登録日:2015/11/19 Thu 03:03:00
更新日:2026/05/23 Sat 09:07:50
所要時間:約 17 分で読めるよ
ぼくは ローレシアの王子。大神官ハーゴンを倒すために きみのチカラを貸してほしい!
CV:
山口勝平 (CDシアター) / 内田雄馬 (ライバルズエース、HD-2D版)
山口氏は同じく『
ドラクエ5』のCDシアターにて
ヘンリーも演じている。
■概要
その名の通りローレシア国の王子であり、初代ローレシア王ことDQ1勇者の直系子孫。
『サマルトリア』と『ムーンブルク』の王族はローレシア一族の傍系にあたり、3国共に勇者ロトの血を引く者が治めている。
なおリメイク版ではローレシアの王子だけが『勇者の子孫』という肩書きを持っている。
説明書やPVなどで使われている名前は主に『えにくす』→『ロラン』。FC版取扱説明書の画像では『ゆうてい』、小説版では『アレン』。エニックス公式
ゲームブックでは、プレイヤーの分身となるため名前が設定されていない。
ただ知名度で言えば一番有名なのは『
もょもと』だろうか。
どう発音するかは定かではないが
見た目は青いヘルメットと服、そして
ゴーグルを着用している。髪は基本的に黒髪だが、バトルロードで銀髪だったため銀髪パターンもちらほら見られる。
前作に比べ近代的なデザインなのはDQ2がDQ1の100年後を舞台にしているから……という建前だが、FC版は「てつかぶと」「ロトのかぶと」しか彼用の頭防具は存在しない世界。どういう名称で言われてる装備なのやら?
DQ2の更に未来と(一応)言われる『
キャラバンハート』世界でさえ似通った進歩は窺えず、ゴーグル自体も激レア。DQ1の年代から一体どんな技術史が・・・・
鳥山明の趣味が暴走しただけの線が濃そうだ。
この100年後は
竜王を討伐してからではなく、ローレシアから2つの独立国が誕生してから数えて100年という説が有力。
竜王は妻を戦場から遠く離していたそうなので、子や孫、ひ孫もアレフガルドの外で産まれていたのだろう。
この100年の設定は必ずしも統一されてはおらず、様々な外部作品でそれぞれの設定が考案されている。
他の主人公の例に漏れずローレシアの王子も
無口で
情動演出も乏しいため、本編中では性格はよく分からない。
しかし
ぱふぱふされると「
ぱふ、ぱふ、ぱふ」と発言したり、
MSX版にて危ない水着を着た
ムーンブルクの王女に興奮して「
おおっ、○○○○ちゃん!」と叫んだりした事から年相応にスケベなのだろう。
ちなみに
サマルトリアの王子が「こいつは、さいこうだぜ!」、ラダトーム国王が「ああ、このとしまで、いきててよかったわい!」と続ける。
こいつら……。
例外として『ドラゴンクエストウォーク』では項目冒頭のセリフのように
普通に喋っており、良くも悪くも王道主人公系のキャラ付けがされている。
FC版では3人の中で唯一
ロトの剣を始め、ロト装備全4種を装備出来た。前述のように、ロトの血が一番濃いためかもしれない。
ただDQ2でのロトの剣は中盤にタダで入手できるそれなりの装備でしかなくアドバンテージはあまりなかったのだが。
リメイク版ではサマルトリアの王子も装備出来るようになり、お高いひかりのつるぎを買うまでは彼の最強の剣なので、大体サマルの愛剣になる
それでいいのかロトの血が一番濃い子孫。
ゲーム的には仕方がないとはいえ、旅立ちの際の餞別が
銅の剣と50Gだったことは何十年経ってもネタにされ続けている。
「王様から
魔王(的な魔物のボス)討伐の命を受けて旅立つ」流れは1~3共通であるが、3は父が著名な人間であったとは言え大勢いる冒険者の一人に過ぎず、1はそもそも出自も定かでない馬の骨であるため、特別に目をかけていられないという理屈は成り立つ。
しかし2のローレシア王子は「ロトの末裔である事が分かっている」上に「王族の一人息子で王位継承者」という極めて重要な身分でありながら、命を懸けた遺言とは言え他国の一兵の言葉だけでキッパリはっきり「行け!」と言われる挙句にコレなのだ。
同様に息子にこん棒しか与えなかったと思われるサマルトリア王といい、ラルス16世の血に連なる者は『可愛い子には旅をさせよ』という教育方針なんだろうか。(小説版やその他二次創作では出奔同然で旅出したためという設定がされていることが多い。)
尤も、金の鍵がないと空けられないローレシアの宝物庫と思しき場所には
ロトの紋章以外は悲しくなるくらいの小金と薬草とキメラの翼しかない(リメイク版以降は1200Gと種が入ってる。)のでマジで予算がない可能性も……
よく傾かないなこの国
流石にアレなためか、HD-2D版では最初のムーンブルク兵がほとんど何も伝えられないまま力尽きたために、「敵はハーゴン」という情報どころか「ムーンブルクに何かあった」しかわからない状態からスタート。
このため
ハーゴン討伐ではなく「ムーンブルクの調査と王族の安否確認および保護」が旅立ちの目的となっているため、そこまでガチガチの重武装でないこともある程度納得できるものになった。
また装備自体も銅の剣だけでなく、皮の鎧と帽子にカイトバックラーが与えられ、王からは自身を導く「おうじょのあい」を渡され、大臣から渡される支度金も200Gに増額、さらに
やくそうとキメラのつばさもいくつか貰える……ということで、あくまでムーンブルク地方への旅程までが想定と見ればかなり充実したものになった。
没エンドとして
ラスボスとサマルトリアの王子が相討ちになった場合、
サマルトリアの王女が逆恨みでローレシアの王子を殺害するというものがあったらしい。
破壊神を破壊した男を刺し殺す王女は、流石はロトの血を引く者と言った所か……。
■本編
物語冒頭で
大神官ハーゴンがムーンブルクを滅ぼしたと聞き、父親から少しの餞別を貰って護衛を付けずに旅立つ。
親戚のサマルトリアの王子とすれ違いにすれ違いを重ねて合流、呪いを掛けられていた同じく親戚のムーンブルクの王女を助け出し仲間にした。
破壊神の復活を目論むハーゴンを倒すべく世界を巡り精霊ルビスの加護を受け、
ロンダルキアで何度も全滅と蘇生を繰り返しながらハーゴンの元に到着、退治する事に成功。
しかし、ハーゴンは自らの命と引き換えに
破壊神シドーを降臨させてしまい――
ちなみに仲間2人が犬にされたり、呪いで動けなくなったり(リメイク版)している中、彼だけは最後まで無事だった。
ゲームバランス的には全滅したり仲間の棺桶を引きずって町まで敗走した回数が最も多い勇者である事は疑いの余地は無く、これ以上彼を虐める必要は無いと思うが。
ローレシア自体もこれといった被害は無いが、牢屋に地獄の使いor悪魔神官が叩き込まれているので何かしら襲撃などはあったとは思われる。
……逆に言うと周辺のモンスターからは比べ物にならないくらい強いはずのこいつらを牢屋に叩き込める戦力の国なので、ピンチになる余地がなかったのかもしれない。
実際、HD-2D版ではハーゴン討伐の決意を固めた際に王自ら「本当は私が行きたいところ」と言い出す辺り、バリバリの武闘派国家の可能性がある。
なおエニックス版ゲームブックではローレシアも襲撃を受けた際にローレシア王も負傷しており、下巻では余命いくばくもない状態にまで悪化している。
そのため破壊神シドーの討伐を成し遂げ帰還した王子に王位を譲るのも、大任を成し遂げた王子を祝福するためだけではなく、もはや先が無くなった自身の跡を早急に継がせるという切羽詰まった事情が含まれている。
■戦闘
呪文の力に頼らず仲間を引っ張っていくまさに
脳筋頼もしい剣士。
ドラクエの勇者と言えば物理攻撃を中心とした呪文も使えるオールラウンダーのイメージがあるが、それらとは異なりなんと呪文が一切使えない。
呪文が使えない主人公は歴代でも彼くらいしかおらず、呪文が使えない勇者はローレシアの王子の他には
勇者アベルぐらい。
一応ドラクエソードの主人公もだが……合体技で
メドローアやピンクタイフーンをぶっぱなす
とか以前に作品もキャラも影が薄いので微妙なラインかも。
その代わりに高いHP、攻撃力と防御力を持つ完全な
戦士タイプ。
まあ、後の戦士タイプしか使えないような重い武器から、繊細な技術が必要そうな剣に魔法使いが使うような杖まで使いこなすあたり器用ではあるのだろう。脳筋というより単純に呪文の才能が絶望的になかっただけかもしれない。
手順を知っていれば「ロトのたて」「ロトのかぶと」は船を入手後すぐ手に入ることも中盤からのタフさに一役買う。「てつかぶと」を手放せるため、それをドロップする海上のガーゴイル狩りで金策が進みやすくなるのも嬉しい。
なお本作はMPのやりくりが厳しい上、物理攻撃が不利かつ呪文なら有利になるというシチュエーションはないため、戦闘面では呪文が使えない欠点はあまり目立たない。
何なら通常プレイであれば終盤にこうげきでまともなダメージを叩き出せるのは実質彼しかいないので、これはこれで特異な才能ではあるのだろう。
結果的にノーコストで安定して高い火力を出せて強烈な攻撃の多いDQ2ですら死ににくい物理アタッカーとして存分に活躍してくれる。
最高レベルは50。
移植版で追加されたあぶない水着を除く全ての武器・防具が装備可能であり、元々のちからも強いため一撃一撃が強力なアタッカーになる。
現在で言うバトルマスター要素の先駆者という見方もあるが、そちらはそもそも特技ありきの時代からの存在なのでプレイ上では掛け離れている。
FC版ではサマルトリアの王子は事実上序盤を少し過ぎた辺りで購入可能な鉄の槍が最強・最終武器のため、
大灯台前後には打点が低すぎで、実質彼が唯一の物理アタッカーでもあった。
他の2人に比べれば遅いが、歴代と比べると実はかなり素早い方。
少なくても、後の作品の専業戦士とは比べ物にならないほど素早い。
もっとも本作(特にFC版)では敵味方の行動順にかなりランダム要素が強いため、その素早さも今一つ信頼できないのだが……。
呪文習得不可能以外の欠点としてLV5~16までのHP上昇が低すぎる点がある。
なんとこの間に上昇するHPはたった18しかないのだ(ちなみにLV5までのHP上昇合計は24)。
この頃は丁度ムーンブルク大陸~アレフガルド大陸の期間であり、呪文を使う敵やマンドリルと言った凶悪な敵が出没し、
サマルトリアの王子との装備格差も低く、かつ道具として使用できる装備も無い時期なので下手をすれば一番役に立たないという事もある。
とはいえ他の2人が格別タフなわけでもなく、窮地で最後の1人になりがちなのはやはり彼。生命線というか、死ぬ時=全滅が普通だろう。
HD-2D版
HD-2D版では念願の
特技を習得。それに伴い
僅かだがMPも伸びるように。
習得できるのは「
石つぶて」「かぶと割り」「まじん斬り」「ちからため」
「ぱふぱふ」等の戦士・武闘家系の特技が中心となる。
また「めいそう」「せいしんとういつ」といった自己回復や「おうえん」のような補助も多少だが可能。
一方で呪文を習得できない点は据え置きであり、
勇者系の特技(火炎斬りなどのシリーズお約束の魔法剣)もサマルトリアの王子に譲っている。
このせいで「MP(マジックパワー)」ではなく「MP(マッスルパワー)」とかネタにされたりする。遥か未来に別世界から召喚される呪文が使えない王子ですら魔法剣は使えるってのに。
サマルの習得技がとにかく強いのでそちらに注目が行きがちだが、タフさと物理火力による前衛要員としての頼もしさは相変わらず。
HP・ちから・みのまもりに関しては最初から最後まで他の3人より一回り以上上回るトップを常にキープしており、
ムチや一部
ブーメランを装備できるので集団戦にもある程度対応できる。
特にちからの高さは目を見張るものがあり、ただの「こうげき」が他キャラが弱点を突いた呪文攻撃以上の火力になることもあり、これに
バイキルトやおうえん等の物理火力を補うバフをかけ、新たに習得する特技や新要素である「超絶技」を使うことでトンデモダメージを叩き出せるようになる。
ローレシアの王子の超絶技の発動条件はHP50%以下の他にも、攻撃技なら「せいしんとういつ」がかかった状態(サマルトリアの王女の「まりょくの風」は不可)、回復・補助技ならスカラなどによる防御力アップの状態(2段階以上、ルカニなどの防御力低下とは相殺関係)。
特に使用にHP30%以上必要で使用後にHP1になる代償があるとはいえ
消費MP0で単体5.2倍ダメージという強烈な威力を誇る「とっこう」や単体に4.7倍という高火力を出しつつ敵全体を巻き込める「たたきつける」は力の高さもあいまって強力無比。
アトラスや
シドーなんかの大型のボスを素手でつかんで思いきりたたきつける姿は人間をやめてるとしか思えない。
FC版路線のキャラデザだったら間違いなくゴンさん呼ばわりされたろう。
そこまでせずとも単体2.7倍の通常特技「渾身斬り」ですらとんでもない威力になり、簡単なお膳立てをするだけで
通常プレイでも4桁ダメージを軽々と叩き出せるほどになっている。
旧作に比べてインフレ気味なHD-2Dシリーズだが、
マダンテなどではない物理攻撃でここまで出せるのはそうそうない。
というかボスのHPが5桁に至るのもクリア後の一部ぐらいなので、一撃でボスクラスの体力数割を削る威力の物理攻撃を繰り出せるのはシリーズ通じても滅多にないだろう。
特に終盤に入手できる「はやぶさの剣」は素の攻撃力は50と控えめだが、ローレシアの王子のちからの高さのおかげで二回攻撃で総合的にはロトの剣など伝説の装備よりも火力が出せる。
装備していると渾身斬り等一部の特技も2連撃になる一方、それらから派生する超絶技は単発のため、場合によっては通常特技が火力・燃費共に超絶技を上回るといったことも。
このため本作のローレシアの王子のシナリオ最終装備ははやぶさの剣が最適解、という声が主流。
ちなみにサマル王子の専用武器にはやぶさの剣の上位互換(攻撃力135)が存在するが、最終的に素の力が150以上は開く上に剣技の威力倍率の関係で、その武器を持ったサマル王子よりはやぶさの剣を持ったローレ王子の方が火力が出るまであるほど。
なんだったら王女2人とは最終的に200以上の力の差が出てくるので、ドーピングなしだと
伝説の武器を手にした王女より素手のローレの方が攻撃力が高いという事態にまでなりうる。
おれ自身が破壊の剣になることだ
対複数での制圧力では
ギガデイン持ちで足も速いサマルトリアの王子に軍配が上がるものの、対ボスでは八面六臂の活躍を見せてくれる。
道中では剣技を覚えるための巻物が複数手に入りローレシアの王子かサマルトリアの王子のどちらかが習得できることが多いが、攻撃力の差やサマルは補助で忙しいことから基本的にはローレに覚えさせると良い。
火力面が真っ先に目を惹くが、強力な呪文や状態異常攻撃を多用してくる相手にはマホカンタやキラキラポーンをかけてもらった上での「におうだち」が有効。
属性耐性イヤリングがないためブレスなどに注意する必要があるとはいえ、リムルダールで手に入る「金のブレスレット」を装備しスカラをかけてもらえば物理攻撃に対してもおよそ鉄壁となりうる。ローレに守ってもらいながら他3人で攻撃するほうが戦闘を優位に運べるボス敵が海エリアを中心にちらほらいるのでにおうだち主軸の戦法も視野に入れておくといいだろう。
さらににおうだちから派生する超絶技「精霊の守り」は敵の攻撃を数ターン完全にシャットアウトするという極めて強力な効果を持ち、強敵相手にはまさしく奥の手として機能する。
とはいえこれらをフル活用しようとすると上述したような圧倒的な火力を活かしづらくもなるため、やや歯痒いところも。更に言えば、消費MPが70と彼の使用できる他の超絶技と比較しても約2~3倍のMPを消費する。。
欠点はLv22の時点で素早さが他のキャラの半分程度という足の遅さ。攻撃前にバフを受けられるので悪いことばかりではないものの、それでもやはり気になる点。
中盤までは「はやてのベスト」や「はやてのリング」で追いつけるが、終盤は苦しい。「ほしふる腕輪」で2倍になっても敵に先手を取られることはザラ。
本作はピオリムとボミオスは敵専用となっていることも大きい(ボミオス効果の「まだらくもいと」はあるが)。
ここまで来ると、行動順決定の乱数幅が大きい本作において仲間3人よりほぼ確実に後に動いてくれるという長所と割り切り、無闇に補強しない方がいいかもしれない。
またMPも伸びるようになったとはいえ低水準ではある(
1周目クリアレベル帯の50で100前後しかない)ので、まほうのせいすいや妖精たちのポルカ、かしこさのたねなどでフォローしておかないとガス欠に陥りやすい。特に序盤は特技を濫用したら瞬時にガス欠するので「こうげき」を使う機会も多くなるだろう。
巻物でビーストモードを覚えれば上記の火力はさらに増すが、ビーストモード自体が他の面々のMPから考えても重たい消費である以上、MPがより少ないローレシア王子にはさらに厳しいものになる。
ビーストモードをサマルかローレのどちらに習得させるかはプレイヤーの好みが分かれる部分であるが、役割との噛み合い方はローレの方がいいという意見が主流。
終盤でボス戦のメイン火力となる渾身斬りは消費MP20と他の種族特効攻撃の3倍近い重さ。ビーストモードと併用しようものなら、上記のレベル50程度のMPだと渾身3発目でガス欠となる。
幸いにもローレのガス欠は火力が低下する程度で他の面々に比べるとそこまで深刻ではないので、防御のMP回復やアイテムで補おう。
ボス戦で強力な特技を安定して連発したい場合はMP・賢さへの
ドーピングやMP回復アイテムは是非とも欲しい。
まあ、表ラスボスのシドーさえHP7500しかないのでガス欠する前に叩き潰してしまったということもザラだが
そして上記の通り装備の追加である程度対応可能になったとは言え、やはり強力な全体攻撃に乏しい。
ボスには無類の強さを見せる一方、終盤になるに連れて雑魚を散らすのは不得手になっていく。
幸い本作はその辺りのフォローが豊富でもある。「パーティの役割をきちんと決める」というのは作中でも触れられているのだ。
なお、数少ない補助特技である「おうえん」だが、極限まで種ドーピングするやり込みに至ると女性陣の高倍率超絶技に火力で上回られるため、その補助として使える…かもしれない。
なお、終盤のとあるボス戦では幻術により仲間と引き離されタイマンバトルを強いられる場面もある。仲間のサポートを受けられないため、装備を整えるのはもちろん、補助系超絶技の使用条件となる防御バフを使えるようせいのけんをはじめとしたどうぐもしっかり用意し、ちからためからの一撃やめいそうの回復、めいそう派生の超絶技や防御のMP回復などを駆使しよう。
シナリオ的には他の二人の台詞は大幅に増えたが、彼は良くも悪くもドラクエらしい
無口無個性主人公を貫いている。
しかし、王子という恵まれた立場をやっかまれたり、ロトの末裔なのに
呪文を使えないということをしばしば引き合いに出されるなど彼なりに苦労していることは示唆されている。特に呪文の面に関しては、普通のドラクエ世界の王族の戦闘員なら呪文コンプレックスが芽生えてもおかしくない心の闇になり得る劇薬であることが再確認された。
それでも腐ることなく努力を続けた実直な人物であり、剣技は自国の兵士長をすでに超えているがそれでも鍛錬を重ね、領民からは毎日街の視察に回ることから非常に慕われている。
他のメンバーが囚われたロンダルキアでの幻も一人だけ引っかかることはなく、ルビスの導きの前から全く惑わされなかった。
締めるところは締めるドラクエ主人公らしい人物と言えるだろう。
ちなみにステータス欄で見られる肩書は「
マイペースプリンス」。……実はサマル王子に似たり寄ったりののんきものだったりするのだろうか(サマル王子は「うっかり王子」)。
ある場面では
敵の放ってきたメラゾーマを剣の一振りでかき消すというすさまじい部分も見せている。
イベントシーンでキャラが伺える部分としては
- ドラゴンの角でムーンブルクの王女と見張りを交代した後もサマルトリアの王子と違って寝入ることはせず座って休むだけという真面目さ
- 風のマントで飛び立つ決心がつかないサマルトリアの王子で無理矢理捕まえて連れて行く強引さ
- 人魚の恋愛話を聞かされてもサマルトリアの王子ともどもピンと来ていない鈍感さ
- ハーゴン神殿の邪神の像を使うポイントでサマルトリアの王子が答えに気付いて話そうとする横で無言でそれを実行する
空気の読めなさ実直さ
などだろうか。
表のエンディングではこれまで同様、父からローレシアの王座を受け継いだところで物語は終了する。
しかし、真ラスボス・マガシドーを撃破するとそこからの続きが描かれる。
ローレシア王子が国王となることで、これまでの冒険を思い返す王女たち。使命の旅は必ずしも辛く苦しいばかりではなかった。
もう旅が出来なくなることを惜しむサマルトリア王子は、「もしも自分たちが成長し、子供を授かってその子に王位を継がせることがあれば、その時は年老いているだろうがまた一緒に冒険しよう」と提案する。
そんな彼らの様子を、ローレシア国王は物陰から窺っていた。
翌朝、マガシドーとの戦いで王子たちを助けてくれた不死鳥ラーミアがローレシアに飛来。
王子たちをどこかに連れて行こうとしていることを知り、サマルトリア王子は外に出るよう呼びかけてきた。
昨晩の話もあってか、ローレシア国王は「王位を継ぐことがお前にとって最大の誉れだと勝手に思っていたが、お前の人生なのだから自由に選んでよい」「いつか帰ってきてくれればそれでよい」と王子の背中を押し、亡き王妃の霊と共に送り出す。
王子たちがたどり着いたのは、上の世界……先祖の故郷であるアリアハンだった。
アリアハンは今なお国家が健在で、国王は来訪者にロトの伝説を語り継いでいた。
しかし、王子たちが持ってきたロトの兜…かつてオルテガの兜と呼ばれたそれを見ると目の色を変え、勇者が戻ってきたことに歓喜する。
王の勧めで、数百年たってなお保全されている勇者の生家に王子たちは向かうが、そこで見たものは……。
ストーリーはここで終っており、ローレシアの王子がその後どうなったのかはプレイヤーの解釈に委ねられている。
「全てを達成した王子が再び旅に出る」というのはモンスターズ+やキャラバンハートの設定に通じるところがあるが、モンスターズ+と比べると非常に前向きな旅立ちで王子の帰還の可能性も示唆されているため「本作では王国は滅ばない世界になるのでは」と見るプレイヤーもいる模様。
このエンディングについては、公式ガイドブックのインタビューで「最初のころの会議で、ハーゴンの物語以外にもラストに何かサプライズが欲しいという案が出た」というところから堀井雄二がアイディアを出したと語られている、
この部分は堀井自らがシナリオを執筆し、街の住人の配置なども考えたという。また展開は以前から決まっていたものではなく、今回のリメイク決定から思いついたものであるとのこと。
野暮な話だが、平和なはずのアリアハンに「破壊の鉄球」などの物騒なものが売られているのがネタにされる
■その他
『稲妻の剣』と
止めの一撃の『ミナデイン』『勇者集結』に登場。
ミナデインでは、サマルトリアの王子とムーンブルクの王女と協力し
ミナデインを発動する。
……DQ2にミナデインは無いとか、魔力が無い脳筋がいたらミナデインは使えないとか言ってはいけない。
どうもローレシアの王子は稲妻の剣の力で仲間に協力しているようだ。
『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー』のOPでは
ミルドラースと戦っている。
本作はDQ2の数百年後が舞台なため、本人は登場しないが伝承が後世に伝わっている。
どうやらローレシアの王子はシドーを討伐して暫く自国で生活した後、仲間2人を連れて行方不明となったらしい。
そんな訳でローレシアとムーンブルクは滅亡してしまった……。
しかしロトの血は現在眠っているとの事で、血は絶えていないようだが……?
書籍などによるとこちらは正史に含まれるようだ(今後は不明だが)
名前は前述の通り『アレン』。
勇敢な少年で、ムーンブルク壊滅の話を聞いて、父のアレフ七世王の反対を押し切り、半ば家出の形でハーゴン討伐に旅立った。
ムーンブルクの王女セリアとは恋仲で、彼女を巡ってサマルトリアの王子コナンと対立するも、コナンが身を引く事で和解する。
コナンの妹マリナからも思いを寄せられていたが、コナンから聞かされるまで気付かなかった。
名前は小説版同様に『アレン』。
基本的に小説版と同じで、こちらも最初からロトの鎧を装備している。
前述の通り名前は設定されていない。
ムーンブルク壊滅の話を聞いた後、父王に内緒でハーゴン討伐の度に出る。
接近戦の他に指揮能力にも優れ、仲間に呪文使用の指示を行ったりする。
ルプガナの娘ミリアに好意を寄せられている。
エニックス版同様に名前は設定されていない。
このシリーズのロトの子孫には、腕に炎の痣があるという設定があり、今作の主人公及び仲間2人はもちろん、前作『1』の主人公にも炎の痣が存在する。
ノリの軽い性格で、自身を「美女にモテモテ」と称し、「大きなお世話だっ!」「~っちゅうに!」が口癖。また先祖譲りの自分の性格を変えなきゃとも考えている。
なんでその程度なんだ、どうして僕を他の人間のように殺せない!?
僕は人間じゃないってのか、お前達以上の化け物なのか!? 答えてくれよバズズ。僕は何だ!!
本作での名前は『ロラン』。
他の二人共々、自国の国名を捩ったネーミングになっている。
破壊神シドーを討伐したらバズズの策略によって人間から恐れられるようになる。
というのもバズズが人間達に、
『シドーが倒されたという事は、シドーよりも『力』を持つ者が現れたって事じゃないのかね』と吹き込んだため。
魔法を使わずシドーを倒した為、言わば人間の力の象徴だったのだが、人間達から、
『破壊神を破壊した男』と呼ばれ、人間の姿をしたモンスターと恐れる様になったため、仲間に告げず、鋼の剣などの平凡な装備だけを持って失踪してしまう。
そんな経緯のため、たまたま遭った人には優しく接するなど性格面は変わっていないが、上記の台詞の様に精神が不安定になっていた。
意識誘導したバズズ曰く、人々は魔法を使わず倒したローレシアに疑いを向ける事で、生贄は一人でいいと言う辻褄合わせをしていたとの事。
もっともこの通称も誇張でも伊達でもなく、
ザキを
無効化したりバズズの腕を引きちぎるほどの実力者。
ゲーム通りの「コマンド>こうげき」だけでも十分強いのにオリジナルの古流剣殺法でズンバラしまくる。
バズズによると最終決戦時よりさらにレベルアップしているらしく、大量のイオナズンを叩き込む「イオナズン・改」を受けても上着と剣・盾が吹き飛んだ程度で素手で戦闘続行し、バズズの渾身の拳が頭にクリーンヒットしているのにほぼダメージがないばかりか即座にその腕に裏拳を叩き込むと腕が粉々に吹き飛ぶなど、人間のレベルを逸脱していると言われても仕方がないレベルのパワーを発揮していた。
というかバズズも邪配合により強化されているというのに、エビルシドー形態を繰り出すまで
完全に無装備の状態で一方的にボコボコにしていたのだから、ゲームのステータスで考えたらとんでもない強化である。
原作DQ2的にはやむを得ない薄味感で確固たるキャラ付けに欠けたローレシアの王子の印象を「破壊神を破壊した」の一言に集約し一変させた公認二次と言ってよく、バトルマスター寄りなイメージも彼で養われたと思われる。
作中モンスターの群れやバズズを相手に単独で圧倒していたが、シドーの力を取り込み四属性呪文同時展開という掟破り(作中説明曰くギガデインに匹敵する威力)を繰り出したバズズによって、ついに死亡寸前のダメージを負う。
バズズから伝えられた真実もあって、死を完全に受け入れるつもりだったが、そこにローレシアの王子を探していたサマルトリアの王子サトリとムーンブルクの王女ルーナが駆け付ける。
そしてルーナの回復呪文とサトリの「お前が化け物だって? 笑わせんな。俺達は3人揃って世界最強の化物になるんだぜ……!!」という解答を受けて完全復活を遂げた。
さらにサトリからロトの剣を渡されたことで、それまでの怪物的な力を集中させることができるようになり、三人の連携によってバズズをついに撃破した。
異世界ではあるが、DQM+においてはロランが失踪した事によってローレシアは滅んでしまったらしい。
上記の通りプレイヤーの分身になる主人公という都合上、名前がどうしても必要になる小説・漫画作品やゲームブックでない限り名前が設定されていないが、FC版を遊んだプレイヤーの間で「ローレシアの王子の名前」としてある意味最も有名なのは「もょもと」である。
詳細は個別項目へ。
追記・修正は破壊神を破壊してからお願いします。
最終更新:2026年05月23日 09:07