登録日:2009/08/04 (火) 00:18:53
更新日:2024/04/26 Fri 22:17:56
所要時間:約 6 分で読めます
発売は1987年、機種はFC。
後にMSX、MSX2、SFC、GBC、携帯(フィーチャーフォン)、Wii、スマートフォン(iOS、Android)に移植された。
SFC以降は
前作と合わせて「ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ」となっている。
さらに2011年にⅠや
Ⅲと共に
Wiiに移植される。
【概要】
ジワジワと売れていった前作に比べ、その下地を活かして発売当初から爆発的にヒット。
家庭用ゲーム機のRPGとしては初めてパーティ制を導入し、システムも前作より簡略的で分かりやすくなった。
【あらすじ】
前作から約100年後の世界が舞台。
竜王討伐後
勇者と
ローラ姫はラダトームを旅立ち、ローレシアを建国する。
その後、国をローレシア・サマルトリア・ムーンブルクの3つに分け、それぞれを彼等の子孫が治めていた。
三カ国は長きに渡って栄えていたが、ある日 邪教の大神官ハーゴン率いるモンスターの軍隊がムーンブルク城を襲撃。
その報せを受けたローレシア王は、一人息子のローレシア王子に全てを託す……。
【主な登場人物】
読んで字の如くローレシアの王子。
一切呪文を使えず、通常攻撃のみで戦う戦士タイプ。
常時タイマンだった前作主人公とは別ベクトルで男らしい。
通称は筋肉、脳筋、筋肉バカ、もょもと。
最大レベルは50で、彼に付けた名前で他2人の名前が決定する。
読んで字の如くサマルトンヌラの(ry
ローレシア王子と時を同じく報せを受けて旅立ったらしい。
それなりの装備とそこそこの呪文を扱うバランスタイプ……なのだが、どうにも器用貧乏な印象。ってか空気。あえて表現すれば僧侶タイプか。
最大レベルは45、FC版の最強武器は鉄の槍。SFC版以降はロトの剣や光の剣が装備可能になったので最終的に後述のバグがなくても普通にダメージを叩き出す。
通称はサマル、
トンヌラ、迷子、さがしましたよ。
読んで字の如く(ry
城をハーゴンに襲撃され生死不明、物語開始時は呪いで姿を変えられている。
装備とステータスは貧弱で、魔法に特化した後衛タイプ。
最大レベルは35と低いが、全体攻撃の
イオナズンが魅力。
通称は犬姫。ドラクエの萌え要素。
髪がピンクだったりブロンドだったりカールしてたりストレートだったりと定まらない人。
※最大レベルはアプリ版だと全員50。
邪教の大神官
リメイク毎に姿や肩書きが微妙に変わるが……まぁ大体は、前座。
シドー共々ネタ扱いが酷く、パルプンテで逃げ出すヘタレ。
封印されていた破壊神。
知能や意思は無く、純粋に全ての破壊だけを求めている。
FC版だと
ベホマを使い、SFCでは特定条件下でザラキが効く。
ハーゴンのことが気にいらないらしい。
クリア後に訪れると「互いの先祖は色々あったけど、俺達 友達になれそうじゃね?」とフレンドリー。
【その他】
FC版はシリーズ最高難易度と名高い。
「橋を越えたら別世界」が顕著、即死呪文の登場、
探し物など要素は色々あるがやはり一番は
ロンダルキアの洞窟。
全7層と当時としては異常な広さに、クッパ城より悪意のある無限ループ&悪ふざけとしか思えない数の落とし穴。
二回連続攻撃、
ザラキ、
メガンテ(敵が使うと必中)がデフォのモンスター達。
踏破してもザラキ&痛恨&イオナズン連発の洗礼。
復活の呪文写しミスや突然のフリーズ。
とプレイヤー殺しが目白押し。
特にロンダルキア台地以降は開発期間の都合でテストプレイをしていないため、一気に敵の強さが2ランクほど上がっている。
辺境の長いトンネルを抜けると、黄泉の国であった。HPの色が赤くなった。ザラキに心臓が止まった。
〜川端康成「雪国」〜
リメイク版では流石にちゃんと難易度を落としているが、それでも厄介。
極論だとザラキも痛恨もランダムなので、人によっては特に苦戦せず踏破して上記を言い過ぎと感じる場合もあるだろうが。
【裏技】
やはり開発期間の都合か今作はバグが多く、そのいくつかは裏技として開き直られている。
代表的なのは
破壊の剣+隼の剣(破壊の剣の威力で2回攻撃、呪いは無し)の通称:「はかぶさの剣」「はかいはやぶさ」
ちなみにはかぶさバグと呼ばれる為、武器でしか出来ないと思われがちだが防具でも可能。
デメリットとして装備キャラがレベルアップするとバグ状態がリセットされる為、出来るだけ高レベルの状態かつ、経験値に余裕の有る状態で行うと良い。
ドラクエ版バニシュデス
「マヌーサ状態の敵には確実にザラキが決まる」というサマルトリアの必殺技。
マヌーサ耐性があるハーゴンには効かないが、前座3匹とシドーにはバッチリ効く。
内部的には255ダメージなのでHPの高いシドーなどは死なないでダメージが表示される。
【小ネタ】
FC版でローレシア以外の名前候補は、
アーサー、カイン、クッキー、コナン、すけさん、トンヌラ、パウロ、ランド。
アイリン、あきな、サマンサ、ナナ、プリン、まいこ、マリア、リンダ。
その浮きっぷりからサマルトリアは大抵トンヌラorすけさんで通じる。
余談だが
DQⅨの宿屋スペシャルゲストにはそれぞれクッキー&プリンとして登場。
リメイク版では装備品や、ハーゴンの呪いでトンヌラが一時離脱するというイベントが追加。
トンヌラ不在でもクリアは可能で、その場合少し拗ねられる。
ちなみに病床のトンヌラに隣接すると、アイテムやステータスを見ることができる。
さらにこの時ふっかつのたまでセーブをすると、ロードした時にはなぜかトンヌラがパーティの最後尾にいる。
しかし病床のトンヌラもそのままであり、つまり分身しているのだ。
しかもこのドッペルトンヌラ、戦闘にも参加可能で、なぜかLvUP時のステ上昇は犬王女用の値になる。
そして犬王女の最大Lvを超えてLv36になるとあり得ない成長を見せる。
一見の価値アリ。
またFC版には「トンヌラのメガンテ(自爆呪文)でシドーを倒すと、EDでトンヌラの妹に刺される」という没イベントがあったらしい。
これはリメイク版でもやっぱり採用されなかった。
エンディング曲として制作されたBGM『この道わが旅』は人気が高く、2011年に『題名のない音楽会』でも演奏された。
また歌詞付きバージョンも存在し、1987年に衆議院議員の愛知和男氏、1991年にアニメ版『ダイの大冒険』のエンディングテーマとして団時朗氏(『帰ってきたウルトラマン』主役の人)、1993年に女性デュオ『ルーラ』が歌っている。
【ロト三部作】
今作は時系列的には三部作の最後。
勇者ロトから紡がれた物語は完結を迎えるが、後に漫画や派生作品で後日談が語られる。
シドーを倒したことで「破壊神を超える化物」といった扱いを受けたローレシア王子(→バズズの策略)
その後 周囲の視線に耐えられず失踪し、統治者を失った国は滅びたらしい。
ハーゴン様は死骸を曝している。
キーファが訪れた異世界=DQⅡの未来。
3人の英雄は相次いで行方不明となり、ロトの血を引く三ヶ国はいずれも衰退して途絶えた。
(城の亡霊によるとロトの血は眠っていて、完全に絶えてはいない)
ロトの装備はオーブになっている。
サマルトリアだけは存続しているが、治めているのはロトの直系じゃない。
大賢者ベゼルの試練で、キーファの転生先の一つとして登場。
過去のムーンブルクの様子とムーンペタ(領内の村)の成り立ちが見れる。
なお、この時キーファが転生した人物はムーンブルク王である。
- ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島
ハーゴンとシドーが倒された少し後の時代が舞台。
ドラクエ1から2への流れは正史の通りだが、そこにifの存在だったビルダーもいるという形に世界が統合されている…と思われる。
ハーゴン教団の残党に捕らえられた上に嵐で遭難した主人公たちは壊滅したはずのハーゴン教団が権勢を振るう島々にたどり着き、シドーという名の少年に出会う。
『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』の続編であると同時にドラクエ2の直接の後日談であり、ストーリー後半では舞台となる島々の意外な正体、そしてハーゴンの真の企みが明らかとなる。
追記・修正はもょもとを呼び出してからお願いします。
- キャラデザインはFC版が一番好き。パーティーは心強かった。でもレベルがなかなか上がらない・・・・。 -- 名無しさん (2013-10-10 09:21:36)
- 重要アイテムを手に入れるときがうれしくて初期の「銀の鍵」「風のマント」「ラーの鏡」が手に入ったときはテンションがあがった。ただかっこいい曲が王女を仲間にするとほのぼの系に変わるのはいただけなかった。 -- 名無しさん (2013-10-10 09:41:52)
- リメイク版のサマルトリアの王子の病気は余計なイベントだった気がする。 -- 名無しさん (2013-12-11 19:20:25)
- トンヌラよりすけさん印象に残ってる -- 名無しさん (2013-12-16 17:21:44)
- アトラス戦~シドー戦は「いっそ殺してくれ!」と言いたい位だった。 -- 名無しさん (2013-12-16 17:31:32)
- 苦労して邪神の像を手に入れたのに、復活の呪文のせいでパーにされた時は本気で泣いた -- 名無しさん (2014-04-15 20:01:05)
- ドラクエ2は素晴らしいゲームだけどオリジナル版のトンヌラは弱過ぎた…。開発の事情もあり、なんとも恵まれない男だった…。リメイク版は余計なイベントもあるもトンヌラがテコ入れされて相変わらずな部分もありつつも愛すべき漢になったのは良かった。 -- 名無しさん (2014-09-29 12:43:18)
- ロンダルキアの洞窟の感想「落とし穴なんだよ!ループなんだよ!迷いっぱなしなんだよぉ!」 -- 名無しさん (2014-11-14 10:52:22)
- ローレシアの王子の名を「すけさん」にすると、サマルトリアの王子の名も「すけさん」になるw -- 名無しさん (2014-11-14 13:01:43)
- どうぞ、すけさんさん! -- 名無しさん (2014-11-23 02:53:38)
- MSX版ではなんと「あぶない水着」(勿論王女専用)が有り装備するとグラフィックが出てくる。これがなかなかエロい! -- 名無しさん (2014-11-23 09:30:40)
- 稲妻の剣を探してロンダルキアの洞窟を3日間さまよい歩いたのはいい思い出。EDが『ダイ大』のそれと同じだったから驚いた -- 名無しさん (2014-11-23 14:46:09)
- 余計な後日談。リメイクで面白い追加ストーリーをたくさん作って欲しい。会話システムも。エンディング後の様子も新しい形で補完してほしいなと思う。 -- 名無しさん (2015-01-23 17:07:08)
- ↑ただしDS版DQ6のような劣化リメイクは無しで -- 名無しさん (2015-01-23 17:08:30)
- 終わってみると、ロンダルキアの狂ったバランスが愛おしくなって、良い思い出みたいに思えてくてるのが不思議。 -- 名無しさん (2016-06-23 15:05:55)
- ↑ 人間投げ出した記憶は早々に忘れてもやり遂げたことは心に残るからね -- 名無しさん (2016-09-29 10:26:11)
- 今見れば違うとわかるけど、プレイした当時(高校のころ)は、ローレシア王子はサングラスかけてるちょい悪兄さんっぽい格好だと思ってた。あのゴーグルがサングラスかけてるように見えたんだ。 -- 名無しさん (2016-09-29 15:28:43)
- 青緑赤の3人チームで赤は女性。後のビーファイターだな。 -- 名無しさん (2017-09-26 21:53:41)
- 11をプレイすると、過ぎ去りし時を求めたまでの冒険が三王家滅亡の寂しい未来につながるとなると嫌になるな -- 名無しさん (2018-02-20 20:33:29)
- 金の鍵が見つからない、水門の鍵が見つからない、落とし穴部屋うざい、ループがうざい、ロンダルキア敵強すぎ、ラスボスがベホマって何じゃそりゃ、など突っ込みどころ満載のRPGだったな。 -- 名無しさん (2018-02-28 16:41:26)
- ゲームセンターCXで挑戦したらクリアに何十時間位かかるんだろう。有野課長が「またこっからかー」とか「もう嫌やー」とか言う映像ばかりななるんだろうな。 -- 名無しさん (2018-08-24 20:21:12)
- リメイク版4~6、7、8、11のように仲間会話システムがほしい作品 -- 名無しさん (2018-08-24 21:54:15)
- リメイクでも、容量に余裕かあるにも関わらず、刺殺ENDが入れられなかったってことは、やはりこれは開発側としてもナシ、ということなんだろうなぁ。 -- 名無しさん (2020-03-30 18:15:01)
- バグを使ったシーケンスブレイク的な事はほとんど出来ず、TAS先生もまともに歩くしかない。プログラムは結構安定しているらしい -- 名無しさん (2020-11-08 08:13:48)
- この2で初登場のアークデーモンの項目をお願いします -- 名無しさん (2020-11-08 13:26:59)