登録日:2009/07/14 Tue 23:49:27
更新日:2025/05/24 Sat 15:32:18
所要時間:約 9 分で読めます
演:トム・フェルトン
日本語吹替:三枝享祐
舞台版:アレックス・プライズ
ゲーム版CV:木内レイコ
概要
1980年6月5日生まれ。
ホグワーツ魔法魔術学校に通う魔法使いで、
イギリスの純血魔法族の中でも屈指の名門・マルフォイ家の一人息子。そのことを鼻に掛けており、
スリザリン寮の同学年の生徒の中でもリーダー格である。
役回りとしては、主人公である
ハリー・ポッターのライバル的存在……だが、
かませ犬みたいになる事も多い。まあ海外学園物によくいる嫌味なお金持ち的ポジションと思って良い。
後述の権力のおかげでやりたい放題言いたい放題。だが、それに実力が追い付いていない為、軽くあしらわれる事もしばしば。
人物と性格
一言で言えば陰湿な、しかし愛すべきヘタレ。
子分であるグレゴリー・ゴイルとビンセント・クラッブを引き連れ、ことあるごとにハリー達につっかかり、嫌がらせや皮肉や当てこすりやネガキャンに余念が無い。
更にマグル生まれの
ハーマイオニー・グレンジャーに対しては、面と向かって「
穢れた血」と吐き捨てた程。
ただし、やたらと当たりが強くて突っかかるのは初対面時のすれ違いと、利害関係でどうとでも変容してしまう上流貴族の柵の中で、情の薄い繋がりしか持てずにいた自分と主人公達仲良し三人組を比べて、嫉妬していたからというのも理由だった節がある。
身内や親しい相手には意外と寛容で、本当に親しい人間に対する侮辱は許さない気質はハリーとも似通っている辺りから、
ハリーがもしスリザリンに組分けられたら時間を多少要しても二人はマブダチになって、ロンやハーマイオニーともそこまで険悪にはならなかったんじゃないか、とファンの間ではしばしば語られている。
ハリーとマルフォイの初対面時も、嫌味ったらしいボンボン小僧ぶりを発揮するマルフォイに対して、ハリーは「ダドリーに似ている」とハリーは思いつつも、それ以上に魔法界の知識不足の所為で気の利いた返答が出来ない歯がゆさに悩んでおり、マルフォイを嫌悪するどころかむしろ会話に積極的な姿勢を見せてすらいる。
マルフォイに反感を抱いたのは、「ハグリッドって使用人だろ。魔法を暴発させて自宅を家事にしたとか間の抜けた噂を聞く」という発言が契機だった。
ハグリッドの若干抜けた点はハリー自身も後々目の当たりにすることとなるが、ダーズリー家に痛い目を見せて自分を魔法界に導いてくれた恩人を侮辱されたのだから怒るのももっともである。
また、純血主義で他人を見下す態度は、彼が尊敬する父を手本にしたものであることが作者から示唆されている。
闇の魔法使いによる支配を望んでいたり、死喰い人へ憧れたりする面も、彼自身が冷酷であるというよりは、「闇の帝王が魔法界の指揮を取ることに失敗したことへの落胆」の中で育てられたことや、彼自身やマルフォイ家が権威を強めるのを望んでいたこと、良くも悪くも紳士的な貴族としての父親の側面しか見る機会が無い平和な時代に生まれたことが主な理由である。
良くも悪くも周りの環境に流されやすい、ある種純粋な人間と言えるだろう。
ちなみに、ハリーへの敵愾心を燃やしていたのも、彼への嫉妬だけでなく
「たかが赤ん坊が闇の帝王を返り討ちに出来たのは、実はその赤ん坊こそが闇の帝王をも凌ぐ闇の素養を秘めているから」という噂が一部の者達の間ではまことしやかに囁かれており、
「それほどスリザリン生に相応しい優れた人物なら、きっとスリザリンの同朋として敬愛する父の名誉を回復する手助けになってくれるに違いない」と内心期待していたから。
そんなハリーがよりにもよってグリフィンドールに入寮してしまったため、一方的ながら期待を裏切られたと感じていた訳である。
しかし、純粋な友情を望んでいたのも事実らしく、呪いの子ではその思いを吐露した事でハリーとの和解に繋がった。
ガールフレンドは同じくスリザリン寮のパンジー・パーキンソン。グリフィンドール側からはパグ犬だのいかれた牝牛だの散々な罵倒をつけられているが、彼女もハーマイオニーとは犬猿の仲。
(またパンジーは作品ごとに担当者女優が変更されており、中には美人さんも)
容貌については、ガッチガチに固めた金髪の
オールバック(実写映画)が特徴の
イケメン。
原作小説では髪の色はプラチナブロンドであることが表記されている他、「肌が青白く顎は尖っている」らしい。
身長は、5巻『不死鳥の騎士団』では当時グリフィンドールのクィディッチキャプテンだったアンジェリーナ・ジョンソンから
チビ呼ばわりされていたものの、
6巻『謎のプリンス』では「図体の大きな2人なのにその間で威張り散らしている背の高い青白い顔のマルフォイがいないと奇妙にしょんぼりしているように見える(要約)」という風に地の文で綴られていたので、急激に伸びたのかもしれない。成長期の男子なら珍しいことではないだろう。
7巻『死の秘宝』においても、マルフォイ邸の中でハリーと相対した際に、更に背が伸びたという旨の記述がある。
ちなみに映画で演じるトム・フェルトン氏の身長は現在175cmだそうだ。
トム・フェルトンの美しい容姿もあってドラコにガチ恋する女子たちが後を絶たなかったそうだが、
作者は「トム・フェルトンは素晴らしい役者で人柄も良く、彼の事は私も大好きだが、ドラコはけして善人ではない」と、トム・フェルトンの美しさや俳優としての魅力については大絶賛して認めてはいるものの、ドラコに恋をすることは不健全であると語っている。
親族
父・
ルシウスはホグワーツの理事も務め
魔法省高官にも顔が効く名士。
だが、実はかの
ヴォルデモート卿の直参の部下「
死喰い人」で、しかもリーダー格の存在。ちなみに子分であるクラッブとゴイルの父も死喰い人なので、彼らがマルフォイに頭が上がらないのもその為。
母・ナルシッサはやはり名門の
ブラック家出身。なお、これが最終巻エピローグでの意外な
伏線となる。
その他、祖父にアブラクサスがいたが竜痘に罹り既に亡くなっている。
家柄から察するに両親は政略結婚の可能性があるが、夫婦仲自体はかなり良好な模様。
両親から惜しみない愛情を注がれており、それもあってかドラコも両親に対する愛情が非常に強い。
日本語訳では両親を「父上」「母上」と敬意をこめた呼び方で呼ぶことでそれを表現しているし、両親を侮辱した相手にキレるほど。この点は
ヴォルデモート卿や
バーテミウス・クラウチ・ジュニアあたりと異なる、ある意味ドラコの特徴の一つ。
そして、彼らとの明暗を分けた要素でもあるだろう。
実力と能力
名門の出ではあるが、魔法の腕は凡庸な模様。少なくとも、まともに決闘すればハリーにフルボッコにされると思われる。
ただし、決闘の授業では2年生にも関わらず蛇を出してハリーを襲わせるという高度な呪文を放っていたりと才能は見せていた。
授業態度も基本的に不真面目。魔法薬学は、担当にして自身の寮の寮監である
セブルス・スネイプの後ろ盾(及びそのとき負傷していた状況)もあるからか、下準備を教授公認で
ロンに
丸投げしてもいる。
その他の教室のシーンでは大抵やる気無さそうにしていたり、教師の警告・忠告を丸無視して勝手な行動に及びトラブルを招いたりという場面も目立つし、成績について父に
「マグル産まれの女(ハーマイオニー)よりも悪い」と叱責される場面もあった。
学年一の才女であるハーマイオニーと比べられるのはなかなかキツイが、ルシウスが決して甘やかしているだけではない家族の様子も伺える場面である。
ただ、そこはやはり純血の出ゆえ才能が無いわけではない。実際、スネイプでも突破できない閉心術を駆使し、作者からも公式で「閉心術の才能がある」と明言された。
加えて、魔法薬学に長けることを示唆する描写もあり、『ふくろう試験』である程度の成績を修めないと履修できないクラスに進んでいる。
謎のプリンスではクラッブとゴイルを見張りにする為に、学年首席のハーマイオニーですら製作に手間取り長期間かけて作り上げたポリジュース薬を短期間で大量生産するという芸当を見せた。
また魔法道具のプロである「ボージン&バークス」の店長ボージンですら修理困難、不可能の可能性ありと判定していた「姿をくらます飾り棚」も、約一年かかったとはいえ独力で無事に修復した。更に監督生にも選ばれている。
フィジカル面では、2巻からハリーに対抗して
スリザリンの
クィディッチチームのシーカーを務めている。
愛箒は『ニンバス2001』……しかし、旧型『ニンバス2000』を駆るハリーに敗北する始末。
一応ドラコが(必要の部屋に籠るために)試合を欠場した時には、ロンはそれを勝機と見ていた程なので、それなりに実力はあるのだろうが。
また、クィディッチに取り組んだのはハリーへの対抗心だけが理由ではなく、
クィディッチが大好きで心からうまくなりたいと思っていた(小さい頃は選手になることを夢見ていたほど)ことが、続編『呪いの子』では語られている。
また、だいたいムカつく事を言ってはハリーや周囲の人間にボコボコにぶん殴られて泣いてる事が多く、あまり腕っぷしは強く無い模様。
登場当初は
ライバルとしての活躍が期待されていたが、巻が進むごとに小細工と大口を叩いてやられるヘタレ&小物化が酷くなっていき……?
5巻で父が信用を失ってからは、マルフォイ自身がヴォルデモートの命を受けて行動している。言うなれば、
死喰い人“見習い”。
だが実際は全く期待されておらず、ルシウスに対しての懲罰、人質のような面が強い。
ドラコ本人も、当初はヴォルデモートに期待されていると調子に乗っていたが、後に自分の現状を見つめ、失敗すれば殺されるだけでなく家族の命も保証されないことを知り、強い恐怖に苛まされる。
本人も両親の愛を受けて育ったせいか、小さな悪さはするものの
他の死喰い人と違って平気で人を殺せるような残忍さは持ち合わせていない。
ダンブルドアからも「ドラコは善性を失っておらん」と言われている。
またホグワーツへの愛着もあるようで、ホグワーツに侵入した死喰い人に校舎を蹂躙される様に悲痛な表情を見せていた。
なお、父の失脚によりクラッブから甘く見られるようになり、最終巻では今まで唯々諾々と従っていた彼に命令を無視され、三人とも命の危機に陥るハメになった。
しかしクラッブとゴイルのことはドラコなりに大事にしてはいたらしく、命の危機に陥った際に自分の身の安全を顧みずに2人の身を救おうとした。
各巻での活躍(ネタバレ注意)
原作での初登場は入学準備のための、制服の仕立ての場面。
ハリーがロンと出会ったのはホグワーツ特急の車内なので、実は彼よりも先に初めて出会った同年代の魔法使いということになる。
この時点では目の前の相手が「あの」
ハリー・ポッターであるとは知らず、どの寮に入りたいかや
クィディッチ、箒の話題で気さくに話しかけていた。
もっとも話の内容は、両親がマグルで今まで魔法界のことなど知らなかった者達を入学させるのはおかしいという旨や
ハグリッドを悪く言う物で、また言動の端々に高慢さと傲慢さをこれでもかとばかりに匂わせていたため、
一方的に聞かされる羽目になったハリーは、口にこそ出さなかったが内心で
「なんて嫌な奴だ」と悪印象を抱くに至った。
その後、ホグワーツ行きの途中で再会。
この時にはハリーが例の「生き残った男の子」と知っており、そのうえで彼がロンと一緒にいる事について「友達は選んだ方が良い」とハリーを仲間に誘う。
しかし、先の交流でドラコの高慢さに嫌気が差していた(「友達は選べ」という発言からもそれがうかがえる)ハリーはすげなく拒絶。
その挙句ドラコの発言を逆用して「友達を選ぶ」と言ってロンを選んだ事からこれが原因となって長きに渡る対立が始まる。
なお映画版ではここで初登場&初対面。ドラコの側から友人に誘うが、しっかり偉そうな態度を見せたことと、ロンからの嘲笑に対してそのまま喧嘩を返したりしたため、やはりハリーからは拒まれていた。
飛行術の授業では、暴走事故を起こした
ネビルが落とした「思い出し玉」をくすね、担当のフーチ先生が彼を医務室に運ぶ為に一時退席している間、
事前の「勝手に箒を飛ばした者は即退学」との警告を無視して箒に乗って思い出し玉をどこかに隠そうとする嫌がらせを仕掛ける。
それを見咎めたハリーが追跡し、無事に取り戻す(映画版ではマルフォイが遠投した玉を建物の窓の目の前でキャッチ)
これが
ミネルバ・マクゴナガル教授に見つかりハリーは呼び出されてしまうが、懲罰でなく
クィディッチ最年少シーカーへの推薦であった。
マルフォイはどんな懲罰を受けさせられるのだろうと思ってかニヤニヤしながら見送っていたが、結果としては間接的にハリーの箒の才能を開花させたと言える。
(実際ハリーもそう言ってのけており、ぐうの音も出ないフォイであった)。
なお、ドラコが許可なく箒を飛ばした件でどのような処罰を受けたかは不明。
クィレル先生から城内にトロールが進入したという報告を受けた時は、他の生徒達と同様に慌てふためいていた。
映画版ではトム・フェルトンの演技により
凄まじいビビり顔を晒していた。
3人組が夜中に寮を抜け出していた際はマクゴナガル教授にチクるが、自分も抜け出していた為一緒に罰則を受けるハメになる。
「禁じられた森」での罰則の最中、
謎の人物がユニコーンの血を啜っている所を目撃し、情けない悲鳴をあげて尻尾を巻いて逃げ出した。
終盤の学年末パーティーの場面では、当初この年の寮杯は
スリザリンが得るはずだったため、他の寮生らとともに喜んでいた。
だが、
ダンブルドア先生の計らいでグリフィンドールに滑り込みで得点が入り、グリフィンドールが勝利してしまい酷く落ち込む。
因みに映画版ではグリフィンドールのお祝いムードの時にクラッブも立ち上がってしまい、ドラコが怒った顔で肩を掴んで座らせるというシーンがあるが、実はクラッブ役の人が間違えて立ち上がってしまったのをトム・フェルトンがアドリブで押さえ付けたらしい。
ハリーに対抗して
クィディッチのシーカーに就任し、また財力にものを言わせてチーム全員に『ニンバス2001』を寄付。
しかし、最初の試合で
グリフィンドールにフルボッコにされる。
また、代々スリザリン生の家系であったことから3人組(特にロン)に真っ先に『スリザリンの継承者』として疑われるが、
全然そんなことはなかった。
と言うか、ホグワーツには(純血を重んじる風潮のために魔法界の旧家の多くは必然的に姻戚関係にあるため)
スリザリンの家系の生徒や教師なんか一杯いるのにピンポイントで決めつけるなんてとんだ言いがかりである。
……まあそれだけドラコの言動がひどかったということでもあるが。ハーマイオニーに差別発言をしたのもこの巻でのことだし、生徒やゴーストが石化して皆が恐怖に怯えているのに、一人だけウキウキしたり思わせぶりな態度でドヤ顔していれば「こいつ何か知ってるんじゃないか」ぐらい思われても不思議はない。
実際父親などには手紙を出して独自に情報収集しており、
少なくとも「前回秘密の部屋が開かれたのは父上よりも前の時代で、そのときには女生徒が一人死んだ」ことを掴んでいた。
その上で「今度死ぬのは誰だ、グレンジャーが死なないかな」とニヤニヤしながら闊歩していたため、不審な態度が怪しまれたという次第。配下のクラッブとゴイルからも「実際は秘密の正体を知ってるんじゃないか?」と何度も訊かれていたらしい。
しかし、
今回『秘密の部屋』を開放した元凶はその父親ルシウス・マルフォイである
『秘密の部屋』を開放する鍵となった「リドルの日記」をある人物から預かっており、それを敵対家の評判を落とすべく娘のジニー・ウィーズリーの手元に忍び込ませたのだった。
マルフォイが関わっているというロンたちの予想も、それほど的を外していたわけではない。
ただルシウスがその真実を息子への手紙に書かなかっただけである。
ちなみに、ルシウスが初登場したのは本巻からだが、やっと父上と一緒に現れたと思いきや、公衆の面前で成績の悪さを罵倒されるという厳しい教育を食らっている。
また、日本語訳では「ボージン&バークス」のボージンからは「若様」と呼ばれている。
ホグワーツ特急内でシリウスを捕まえに来た
吸魂鬼が現れ、ビビってリー・ジョーダンのコンパートメントに逃げ込むものの、ネビルからハリーが気絶した事を聞き、自分も心底ビビっていた事を棚にあげてハリーをビビり扱いしていじりまくった。
魔法生物飼育学の授業中にヒッポグリフのバックビークを怒らせ、切り裂かれる。
それを利用してバックビークを処刑させるとともに、ハグリッドを退職に追い込もうとする。
危険な生物を用いた授業をするのだから、ハグリッドも安全に気を配るべきだった……が、
彼は「ヒッポグリフには決して敬意を忘れてはならず、間違ってもナメた態度を取ってはならない」とちゃんと注意喚起していた。なのに、ドラコもドラコで教師の注意や説明を聞かず、安全をまるで軽視していたため、半分以上は彼の自業自得と言える。
中盤ではクラッブ達と共に『
吸魂鬼』に扮してクィディッチの試合に乱入。ハリーをビビらせようとするが、逆にハリーの放った
守護霊にビビって転倒。
他にもホグズミードで透明マントに隠れたハリーにフルボッコにされる、クィディッチの決勝戦でハリーに反則の妨害行為を働きマクゴナガル先生にカス呼ばわりされた挙句敗北、そしてハーマイオニーを
挑発したらマジギレされて
物理的にぶん殴られる、そもそも自分自身も吸魂鬼を恐れていた……etc.と、この巻では小物感全開。
クディッチ・ワールドカップに魔法省大臣のファッジからの招待で貴賓席に招待される。
同じく観客として来ていたウィーズリー家やハリーたちとかち合い、嫌味の応酬になった。
ワールドカップが終了した後、テンションの上がりすぎたルシウスがかつての仲間を引き連れてマグルの家族を襲い、宙に浮かべて婦人のパンツを晒す遊びを始め出した為、ドラコは近くの林で待機する事となった。
その時に避難していたハリーたちと会い、不審がられたが取り合わず、マグル産まれのハーマイオニーが襲われるぞと嘲り交じりに忠告した後別れる。
ホグワーツ特急では三校対抗試合の存在をルシウスから聞いていた事でロンやハリーに意味深な事を言っていた。
また、今回の招待校の一つ・ダームストラングに入学する可能性もあったが、遠くの学校に行くことを嫌がった母の反対で実現しなかったことが明かされた。
その後、ハリーが三校対校試合に出る事からハリーにウザ絡みするようになる。
ルシウスとはハリーが何時間戦えるか?という賭けをしていた。仲良しだ。
しかし、塩対応を貫くハリーにムカつき背後から呪いをかけようとするが、ムーディー(クラウチjr.)に罰として
ケナガイタチに変身させられた。
前巻でハグリッドの授業をぶち壊したような真似を繰り返したのだろうが、今度は教師にその慢心を徹底的に矯正される羽目になった。
件の変身を解除された時は「父上が黙ってないぞ!」と怯えながら言い放つが、百戦錬磨の闇祓いたる
ムーディ(のフリをした他人だったけど)がその程度で動じるわけがなく「それは脅しか!!」と逆に激昂され慌てて逃げだす事になる。
しかしそれでも懲りないのが我らがフォイたるゆえん。
三校対抗試合では徹底的にホグワーツからのもう一人の選手
セドリック・ディゴリーを応援し
「汚いぞポッター」バッチを大量生産して生徒たちにばら蒔いた。
しかもこれの狡猾な所は、一見すると
「セドリックを応援しよう!」という普通の応援バッチに見せかけている所であり、ハリーが見た瞬間に
「汚いぞポッター」と浮かび上がらせるという物であった。
更にクリービー兄弟がそのバッチを止めようと呪文をかけると更に酷い誹謗中傷が浮かび上がるという手の込んだ仕様であり、完全に才能の無駄遣いである。
ついでにマスゴミのリータ・スキーターとも手を組んでおり、ハリーたちの悪い噂や情報を流していた。
ハリーとロンが相手探しに困ったダンスパーティーにも参加(小説版のパートナーはパンジーだが、映画版では別人に)。ちなみにドラコのローブを見たハリーは「英国国教会の牧師のようだ」という感想を抱いている。
監督生に就任。
また、闇の魔術に対する防衛術の新たな教授となった
ドローレス・アンブリッジに気に入られ、彼女の手先『尋問官親衛隊』等の役職に就任して横暴を働くが、最終的にはジニーの「
コウモリ鼻糞の呪い」により撃退された模様(映画版ではカット)。
帰りのホグワーツ特急の中では、『
ダンブルドア軍団』のメンバーから大量に呪いをかけられ、キングズ・クロス駅に着く頃にはクラッブとゴイル共々
巨大なナメクジになっていた。
ルシウスが神秘部襲撃に失敗しアズカバンに収容されたことで死喰い人の中で地位が下がり、精神的に追い詰められ始める。
おまけに、新たな魔法薬学の教授・
ホラス・スラグホーンに目をかけてもらおうと媚を売るが、悉く無視される。スラグホーン教授は、お気に入りの生徒や様々な名士を親族に持つ生徒を集めたサロンめいたものを開いているが、ロンと同じく「輝くような才能はない」と見做され、先祖の威光も通じなかった模様。
実はヴォルデモートにダンブルドア暗殺の命を受けて学校に戻っていたが、何度か策を試すも上手くいかず、ますます精神的に追い詰められていた。
ゴーストであるマートルに弱音を聞いて貰って惚れられたり、ハリーに
「ドラコは何かを隠してる違いない!!」も忍びの地図や屋敷しもべ妖精を使ったストーキングをされたりしていた。因みにハリーが
ドラコは何かを隠してる的陰謀論をロンやハーマイオニーにずっと言い続けていたので二人からは「いい加減にしろ」「マルフォイの話ばっかすんな」とうんざりされていた。
ある時にマートルに話を聞いてもらいつつ泣いている所をハリーに発見されてしまい、ドラコは攻撃し戦闘に。
許されざる呪文である磔の呪文に対してハリーが思わず放った「セクタムセンプラ」で体をぶった斬られ、重傷を負うがマートルが
「ドラコが殺された!!」と大声をあげて周囲に助けを求めた事で駆け付けたスネイプの呪文により一命を取り留める。
ドラコはダンブルドア暗殺と合わせてもう一つ、外の世界とホグワーツを繋ぐ抜け道となる「姿をくらます飾り棚」の修理に取り組んでおり、こちらは成功。
安全な隠れ場所として『必要の部屋』で行っていたが、このためにポリジュース薬を使ってグラッブとゴイルを低学年の女子生徒に変身させていた。
ポリジュース薬はハーマイオニーですら長期間苦戦して作った魔法薬であり、材料があったとはいえ短期間で製作出来てる所にドラコの魔法薬の実力が伺える。
ハリーはドラコが必要の部屋を使っている可能性を推測して部屋の前で色々と試していたのだが、正確な行動内容を知らなかったので中には入れなかった。
姿をくらます飾り棚が修理されたことで、ボージン&バークスに置いてあった対になるものをトンネルの出入口として大勢の死喰い人がホグワーツへ侵入するのを幇助した。
またダンブルドア暗殺計画の助手にホグズミートのバーの主であるマダム・ロスメルタを「服従の呪文」で支配下に置き使役していたが、ダンブルドアが今際に気づくまで暴かれなかった。
中途半端な掛かり方だと「多幸感」によりラリった不審な顔になってしまうこの技を完璧に使えた辺り、彼の魔法の素質がうかがえる。
またハーマイオニーの言葉を盗み聞きして、「ダンブルドア軍団」が使っていた連絡用コインを再現してロスメルタと連絡を取り合う、フィルチが毒物に疎いことを知るなど、能力の片鱗を見せる。
4巻で元々汚いぞポッターバッチを作ってた位なので、こういうのは得意なのかもしれない。
死喰い人突入の仕上げに、混乱するホグワーツ城の尖塔に登り、「闇の印」を打ち上げて急ぎ帰ってきたダンブルドアを奇襲。「
武装解除呪文」で戦闘不能にした。
あとは殺してしまえばそれで任務達成だったのだが、殺人への嫌悪・恐怖や罪悪感に苛まれて殺せず、ダンブルドアと会話を始める。
ダンブルドアからはドラコが予想以上に賢く立ち回った事を評価し、ドラコの家族を保護する事を約束して自分達の陣営に来る事を提案されるが、ドラコはそれも出来なかった。
結局、駆け付けたスネイプに殺してもらい、死喰い人達共に姿を消した。
実はこの際、意図せずして『ニワトコの杖』の所有者となった。
余談だが、今回修理した「姿をくらます飾り棚」の初出は2巻である。
これほど前からこんなところに伏線を仕込んでいたとは……J.K.ローリング恐るべし。
実家が豪邸で地下牢があったり会議室になる場所があったりと便利過ぎるせいでヴォルデモートに多目的アジトにされてデスイーターたちに住み着かれてビクビクしながら暮らすハメになる。
脱獄したルシウスが屋敷に戻り、前回のダンブルドア討伐に大きく貢献した事を評価されて助命されはしたものの、相変わらず地位は下のままであった。
また、後に家に連れてこられたハリーはハーマイオニーの機転で顔をパンパンに腫らしてた事もあって誰なのかが判別付かず、ドラコが顔を見て判別することになった。
ハリーを差し出せばマルフォイ家の地位が戻る…という絶好の機会だったのだが、流石にハリーに死んで欲しいとまで思わず、善の心が残っていたドラコはハリーだと気づいていながらも
「知らない…分からない」と知らぬフリを決め込んだ。
その後、ハリーたちは地下牢に閉じ込められるものの脱出したハリーたちと戦闘になり、母のナルシッサと共に戦った。
彼らが逃亡する際、ハリーによって
杖を奪われる。
最終決戦では『レイブンクローの髪飾り』を手に入れようとするハリー達の前に立ち塞がる。
が、ハリーに「君は気づいてた筈なのにどうしてあの時、知らないフリをしたんだ?」と指摘されて良心を揺さぶられた事で動揺してしまい杖を奪われ武装解除されてしまう。
さらに暴走したクラッブの『悪霊の火』に殺されかけ、ハリーたちに命を救われることになる。
この時、クラッブが逃げ遅れた事で助けに行こうとしたがロンに「もう死んでる」と止められ、ドラコはゴイルを連れてホグワーツ内を逃げた。
その後、母親であるナルシッサが倒れているハリーの生存確認をするように言われ、ハリーに小声で「ドラコは生きてるの?」と聞き、ハリーの答えでドラコが生存している事を知る。
ドラコを探す為には勝利軍としてホグワーツに入るしかないと考えたナルシッサは「ハリーは死んでます!!」とヴォルデモートを裏切った。
ハリーが死んだフリをやめてヴォルデモートを攻撃し、再び闇陣営VSホグワーツ陣営の大きな戦闘となるが、ナルシッサとルシウスはドラコの名を叫んで探し回り、闇陣営として傷つける事もホグワーツ陣営を助ける事もしなかった。
ドラコは両親と再会出来たらしく、ホグワーツの祝勝会では、自分たちが場違いだということを自覚していたため、親子三人で自分たちがここにいてもいいのか戸惑いつつ縮こまっていたが、幸いにも誰も彼等を気にせずに勝利を祝っていた。
なお映画版ではナルシッサとルシウスは勝利したと思っているデスイーターたちと一緒にホグワーツに行き、ホグワーツ側にいたドラコを呼んだ。
その際、ドラコは生徒たちに申し訳なさそうな悲しい顔をし、躊躇していたが母の再度の呼び掛けに応じて両親の所へと駆け寄り、ヴォルデモートにハグをされた後両親たちに保護された。
その後、実は生きていたハリーによって最終決戦が始まった際には混乱に乗じてナルシッサと手を繋いでホグワーツを脱出しており、ルシウスは後ろ髪を引かれながらも二人に付いていってる。
未公開シーンではハリーの復活時に「ポッター!!」と叫んで杖を投げ渡しているが、あまりにも急展開に見える為にカットされた。
後年、同級生ダフネ・グリーングラスの妹アステリアと結婚した。
そっくりな外見なのに、中身は正反対で実家の家風を嫌う息子『
スコーピウス・ヒュペリオン』を授かる。
パンジーは……?
ちなみに、息子の名前は星座と
ギリシャ神話の登場人物に由来しており、この時点でブラック家の命名のお約束がマルフォイ家に受け継がれていること判る。
息子がホグワーツに入学する年に、息子を見送る為に駅に来ており、同じく息子を見送りに来たハリーたちと視線が会うが、学生時代のように険悪になることは無く、ハリー達に向かって静かに目礼する等、ある程度関係は改善された模様。
……実は、ハリーとの初対面時は「ドラコなりに」友好的に接していたり、ゲーム版では蛙チョコの
ハリー・ポッターの偉人カードを持っていたりする等、先述の通り、元からそこまでハリーを敵視してはいなかった。
まあその「初対面」が高慢だわ図々しいわ押しつけがましいわで、ドラコの「友好的」がかなり酷いものではあったのだが。
両者が本当に相互理解して和解するには、どのみち長い時間は要したのだろう。
「私は君と彼らの仲がうらやましかった──ウィーズリーとグレンジャーだ。私は君たちの友情が何よりもうらやましかった」
「孤独は──つらいものだ。私は孤独だった。それが私を、ほんとうに暗いところへと追いやった。長いあいだ、トム・リドルも孤独な子どもだった」
舞台劇として執筆された、19年語の世界が舞台の『呪いの子』では癒者となっており、父として成長した姿が描かれる。
息子スコーピウスが本編で主役と言って差し支えない活躍をする裏でも存在感を示している。
ハリーの息子・アルバスの周囲の黒い雲を、スコーピウスの暗示だと考え二人を引き離そうとするハリーに対し、黒い雲の正体は「アルバスの孤独」だと指摘。息子との軋轢の修復が遠のくハリーに「アルバスを失うな」と忠告した。
ハリーとドラコの家族事情と生育環境の違いが、父親としての息子への接し方に表れているシーンである。
(ドラコは上述通り、両親から愛されてきたし、愛しながらも厳しく教育する父の姿も見ることができた。しかしハリーは両親から愛されていたのは確かだが、生後すぐにその両親を失い、
後見人ともすぐに死に別れ、
身近な家庭にもどうしても遠慮はあって、「健全な家族の形」を
知らずに育った。「父親として息子にどう接すべきか」が、ドラコには分かるがハリーには分からない、というのも無理のない話である。
それに一番身近な家庭は正直悪例だし)
その際に明かしたのが、上記の本心──本当はハリー・ハーマイオニー・ロンの三人組の友情を羨んでいたことである。
6巻以降を振り返れば、ドラコの苦しかった心中がよくわかるだろう。
両親はいつヴォルデモートの粛清の対象となるかわからず、彼なりに大切に思っていたクラッブとゴイルの二人さえ、父ルシウスの権威が失墜するやいなや手のひらを返す。
辛い胸の内を打ち明けることができたのは、ゴーストの“嘆きのマートル”くらい。彼は最も苦しい時期に、同じ寮かつガールフレンドのパンジーにさえ縋ることができなかったのだ。
(ただ、実は同期同寮のセオドール・ノットには一目置き、対等の友人関係を結んでいたらしい。どちらかと言うと、6巻以降は過剰なストレスで人間不信を併発したというところか)
そうした苦しみを経験したからこそ、彼は息子に親友ができたことを歓迎したのだろう。
たとえそれが、かつての仇敵ハリーの息子であっても、である。
そして、それゆえに二人の友情を引き裂こうとするハリーを許せず、忠告を送ったのである。
またスコーピウスの教育方針だけではなく、ドラコ自身も純血主義を捨て去っており、「グレンジャーにうるさく指示を出されるのを、少し楽しんでいるんだ」という学生時代の彼からは考えられないセリフを残している。
他、ある大きなミスをしでかし、魔法省で糾弾されていたハーマイオニーを庇うシーンも見逃せない。
また、妻のアステリアは先祖にかけられた呪いの為に身体が弱ってしまっていたが、それでも無理を押して息子を出産。しかし彼が3年生になった夏に他界した。
ドラコとアステリアはお互いに深く愛し合っていて、死期を悟った妻は夫に新しい人を見つけるように言うも、彼にそのつもりはなく、親からの再婚の打診も断っているという愛妻家の一面も描かれた。
また、ハリーに「君の妻がヴォルデモートと繋がってないと言い切れるのか?」とアストリアの不貞を疑って嘲り交じりに笑った際には「取り消せポッター!!」とブチギレ、妻の名誉の為に決闘するという男気を見せた。これはハリーが完全に悪い。
どうもそれは闇の帝王が勝利してドラコが闇落ちひた時間軸でも同様の様で、その時間軸に飛ばされたスコーピウスは父の本編には無かった自信と威厳のある姿に動揺したが、アストリアの事は「アストリアは暗闇の中の唯一の光だった」と語っており、妻への愛が変わらない所に安心した。
演者
映画ではトム・フェルトン氏が一作目から演じている。吹き替えは三枝享祐、ゲーム版は木内レイコ。
フェルトン氏は最近ラッパーデビューを決意した。ぜひホグワーツの制服でラップを踊っていただきたいものである。
また、『KH』シリーズのキャラクター、ロクサスのコスプレをしたこともある。
ちなみに地毛は黒で、目を引くブロンド髪は役のために毎回染めていた。
名悪役を演じた俳優の宿命か、フェルトン氏は見知らぬ子供から石を投げられたり、いきなり蹴られたり、世界中の子供達の悪意を『マルフォイ』として受けて思春期を過ごした。
しかしそんな辛い境遇にも折れずに、東日本大震災の被災地に温泉卵を2000個寄付してくれたり、映画の上映待ちで待機している人たちに
ピザをプレゼントしたり、「
今後(マルフォイ役として)イメージが固定されて悪役しか仕事がなかったとしても役者として本望」と述べ、子供達からどんなに酷い目に遭わされようと「
自分が『本当はいい人』なんて言ってしまえば、それは子どもたちにサンタの存在を否定しているのと同じ事だ」と、このまま一生嫌われ続けても構わないと非常に前向き且つ寛大なコメントをしたりと、
演じている本人は大変な好青年である。
勿論普通の人気も(地域や年齢層の差はあれど)あったわけだが、本人がそれを実感したのは初めてお鉢が回ってきた『謎のプリンス』の日本でのプロモーションの時とのこと。成田で詰めかけたファンを見て
「マジか」と思ったとか。
2016年にも、ルシウス役のジェイソン・アイザックス氏と共に"親子"で来日してサイン会やチャリティーグッズの販売を行い、グッズの売り上げを熊本の震災の復興支援に寄付した。
また、フェルトン氏の父親は漁師で、マルフォイ役としてデビューした間もない頃にインタビューに答えた
将来の夢として父の跡を継いで漁師になりたかったそうだ。
ちなみに、2015年頃公式サイトで行われている組分けの儀式に挑戦してみた所、「
グリフィンドール」というある意味誰もが納得の結果になった。
(本人はその結果にいたくご不満で、
「なんてこったい!」「一生スリザリン!」とコメント)
2020年に再挑戦したら
今度は「ハッフルパフ」と出てしまった。
やはりフェルトン氏はこの結果をお気に召さず、
「悲しい日だ……いろんな意味で……」との感想を述べている。
最近では、2023年にもとしまえんの跡地に完成した
ハリー・ポッターの施設完成イベントに極秘来日しファンを喜ばせた。
実は、ハーマイオニーの中の人であるエマ・ワトソンの初恋の相手である。
ちなみにフェルトン氏の方もエマ・ワトソンが好きだった期間があったと告白したが、お互いに好きである期間が被らなかったらしい。
好意を持たれていたのは嬉しいと認め、それでもその後は魂の親友として互いに『恋愛以上に大切な関係』として良好な関係を維持している。
余談
実は「マルフォイ」というファミリーネームは英国圏内ではかなり独特で、作中で初対面のロンに名乗った際、
これが理由で彼に思いっきり笑われた。(もともとはフランス出身の家系らしい)
そんなわけで作中の残念な活躍ぶりと独特な名字からファンにネタにされまくっており、日本では2ch(現5ch)等でやたら
フォイフォイうるさいキャラにされてる程。
何か冗談めかしたレスやコメントに対して「
黙るフォイ!」と返すやり取りは、ネット界隈においては定番と言っても過言ではない。
そのせいか、この項目でも語尾という語尾に「フォイ」がつけられていたことがあるフォイ
公式も悪ふざけでこのネタに便乗したらしく、ワーナーブラザースが発売した
LINEスタンプの実写シリーズで
キザな表情で「君の瞳にフォイしてる」にドヤ顔で「フォフォイのフォイさ」、険しい表情とバックの炎からの「テンション高まるフォイ」と言ってるスタンプがマジで存在している。
この実写シリーズはキャラ崩壊が激しいと評判だが、その中でもマルフォイがぶっちきりで濃すぎる存在感を放っている。
『賢者の石』〜『死の秘宝PartⅡ』までの映画8作品を合計すると20時間近くもある映画ハリーポッターシリーズだが、
ドラコの登場時間はこの約20時間中、たったの31分30秒に過ぎない。
フェルトン氏の端正な見た目や演技力、演出スタッフの仕事の見事さであろう。
追記・修正よろしくお願いしますフォイ。
最終更新:2025年05月24日 15:32