ボボボーボ・ボーボボ(漫画)

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ボボボーボ・ボーボボ(漫画) - (2017/12/04 (月) 12:01:43) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/12/01(火) 22:14:16
更新日:2024/04/03 Wed 16:11:48
所要時間:約 5 分で読めます


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週刊少年ジャンプに連載されていたバトルギャグ漫画。
作者は澤井啓夫。

第一部は全21巻。

第二部に『真説ボボボーボ・ボーボボ』が連載されていた。
全7巻

本誌読み切り→赤マル読み切り→本誌読み切りを繰り返して連載に至った作品。

西暦300X年の未来はマルハーゲ帝国(アニメ版では放送コードに引っかかるためマルガリータ帝国に変更されている)に支配され、人類を丸坊主にする「毛狩り」という恐ろしい事が成された。
そんな中、鼻毛真拳の使い手のボボボーボ・ボーボボが平和の為に戦うという不条理ギャグ漫画。


連載当初は割と不安定だったが、七巻辺りからバトルをギャグとノリで戦いながら進むという流れが決まった。
作者曰く「何でもやって笑わせる」というスタイル。


理不尽な展開や終わり方をしたり、パワーバランスの崩壊やインフレが多いが、結構な人気があり、当時のジャンプを支えていた作品でもあった。
その人気から多作品のコラボレーションをした事もあった。10巻に遊戯が出た話は有名。

また、細かい設定がころころ変わるのも特徴。例として、中盤以降の基本戦闘スタイルとなった「3狩リア」は当初マルハーゲ帝国三世世代のスタイルとして描かれたが、ボーボボ達が少年期から使用していたことになり、最終的には「代表者が3対3で戦って全員倒したら勝ち」というだけのものになった。

パロネタが多いが、他からもよくネタに使われていた。


アニメ化もした。詳しくはコチラを参照。
PTAの「子供に見せたくないアニメ」では最高9位にランクインした。
放送開始から一年ほどで一部地域で放送が打ち切られ、ローカル放送に。
更に半年間スポンサーも付かない状態で放送されるなどカオスなことに…
第二部でとあるキャラクターが「コレアニメなんてやってたの?」というシーンがある

またジャンプアニメだけあって声優が当時の基準にしても相当豪華であるため、「声優無駄遣いアニメ」とも評される。

原作の方も、第二部からはギャグのネタが尽きてきたのか若干息切れ気味になった。
脈絡のない破天荒なギャグで笑いを取るスタイルで、そうとう滅茶苦茶な作風だったことが仇になったと言える。
話数を重ねるごとにストーリー展開自体は分かりやすくなって行ったが、分かりやすくなったがゆえにギャグには勢いがなくなってしまうというジレンマに苦しめられたのであった。

連載開始当初の作者は無名の若手漫画家でストーリーの構成力が決して高くはないから滅茶苦茶で、それだからウケたものが、中堅クラスになって構成力を高めると滅茶苦茶さがどんどん鳴りを潜めてしまったのである。
結果的に二部は一部の三分の一程度で終了してしまうこととなる。

余談だが作者のジャンプ新連載『チャゲチャ』は8週で打ち切りという快挙?を成し遂げた。
ジャンプで8週以内に終了した作品は他にもあるが、それらは全て短編や穴埋め目的の作品なため、長期連載予定の作品としては最短という事になる。



キャラクター説明

  • メインキャラ

ボボボーボ・ボーボボ
声:子安武人
主人公。七代目鼻毛真拳伝承者。黄色いアフロヘアーがトレードマーク。
ほとんど鼻毛を使わないが気にしてはいけない。そして子安。主人公なのに人気投票で一度も一位をとれていない。
第3話で1位から10位まで総ナメにしている?なんのことでしょう
演じた子安は本作について「爆発力と生命力が凄い名作」とベタ褒め方をしている


ビュティ
声:野中藍
ヒロイン。貴重なツッコミ役の常識人。
ただし、ボケの量が多すぎると頭がついていけなくなり暴走する。

首領パッチ
声:小野坂昌也
ハジケリスト。外見は棘の少ないモヤっとボール。
人気は全キャラぶっちぎり。
「コーラよこせよコーラ!」

ヘッポコ丸
声:進藤尚美
オナラ真拳の使い手。
当初はビュティと双璧を成すツッコミ役だったが、後にバトルオタクとして暴走する。


ソフトン
声:緑川光
バビロン真拳の使い手。頭が茶色のとぐろ。
あくまでソフトクリームなのだが残念ながらアニメではピンク色に変更された。


ところ天の助
声:園部啓一
プルプル真拳の使い手。ライチ味。おいしい。でも賞味期限切れ。だからまずい。
元毛狩り隊Aブロック隊長。扱いが異様に酷い。「ぬ」をこよなく愛する。「ね」と豆腐が嫌い。


破天荒
声:岸尾大輔(現:岸尾だいすけ)
カギ真拳の使い手。
一見するとクールなイケメンだが首領パッチがいるとハジケリストへと変貌する。
「おやび〜ん!」

田楽マン
声:金田朋子
元毛狩り隊Zブロック隊長。田楽をこよなく愛する犬。見た目はちょっとかわいいがハンパなくウザい。
「ともだち…ほしい…」

魚雷ガール
声:西川宏美
ボケ殺し。
作中最強のキャラ。
「おふざけは許さない! なぜなら私は魚雷だから!」 



  • その他の仲間達

〇KING鼻毛さん
声:竹本英史
300年間眠り続けていた鼻毛の神様
やたらウザい。聖鼻毛領域(ボーボボワールド)は彼の故郷。
元々、ボーボボの鼻に生えていたが、本人曰く"邪魔"だから抜かれた。

〇サービスマン
声:太田真一郎
皆にサービスしてくれる最高の漢。露出狂とかオ〇Qとか言ってはいけない。
「サービスだ、見とけ。」ちなみにこいつも大人の事情でアニメと漫画で顔が違う。
真説では一回だけ女性版「サービスガール」が登場したが、この時ばかりはボーボボや首領パッチも本気でツッコミに回った。

〇地雷ダンディ
魚雷ガールの父。皆のアイドル。
円盤真拳。


ライス
声:優希比呂
米真拳の使い手。元KOH(キングオブ変態…ではなくハジケリスト)。寝間着はスク水。
本気モードでは「KING」を着用する。


  • マルハーゲ帝国(アニメではマルガリータ帝国)
四世世代
現代のマルハーゲ帝国。

〇ツル・ツルリーナ四世
現皇帝だが、活躍場所が無く逃げてばかりのヘタレ。
嫁に吸われている。

〇毛狩り隊
正式でない場合は隊長でも時給800円で働いている。 


三世世代
かつて世界を滅ぼしたマルハーゲ帝国の人間で滅茶苦茶強い。

〇ツル・ツルリーナ三世
声:置鮎龍太郎
ラスボス
レッドマジック真拳+ブルーマジック真拳=すごくお得。

ハンペン
Aブロック隊長。
素の戦闘能力が異様に高い。ハンペンのわりに顔が硬い。
後に一時的に仲間になる。
ハンペン掌。

〇レム
Dブロック隊長。
衣装がエロい。布団娘。

〇コンバット・ブルース
Eブロック隊長。
「見た目」が今作一クールな漢。エロマキトカゲ。
トラップ真拳

〇カンチョー君
Yブロック隊長。
この漫画最大の漢。量産型。


〇その他のキャラ
第一話からしている古参キャラで一応ボーボボの仲間。
仲間になったその日のうちに犬に食われ死亡。

  • 関東野菜連合
野菜は残さず食べましょう。

  • シジミ兄弟
ボーボボに勝利した数少ない漢。

  • 「ね」
「ぬ」の敵。

元Uくん。かつてはSを目指していたが今は数字になってしまった。

  • スパーラビット
綴り間違い。

紙袋。

「俺は……俺は……俺はオシリスの天空竜を召喚するぜ!!!」
ネタでもなんでもなく、本当に登場した。
勿論、高橋先生本人が描いたものでその時の原稿は澤井先生の宝物らしい。
因みに遊戯王側では本田と記憶編のエジプトモブが「ぬのハンカチ」で涙や汗を拭いているシーンがある。
その後、ジャンプスーパースターズでもスーパータッグ技となった。



  • 余談

作者曰くこの漫画を描く前に
「鼻毛が出る話とダンスが出る話どっちがいいですかね?」
と編集者に質問して
「鼻毛でいいんじゃね?」
と返された事でこの漫画が誕生したらしい。

原題は『鼻毛ボボボーボ・ボーボボ』だった。

また作者の澤井氏は非常にファンを大事にしており、真説の連載が終了するとすぐに、今までファンレターを送ってくれた全ての人に対しお礼の手紙を送るという伝説を残した。
他にも、難病を抱えたボーボボのファンの少年がいることを知ると、2時間の見舞いに行き、漫画を朗読したり、交流を深めたという新たな伝説を残している。

また、これだけぶっ飛んだギャグ漫画を描いている澤井先生の顔は…超イケメンである。








追記・修正してもいいぜ。ただしつけもの、てめーは駄目だ。

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