魔法除去細菌兵器(遊戯王OCG)

登録日:2011/12/07 Wed 01:28:49
更新日:2025/05/03 Sat 03:11:23
所要時間:約 2 分で読めます




魔法除去細菌兵器
通常罠

漫画版効果
相手の手札、デッキの魔法カード10枚を墓地へ送る。

アニメ版効果
相手の手札の魔法カードを全て墓地へ送り、その後にデッキから10枚墓地へ送る。


漫画やアニメで、その効果に震撼した者は多いだろう。仮にこのまま再現されれば禁止は確定。

…なのだが、以下が現実だ。

OCG効果
自分のフィールド上のモンスターをリリースする(トークンは除く)。このカードの発動時リリースした数だけ相手のデッキの魔法カードを墓地へ送る。

当然ながら弱体化した。

…あれ…、今余計な一文があったような?

何は除くって…?

ちょっと待て、何かの冗談だろう?
もう一度読もう。

自分のフィールド上のモンスターをリリースする(トークンは除く)


…見間違いではない。
そう、このカードはトークンでコストを補えないのである。
仮にトークンも使えるとすれば、スケープ・ゴートが4枚のデッキ破壊カードに変化していたし、何より【トランス*1】のメタになっていたのだ。(サイバー・ブレイダーの効果分類は永続効果のため)
だが、5体のコストの見返りがたったの魔法カード5枚…、どう考えても割に合わない。使おうとする者は絶対と言って良いほどいないだろう。
コナミは一体何を考えてこんな弱体化させたのか…。

一応罠モンスターを使用するのは可能だが、それでも、手間もボードの枠も必要なために現実味は薄い。
また、コストなので無効にされると一気に窮地に陥る。
お遊びの効果でも、余りにお粗末である。
やはりブラック・ローズ・ドラゴンや、ブラック・ホールにチェーンして使う位しか無駄のない用途はないだろう。
余談だが、墓地へ送るカードを選ぶのは相手である。そのため、【おジャマ】みたいな墓地に行くことにメリットを見出す魔法を持つデッキを相手にすると自分が大惨事になりかねない。

一応、モンスターを大量展開するカードはあるにはある。
しかしいずれも、このカードでリリースする必要性はかなり薄く、リンク召喚で展開した方が良いのは明らか。

  • 《トライワイトゾーン》
通常モンスター3体を蘇生する魔法カード。
このカードとの組み合わせで3枚の魔法カードを墓地に送れる。

  • 《魔獣の懐柔》
獣族の低レベルモンスターを3体デッキから特殊召喚できる。
自分のターンしか維持できないものの、一応3枚墓地に送れる。

  • 《花合わせ》
花札衛モンスターを4体まで特殊召喚できる。

  • 《ティンクルファイブスター》
レベル5モンスターをコストにするがクリボー5兄弟の5体のモンスターを展開できる。

  • リンクモンスター
トークンを素材にできるモンスターたち。
大量展開したトークンから展開すれば大量にリリースは可能。



アニメ、原作にて

初登場は海馬瀬人VSイシズにて海馬が使用。
イシズのデッキを死のデッキ破壊ウイルスと併用して、ごっそり墓地へ送らせた。
しかし、現世と冥界の逆転によってデッキ破壊が無駄に且つ仇になってしまい、海馬自身が壊滅状態に陥った。

何で現冥は完全再現されたのに、こちらはこんなにも不遇なのか…。
ちなみにアニメでは名称が変えられており、『魔法除去ウイルスキャノン』という名前で登場していた。




追記、修正はこのカードでデッキから魔法カードを10枚墓地に送れた方がお願いします。

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最終更新:2025年05月03日 03:11

*1 公式大会の制限時間ルールを利用し、ロックとデッキ補充を駆使した「時間切れによる勝利」を狙うデッキ