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ローラ姫

登録日:2015/12/11 Fri 00:25:43
更新日:2026/07/26 Sun 12:55:54
所要時間約 7 分で読めますわ








そのあなたの旅にローラもお供しとうございます。このローラも連れてってくださいますわね?


そんな、ひどい……。

このローラも連れてってくださいますわね?


うれしゅうございます。ぽっ。





出典:ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー、ロケットスタジオ、界グラフィックス、
エイティング、スクウェア・エニックス、2010年7月15日発売。
© 2010 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
© KOICHI SUGIYAMA


CV:笠原弘子(CDシアター)、茅野愛衣(ライバルズエース、HD-2D)




概要

『ラダトーム王国』(多分)を治めているラルス16世の一人娘であり、ラダトームのお姫様。
しかし物語の半年ほど前に竜王の手下に攫われてしまっている。
GB版のプロローグによると、就寝中に壁を破って部屋に入ってきたドラキー達に攫われている。

このローラ姫を救出する事が初代勇者の最初の目的となる。

ちなみにラダトームは一見国の名前と思いがちだがDQ2からその辺は曖昧。
DQ2で『アレフガルド』を『国』と呼称した人物を皮切りに、本編・各種書籍でアレフガルドを国扱いする事が多々あった。
そのため、
  • 『アレフガルド』が地名で『ラダトーム』が国名。
  • 『アレフガルド』が国名で『ラダトーム』が王都、もしくは城の名前。
の2説が存在していた。

現在はバトルロードとシアトリズムDQでローラ姫の出身地として記述された『ラダトーム王国』が現在でのラダトームの立ち位置として認識されている。

当初は紫髪で白い服を着ているデザインをしていたが、リメイク版にて金髪で黄色いドレスを着た正統派なお姫様となった。
その後は基本的にこのリメイク版デザインだったが、剣神版で初代勇者と共に新たにデザインされた。
剣神版ではピンクの近代風なドレスにオレンジ色の長髪をしたデザインとなった。

なお剣神版勇者はバトルロードくらいにしか客演していないのに対し、
この剣神版ローラ姫は25周年記念ロト三部作のOPアニメ等、割と出てくる。


『沼地の洞窟』に捕らえられており、助け出すと勇者がローラ姫をお姫様抱っこしてラダトームに帰る事に。
FC版ではラダトームに連れて行くまで、ずっと正面を向いたままお姫様抱っこというシュールな格好。

この時律儀に寄り道せず城に向かう事も出来るが、この抱きかかえた状態で宿屋に泊まると、

夕べはお楽しみでしたね

と店主に意味深な事を言われてしまう。

FC版ではこのセリフを言われるのはローラ姫と泊まった場合だけだが、
リメイク版ではナンパした町娘と泊まった場合でも言われる事になっている。

しかし、ローラ姫・町娘・勇者の3人で泊まった場合でも台詞は「夕べはお楽しみでしたね」と変化はなし。
まぁ姫と町娘を同時にお楽しみする勇者は凄いが。*1

ちなみにローラ姫を抱きかかえた状態で竜王の元まで行く事が可能。
リメイク版では抱えた状態で竜王、そのままクリアするとラルス16世の台詞が少しだけ変わる。

竜王「ほほう。姫をわしの所まで連れて来てくれたのか? ご苦労であったな

だったら最初から自分の城に連れて行けばいいのに……。
メタ的な理由を言うと、当時スーパーマリオブラザーズ等お姫様を助ける作品が流行っており、
しかもそれがお姫様を助けて終わるというものだったため、ドラクエはローラ姫を助けた後も物語が続く作品にしたらしい。
そのため竜王の城に連れていく訳にはいかなかったのだろう。

ローラ姫をラダトームに連れて帰ると『王女の愛』を授けてくれる。
このアイテムは『ロトの印』を探す手伝いをしてくれる代物である……そう、あくまで手伝いだけ。
そのため印探しに王女の愛は必須ではなく、つまる所ローラ姫の救助はクリアに必須ではない。
印が何処にあるのか分かっている2周目以降は、ローラ姫を放置して竜王を討伐する事が可能。

このようにDQ1は容量キツキツだったのに自由度がかなり高かった*2

通常エンディングでは勇者は無限ループの末にローラ姫と共に旅立ち、後に結婚する事になる。
なんとシリーズで主人公と結ばれる事が確定している唯一のヒロインなのだ。
え? DQ5? DQ8? だってリメイクの度にファンの間で嫁戦争が苛烈になるし……。

前述した通りローラ姫を救わない事も可能であり、その場合初代勇者は一人で旅立ってしまう。
が、DQ2は二人が結婚した事が前提の物語のためタイムパラドックスが起きてしまう。

後の公式二次同人的な『ドラゴンクエストビルダーズ』シリーズもタイムパラドックスが起きているようだが……まあはっきり言って主人公ビルダーという存在そのものがパラドックス・作品都合の塊なので仕方ないだろう。
強いて言えば、リメイク版Ⅲ、更に後のⅢHD-2D版でもパラドックスを作っているオルテガ勇者ロト(言い募ればパラドックスどころか完全な歴史改変に手を染めた主人公(DQXI))からの血故であろうか。よほどパラドックスと縁の切れない一族のようだ。



本編

半年前に魔物に攫われてドラゴンが監視を務める『沼地の洞窟』に連れていかれてしまう。
そして勇者がドラゴンを倒しローラ姫を助けだし、宿屋でお楽しみをしつつ城に帰還する。

その後竜王を討伐した勇者を出迎え、共に旅立っていく事になった。
一人娘を嫁に出したラルス16世の後を誰が継ぐのか……それは定かではない。

ちなみに、ドラクエシリーズナンバリング作品では「メインヒロインが危うくなったので邪悪なボスを倒して救出成功」という流れ自体が案外稀少で、同種の筋立てもどんどん変化球になる。
DQ5の嫁キャラは結ばれてから誘拐の上、救出までかなり行程を必要とするし、DQ8ミーティア状態の時で奪った方も馬としか認識していなかった。
DQ8のゼシカDQ11マルティナは(彼女達がメインか否かという論争は一旦置くとして)闇堕ち状態の本人と戦ったりと、「ローラ姫でやってしまったからヒネろう」という工夫が窺える。



その他

  • 小説版
『ロトの血を引く者が王女の愛を得る時、竜王を倒す』という予言を受けて、赤子の時に竜王に襲われた。
乳母によって逃げていたが、その乳母が殺されてしまった時、
身に着けていた首飾りによって『ガライの町』に飛ばされた事で事なきを得た。
その後子供がいない宿屋の夫婦に『セシール』と名付けられて大切に育てられている。

  • CDシアター版
原作とは異なり、16歳になった勇者アレフ(この時点ではロトの子孫だと判明していない)が国王の御前で立志式に出た際に初対面となる。
「自分の夢は竜王を倒し、アレフガルドに平和をもたらす事」というアレフの宣言を嘲笑する兵士達を咎め、アレフが目指す事になるのは戦士の道だと語っているところで、城に影の騎士が出現し、誘拐される事となる。
やはり洞窟に囚われており、ドラゴンと影の騎士を倒したアレフに救出され、一度リムルダールの宿屋で休む事になり(ここで「夕べはお楽しみでしたね」とからかわれる)、しばらく共に旅をする事になる。
その後、聖なるほこらに用意されていた2枚のキメラの翼のうち1枚を使用して城に帰る事になる。ちなみにこの時、姫は離れる事を拒むも、アレフは叱咤しつつ初めて彼女を「ローラ」と呼んで説得している。
そして竜王に追い詰められて心の折れかけたアレフの心の中に現れて、檄を飛ばして逆転劇のきっかけを作り、後は原作通り。

  • 双葉社版ゲームブック
ほぼ原作通り。またこのゲームブックでは、「姫の愛」(ゲームブックでは「王女の愛」がこの名称に変更されている)が無ければロトの印が手に入らないため*3、必ず助けなければならない。
助けに現れた勇者を見て「あなたはとってもハンサムだから助けてくれると思っていた」「ハンサムな剣士は昔から強いと決まっているもの」などと口走っていた。
エンディングではやはり勇者の旅について行くと言い出し、勇者から「竜王が倒されたとはいえ、まだアレフガルドは危険だから連れて行けない」と断られて「そんな、ひどい!」と叫ぶ。
そして勇者に「自分の治める国を探したら改めて迎えに来る」と言われるも、「あなたと共にどこまでもついて行く」と返し、押しかけ女房と化すのであった。
ちなみに彼女の挿絵は1枚もない。

  • エニックス版ゲームブック
上巻のクライマックスは彼女の救出である。
王女の愛も「そんな、ひどい」ネタも登場しないため、いまいち影の薄い扱いである。

DQ1の100年後が舞台。伝承によると勇者と共に国を作り初代ローレシア王妃となった。
この『ローレシア』とは初代ローレシア王こと初代勇者が最愛の妻に因んで名付けたとの事。どうやら円満な夫婦関係を築いているようだ。
その後勇者との間に3人の子供をもうけ勇者にベタ惚れで性欲強そうなイメージの割にはよく3人で済んだな、内2人のためにサマルトリア・ムーンブルクを建国したとされる。

その他にも『ローラの門』が登場し、『復活の玉』を使用した際に聞こえる声がローラ姫だという説が有力。
破壊神シドーを討伐した際に聞こえる声については、ローラ姫か精霊ルビスの2つの説があった…が、HD-2D版ではルビスの声と判明した。

なおラダトームは町がほとんど無くなるなど衰退しているものの、国はまだ存続している。一体誰が王位を継いだのだろうか……。
しかしその王はハーゴンの脅威に怯えて身を隠しており、会うことができない。
……どうにも武器屋の2階に「隠居」と自称する王冠を被った人の姿が見えるようだが……?
この人物はGB版以前では会わなくてもクリア可能だったが、ガラケー版以降の移植では紋章を所持しているので絶対に会話しないといけなくなった。
そしてMSX版ではかの「あぶないみずぎ」の持ち主でもある。

HD-2D版でも王は姿を消していると思いきや、大臣との会話中に姿を現す。
どうやら普段からサボり癖があるらしく、姿を見せた時も酔っているようなそぶりを見せる‥‥…
というか酒瓶を持ったまま出てきて「あ、こりゃいかん」と一度引っ込んで杖を持ち直して出てくるというやらかしを見せた。
しかしそれは仮の姿で、実は強かな人間として一部からは認識されている模様。「たぶん」と自信なさげに言われたりするけど。
王子たちが会いに行った当初は王家の証を盗んだハーゴンの手先がムーンブルクの王女に化け、ムーンブルクとの合同訓練を行うという取り決めを事前に行っていた。
そこへ本物のムーンブルクの王女が「ムーンブルクはハーゴンの手の者に襲われて壊滅し、ムーンブルク王家の証が盗まれた」という情報を持って現れたため、困惑する大臣に「ムーンブルクとの合同演習を行うというのは魔物側の策略なのだろう」と推測しつつ、
各王家の証を見せる王子二人には「本当は逆に王子二人が証を盗んだ偽者で、先に訪れた王女が本物かもしれない」と指摘するものの、ローレシアの王子が持っていた「おうじょのあい」が反応しているのを見ると本物と認めて謝罪した。
奇しくもローラ姫の想いはまたもラダトーム王家と勇者を救ったのであった。
この事でハーゴンの狙いが訓練と偽ることで訓練用装備で来た兵士を叩くことだと確信すると即座に訓練中止と国の防衛強化を指示、またムーンブルクの王女には謝罪した直後にまず最初にムーンブルクの一件に対して追悼の意を表し、
さらに竜王の城に手がかりがあることを伝えると虹のしずくを渡すなど、明確にラダトームの王として勇者の子孫に協力する姿勢を見せ、原典からは大きく印象が異なる王となった。
また今回のアレフガルドはラダトーム西の島とドムドーラを除く全ての街とダンジョンが残っており、イベントも用意されている。こちらの王はきちんと国を維持できたようだ。

DQ2の数百年後が舞台。
なんとローレシアとムーンブルクが滅亡しており、サマルトリアだけが現存しているという有様。
しかも現サマルトリア王族はロトの血が流れているのか部下に疑問視されているため、血の繋がりがあるかどうかは……。
ただ何処かでロトの血が眠っているとの事で、ローラ姫の血は絶えてはいないようだ。

ちなみにラダトームの方も滅亡している。ついでに言うと幻魔王マガルギの居城になっている。
まぁ、そもそもアレフガルド自体がの底に沈んでいる訳なのだが……。


……ぱふぱふ、したいの?


前述した通りデザインが変わった。
実はぱふぱふ娘。ぱふぱふしたいのか?という問い掛けに断り続けると小さなメダルをくれる。
リメイク前のように欲望一直線に「はい」と答えると「不潔」「バカバカ」と怒る。


どうぞ、私を抱き上げてお城へ連れて行ってください!

……いいのです。あなたはまだ、お小さいのですもの。だから、持ち上げられないのです。

そ……そうと言ってくださいまし!


『待ち人の扉』の先で相変わらず囚われている。3DS版では剣神版で登場。
やって来た少年テリー無限ループを駆使して助けを求める。
何故か子供にお姫様抱っこで城に連れていく事を要求し、
テリーが出来ないと知ると自分を持ち上げられる人が助けに来る事を待つ事になる。
……いや、自分で歩けよ。

半年も洞窟に閉じ込められていたせいか、体重を気にしているようだ。
ならなおさら自分で歩けよ。
その後の時代の変化によって「逆に体重重い方が抱き心地よさそう」と興味を持つ紳士が現れるようになったとかならなかったとか。

剣神版で登場。『王女の愛』と『宿王誕生』と『止めの一撃』を使う事で登場する。

『とどめの一撃』では囚われていたローラ姫を剣神勇者が助け出し、
キスをした後、ローラ姫がロト装備を剣神勇者に着せて、懐かしの鎧を着た初代勇者に。
そして二人の力で竜王の城に攻撃を仕掛ける。

『宿王誕生』では、剣神勇者にお姫様抱っこされたまま宿屋に行って、
お楽しみをしようとした所をDQ9主人公に呼び止められ、『リッカの宿屋』を紹介される。
歴代キャラがリッカの宿屋に集合する中、一番乗りで宿屋に入る二人。

歴代キャラが集合した『リッカの宿屋』こそ、まさに『 夕べはお楽しみでしたね』が相応しいだろう。

  • シアトリズムDQ
ついにプレイヤーキャラに昇格した。
デザインは久々な気がするリメイク版ローラ姫。


  • HD2D版









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そんな、ひどい……。

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最終更新:2026年07月26日 12:55
添付ファイル

*1 冒頭の台詞の通りかなりの頻度で「ぽっ。」と恥じらうローラ姫がここではノ―リアクションのため、店主が適当なことを言ってるだけで心当たりはないのではないかと言われることも。

*2 むしろ容量がキツキツだった故に必須イベントを極力減らした結果自由度が高くなったというべきか

*3 ちなみに姫の愛の効果は、印のありかに近付くと姫からのテレパシーが届いて、調べるべき場所を教えてくれるという形である