アザルド(動物戦隊ジュウオウジャー)

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アザルド(動物戦隊ジュウオウジャー) - (2017/03/28 (火) 21:07:35) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2017/1/25 (水) 1:42:00
更新日:2024/04/30 Tue 13:20:28
所要時間:約 12 分で読めます





いいじゃねぇかクバル。こんな退屈なゲームより、もっと!血沸き肉躍るゲームが始まるんだ!!



アザルドとは、『動物戦隊ジュウオウジャー』に登場する敵組織『宇宙の無法者デスガリアン』の幹部(チームリーダー)の一人。
CV:中田譲治


身長/203cm(チェーンコンティニュー身長/73.1m)
体重/201kg(チェーンコンティニュー体重/723.6t)
対応機種/アザルドナッター
ジャンル/フローライト



【概要】

無数の青いキューブが寄り集まった屈強な怪物のような外見。
ターゲットに力ずくで苦痛を与える事を好む力自慢の武闘派で、同じく物理的に生物を痛めつけることを得意とする宇宙人達で構成されたグループ「チーム・アザルド」を率いて数々の星を滅ぼしてきた。
コインの投入口は腰のベルト状の装飾品。


【人物】

性格を端的に言えば、物事を深く考えず「細けぇこたぁいいんだよ」を地で行く脳筋。
短気で粗暴な面こそあるが、自身を破った大和を賞賛する潔さや、ドジを踏んだ配下の面倒を最後まで見るリーダーとしての責任感も持ち合わせており、良くも悪くも体育会系気質と言ったところ。
他の幹部たちが、ジニスのことを「ジニス様」と呼んで敬語を使っているのに対し、アザルドは「オーナー」と呼んでタメ口で接している。
またクバルと対照的に配下のプレイヤーのゲームに積極的に関わり、プレイヤーのゲームに一緒に参加するなどノリは良い。
スモートロンのゲームをサポートした際は、亜嵯流怒(あざるど)部屋親方」を務め、ノリノリで八百長や小芝居に携わったりしている。因みに階級は横綱。
バングレイの襲来やクバルの暗躍などで組織内で不穏な空気が漂う中、
そんな空気などお構いなしに純粋にブラッドゲームを楽しもうとしているなど、マイペースな一面もある。

実は宇宙を“ひどい状態”で彷徨っていた所をジニスに助けられた経歴から、デスガリアンに所属する以前の記憶を全て失っているというハード気味な経緯の持ち主。
しかしアザルドの「とにかく好きなだけ暴れられればそれでいい」と言う欲求と、ジニスの「遊び相手が欲しい」という思惑が一致。
そのままデスガリアン入りし、ジニスにタメ口を言える程の長い付き合いと良好な関係を築いている。
またそんな仲のジニスから「(自身の)暴力性以外に興味はない」と告げられながらも、その思惑を薄々勘付いていながら「どうでもいい」とあっさり片付けている。

脳筋で能天気な性格も本物であるが、彼の本質は己の破壊欲求も合わさり、自身の出自は愚か過去にさえ一切の興味関心を抱いてない究極の刹那主義思考の持ち主である。


【戦闘能力】

野生解放モードのジュウオウジャーを一蹴する強力なパワーと、ジュウオウジャーの攻撃を受けてもビクともしない鋼の様に頑強な肉体を持ち主。
外見に違わない高い身体スペックを生かし、得物である鉈のような武骨な形状の打撃型大剣「アザルドナッター」を操るバイオレントなゴリ押し戦法を得意とする。
しかしアザルドの最大の特徴は不死身の肉体の持ち主であるということ。
例え肉体が粉々に爆散しても、肉体の破片である無数のキューブが結集して元の肉体に復元してしまう。
この特性により、ジュウオウゴリラに敗れ爆散した翌日には何事もなかったかのように復活した。
その後は再生速度が大幅に短縮され、爆散しても即座に復活出来る程の速さで再生するようになった。

反面その不死性を利用され、クバルと出撃した際はクバルにジュウオウジャーの攻撃を防ぐ盾代わりにされてしまった。
流石に扱いが悪すぎた為この時はクバルに詰め寄っていたが、細かいことを気にしない元来の性格もあり、それ以降は特にクバルと酷く険悪になったり仲間割れする様子も見せず、そのままブラッドゲームを楽しんでいた。
その後、劇場版でも盾にされた。


【作中での行動】

基本的に破壊活動はプレイヤーの仕事なので、他のチームリーダー同様地球で何か作戦や事を起こす事は皆無。
ただしクバルと違いプレイヤーのサポートには積極的なスタンスの為ジュウオウジャーとブラッドゲームの際に鉢合わせすることは多い。
第5話ではプレイヤー・ガブリオのトラブル(ブラッドゲーム開始前に倒されかける)により自らプレイヤーの救助に地球に降り立つ。
偶然出逢ったジュウオウジャーを圧倒的なパワーと鋼のような強固な肉体を生かして翻弄するも、ジュウオウゴリラへと変身した風切大和に倒されて爆散したが、
持ち前の再生能力により何事も無かったかのように再生・復活している。

中盤ではバングレイの乱入やバングレイの乱入に伴うクバルの暗躍が目立つようになるが、
一方のアザルドはただ「ブラッドゲームを楽しめればそれでいい」というブレないスタンスなので2名の影に隠れがちとなった。
……が、一方でスモートロンの強化に身体を張って手伝ったり、サンババの気分屋すぎる行動やウザい熱烈なアプローチに頭を悩ませるなど我の強い配下の尻拭いに頭を悩ませる場面がしばしば観られた。

クバルの死後は競争相手がいなくなり自分が勝者だとタカを括っていたが、ジニスから、「彼の反逆劇以上に面白い物を見せないと褒美は与えられない」と忠告を受けたことで
積極的にプレイヤーのゲームをサポートする方針に転換しつつ、ガッカリゼを送り込んでブラッドゲームを実行した。



クバルの反逆計画にも巻き込まれることは遂に無かったため、中盤の騒動では蚊帳の外気味であったが
  • デザイン基本形に三角形や三角錐が多いデスガリアンの中にあってキューブが基本形である事、
  • 再生能力の存在をジュウオウゴリラに撃破されるまでジニス以外知らなかった事、
  • キューブホエールがアザルドの姿を目撃した際は性格が変わったようにアザルドへ執拗な攻撃を仕掛けようとした事
  • 再生能力にはジュウオウキューブと互換性があると判明した事
など、その性格とは裏腹に存在そのものに色々と謎が多い。


第45話では、入れ替わってしまった自身の体を取り戻すべくトライアングラーを率いて地球に侵攻。
途中で自分の乗って来たトライアングラーを攻撃したジュウオウキングオクトパスのコクピット内へ乗り込んで暴れたりもしたが、程無く飛行していたバドを地面へ叩き落として襲撃。
しかしすぐに、バドへ加勢したジュウオウジャーとの混戦になり、再びジュウオウゴリラのパンチを喰らってバラバラになるも復活した。

その直後、バド=ジュウオウバードが放った『ジュウオウファイナル・ディープロック』により体がバラバラになる事無く固められ、決着が付いた……と思われたが……












二度もこんなもん喰らっちまうとはな……だが!

お蔭で思い出したぜ。ありがとうよ!ジュウオウジャー!!


どうだ…?これが俺、宇宙の破壊神!不死身のアザルド様よ!!

アザルド・レガシー

謎に包まれていたその正体は、遥か昔ジューマンの祖ケタスとキューブホエールの力で封印された太古の怪物。
自称「宇宙の破壊神」「不死身のアザルド様」
ジュウオウバードの放ったホエールチェンジガンによるジュウオウファイナルを受けたことで過去の記憶を取り戻し、封印を解くと同時にかつての姿を取り戻した。
元々アザルドの肉体を構成する無数のキューブは自身を封印するために使われた地球のパワーの結晶であり、ザワールドの各装備を作り出すための原料としても利用されていた。
ダメージを受け再生する度に封印に綻びが産まれていたようで、ジニスがアザルドが倒されても動揺していなかったのは、敵対者の攻撃を利用しアザルドの封印を破壊させようと目論んでいたからというのが真相。
ジュウオウジャーは、意図せずジニスの思惑の手助けをしてしまったことになる。
なおこの事実はナリアには一切伝えられておらず酷く動揺を見せたが、ジニスは相も変わらず動揺を見せるどころか寧ろこの時を待っていたと言わんばかりに喜んでいた。

なおアザルドがジニスに拾われたのは本当に偶然の事であり、ジニスが偶然発見し、彼を気まぐれで回収し助けなければアザルドは今も尚宇宙を彷徨い続けていた模様。



暴れることを第一に考え過去の事など細かいことを気にしない豪快な性格は相変わらず。
だが記憶を失っていた頃より性格が尊大になっており、己の力と存在を絶対無比なものと考えている節が見受けられるようになる。
戦闘でもワザと相手の攻撃を受けて肉体を砕かせてあたかも倒されたかのように見せつけるなど、封印されていた頃には行わなかったような悪辣な行動を見せてるようになっている。

しかしこの性格の変化が、後に自身の破滅を招くことになる。




【戦闘能力】

肉体こそややスマートになったが、封印が解除されたことで肉体の耐久力やパワーは桁外れに跳ね上がっている。
その場で足踏みするだけで周囲に爆発が起こり、拳を叩き付ければ周囲の地殻が爆発し巨大なクレーターが発生するその強さは、セラに「パワーも硬さも今までと全然違う」と評され、野生開放および野生大開放したジュウオウジャー6人を歯牙にもかけず一蹴。
瞬く間に彼らを薙ぎ倒しておきながら彼らとの戦いを「いい準備運動だったぜ」と嘯く規格外の戦闘力を見せた。
グローブ状の鈍器のような物体が装備された両腕は打撃武器にもなる他、ボクシングのように打撃を放つことで衝撃波の塊を発射し敵を吹き飛ばしたり建造物を粉砕する事も可能。

口から内閣総辞職ビーム黒い破壊光線を発射し遠くにある都市を一瞬に薙ぎ払い焦土に変える戦闘力は正しく「宇宙の破壊神」の名に相応しい。

アザルドの不死身の肉体の真相は、無限の生命力を持った一つのコアに、壊れることによって如何なるダメージをも吸収する棘状の体が寄り集まることで構成されていたことによるもの。
無限に修復され続ける棘状の体を吹き飛ばしてコアを破壊してしまえば打倒は可能であるが、
封印中だった頃よりも再生速度は飛躍的に加速しているだけでなく、そもそもアザルド自身の規格外の戦闘力の前ではその弱点を突く事は極めて難しい。
加えて再生中に肉体の破片を渦の様に操ることで敵がコアに近づくことを阻む事も可能。


ジニスの策謀によりチェーンコンティニューにより強制的に巨大化した際は、過剰強化によって肉体崩壊さえも引き起こすほどの力を獲得。
結果例え肉体が負荷で崩れても不死の特性により肉体が崩壊する度に自己修復していくため実質ダメージはゼロのまま戦えるというインチキスペックの化け物に変貌した。
この光景を目撃したタスクは「自分の体が壊れることを気にしてないんだ!しかも壊れた体は再生する!最悪だ!」と畏怖している。



【終盤の展開】

復活してジュウオウジャー達を片手間に薙ぎ倒してサジタリアーク内に戻ったアザルドは、ジニスに対して自分が封印された後に何があったのか問いかける。
「私は君の命の恩人だよ」と嘯くジニス。
かつて、石化したアザルドを偶然発見したジニスは、それが噂に聞いた「地球で敗北した不死身の怪物」であることを見抜き、その封印を解除したのだ。
しかし封印解除が不完全だったので、アザルドの肉体はキューブに閉じ込められたままだったのである。

封印を解除してもらったことを感謝するアザルド。
しかし、アザルドはジニスに対して「俺とお前、どっちが地球を狩り尽くすか…対等の勝負だ」と言い放つ。

対等(・・)…?

確かに恩人だからな、楽しませてやるよ。だからお前も俺を楽しませろ、ジニス……

アザルドは傲慢不遜に宣言すると、ジニスは静かに息を吐いた。

その後、「地球を破壊する対等な勝負」の先攻として地球に降り立ち、街をビームで薙ぎ払って焦土に変える大規模な破壊を始める。
これを察知してやってきた大和以外のジュウオウジャー(大和はアムの説得で父・景幸の元に向かった)と交戦。
ホエールチェンジガンで封印を試みる5人を衝撃波に強靭な拳で叩きのめすも、ジューマン4人の連携とザワールドのパワーにより一度体をバラバラにされる…。

なーんてな。フン!

しかし、それはジュウオウジャーたちを打ち倒すための狡猾な罠だった。
自身の破片を竜巻のように操ってジュウオウジャーを吹き飛ばし、一気に優位に立つアザルド。

さあ、地獄を味わいやがれ!!

変身解除されたジュウオウジャーを追い詰めるアザルドだったが、自身の仕掛けた罠が原因でジュウオウジャーに自身の再生能力の基点となるコアの存在を見抜かれてしまう。
そして再び変身したジュウオウジャー、そして遅ればせながらも参戦した大和を合わせた5人の猛攻、ザワールドの不意打ち、そしてジューマン四人の全力の攻撃が決まり、遂にアザルドは二度目の爆発を起こす。
剥き出しになったコアに、ジュウオウホエールのジュウオウファイナルが突き刺さる、その直前。


ジニス様の細胞から抽出したエネルギーです

フン…!意志も記憶も失って、思う存分暴れなさい

ブラッドゲームからは、絶対に逃れられません!

ウアァァァアア!ジィイイニィイイスゥウウウウウ!!

私と対等の遊び相手など必要ないのだよ。アザルド……


ジュウオウファイナルを防ぐために動けなかったアザルドのコアに、ナリアの放った複数のコンティニューメダルが突き刺さり、アザルドは意志と記憶を失った状態で巨大化させられてしまう。
実は、ゲームエントリーの際に宣言した「俺とお前は対等だ」という宣言が己と対等な存在を一切認めないジニスの不興を招いており、アザルドは既に切り捨てられていたのだ。

自分が壊れることも厭わない更なるパワーを発揮したアザルドは、ジュウオウジャーのワイルドトウサイドデカキングをも怯ませる。
しかし、バドが見つけてきた四つのキューブウエポンに翻弄され、その隙にジュウオウドデカダイナマイトストリームを受けて三度バラバラになってしまう。
それでも再生しようとするアザルドだったが、バラバラになった隙を逃さずにジューマン4人が放った『ジュウオウファイナル・ディープロック』によって露出したコアを固められ、肉体の破片もその余波で固められた。


ジュ―マン舐めんなよ!!

キュアアァァァアアアアアアアアアアアアアアア!!


そして野生解放したジューマンたちの渾身の一撃を受けたことでコアが爆散。
コアの爆散と同時に断末魔の叫びを轟かせながら棘状の肉体の破片も連鎖爆発して消滅し、先祖ケタスが滅ぼせなかったジュ―マン因縁の宿敵は遥か未来を生きる子孫達によって遂に打倒されることになった。


本来の記憶と力を取り戻し飛躍的なパワーアップに成功したものの、例え敵でも見どころがある相手は認め、味方は上下の区別なく対等に接するという性格にその力が加わった結果、遂にジニスとの関係をも破壊してしまったのはなんとも皮肉な結果と言えるだろう。


▼チーム・アザルド

アザルド配下の宇宙人達。
残虐非道な者から脳筋、チンピラ、馬鹿、マイペース野郎、ガチのオカマなど性格は多種多様でバラエティーに富んでいる。
考えるよりもノリとテンションだけで生きているかのような面々が多い。

  • ハルバゴイ(声:白鳥哲)
「いるっスよね~どこの星にも。関係ないのに首突っ込んで来て、無駄死にするバーカ!」

身長/200cm(コンティニュー身長/40.0m)
体重/180kg(コンティニュー体重/360.0t)
対応機種/ヤリスギッスピア
ジャンル/シューティング

チーム・アザルドの1番手にして地球におけるブラッドゲームのトップバッター。
どんなに遠くからでも狙った獲物を確実にハントする槍投げの名人。
邪悪な黒煙を生み出し、そこから大量の槍「ヤリスギッスピア」を雨の様に降らせるコンボ技「ヤリ降れー!」を得意とし、
この技で街中に槍の豪雨を降らせて人間の棲む巣(建造物)を無差別に破壊しまくり、地球人を絶望させるブラッドゲームを実行した。
一見陽気で軽い口調だが、「ヤーリヤーリ降れ降れドンと降れ~!」とノリノリで歌いながら槍の雨を降らして大惨事を起こし、
更に槍の雨から逃げ惑い絶望する人々を「そうっス、その顔っス!大事な巣をぶっ壊されて絶望の顔!」と小馬鹿にして嘲笑う様は、
前話のジャグドに引き続き、デスガリアンという敵組織のえげつなさを視聴者に知らしめた。


  • ボウガンズ(声:大林洋平)
「そんなスピードじゃあ逃げ切れないでガンスよっと!ヒューッ!最高~っ!イエーッ!」

身長/214cm(コンティニュー身長/42.8m)
体重/193kg(コンティニュー体重/386.0t)
対応機種/ガンスボウ
ジャンル/ハイスピードシューティング

チーム・アザルド2番手。
優れた跳躍力を持ち、動く獲物にも正確に矢をヒットさせられる弓術の達人。
ジャンプして移動しつつ、武器の「ガンスボウ」から超スピードの矢を連射するコンボ技「食らうでがんす!」を得意とする。
走る車を高所から狙撃して、ドライバー諸共車を片っ端から爆破させるブラッドゲームを実行した。
ハルバゴイ同様陽気で軽いノリの性格だが、必死に逃げる車を獲物として執拗に追いかけ回して付け狙い、
「オロオロ逃げ惑う姿サイコー!!」と笑いながらドライバー諸共車を破壊する陰湿な一面を持つ。
その他、矢を使って地形を崩し敵を生き埋めにするなど狡猾な知恵も回る。


  • ガブリオ(声:高木渉)
「待たせたな地球!このガブリオ様が来たからには、チームアザルドの勝利は約束されたも同然」

身長/192cm(コンティニュー身長/38.4m)
体重/190kg(コンティニュー体重/380.0t)
対応機種/クライシストマック
ジャンル/ドットイート

チーム・アザルド3番手。
異様に巨大な顔と口を持ち、あらゆるものを瞬時に喰らい尽くしてしまう宇宙人。
自慢の大顎と牙でコンクリートやジュウオウジャーの武器さえも噛み砕き完食するコンボ技「いただきまーす!」を得意とする。
この技で高層ビルなどを食い荒らして破壊しまくるブラッドゲームを実行した。
戦隊におけるCV高木渉キャラでよくいるギャグキャラで、頭の出来は贔屓目に見てもよろしくない楽天家の脳筋。
ただしコミカルな一面とは裏腹に、見境なしに高層ビルを食い荒らして街を大惨事に陥れたり、ジュウオウジャー達を食い殺そうとするなど、デスガリアン構成員の例に漏れず残忍で冷酷な一面が垣間見える。


「チーム・亜座留怒所属ヤバイカー!ゲームスタートだ夜路死苦ゥ!パラリラパラリラァ!」

身長/204cm(コンティニュー身長/40.8m)
体重/184kg(コンティニュー体重/368.0t)
対応機種/夜路死苦路道(ヨロシクロッド)
ジャンル/音ゲー

チーム・アザルド4番手。
人型のバイクみたいな宇宙人で、右肩に装備した「マフラッパー」から騒音を撒き散らし、
騒音を聞いた人間の理性をブッ飛ばして凶暴化させるコンボ技「パラリラノイズ」の使い手。
更にナリアに調達してもらった専用の工具セットで更なる違法改造によるチューンナップを実行し、右肩のマフラッパーを強化した「ヤバイカーカスタム」へと変化。
ヘッドホンなどの騒音対策もブッ飛ばすフルコンボ技「パラリラノイズ・バージョン2」を習得した。
上記のコンボ技で地球上の生物を凶暴化させて自滅に追い込むブラッドゲームを実行した。
戦隊におけるCV檜山修之では恒例の、テンションの高いヤンキー系キャラ
釘バット状の棍棒「夜露死苦路道」を振り回し、暑苦しい上に騒がしく、チームの面子に拘るなど絵に描いたような暴走族のテンプレを地で往く性格。
工具で能力を改造・強化出来た辺り、生体ロボットやサイボーグだったのかもしれない。



  • ノボリゾン(声:中務貴幸)
「飛んで来ただと!?山は一歩一歩、足で登るものだろ!空から飛ぶとはなんという邪道!」

身長/197cm(コンティニュー時39.4m)
体重/177kg(コンティニュー時354.0t)
対応機種/アタックピッケル、スイドリル
ジャンル/クライミングゲーム

チーム・アザルド5番手。
あらゆる登山テクニックを極めた登山家風宇宙人。
山の最適なポイントを見抜き、特殊な手回し式ドリル「スイドリル」を使いコツコツ土地の生命エネルギーを奪い続けるコンボ技「吸い取れ吸い取れエネルギー」の使い手。
上記の技で地球の植物を絶滅させ、地球全土を枯野に変えるブラッドゲームを実行した。
登山家らしく「辛抱強くコツコツ攻略する」という考え方の持ち主で、性格も融通が利かず非常にマイペースだが、それ故結果的にジュ―マンの気配察知能力を掻い潜るなど地味な強敵。
ちなみに土地のエネルギー強奪は完全な人力で行われており、実行したゲームも「スイドリルを黙々と手で回し続けて土地からエネルギーを奪う」というビジュアル的に果てしなく地味な上に盛り上がりに欠け、おまけに時間もかかるもの。
そのためゲームを完遂させるべくアザルドも地球に出向き、山の道中をSASUKEトラップだらけの山に改造するなど彼のフォローに終始する羽目になった。
ゲームジャンルはクライミングゲーム


  • ボウリンゲン(声:木村昴)
「地球の全生物でパーフェクトゲームを達成してやる!」

身長/201cm(コンティニュー時40.2m)
体重/181kg(コンティニュー時362.0t)
対応機種/カコーンボウ
ジャンル/ボウリングゲーム

チーム・アザルド6番手。
どんなピンでも弾き飛ばせるプロボウラー級の腕前を誇る宇宙人。
腹部からの光を浴びせた人間をピンのように強制的に整列させ、自分自身がボールに変じて体当たりするコンボ技「ゴロロローン、ストライク!」の使い手。
この技で人間をボウリングのピンに見立てブッ飛ばす『人間ボウリング』をブラッドゲームとして実行した。
マラカスにも使える棍棒「カコーンボウ」を使って騒ぐなど陽気なお調子者といった性格だが、
人間をボウリングピン扱いするなどデスガリアン構成員の例に漏れず性格は非道。
ただし戦闘力は低く、ザワールドの援護なしではあっさり敗北するレベルである。


  • プリズナブル(声:江川央生)
「そのうち出してやるよ。テメェ等が骨に変わった頃にな!」

身長/202cm(コンティニュー時/40.4m)
体重/182kg(コンティニュー時/364.0t)
対応機種/テツゴウシールド
ジャンル/脱出ゲーム

チーム・アザルド7番手。
拘束された囚人を思わせる見た目の宇宙人。
重い鉄球が付いた足枷を人間の足首に嵌めて身動きを封じ、
地中の空間を歪ませ地面に沈める格好で地下に作った牢獄へ収監するコンボ技「ぶち込んでやるぜ!」を得意とする。
非常に荒っぽい性格だが、ブラッドゲーム実行前に敗北したデスガリアン初のプレイヤーである。
なお見た目とは裏腹に、実際にやってる行動は監獄の看守に近い。


  • クルーザ(声:陶山章央)
「下手では無くワザとでありまっす!無差別攻撃でありまっす!」

身長/197cm(コンティニュー時39.4m)
体重/168kg(コンティニュー時336.0t)
対応機種/ウチマクラスター
ジャンル/海戦アクション

チーム・アザルド8番手。
海兵や擬人化した戦艦を彷彿とさせる見た目の宇宙人。
右肩の三連装砲「ウチマクラスター」による集中砲火を精密な照準とロックオンにより確実に命中させるコンボ技「照準よーし・ドーン!」の使い手。
この技で街中を無差別に砲撃しまくり、街を瓦礫の山と火の海に変えるブラッドゲームを実行した。
軍人の様にハキハキした喋り方が特徴で、喋るたびに敬礼する癖を持つ。
ただしバングレイに乱入されて「食事の邪魔をした奴は誰だ」と追及された際には即座にジュウオウジャーに罪を擦り付け逃げようとした調子のいい性格。
彼の登場回である第23話はバングレイの初披露回でもあり、あちらの圧倒的な強さに話題を持ってかれた感が否めないが、
ビルを何棟も崩壊させる大惨事を引き起こした上、巨大化戦ではトウサイジュウオーをあと一歩の所まで追いつめるなど、戦闘力自体は決して低くはない。


  • スモートロン (声:天田益男)
「自分、横綱に昇進したデス。乱筆乱文の精神で精進するデス」
「どう見たってインチキじゃねぇか!!」

身長/203cm(コンティニュー時/40.6m)
体重/183kg(コンティニュー時/366.0t)
リーダー/アザルド
対応機種/デスガリアン横綱まわし、八百長槍(はっぴゃくながやり)
ジャンル/相撲

チーム・アザルド9番手。
全宇宙の相撲に精通し、全ての決まり手をマスターした宇宙人。
相撲の土俵の様な空間を形成し、強制的にまわしを付けさせた相手と取り組みを行うコンボ技「どすこぉい!」の使い手。
この技で人間に通り魔的に相撲の取り組みを仕掛け、敗者を相撲の特訓を強制的に延々とさせ続ける事で人々を苦しめるブラッドゲームを実行した。
この技で相手に勝てば番付が上がり、番付が上がるほどパワーアップしていく特性を持ち、おまけに土俵空間内では一切の武器が使用不能になる等、最早ギャグにしか見えない見た目とは裏腹に特性は無駄に厄介。
因みにパワーアップは味方に八百長で負けて貰ってもパワーアップ可能。
八百長によるパワーアップの他、土俵の外では武器である「八百長槍」を使った槍術も扱ったり、爆発する清め塩を撒いたり、お手水に見せかけた毒霧攻撃を実行する等力士の誇りやスポーツマンシップは皆無。
おまけに大関の癖に(階級は)格下だったレオに開幕猫騙しまで炸裂させた。(なお猫騙しはレオも同様に猫騙しを行おうとしたため失敗に終わっている)
力士らしい豪快な言動に反し、その立ち振る舞いは相撲取りというよりヒールレスラー。


  • サンババ(声:浅沼晋太郎)
「オーレって、オーレって言ってアザルド様!今アザルド様と喋ってんでしょうよ!!離しなさいよ〜!!」

身長/206cm(コンティニュー時/41.2m)
体重/176kg(コンティニュー時/352.0t)
対応機種/メーバダンサー
ジャンル/リズムアクション

チーム・アザルド10番手。
情熱的なダンスで猛火を自在に発生させる能力を持つド派手な海洋生物風の見た目の宇宙人。
火花を伴うステップを踏む事で自分の肉体や周辺の地面等から猛火を発生させ、サンバのリズムで獲物を追い立てるコンボ技「レッツ、サンバ!」の使い手。
この技で街を火の海に変えて焼き尽くすブラッドゲームを実行した。
またテンションが上がってダンスがヒートアップすると自らが猛火に包まれパワーアップする性質を持つ。
ダンサーらしく陽気でハイテンションな性格だが、テンションが乗らないという理由で勝手に撤退したりアザルドと一緒に踊りたいと駄々をこねるなど、気分屋で我儘な中々の問題児。
ハナヤイダーのようにオカマ口調で喋るが、サンババの場合キャラが最後まで崩れることがなく、更にリーダーのアザルドに惚れており熱烈なラブコールを送っているなどの点で違いがある。
ただし当のアザルドにソッチの気は全くないため、自身の性格も相まってアザルドからは邪険に扱われている。
なおダンス中のBGMやステップのリズム等が3年前の某強き竜の者そっくりだったりと色々ネタに困らなかったプレイヤー。


  • サグイルブラザーズ(声:木内秀信、優希比呂)
『Yeah!オレ達チーム・アザルド!サグイルブラザーズ!』
「俺たちのゲーム、邪魔する奴YO!」「俺たちのビート、お見舞いするYO!」
『YO!YO!YO!Let's GO!!』

身長/206cm(コンティニュー時/41.2m)
体重/174kg(コンティニュー時/344.0t)
対応機種/シンクロープ、グルーブレード
ジャンル/縄跳びゲーム

チーム・アザルド11番手。
ピッタリ息の合ったシンクロ攻撃を得意とする、ストリートパフォーマー風の双子の宇宙人。
触れた物体を街灯や樹だろうと切断したり、強力な電撃で感電させられる2本のロープ「シンクロープ」を2人で縄跳びのように巧みに操り、
見た目は片方のサグイルの顔に「A」、もう片方のサグイルの顔に「B」に似たマークが刻まれている以外は全く同一。
避けきれなかった獲物を強力な電撃で痛めつけるコンボ技「YO!YO!YO!YO!」を得意技とする。
この技で街を破壊しながら、人々に命懸けのタッチダウンを強要するブラッドゲームを実行した。
また兄弟を同時に倒さない限り、生き残った方のザクイルによる「ワンモアブラザーダンス」で自己分裂を行い、
死んだ片方のサグイルを復活させられる実質不死身に近い能力の持ち主でもある。
その他、メーバのものと同式のジェットパックで飛行し、空中から攻撃することもできる。

双子ならではの一糸乱れないコンビネーション戦法をウリとし、複数の投擲用短剣「グルーブレード」をジャグリングの要領で飛ばして切り刻んだり、
身軽な身のこなしを生かしたアクロバティックな戦法も行える。
更に空中からの帽子型のエネルギー弾を放って爆撃したりと、上記の不死身に近い特性も相まり、純粋な実力で2話に渡りジュウオウジャーを苦しめた強敵。
二人とも常に韻を踏みながら喋るラッパーで、相手を常に挑発する軽めだが強気な性格。
なお兄弟であるが、片方が倒されるともう片方は怒りに燃えることすらせずあっさり逃げ出すなど根は薄情。
ゲームジャンルは縄跳び


  • キルメンチ(声:津田健次郎)
「テメェジュウオウジャーか!俺はチーム・亜座留怒の火の玉ヤンキー!ボンタン狩りのキルメンチだ!!」

身長/198cm(コンティニュー時/39.6m)
体重/187kg(コンティニュー時/374.0t)
対応機種/チョーランボウ、バッチリーゼント
ジャンル/ケンカアクション

チーム・アザルド12番手。
「火の玉ヤンキー」を自称し、木刀「チョーランボウ」での滅多打ちやドロップキック、パチキなどの型破りなケンカ戦法をマスターした宇宙人。
背中に「亜座留怒」の文字が刺繍された改造学ランを纏い、頭に手入れに3時間もかけて構築した立派なリーゼントを決めた、絵に描いたような一昔前の不良のような見た目。
相手のボンタン(ズボン)を奪い、相手のプライドも剥ぎ取ってしまうコンボ技「いただくぜ!」が得意技。
出会った人間に喧嘩をふっかけて痛めつけ、上記の技で負けた相手のボンタン(ズボン)を剥ぎ取りパンツ一丁にしてしまうことで屈辱を与えるゲーム『ボンタン狩り』を実行した。しかし、これは単なる追い剥ぎでブラッドゲームといえる物ではない。
リーダーのアザルドを「総長」と呼び、ヤンキーらしく面子や見た目に拘る見た目通り荒っぽくガラの悪い性格。
しかし見るからに傷ついているレオを痛めつけたり、躊躇なく凶器攻撃を仕掛けたり、タイマン勝負を挑みながら不利になると躊躇なくメーバを呼んだりと、悪い意味での不良な男。
なおリーゼントのセットが崩れると戦闘中であろうとなりふり構わずリーゼントを直そうとするなど想定外の事態には弱い所もある。
ここまで来ると一見強そうだが、ワイルドトウサイドデカキングとの戦いでは木刀攻撃さえも全く通用せず逆に自分が息切れし、おまけにドデカキングには傷一つ付けられずそのまま呆れられながらジュウオウキングに分離されて倒されるなど実力は散々。
なお声を担当した津田氏はこのキャラが戦隊初出演となった。


  • ガッカリゼ(声:立花慎之介)
「ラ・ク・ガ・キィ!? ……俺のスーパーアートを、楽しむんだぜぇ!!」

身長/199cm(コンティニュー時/39.8m)
体重/170kg(コンティニュー時/340.0t)
対応機種/エフディッパー
ジャンル/おえかきゲーム

チーム・アザルド13番手。
「ガハククク!」という高笑いが特徴的な、筆一本でどんなものでも描くことができる宇宙人。
写実的かつ芸術的に完全再現した絵を実体として生み出すコンボ技「俺のスーパーアート」を得意とする。
この技で実体化させた絵を暴れさせたり、人の顔や街の風景を滅茶苦茶に描き変えて街を混乱に陥れるブラッドゲームを実行した。
絵を描く軟筆モードと戦闘用の硬筆モードを自在に切り換えられる絵筆剣「エフディッパー」を振るい、
近接戦のみならず鎧武者や巨大メーバを描いて配下にしたり、ミサイルを描いて遠距離爆撃を行ったりと、アザルド配下では珍しいトリッキーな搦め手を駆使する強敵。
自己顕示欲の強い芸術家気取りで、絵を描く度に自画自賛しながら自分の絵を見せびらかすことを好むが、
自分の絵が貶されると動揺とショックで膝から崩れ落ちた後キレるプライドの高い性格。
なお彼が描いた絵は無駄に精巧な辺り画力は本物。

テレビ本編では最後の一般プレイヤーとなった。




【余談】

アザルドの名の由来は「暴力」「強襲」を意味する「アサルト(Assault)」と「漁る」を掛けたものと思われる。
また真の姿であるレガシーは「遺物」「遺産」を意味する言葉である

無機物モチーフはフローライト(蛍石)。
分解すると人体には僅か1.5gで致死量となる危険な劇物であるフッ化水素を発生させる危険な物質であり、封印が解けた事で凄まじいパワーアップを遂げたアザルドにはふさわしいモチーフと言える。
また蛍石はパワーストーンとしても扱われており、「抑圧された感情の開放」や「集中力と思考力を与える」効果を持つとされる。
暴力性の塊であり、また自身と長く付き合って来たアザルドは、ジニスにとってゲームをより楽しくする為の「お守り」だったのだろう。しかし同時にその振る舞いがジニスの心に隠されていた劣等感を表に出してしまい、さらには間接的に古参の部下を謀殺するという短絡的な行動に走らせてしまったのは皮肉としか言いようが無い。

バングレイの退場後、声を担当する中田譲治氏はTwitterで「バングレイに刺されて同時退場にならず一安心です!(笑)」と呟いていた。




チッ!言わんこっちゃねェ。ナリア!追記・修正ヨロシク!


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