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シドー(DQⅡ)

登録日:2009/08/22 Sat 17:29:01
更新日:2026/05/06 Wed 18:13:38
所要時間:約 22 分で読めます






お、おのれ、くちおしや……
このハーゴン様がお前らごときにやられるとは
しかし、私を倒してももはや世界を救えまい!

我が破壊の神シドーよ!
今ここに生け贄を捧ぐ!

ぐふっ!

ハーゴンが死に、祭壇は炎に包まれ、今まさに崩れ落ちようとする最中


シドーが あらわれた!

(戦闘BGM:「死を賭して」)


シドーとはドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々の真のラスボスで、ハーゴンが崇めている究極の破壊神。
漢字をあてるとしたら「死導」らしい。


                ∧                 ∧
              / (                 ノ ヽ
             .//ノ⌒ヽノ⌒ヽ       /⌒\ //||ヽヽ
            // ) V  `V       V)  ヽ― 、ヽヽ
            .//  ヽ   ノ∧      ∧    <ノ|  ヽヽ
           // / /´\_ノ       ヽ_ノ/\ \  ヽヽ
          ./// / ヽ  \|ヽ    /|// //  \ \  ヽヽ
         //(  (  ヽヽ)___| \ / |__(//    )  )   ヽヽ
         // \ \ ヽヽ|__/;;;;;;;;⌒;;;;;;;;ヽ_(/   / / /⌒\ヽ
     (⌒ヽノ⌒ヽ \ \__)_| (\  /) |_(__/ /  V)  ヽ― 、
      ) V  `V|| \   ヽ| |ヽ――‐'´| |    /||   ∧,   <ノ
     ヽ  <_ノ..||   ヽ    `|VvvvvvV|"   /  .||   ヽ_ノ  ノ
     //\ \  .||   /  /|∧∧∧∧|ヽ  \  .||   / /ヽヽ
    //  \ \.||__/ / | .ヽ二二二ノ | \ \.||___/ /   ヽヽ
    //    ヽ___/|  ヽ_.||/ ̄ヽ||_ノ   |\___/     ヽヽ
   .//<ヽ     ||   .|  . ( .| ● ● |二)  |   ||     ノ⌒> ヽヽ
  //  ) )  ./⌒ヽ、  .|   (_\・・ /二)  .|  ./⌒ヽ ( (    ヽヽ
 .//  ノ ヽ/     \ノ   (二 .皿二二)  ヽ/     ヽ/  ヽ、  ヽヽ
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 | |/ V⌒<_ノ     ヽ_/⌒`l二二二二l"⌒\_/   (_>⌒⌒V  ヽ| |
 V                   |二二二|                   V
                     ヽニニヽヽ
                      )ニニ) )
                     .(ニニ( (
                       ヽニヽヽ
                     (二二 ∠)ヽ
                      );;;;;;;;)  )
                     (二二__ノ


CV:銀河万丈(ドラマCD)、鈴村健一(ライバルズ)

【概要】

全身を鱗に覆われドラゴンのような巨大な翼を持ち、四本腕で尻尾が蛇というバケモノ。
顔の辺りはなんだかマーマンぽいとか言っちゃいけない。
神とは言うが知能は無く、破壊衝動だけで動いている。
体色は作品によって緑だったり青だったりとコロコロ変わる。初登場作品のDQ2ではFC版・リメイク版共に緑で一貫しているが、HD-2D版ではその中間とも取れるエメラルドグリーンでの登場となった。
登場に関してシナリオ中に一切前触れがなく、ハーゴンが魔王などではなく大神官を名乗ってる事程度。え?パッケージにいた?
クリアしたと思った瞬間ハーゴンが命と引き換えに召喚。わけも分からないままフラフラ数歩動いたら問答無用で連戦という恐ろしい仕様。


【能力】

FC版だとHP250で、残りの全ステータスも255と最高値。攻撃呪文が全く効かず、補助呪文も殆ど効かない。
攻撃パターンは眠り攻撃にほのお(全体約70~100ダメージ)、ベホマで全回復とこっちは連戦なのに微塵も容赦がない。
FC版は仕様の都合でHPが250までしか設定できないため、残りのステータスMAX+ベホマ使用という暴挙で調整された。
事実上「これ以上の強さは表現不可能」という、シリーズでも唯一の存在となっている。
…いくらラスボスとはいえ、はぐれメタルと同じ防御力は流石にやりすぎだろ……。
ちなみにベホマを使うラスボスというのもシリーズ全作品を通して唯一である*1

一応マヌーサとルカナンが効くことがあるのと、殴り合い最強のローレシアの王子がいるため何とか渡りあえる。
ただしサマルトリアの打撃ではダメージは1(最強武器=鉄の槍)だったり、ほのおを防御でダメージ軽減ができない。
ローレシアにしてもルカナンで守備力を下げなければお話にならないレベル。
また回避率も高めなため、肝心な時に回避されてしまいその後ベホマで全回復…なんてこともあり得る。
更にローレシアorムーンブルクを眠らされることがあるため、常に気が抜けない。

Ⅱのルカナンは効果が非常に貧弱なので重ね掛けしまくらなければ攻撃は通じないが、シドーは耐性がやや高く効かないこともしばしば。
もっとも頑張れば128まで低下させられる。200を切れば何とかローレシアの打撃も有効打になる。
サマルとムーンは「ちからのたて」で回復、「ひかりのつるぎ」でマヌーサの補助に徹しよう。

尚、シドー戦は「絶対に会心の一撃が出ない」仕様になっているため、まぐれ勝ちにはほとんど期待できない。
強いて言ってリアルラックを期待するなら、ベホマを使わず破壊に勤しんでくれるという神の気まぐれの方。
パーティーの死力を尽くし、シドーの攻撃行動が緩む隙を待つしかないのである。


【対策】

破壊神の名は伊達じゃないが、レベルと装備を整えれば充分対抗できる。

それでも勝てない人には裏技で「はかぶさの剣」や「みずのはごろも」2着を用意するか…。
事実上ニューゲームからで良いなら「もょもと」も救済策になるかもしれないが…どの道後ろ2人は低レベルなのでレベリングは必要。地道に海底洞窟あたりに籠もった方が良いかもしれない。
またパルプンテで逃がすとすぐ戻ってくるが、何故かそのままスタッフロールに移行する場合もある。

DQではモンスターの行動パターン構築の為、判断力というマスクデータがある。
このステータスは0・1・2・3の4パターンあり、数字が高いほうがモンスターが状況に応じた行動をとるようになる。
それが「知能が無い」という設定のためかシドーの判断力は0であり、運次第では対策無しで圧勝することも可能。
(HP満タンでベホマを唱えたり、こっちが瀕死でもベホマで回復の機会をくれる)

逆を言うと、行動のパターンが全く読めないという事でもある為、やはり油断してよい相手ではない。
ちなみにDQのラスボスはシドーに限らずこの判断力が低めに設定されており、暗黒神ラプソーンなどはシドーと同じく判断力0。
これはラスボスが高い耐性等を有し、お供を引き連れている事もまずないので、一々状況判断をする必要が無い為である。


【リメイク版】

ベホマと眠り攻撃を使わなくなったもののステータスの上限が上がってHP1750、火力も強化され2回攻撃、激しい炎も100ダメージを超える。
ただし防御力は256だとはぐれメタル等のように1しかダメージが入らなくなる為、下がっている。また会心の一撃も発生するようにもなった。
ベホマによる無限ループの恐怖は消えたが、ズレたタイミングでの詠唱も無くなったため体感的な強さは変わらない。
というかHPが7倍になったぶん厄介と感じたり、サマルトリアの王子の全般強化、ムーンブルクの王女にザオリク追加で易しくなったなど人それぞれ。

FC版での有用な裏技&バグは使用不可。
その代わりサマルトリア奥義のマヌーサザラキ追加。
あと、低確率だがラリホーが効くようになった。


【HD-2D版】


ハーゴンさまは 俺ら以上の
いや…俺らなんぞ くらべものに
ならない ヤベエ神を 呼び出したいんだと

やべえ神…?

あらゆる生命を枯らす もっとも邪悪な
破壊神……らしいぜ。
こわい こっちゃ。

HPが7500まで増大。SFC版から約4.3倍、FC版比30倍というとんでもない増強っぷりである。
行動回数が最大3回に増加し、行動パターンもおたけびの行動封じ、にらみつけるの強制眠り、やけつくいきの麻痺に黒い霧の呪文封じと多彩に。
さらにはジゴスパークが追加され、3回行動と合わせて凄まじい火力を誇る。
極めつけに1度きりとはいえベホマが復活。しかも無駄撃ちが無くなり、HPが半分切ったところで使用して水の泡にしてくる。
さらに地味な変化だが、これまでと違ってハーゴン撃破後にデモシーンが入ってそのまま戦闘になるため、戦闘開始前に立て直しができなくなった。
その代わりに1ターン目は必ず様子を見て何もしてこないので、ハーゴン戦で消耗していた場合はこの1ターンで立て直しをしたい。

と、強化は間違いなくされているのだが、HD-2D版はこちらのインフレも激しい。
クリアレベル帯となるローレのレベル48前後ぐらいなら、ビーストモードなしでも軽いお膳立てで1ターンに2500前後のダメージを軽く叩き出せる
ここまでのダメージになると、素のHP7500というのは如何せん低すぎるのだ。HPを30倍に引き上げたところで与えられるダメージも50倍以上に跳ね上がっていた
上記の通りベホマが復活しているが、それでも焼け石に水レベルで回復が追い付かない、どころか人によってはベホマを使われる前にHPを削りきったということすらあるだろう。
後述の真EDを見るころになると、上記の最初のターンは必ず様子見をする仕様が災いして1ターン目にビーストやバフのお膳立て→次のターンのはやぶさ渾身×2で様子を見てるだけで死ぬレベルにさえなる。
またハーゴンからの連戦だが、Ⅰのりゅうおうと同じくハーゴン撃破で経験値が入るため、レベルが上がるように調整すれば全快で挑むことも可能。

なお超低確率であの「はかぶさの剣」をドロップする。
…のだが、相対的に倒しやすくなっているといえいちいちラスボスのシドーを(ハーゴンと連戦で)倒す必要があるため非常に手間がかかる。
検証の結果、ドロップ率は1/256であろうという結果が出ている*2。ドロップ率上昇の海賊王の首飾りを二つ装備した上で、期待値は80回に1回ほど。
ムーンブルク王女の「あなほり」は通常エンカウントする敵だけが対象なので、神殿の最終フロアでどれだけ掘っても出てこない。
そのため基本的にはぐれメタルから「ぬすっと刈り」で入手することが推奨されている。こちらはこちらでやっぱり低確率なので大変には違いないが。

しかし無事にシドーを撃破してEDを迎えると、さらなる闇の存在が示唆される。
つまり、本作のシドーはまだ本当の戦いの前座に過ぎないのだ……。




【ネタ】

歴代ラスボスで王(=竜王、魔王、帝王)じゃなく、神(=破壊神)と付く割と珍しいラスボスで、それ故かFC版は暴挙が酷い。
(近年はそうでもなく、他の該当例はⅧの暗黒神ラプソーン やXの2nd以降のラスボス、XIの邪神ニズゼルファが当てはまる。)

主だったものでは、
  • 初見殺しの奇襲
  • シドー戦は「会心の一撃」が出ない
  • 前述のベホマによる全回復
  • 上の手で犬姫のステを隠してくる
  • トンヌラに厳しい*3
  • パルプンテで逃げても再び帰ってくる(例外あり)
  • 負けるとハーゴンとの再戦から
  • 場合によっては倒すと監禁される(これは鍵扉の調整ミス)

ハーゴンもベリアルもバズズもベホマを使ってくるけど、きっと日本全国の8割は忘れてる。
シナリオ中では戦闘開始まで存在を隠されてたのに、FC版パッケージでは物凄く自己主張してる。


【バグ】

FC版とその移植であるMSX・MSX2版での有名なバグ技に「デルコンダルのお城にシドーを出現させる」というものがある。
やり方はデルコンダルの王様の前で復活の呪文を聞き、そのままシドーとの戦いにわざと負けるというもの。
負ければもちろん最後に復活の呪文を聞いたデルコンダルまで戻される。
…が、王様との話を終えて下に移動すると、なんとその場でシドー出現イベントが発生
そのままシドーとの戦闘へ移行するという驚愕の事態が起こってしまう。

デルコンダルの王様は目の前で主人公とキラータイガーを決闘させる程の戦い好きで有名だが…
まさか自分の居城で破壊神と勇者達の最終決戦が始まってしまうとは思いもしなかったであろう。

一応その状態でもシドーとの戦闘自体は問題なく行えるが、勝利すると何故かバグだらけのダンジョンへ飛ばされてしまう。
すぐに地上に戻れるのでエンディングを見るのに支障は無いが、それでもローレシア王子のHPが何故か700近くになってしまうなど異常を抱えることに。

バグが発生してしまう原因については、「ハーゴン神殿の祭壇」と「デルコンダルの玉座の間」でマップが使い回されていることに起因するという説が有力。
マップの使い回し自体はゲーム容量カツカツだった本作において珍しいことでもなく、他にも使い回されている箇所は存在すると思われるが、大抵はお城や街の中など「戦闘が不可」に設定されている箇所のため、モンスターとの戦闘自体起こらないハズであった。
ところが、デルコンダルのお城は上記の通り王様の目の前でキラータイガーと戦闘するイベントが存在するため、例外的に「戦闘が可」に設定されており、それがこのようなバグに繋がってしまったと考えられる。

本作は製作期間の短さ故にほとんどテストプレイが出来ないまま発売せざるを得なかったという事情がある上、そもそも通常プレイではデルコンダルから一度も復活の呪文を聞かずシドー戦へ挑む事自体が稀*4なので見逃されてしまったのだろう。

ちなみにこのバグ技を実践するのは上記の通り一見簡単そうに見える。
だが、デルコンダルからあの悪名高いロンダルキアの洞窟&台地を突破し、そのまま三幹部&ハーゴンを撃破しなければならない。
この行程をノンストップで行わなければならないという、中々の苦行である。
Wii版なら中断セーブが可能なので、根気さえあればFC版よりも楽に再現出来るだろう。
なお、エニックス公式のゲームブックでは、条件を満たすとこれに似た状況が再現される。
バグを知っている者なら、思わず笑わずにはいられないだろう。

【他作品でのシドー】

DQ2でのシドーは一片の台詞すらなく、自我の有無さえ分からないような存在で、以後も登場に際する設定拡張にあたりそれを踏襲したシドー像が少なくない。
一方で少年ヤンガス、ビルダーズ2、ウォークなど、まっとうな感情や知性を備えた存在として登場する作品も増えてきている。

ドラゴンクエストⅦ Reimagined

DLC「伝説への道」を購入しエンディングを迎えるとコスタール闘技場にてりゅうおう、ゾーマ共々戦うことが出来る。セリフは他の魔王同様無し。原作再現ともいえる

バギクロスに煉獄火炎、マホトーンにへびにらみにスカラ等々、火力は勿論搦め手も充実したなんともいやらしい技のラインナップ。
新技として2連攻撃+猛毒付与の「邪神の爪」と単体に大ダメージの「破壊の一撃」も使う。
各種耐性装備は勿論マジックバリアやキラキラボーンも駆使したい。
バースト時限定とはいえ恒例のベホマとベホイムも使用する。回復量はそれぞれ3000、1500と全快はしないが十分うっとおしい。

初手及びバースト下で使用する「死滅の極光」全員のHPを強制的に1にする技。
使うときは一回行動なため即座に回復できればいいのだが、問題は通常行動に含まれるジバリーナと猛毒の霧
これらと邪神の爪を放置した状態で滅びの極光を食らえば行動前に発動してそのまま力尽きてしまう。特に装備やキラキラボーンによる対策が出来ず解除手段も乏しいジバリーナを放置するのは極めて危険。
幸いマホトーンが普通に効き、猛毒の霧も上手くきょうふうを被せることができれば跳ね返してダメージを与えられる……と、対処自体は可能。
もしジバリーナを貰ってしまったら補助呪文も切れるのを承知でギガジャティスで除去するのがベスト。

撃破時の報酬は初回で「ロトの盾」、70手以内で「超しんこうのたね」、60手以内で「超ふしぎなきのみ」、50手以内で「シドーの心」。
ロトの盾は90もの守備力を持つ主人公の専用盾。
炎、氷、闇属性を20%軽減と優秀な耐性を持つが、何より20ポイントのMP自動回復が強力。
事実上MP消費量を20減らすということであり、特にばくれつけんを筆頭とする消費MP20以下の呪文特技が実質ノーコストで放てることは軽くバランス崩壊もの。
道具として使用すればダメージ50%カット&状態異常にかかる確率低下とこれまた強力。
シドーの心は装備者のHPが25%を切ると自動でベホマを発動させる
発動タイミングが行動開始時と融通の利かない部分もあるが、特に一体の強力なボスモンスターと戦うときはHP管理の手間を大幅に減らせる。
ただしマホトーン状態だと当然というべきか発動しない。

DQ9

グギャアアアアァァァァッッ!!!

大魔王の地図で戦えるボスとして登場。
地図の入手方法は、かつては追加クエスト及びバトルロードⅡとの超連動だった。(現在は不可)
原典通り、灼熱とベホマを使うほか、輝く息とまばゆい閃光も使用してくる。
ちなみに、レベルアップでベホマを覚えるまではベホイムを使用する。弱点属性は風。
ベホマも999回復が天井なので、本作の高レベル水準では時間稼ぎ止まり。インフレぇ……
原作では無言だったが、本作ではシステムの都合上、話しかけた際に咆哮が一声追加された。

ドラゴンクエストX

アスフェルド学園のラスボスとして同一の見た目の「狂乱の破壊神」が登場。
…したのだが、後述の本物の図鑑説明で 無関係 とはっきり書かれてしまった。

Ver.5のサブストーリー「破戒編」のラスボスとして、満を持して本物が登場。
偽りのレンダーシアを破壊するか残すかのか審判を行い、主人公達の活躍によって世界が残ることが決定した。
…にもかかわらず、破壊を諦めきれない大魔王マデサゴーラが強引に召喚してしまう。
2つのパーティで同盟を組んで戦うのだが、ダークドレアムを遥かに凌ぐ、30万をゆうに超えるHPをあちらの半分の10分で削り切らなければならない。
実装時期の関係もあり全ての攻撃が即死級、そして怒り状態になると ベホマを使用し、99999ものHP を回復する。
攻撃の熾烈さと制限時間もあって、多くのプレイヤーから悲鳴の声が上がり続けた。
が、安西ディレクターは
「多くのプレイヤーの壁として実装しました」
「ベホマを何度も唱えられてうんざりすることもあるでしょう。でも、それがシドーなんです」
…と豪語し、弱体化させるつもりは一切ないことを明かした。
しかしさすがにやりすぎと思ったのか、数か月後に「怒り状態になった直後にベホマを唱えるルーチンをなくす」調整が入り、怒りを解除する隙が与えられるようになった。
以降は調整されることは無かったが、アップデートが進むにつれプレイヤー側の攻撃能力が強化され続けている為、攻略は実装時と比べて容易にはなってきている。

2025年のエイプリルフールイベントで行われたまくらなげでは、ジャージを着用した「熱血シドー」なるダジャレネーミングな妨害として登場した。
彼の怒りの叫びを寝たふりでやり過ごさないとスタンしてしまう。

・ドラゴンクエストモンスターズ

???系で、ジャミラス×ローズバトラーの配合で生まれる。
特技は火の息系、冷たい息系、ジゴスパーク。
ベホマやスクルトは覚えないし、HP低めで防御力高かったりもしない。
ボスとしてはクリア後に破壊の扉でハーゴンを倒し、再度最深部に行くとなんか居る。
Uでは脳みそカラッポのクセに喋る。


・ドラゴンクエストモンスターズ2

前作の上位モンスターが野生でガンガン出るため、拾い物だけで配合可能。
タイタニスと配合するとジェノシドーが誕生する。
特技はフバーハ、かまいたち、グランドクロス。
優秀な耐性を誇るが、GB版だと代わりに会心率が低い。逆にPS版だと優秀な耐性はそのままに会心率が???系の中でも最高クラスとなり、最強モンスターの一角に。


ドラゴンクエストモンスターズ+

Ⅱの後日談にあたるので、既に撃破された後である。扉絵では見開きで最終決戦の様子が描かれた。
その後、邪配合素材としてピューロに目をつけられ、バズズをベースとする新たな魔物「エビルシドー」の材料となった。
エビルシドーは名前こそ「シドー」だが、ベースはバズズなのでバズズにシドーの4本の腕と尻尾が生えたような姿。
この姿になるまで、バズズは強化イオナズンの「イオナズン・改」などをもってしてもローレシアの王子ロランにはまるっきり対抗できなかったが、この形態ではメラギラ・バギ・ヒャドの四属性呪文をそれぞれの手で同時に展開するという離れ業を披露。
ナレーションによるとギガデインに匹敵する威力で、ロランに致命傷を与えるに至った。

ピューロはその強さからさらにこれをベースとした魔物を作り、最終的に自分の力として取り込むことを考えていたようだが、もともとロランへの復讐だけのために復活したバズズはピューロを裏切り撃退。
しかし、直後に現れたサマルトリアの王子サトリとムーンブルクの王女ルーナの加勢でロランが復活すると形勢逆転。
パーティメンバーの追加でさらなる化物と化した3人にはまったく手も足も出ず敗北した。
それでも生命力は強靭で、他に素材として取り込まれたアトラスとベリアルの姿を発現させる異形と化しつつも、魔力を求めて賢者マルモに襲いかかる。
しかしクリオとマルモの連れる魔物たちの決死の妨害でかなわず、メガンテを食らって瀕死になったところをマルモのかつての友人の加勢でトドメを刺されて死亡した。

ピューロからはその強さを評価されたが、正直言ってHPと再生力の異様な高さと呪文による攻撃性能の高さとが過剰に評価されていた感があり、見た目のインパクトに反してⅡのメンバーには意外と軽くいなされてしまった。
呪文攻撃がメインの魔物なのにマホトーン耐性をつけ忘れるなど、ピューロの配合はあまりにも防御をおろそかにし過ぎと言わざるを得まい。
なんで元のシドーにある耐性が消えてるんだよ。ルーナも本来覚えないはずの呪文なので強化されているのかもしれないけど
もっとも、Ⅱのメンバーが本編終了時よりも遥かにレベルアップしてバグ技まで使うような面々なので相手が悪かったというのもあり、マルモの仲間たちが全員でメガンテを使っても死なずに耐えたのだから、普通なら真正面から対抗できる相手ではないのは間違いないだろう。

その後、テリーの連れる魔物として前述のジェノシドーが登場している。
が、連載打ち切りとそれに伴う駆け足展開によって一コマだけ登場したのみで戦闘シーンはなし。

余談だが、連載中に発売されたDQM2では合体特技としてメドローアが登場している。
仮にこの漫画でも採用されていれば、エビルシドーはとんでもないことが可能だったかもしれない……。

・DQMキャラバンハート

本人は未登場だが、戦闘曲がラスボスであるギスヴァーグ戦で使用されている。

・DQMジョーカー

Sランクとして登場。原作再現なのかスキルが「HP回復」。
ハーゴンがいないので魔王の使い×オセアーノン・バッファロン・うごくせきぞうの配合で出来る。
位階最上位が多いのですぐ作れる。

・DQMジョーカー2

ハーゴンとオセアーノン、またはうごくせきぞうとの配合で生まれる。メガボディ。
プロではハーゴンとオセアーノン・魔王の使いに変更されている。
特性が「回復のコツ」になりますます回復型に。
因みにハーゴンと同じSランク

・テリーのワンダーランド3D

???系に舞い戻ってきたけどやっぱりSランク
配合はハーゴン+がいこつけんしが追加された。スキルも変わらず「HP回復」。破壊神ですよね?
とは言え、テリワン3Dでの全国大会ではシドーを回復軸としたパーティが優勝している。
おかげでついた渾名が「再生神」。あれ?
さりげなく生まれる際の性別が♂固定になった。

・イルルカ

またまたSランク。もう許してやれよ……。
何気に名前が「破壊神シドー」になった。スキルもやっぱり「HP回復」。
最後に取得する特性が長期戦に強い「秘めたるチカラ」……とガチガチで持久戦を推奨している。本当に破壊神かお前
ジェノシドーも復活したが、配合の相手がリバイアさまに変更され超ギガボディ化、あっちはSSランクかつシドーと真逆の殴り特化性能。

ここまで見てきた人は気づいた人も多いだろう。
他のラスボス(最終形態)が最高ランクであるSSランクに属する中、シドーはずっとSランクなのである。
因みにSSランクにはラスボス系統の他、魔戦士・メタルスコーピオン・トロデ王・船2種類・トーボ等が所属している。
こんな奴らにランク負けする破壊神とは一体……。

ランクはモンスターにそれぞれ割り当てられた位階値に基づき決定されている。
位階とは文字通りモンスターの格と言って差し支えない。
シドーがSランクであるということは位階が低いということなのだ。

~ラスボスの位階ランキング(イルルカより)~


おわかりいただけるだろうか……。シドーの位階、すなわち格の低さを。
ちなみに位階値708以降のモンスターがSSランクとなる。つまりSランクの中でもトップではないのである。
影の薄さでよく弄られるミルドラースより低いのか…

…とまあ、何故かDQMシリーズのシドーは何かとランク面で不遇をかこっていた。
そして…

・DQMジョーカー3

主にⅩに出場しているモンスターが登場する中、Ⅱラスボスとして堂々参戦。
ハーゴンがまたまた欠場してしまった為配合条件が大幅に変更。
なんとアトラス・バズズ・べリアル・凶アークデーモンの4体配合によって作成する事になる。ハーゴン?そんなもんいませんよ。
プロ版では凶アークデーモンの代わりに復活したハーゴンでも作れるようになった。

そして遂にランクがSSに上昇
長い時を経て遂にラスボスに相応しいランクに変更されたのである。回復のコツも消えてないよ!
なお、ジェノシドーも削除された為コイツを使う配合はゾーマとの配合による闇竜シャムダのみ。
プロ版ではジェノシドーが復活したが魔王オルゴ・デミーラ、怪力軍曹イボイノス、強奪王ブンドルドとの4体配合となって難易度がさらに上がった。

地味にスキルも「破壊神シドー」に変更。
ベホマズン・フバーハ・自動HP回復・HPバブル*5などを習得できる優良スキルのため対戦では重宝された。
プロ版ではベホマズンがべホイマに変更され、HPバブルと習得順が入れ替わった。
HPバブルも最大で1000までしか上がらなくなってしまい、弱体化することに。
しかしシドー自体はパッとしない能力のためスキル引換券などと呼ばれることも……

・ドラゴンクエストライバルズ

第1弾及び第7弾にてユニットカードとして参戦。
CV:鈴村健一(ハーゴンも兼任)

第1弾…「シドー」
原作で召喚された際に神殿をグチャグチャにしたシーンの再現で、召喚時に敵味方問わず全てのユニットにそれなりのダメージを与える。
基礎ステータスはコストに対してかなり低いので、召喚時の効果で敵をなぎ倒して戦況を変えるのが主な役割となる。

第7弾…「破壊神シドー」
FC版の戦闘スタイルを再現したシドー。
自軍ターンが終わる毎に炎で全ての敵ユニットを攻撃し、
敵軍ターンが終わる毎にベホマで自身のHPを全快させる。
基礎ステータスもなかなか優秀であり、戦況が拮抗している状態で召喚すれば切り札となり得る。

・ドラゴンクエストビルダーズ2

CV:津田健次郎(少年シドー)

本作ではサブタイトルにも名前が記載してあるため、ストーリーを通して重要なポジションを担い登場。

……と思ったら、物語はハーゴンとシドーが倒されたところから開始する。
ビルダーズ2の物語はドラゴンクエスト2の物語(3人の勇者がハーゴンとシドーを倒した)から少し経った後の話であるため、当然である。

少年シドー

破壊神シドーは勇者たちに滅ぼされたが、なぜかシドーと同じ名前の少年「少年シドー」が登場する。
ハーゴン教団の輸送船が大嵐で難破し、たどり着いたからっぽ島で主人公が最初に出会う人物。過去の記憶がない。

物作りの力がないが戦闘力は高く、破壊による開拓・素材集めは得意。
戦闘力はあまりないが物作りが得意な主人公(ビルダー)とは自分の武器たるこんぼうを作ってもらってからすぐに相棒になる。先祖*6譲りでネーミングセンスが壊滅的な主人公のセンスを気に入ったりとセンスはあまりない模様。

ストーリーを通して言動は乱暴だが言ってることは意外とマトモ。
時たま他の仲間たちが駄々をこねたり屁理屈を言ったりする場面があるが、そういう場合はシドーがド正論を叩きつけて言い訳を破壊することがままある。

前述の通り、戦闘力は高い。初めて訪れた地で危険なモンスターに遭遇した際には、いっそ戦闘を全てシドーに任せてしまった方が安全なうえ確実ということもある(実際メタ的には前作での戦闘が難しいという声から生まれた存在である)。
拠点防衛戦でも群がる雑魚敵を軽々吹き飛ばしてくれるので、建物を破壊される危険が前作よりもずっと少ない。主人公との合体技「すぺしゃる こんびねーしょん あたっく」はネーミングはともかく強力。

ついでに、主人公が素材集めをはじめると、素材をドロップするオブジェクトを一緒に破壊してくれる。建築の時に壊さなくていいものを誤って壊してしまうことがない点も安心。

および、物語の進行中に次に何をすればいいか分からない時にはシドーに声をかければ次の道順を教えてくれるなどガイダンスの役割まで果たしている。
総じて、物語・システム共に頼れる相棒。

冒険で出会う仲間達からは、常人ならざる戦闘力や破壊力について言及されることが多い。
また、人間離れしたところはパワーのみならず、飲食の必要がない(ハーゴン教団に捕まり収監された時は自分の分の食糧を主人公に渡している上にアレをビルド*7もしない)ことからも見られる。
また、何故かラーの鏡に姿が映らない。真実を映す鏡に映らない(・・・・)とはどういうことなのか……?




追記・修正はDQMシリーズのシドーがやっとSSランクになった事に歓喜した方にお願いします。

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最終更新:2026年05月06日 18:13

*1 ベホマが「全回復」ではなくなった作品でも別の特技で回復するのがセオリーになっている。

*2 「ドラクエ5ではぐれメタルやキラーマシンが仲間になる確率」といえばその難易度がわかるだろう

*3 炎は「ロトのよろい」と「みずのはごろも」で被ダメを軽減できるが、鎧は装備できず羽衣は優秀な呪文揃いの犬姫に回されがちなので…

*4 通常ならハーゴン神殿直前の「ロンダルキアの祠」か、精々ロンダルキアの洞窟への出発点となる「ベラヌールの街」で復活の呪文を聞いておくのが当たり前。

*5 攻撃力・素早さが半減する代わりに最大HPが1.5倍になる。いわゆる遅い回復役にはうってつけの特性

*6 前作の主人公。

*7 トイレで行う事の作中での隠語、まぁメタ的な事を言えば主人公もトイレでする事はないのだが…。

*8 原作でハーゴンの神殿に出てきた所を発展させた場所。