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アイギス(ペルソナ3)

登録日:2011/02/08 Tue 04:24:58
更新日:2026/09/20 Sun 22:45:17
所要時間:約 6 分で読めるであります





TARGET NEUTRALIZED.
(目標、無力化であります。)

アトラスのゲームソフト『ペルソナ3』に登場するキャラクター。
前日譚『アイギス THE FIRST MISSION』*1、また後日談『Episode Aegis』では主人公を務める。

使用ペルソナは『パラディオン』。アルカナは戦車。
後に『アテナ』へと転生する。


【人物?像】

対シャドウ特別制圧兵装と呼ばれる人型の機械であり“鉄の乙女”と呼ばれる。
「人間を模した機械に、人間と同等の感覚と精神をもたせれば、ペルソナ能力を発現するのではないか」という理論から生み出された兵器である。

対シャドウ兵器のラストナンバーであり何人もの「姉達」がいたが10年前の事故により現存するのはアイギスだけとなり、その彼女も事故により長らく活動を停止していた(詳しくは外伝にて)。

基本『~であります』の様な軍人口調で話し、動物の言葉も理解出来るらしく後に荒垣に“犬語翻訳機”と例えられている。
この『~であります』口調は後半では使わなくなるが、この口調を惜しむプレイヤーも多いらしい。

彼女の人格を形成しているのは「パピヨンハート」と呼ばれる機関。
物質と情報の中間の特性を持つ「黄昏の羽根」という、シャドウと同じく時空間に干渉できる力を持つ物質を組み合わせたもので、これが彼女に精神を備えると共に影時間中の活動やペルソナ能力を発現させることを可能にしている。

当初は感情希薄で、合理的な考え方や思った事を包み隠さず話す事でゆかりや順平に呆れられたり驚かれたりしていたが、徐々に人としての感情を学んでいく。

修学旅行の際には旅館の庭の池を露天と勘違いしたり、空気を読めずに辛辣(主に順平)に突っ込んだりしており、覗きがバレて制裁を食らう男子に「短いお付き合いでした。」と言い放ったりもした。


【本編中の活躍】

特別課外活動部の面々が7月に屋久島に訪れた際に呼応して活動を再開。
主人公、真田、順平はビーチにて磯釣り(ナンパ)中に初めてアイギスと出会う。
アイギスに声を掛けるまでは全敗を期していた為に順平はおろか真田まで成功すれば今までの失敗はチャラだと意気込んでいた。
公平なじゃんけんの結果、順平→真田→主人公の順で声掛けを開始するが…

「あ…えと…もしヒマしてたら、話でもしねえ?」
「…人を探しています。貴方ではありません。」

「トライアスロンの選手は、プールでの練習が中心の選手より…」
「そういった情報は、わたしには必要ありません。」

…と、バッサリとフラれる。
だが主人公が話しかけると驚いた表情を浮かべた後に一時撤退という謎の言葉を残してその場を立ち去ったのであった。
真田と順平に促され、アイギスを追い掛け森の中を“水着”で探し回り、縄文杉の根本の案内板の裏に隠れている(つもりの)彼女を見付けるが…。

見つけました。あなたをずっと探していました。
わたしの一番の大切は、あなたの傍にいる事であります!

と公言していきなり主人公に抱き付く。
少し間を置き仲間全員(女性陣含む)に目撃されるが特に動じる様子も無い。
その日の夜に幾月から彼女のことを聞かされたS.E.E.S一行はまるで生きてる人間のようにふるまう姿やペルソナも扱えることに驚きを隠せないでいたが、幾月の勧めもあり彼女をS.E.E.Sのメンバーとして迎え入れる。

その後2学期になって「学校に行きたい」と言う彼女に対し、冗談交じりでゆかり達が美鶴達に相談をしたところ、幾月から即OKサインが出て、2年生として主人公のクラスに編入することとなる。

11月に転校して来た望月綾時に対しては、初対面にもかかわらず
「あなたは…ダメです。」
とクラスの面前で言い放つ。
自分自身何故駄目なのか分かっていないらしいが兎に角駄目らしい。









以下、ネタバレ。








10年前の事故の際に生まれた特殊なシャドウと戦った過去があり、アイギスは初任務としてそのシャドウを駆逐する為に辰巳ポートアイランドの人工島にある橋にて相対し戦闘を行っている。
その際に武力による任務完遂を不可能と判断したのか、偶然にその場に居合わせた主人公の体内にシャドウを封印、彼女自身はこの戦闘での損傷により長い眠りについた。
体内にシャドウを宿した事で主人公は複数のペルソナを扱えるワイルドの能力を得て、後に成長し月光館学園に転校して来る事になる。


それから時が流れ2009年、満月に現れるシャドウをS.E.E.Sのメンバーが倒して来た事で、事故により飛散していたシャドウが主人公の中に封印されていた中途半端な状態のシャドウと再融合を遂げて目覚めてしまう。
封印から目覚めたシャドウと再び対峙したアイギスはオルギアモードを駆使し戦闘を行うが、善戦虚しくオーバーヒートを起こして機能停止し桐条の研究所へと運ばれてしまう。

後に仲間のもとに戻って来た際に彼女は人間性を目覚めさせており、複雑な人間の感情に戸惑いながらも世界の為、仲間の為にある重要な頼み事をするが…


その後、『フェス』以降の作品では1月に彼女とコミュを築くことができる。アルカナは「永劫」。
人間としての心が目覚めたことにより、「機械の身体を持つが、人の心も備える」ということに対して葛藤するが、主人公と触れ合うことによって徐々に自分の在り方を見出していくようになり…

永劫コミュは活動可能期間が1月の平日でかなり日数に余裕がない。加えて最低でも女帝コミュも同時進行しなければならないため、スケジュール管理がかなりシビアとなる。
全コミュMAXへの壁のひとつとも言えるだろう。


『フェス』及び『リロード』DLCの本編の後日談では、ある出来事から立ち直れずにいたが、その最中で自身をアイギスの妹と称する自身と同じ機械の身体を持つ少女「メティス」からの襲撃を受ける。
メティスとの戦いの中で「ワイルド」の力に目覚めたアイギスは、仲間たちやメティスと共に3月31日が繰り返される現象を引き起こす「時の狭間」を消すために最後の活動を開始する。
そして活動の終着点に待つ真実と、最後に彼女が導き出した「命のこたえ」とは果たして…。

賛否両論のある“後日談”だがプレイして後悔だけはしない様にしよう。


【戦闘能力】


対シャドウ特別制圧兵装ラストナンバー、アイギス
これより、敵性存在の排除を実行するであります!


戦闘時は主に腕部に収納、または手と付け替えた銃器で攻撃する。銃といっても様々な種類があり、指弾やキャノン砲、果てにはロケットパンチまで装備できる。銃…?
やはり機械である為か電撃が弱点で、『ポータブル』までは毒が無効になるという隠し仕様を持つ。

スキルの傾向は打撃を中心とした物理特化型で、攻撃魔法の類は一切覚えない。終盤はよく「ゴッドハンド」ばかり使うので気が付いたらHPがスレスレだったりするので気を付けよう。
このほか3種類のカジャ系スキルや単体回復も使える。特にタルカジャを覚える仲間は本編だとアイギスのみなのだが、こうしたサポートの頻度はそこまで高くないうえにどのバフ技を使うかはランダムであるため、少々安定性に欠ける。
『ポータブル』以降は直接指示することが可能になったため、任意のタイミングでカジャ系や回復を使わせることができるようになったので、PS2版と比べるとかなり使いやすくなっている。

ステータスの方も全キャラでトップの防御力を誇り、HPもよく伸びるといったタンクタイプだが、物理特化の割に力はあまり伸びず素早さや運の数値も下から数えた方が早いと、強みと弱みがかなりはっきりしている。

また、アイギス独自のコマンドとして「オルギアモード」が用意されており、発動すると3ターンの間指示ができなくなる代わりに与ダメージ増加・被ダメージ減少・状態異常を無効化するようになる。
効果が切れるとオーバーヒートし、一定ターン行動不能になる上に防御力が大幅に下がってしまうので、使いどころが肝心。

『リロード』では性能にテコ入れがなされ、そこまで高くはなかった力が従来以上に伸びるようになり、物理スキルも打撃以外に「イノセントタック」や「切なさ乱れ撃ち刹那五月雨撃」といった貫通スキルも覚える。更に自身の特性が物理攻撃を強化する「物理(ハイ)ブースタ」となっているので、火力面が以前より頼もしくなった。
パッシブスキルも後半になると「瞬間回復」や「不屈の闘志」といった、窮地から立て直せるような強力なものが揃っており、特に「物理耐性」を覚えると物理面にはめっぽう打たれ強くなる。
3種類あったカジャ系スキルはスクカジャが使えなくなっている。それでも唯一のタルカジャ使いという独自性は保ったままなので、変わらずバフ要員としても活躍できる。

また、オルギアモードが新要素のテウルギアに統合され、発動時に敵全体に耐性無視の貫通大ダメージを与えるようになり、スキルの消費コストが一時的になくなる。
また、アテナ覚醒後は新たなテウルギアとして敵1体に大ダメージを与える「全弾展開」も覚える。この時のジェット飛行で飛び回り、強烈な蹴りをくらわす彼女の姿は必見。

後日談ではワイルドの力に目覚めたことにより、アテナが使えなくなった代わりに本編の主人公と同様に様々なペルソナを付け替えながら戦うことになる。
しかしながらHPとSPの成長度合いは本編と同じままなので、比較的打たれ強い代わりに特に序盤においてSP不足に陥りやすい。無理せずこまめに帰還することも時には大事。
また、オルギアモードが使えなくなり、『フェス』ではミックスレイドも使用不可だったが、『リロード』は本編の主人公のものとは一部が異なるミックスレイド7種をテウルギアとして行使できるようになっている。


【スピンオフ作品において】

P4Uでは、ペルソナ3枠からのプレイアブルキャラとして参戦。
キャッチコピーは「その指は機銃、その瞳は照準器!全身凶器の心なき天使」。
キャラ選択時に見れるアルカナはアテナの「戦車」ではなく、「愚者」になっている。
ストーリーでは騒動の中心と思われるラビリスの後継機ということで、キーパーソンの一人。『姉さん』を助けるために奮闘する。
P4のメンバーにはロボットな外見から初対面ではだいたい驚かれるが、人間味あふれる言動や表情からかすぐに受け入れられた。
ペルソナ4の主人公(鳴上悠)とはワイルドの力の持ち主同士ということもあってか共感を覚えた他、見た目も言動もまるで違うのにどこかキタローに似ていると彼を評した。
P4U2では前作と違ってラビリスたちに助けられる側。姉妹仲は良好な様子。

なお、P4Uでは既に心をもっているのに「~であります」など軍人口調だが、これは故意にそうしているらしい。美鶴曰く、遠回しに美鶴たちを批難する時はかならず軍人口調だとか。
劇中でも、一応特殊部隊なのにその移動手段として「隠密行動?なにそれ」な長い黒リムジンをチャーターした美鶴にこの口調で抗議している。

ナビにすると、ストーリーではあまり見られなかった可愛い部分が全開。
『大逆転です、えっへん』(逆転勝利)
『なんという劣勢…こまったなー』(劣勢)
『なんだかなー』(劣勢)
など、プレイヤーのやる気を引き出してくれるセリフが満載。
また、「姉妹のコンビネーションを見せるであります!(使用キャラがラビリス)」など、プレイヤーの使用キャラに対応した開幕セリフも豊富。

プレイアブルキャラとしては、弾数制限のあるマシンガン等の銃火器、そして時間制限はあるが高機動・高火力のオルギアモードが特徴。

オルギアモードになると高速移動からの固め、高速かつ連続的な崩しから高火力コンボを叩き込むことができ、技の性能もダンチというキャラに変貌。
通常時も普通に戦えるため、美鶴と並んで本ゲーム最強キャラクター候補。


Q2では核熱・念動持ちが5からの登場で使用者が真と春しかいない都合上核熱属性が彼女に割り当てられている。ちなみに念動担当は天田。


スクエニのアーケードカードゲーム、ロードオブヴァーミリオンの2012年秋のバージョンアップ「~再征~」にてゲストで参戦決定。
特殊は自身の攻撃・防御・速度がアップし攻撃範囲が単数から複数になり、一定時間後にそれらがダウンしていく「EXオルギアモード」
このモードは、LoVとのコラボにあたって新しく用意された設定とのことである。



『どうやら追記修正が出来る様ですがどうしますか?』


『…どうでもいい』




















命だけが持っているもの…生きてる実感をくれるもの…

『死ぬこと』だけじゃない…もう1つあるとしたら…
それは…『絆』?



画像出典:ペルソナ3 リロード
©ATLUS ©SEGA

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最終更新:2026年09月20日 22:45

*1 フィーチャーフォンアプリの3DアクションRPG。後にG-MODEアーカイブスにてNintendo Switch/Steamの移植版が発売されている。