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アレン・ウォーカー

登録日:2011/01/10 Mon 04:37:03
更新日:2026/08/02 Sun 21:48:08
所要時間:約 6 分で読めます




僕は―エクソシストです



アレン・ウォーカーは『D.Gray-man』の登場人物で、同作品の主人公。

CV:小林沙苗(アニメ無印)/村瀬歩(HALLOW)

髪の色・目は銀色。線は細いが身体は筋肉質の細マッチョ。
生まれつきの奇怪な左腕が原因で物心付く頃には両親に捨てられ、サーカス団で赤腕と呼ばれながら雑用をしていた。

上述の通り、神田ユウからは「モヤシ」*1と呼ばれるほど、線の細い見た目をしているが、
その身体のどこに入るのかと思いたくなるほどの大食らいで、「黒の教団」に入団後は朝からワゴンに山積みの料理を平らげるほど。
注文したメニューも肉やら炭水化物やらとガッツリ系で、ラビには(朝っぱらから甘いものばかりのリンクを含めて)「朝から重ぇよ」とげんなりされているが、
この大食漢ぶりは、アレンが「寄生型」と呼ばれる、己の肉体とイノセンスが物理的に融合しているタイプのエクソシストであるため*2



◆劇中での活躍・過去
サーカス団にいた頃、自分の赤腕を優しく舐めてくれた犬“アレン”をサーカス仲間に殺され、その手作りの墓の前にいた際に旅芸人の“マナ”と出会う。
自身の事を死んだ犬の名である“アレン”と呼ぶマナと打ち解けたアレンは、死んだ犬から引き継いだ「アレン」を自身の名前とし、
養父となったマナと、旅芸人として各地を巡るようになり、そこで様々な大道芸を身に付けていった。
なお、この頃は荒んだ環境もあって、口調も性格も今とはまるっきり違って、荒っぽいものであった。

しかし、養父のマナが死んで一人となってしまったアレンは、自身の哀しみに付け込んだ千年伯爵の甘言に惑わされ、マナをAKUMA化してしまう。
AKUMAの魔導式ボディに魂を宿されてしまったマナは、AKUMAの性質に逆らえずにアレンを殺しにかかるが、
その時にアレンの左腕に生まれつき宿っていたイノセンスが覚醒し、図らずもAKUMAとなったマナを破壊してしまう。

「マナを自分自身の手でもう一度殺してしまった」という事実にショックを受け、茫然自失となってしまったところをクロス元帥に保護されたアレンは、
彼の馴染みの教会に預けられるも、マナの一件がトラウマとなったことで心を閉ざしてしまい、しばらくは食事やトイレもしないほど無気力状態に陥っていたが、
養父であったマナの言葉を思い出して再起し、クロスのようなエクソシストになることを目指す。

この時からアレンの口調は以前のような荒れたものから、養父であるマナのような敬語主体のものとなり、
その変化を目の当たりにしたクロスは内心「マナのような口調で話し始めた」ことにショックを受けながらも、希望を受けて弟子入りを認める。
以降、傍若無人な元帥に振り回されながら修行を積み、エクソシストとして認可されるために黒の教団を訪れた。


黒の教団に正式入団後は、神田やリナリー、ラビとコンビを組んで回収任務にあたり、
『ノアの一族』ロード・キャメロットの襲撃などで大怪我を負うこともあったが、次々に任務を達成。

適合者のクロウリーを教団に連れてきた後くらいに千年伯爵勢によるイェーガー元帥殺害の報が入ったことで、
自身の師匠でもあるクロス元帥の護衛をリナリー、ラビ、ブックマンと共に任されるが、
その任務中、『ノアの一族』であるティキ・ミックによって、アレンは自身のイノセンスを破壊され、
さらに自身の心臓にも穴を開けられるという重傷を負ってしまう。
破壊され、砂状になったイノセンスがひとりでにアレンの心臓の穴を塞ぐという奇跡が起こったことで一命は取り留めるも、
イノセンスを対AKUMA武器として扱うことが出来なくなったためにエクソシストを辞めるよう勧告されるが、アレンはこれを拒否。

収容されたアジア支部の面々の力を借りつつ、イノセンスを復活させるためにアレンは努力を重ねるが、そこにレベル3のAKUMAが襲来。
殺したはずのアレンが生きていることを知り、念入りに抹殺するためにティキが送り込んだAKUMAは、アレンがいるアジア支部に甚大な被害をもたらし、
アジア支部長のバク・チャンや護り神たるフォーを守るためにAKUMAに挑んだアレンは、一度分子レベルまで分解されかかる。

しかし、元々は『AKUMAを破壊し、そこに囚われた魂を救済する』ことを目的として行動していた自分が、
多くの仲間たちとの触れ合いを通じて、目的が『AKUMAの魂だけでなく、人間も救済する』ことに変わっていることにアレンが気付いた時、彼のイノセンスも復活。
復活し、新たな能力を得たイノセンスを『神ノ道化』(クラウン・クラウン)と名付けたアレンは、リナリーは髪を犠牲にして倒したレベル3のAKUMAを瞬く間に破壊*3
エクソシストとしても完全復帰し、「人とAKUMAを救済する」ために行動を開始する。



◆イノセンス

【神ノ道化(クラウン・クラウン)】
タイプ:寄生型

生まれつきアレンの左腕と融合していたイノセンス。
発動していない時は左の手の甲に十字架がある赤い腕、『神ノ道化』としてイノセンスが覚醒した後は

『神ノ道化』に覚醒する以前は、左手の甲に十字架がめり込んでいるような見た目と表面にびっしりと浮き出た血管もあって、
左肩に無理矢理結合された異形の左腕という表現がぴったりのグロテスクな外見だったが、
覚醒後は真っ黒な色は異様とはいえ、左肩との境目も自然になり、色以外は自然な左腕となっている。

覚醒以前は、イノセンスを発動すると鋭い鉤爪を持つ巨大な左腕に変化し、直接的にAKUMAを鉤爪で切り裂く対アクマ武器が基本形状で、
レベル2の初戦闘時に、アレンの怒りに反応して気弾のようなものを撃ち出す砲身のような対アクマ武器にコンバート。
また、撃ち出す気弾を刀身として用いる刀剣型の対アクマ武器としても使用可能となった。

『神ノ道化』に覚醒後は、発動すると本体も道化師のような仮面が着いたマントを纏うようになり、
左腕が『爪(エッジ)』と呼ばれるやたら鋭く長い指をした黒い左腕に変化。
防御力が向上したほか、マントから繰り出せるベルトを撒き付けて相手の動きを封じたり、
骨折などで動けなくなった四肢を操って無理矢理行動する(させる)ことも可能。

なお、イノセンスは破壊されるとその力を失うというのが基本の性質なのだが、
アレンのイノセンス(『神ノ道化』)は破壊され、砂のような粒子状になってからも霧のようにアレンを包んで守ろうとしたり、
ティキによって心臓に開けられた穴を、自然治癒するまでイノセンスがひとりでに埋めてアレンの失血死を防いだりと、特異な現象を起こした。
その特異性は、教団からも「特別なイノセンスなのではないか」と注目されている。

また、方舟での戦闘でシンクロ率が100を超え臨界点突破をしたことで、第二の形態『退魔ノ剣』に覚醒。デザインは伯爵の剣と酷似*4した大剣。
「退魔」の名前通り、この大剣は「人は斬らず、“悪”のみを斬る」という特性を持ち、
AKUMAやその原料であるダークマター、及びノアの一族が持つ「ノアメモリー」には甚大なダメージを与えられる一方で、
人をこの剣で斬ったり、貫いたりしてもダメージは一切なく、すり抜けてしまう。
この性質上、ノアの一族を斬った場合、その身体に傷を付けることなく、ノアメモリーだけにダメージを与えるという芸当が可能。

この形態ではマントは使えるが『爪』は使用できず、そのものが『大剣』となる左腕は本体と分離。
寄生型の特徴は変わらず、投げるなどして手元から離れても『剣』の形態は維持され、「来い!」とアレンが念じると、彼のもとに戻ってくる。


◆左目
AKUMAの力を宿し、見分けることができる呪いの傷跡。
アレンの感情によって形は様々に変化し、色は濃くなっていっていたが最近になって薄くなってきている。
AKUMAになったマナによって額に逆さまのペンタクルが刻まれ、そこから左目を通して垂れ流れるように刻まれている。

AKUMAに内蔵された(囚われた)魂を見ることが可能で、これによって人間と人間に擬態したAKUMAを見分けることができる。
なお、AKUMAに内蔵された魂は、AKUMAがレベルアップしていくごとに損傷し、見た目も悪化していくといい、
劇中、レベル4に内蔵された魂を直視したアレンは、あまりの惨状に思わず嘔吐してしまっている。

ロードによって一度潰されたが、再生した際にはモノクルのようなものが発生するようになり、
自分以外の周囲の者にもアクマの魂が見えるようになった…が、後者は一度きりしか描写がなかった*5
ただ、再生後に左目の能力が強化されたのは間違いなく、単純な探索範囲も以前より強化されていることが語られている。



以下ネタバレ














過去に14番目のノアのメモリーを移植されており、メモリーにじわじわと自我を乗っ取られ最終的には“アレン”の人格は消えてしまう事が発覚。
14番目のメモリーを保持するためか、方舟を操る“奏者の資格”を持っている。

対レベル4戦にて作戦により退魔ノ剣で自分を刺したことで進行が悪化。
この時初めて一瞬だがノアが表に出てきた。

その後も自我が蝕まれる描写が増えていき、アルマ戦にて神田の六幻に刺されて、
ついに身体がノアと同じ色に染まり、夢の中で14番目のノア、“ネア”と初対面する。

ノア化はしなかったものの、その正体を恐れた教団に拘束される。
その際に隠れる者-アポクリフォスに“アレン”を残すために合体を迫られるも、ノアによる乱入・リンクの働きにより教団を離脱。
自分にケジメを付けるために方舟を使い、教団を抜ける。

現状“ネア”からの浸食は徐々に進行しているが、“ネア”の回想内にて、
青年エクソシスト『アレン』が進んで“ネア”のメモリーを引き受け器になる」という予想外のシーンが登場。
だが「今のアレン」は「“ネア”を受け入れた時のアレン」より若返っており
かつ「今のアレン」には「青年アレンの記憶」が存在しないため、“ネア”はアポクリフォスの干渉を疑うことに。
またその後の各種描写にて、「マナ」という名は千年伯爵の今生での名であり、未だそこに至る経緯は不明だが、
自身の片割れでもある“ネア”と殺しあったショックで「マナだった記憶」を改竄・封印していたこと、
そして「アレンと共にいたマナ」も千年伯爵だったと判明しており、実はサーカス時代からアポクリフォスに見張られていたことも示されている。






【主な台詞】

「それでも僕は……誰かを救える破壊者になりたい」

「僕はエクソシストです。行かせてください。アクマの元に―」

「左は、AKUMAのために
 右は、人のために
 どちらも僕で、どちらも大切
 だからおまえに応えよう。
『人』と、『AKUMA』を、救済せよ」

「消えるな方舟ぇぇぇぇぇぇ!!!」

「僕はクロス・マリアンの弟子だよ……? 反吐が出るね、お前との合体なんか!!!」



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最終更新:2026年08月02日 21:48

*1 その度に「アレンです」と訂正している

*2 アレンに限らず「寄生型」のエクソシストは非常に燃費が悪く、それを補うためか食事量が一般人と比べて遥かに多いという

*3 デフォルトのイノセンスでレベル3を倒せるのは、方舟編ではアレン、神田、ノイズ・マリと元帥達のみ。

*4 違いは白黒部分が反転

*5 巻末のおまけコーナーでは再生直後のバグによって周囲の者が呪いの毒気に一時的に当てられたためだと解説された