったり間違ったりされてる辺り、本当に復元って難しいんだなぁ…実はまだまだ間違ってるのがあったりするのかな? -- 名無しさん (2020-11-13 11:02:13)
- ブロントの場合、アパトサウルス自体がメジャーな恐竜だから、マノスポンディルスと名付けられただけの化石がほんの少しあっただけのティラノサウルスとはまた違うんですよね -- 名無しさん (2020-11-14 17:25:48)
- ブロント、トロ等ネタ的に美味しいのに限って消えてるんだなぁ・・・ -- 名無しさん (2021-08-18 00:00:12)
- ゴジラサウルスは結局抹消されたのでしょうか? 該当ページの解説を読んでもよく分かりません -- 名無しさん (2021-08-18 14:00:12)