登録日:2011/01/19 Tue 00:24:23
更新日:2025/05/09 Fri 20:14:08
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冷たい炎が世界の全てを包み込む…
漆黒の花よ、開け!
シンクロ召喚!
現れよ、ブラック・ローズ・ドラゴン!
シンクロ・効果モンスター
星7/
炎属性/
ドラゴン族/攻2400/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。
フィールドのカードを全て破壊する。
(2):1ターンに1度、自分の墓地から
植物族モンスター1体を除外し、
相手フィールドの守備表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の守備表示モンスターを表側攻撃表示にし、その攻撃力はターン終了時まで0になる。
【アニメでの活躍】
十六夜アキのエースモンスターとして登場。
シグナーの竜の1体。
14話にシルエットのみ登場し、本格的に登場したのは16話から。
アキの行うデュエルではほぼ必ずと言っていい程召喚され、使い回されており、
遊星の《
スピード・ウォリアー》、
十代の《
E・HERO ネオス》同様アキのデッキでの過労死要員である。
アニメでは、S召喚以外で特殊召喚されてもリセット効果を発動できていた。
しかし後にOCG効果となった。
破壊を楽しむアキの心の象徴とも言えるモンスターである。
後に癒しのサイコパワーに目覚めた際には瓦礫からアキ達を守り、その傷を癒した。
Z-ONEとの最終決戦では夫のEXデッキに貸し出されていた。
余談だがこのカード効果発動時は除外した植物族モンスターをブラックローズ姐さんが美味しくいただくという演出である
二次創作では
某薔薇乙女の
ファンデッキに入れられてることも多い
攻撃名は
『ブラック・ローズ・フレア』
破壊効果名は
『ブラック・ローズ・ガイル』
表示形式変更効果名は
『ローズ・リストリクション』
ちなみに「ブラック・ローズ」というのは『黒の薔薇』ではなく『真紅の薔薇』というのが正しい。
真紅の重なり合う赤の影が黒く見えるのだ。
【OCGでの活躍】
1つ目の効果は通称ブッパ、別名「リセットボタン」
また、「S召喚!ブラック・ローズ・ガイル!」もみんなの基本
もはや効果は
「自分フィールドのチューナー1体を含む、レベル7になるようにモンスター2体以上を墓地に送り、
EXデッキのこのカードを破壊する。フィールド上の全てのカードを破壊する」
と言っても過言ではないレベル。
この強力なリセット効果から、EXデッキの基本Sモンスターに数えられ
という極悪モンスター達と共に名を馳せる事に。
ファンデッカーの夢を背負った正式にOCG化オベリスクごと不利な場面で、アド差を作れる場面で、勝利確定の時のファンサービスで、
手札を一枚切る魔法カードを発動する感覚で盤面をぶっ飛ばしまくった。
さすがに《混沌帝龍 -終焉の使者-》を彷彿とさせるお手軽ブッパからの一方的なゲーム展開になることが危惧され一時期制限カードにもなった理由である。
2つ目の効果は、守備表示モンスターを攻撃表示にするもの。
守備表示なら裏表を問わず攻撃表示になる。
しかも攻撃力は0、実質ダイレクトアタックである。
アニメ同様、《憎悪の棘》と組み合わせてたこ殴りも出来る。
ちなみに《憎悪の棘》を装備した状態での攻撃名は『ヘイト・ローズ・ウィップ』
こちらもなかなか強力な効果なのだが、汎用モンスターとしては植物族指定が苦しい。
もっとも全盛期の頃だと使い終わった《グローアップ・バルブ》とかを除外して使えたので結構よく見られる効果だったが、植物シンクロの時代が終わるとすっかり隠された効果扱いになってしまった。
だがそれ故、相手は堂々と守備モンスターを出してくるかもしれない。
その時は優しくローズ・リストリクションしてあげよう。
10/09/01から適用となる禁止・制限リストでは制限だったものが準制限をすっ飛ばしていきなり無制限になり、多くのデュエリストを困惑させた。
主な要因は《
神の宣告》といった召喚無効化カードや《
スキルドレイン》を筆頭とする効果メタが環境でより多く普及した結果、発動成功率が落ちたこと。
なにより
1、2回ブッパされた程度では残った手札と合わせて簡単に持ち直せるぐらいにインフレが進み、そもそも盤面返しする前に決着が決まってしまうことが増えたことで活躍機会が大幅に減少したのが主な要因。環境の変化とは恐いものである。
とはいえ、規制解除当時どころかインフレが極まった2020年代でも、全盛期より遥かに手軽になったレベル7シンクロ一つで出せるリセットボタンの魅力そのものは変わらない。
アーゼウスと違ってメイン1から出てこれるし。
「ローズ・ドラゴン」の名前でのサポートも追加され、専用デッキを組むモチベーションも与えられた。
↓も含めて枠の競合は格段に増えたためシンクロデッキなら絶対使うようなカードでは無くなったが、かつての栄光の面影は十分感じられるカードである。
「清廉なる花園に芽吹き孤高の薔薇よ、蒼き月の雫を得てここに開花せよ!」
「月華竜 ブラック・ローズ」
星7 光 ドラゴン族・シンクロ 2400/1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが特殊召喚に成功した時、または相手フィールド上にレベル5以上のモンスターが特殊召喚された時に発動する。相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して持ち主の手札に戻す。
「月華竜 ブラック・ローズ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
特殊召喚されたモンスターをバウンスする効果を持っており、
本家に比べて相手の行動を牽制して戦局を優位に運ぶコントロール系のカードとなっている。
一発逆転の破壊力はないが単体除去としてはバウンスな分だけ信頼性が高く、制圧要員としても使える汎用性は上。
S召喚時だけでなく墓地からの蘇生でも効果を発動出来るため、相手ターンに蘇生させて妨害する事も可能。
また、「月華」には月光・
月と花の意味があるため、本家とは違い光属性になっている。
アキvsセクトにて速攻魔法《過去世》の効果によってEXデッキから召喚された。
OCGとは異なり強制効果ではなく任意効果になっているものの、どんなモンスターの特殊召喚にも対応出来、戻すモンスターにも制限がない。
その効果で完全破壊耐性を持つ《
魔王龍 ベエルゼ》をバウンスしてセクトを追い詰めたものの、
自身の効果が仇となり速攻魔法で《魔王超龍 べエルゼウス》のS召喚を許してしまい、その効果で攻撃力を0にされて戦闘破壊された。
攻撃名は「散華の鎮魂歌(ローズ・レクイエム)」
効果名は「退華の叙事詩(ローズ・バラード)」
ちなみにこれ以前のアキのエースモンスター《凛天使クイーン・オブ・ローズ》は翼のデザインやカラーリングがブラック・ローズとそっくりであり、名前と姿、ステータスや効果の類似性と《過去世》の存在からして、眷属か同一存在だと思われる。
シンクロ・効果モンスター
星10/炎属性/ドラゴン族/攻3200/守2400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
お互いの墓地のカードを全て除外する。
このカードが「ブラック・ローズ・ドラゴン」または
植物族Sモンスターを素材としてS召喚していた場合、
さらにこのカード以外のお互いのフィールドのカードを全て破壊できる。
(2):カードを破壊する効果を相手が発動した時、
このカードをリリースして発動できる。
その発動を無効にする。
その後、自分のEXデッキ・墓地から「ブラック・ローズ・ドラゴン」1体を選んで特殊召喚できる。
初登場から約12年が経過した2021年1月のブースターパック、
「LIGHTNING OVERDRIVE」にて登場した新たな形態。
場札一掃効果を持っていたオリジナルに対してこちらは互いの墓地のカードを全て消し去るという生きた《大火葬》とでも言うべき効果に。
《ブラック・ローズ・ドラゴン》or植物Sを素材にした場合は加えて
自身以外の全カードを破壊する。
攻撃力は《終焉の王デミス》、《
裁きの龍》といった自身以外全破壊持ちの先達らを上回る3200、
《ブラック・ローズ・ドラゴン》と違って自身は生存するので、そのまま直接攻撃が決まれば初期ライフの半分近くを持って行く大ダメージが期待できる。
加えてモンスターを追加できれば更なるダメージが期待できるが、墓地が全除外されるため墓地起点以外の展開を考える必要はある。
また、《スターダスト・ドラゴン》と同様の破壊効果へのカウンター能力も持っている。
こちらは効果発動後は帰って来れないが、代わりに《ブラック・ローズ・ドラゴン》を墓地、もしくはEXデッキから持って来る事ができる。
S素材にした《ブラック・ローズ・ドラゴン》を蘇生させるも良し、後続を新たに連れて来るも良し、ともあれ効果を発動してもなお枚数を維持できる。
但しS召喚ではないのでリセット効果は使えず蘇生制限を満たしていない事には注意。
また《ブラック・ローズ・ドラゴン》だけで2枚以上採用するというのは流石にEX枠を圧迫するので、大抵は墓地からの蘇生か1枚目を持って来る事になるだろう。
カード名にある「
ブラッド」とは、「ブラック」の捩り・血の「
赤黒い」という黒薔薇を思わせる色、アキのDホイール「
ブラッディー・キッス」の複合であろう。
破壊効果への対抗能力を持っているのは
チームユニコーン戦でアキが遊星から借りた《スターダスト・ドラゴン》を使用した事があるためであろうか。
余談だが、黒薔薇の花言葉は
「恨み」
「憎しみ」
「貴方は私のもの」
シグナーよりもダグナー向きなような…
正しい意味である真紅の薔薇の花言葉は
『永遠に愛してる。』
……………。
やっぱりダークシグナーっぽい。
- なんでリンク繋がんないのかと思ったら「・」が「・」になってたのか -- 名無しさん (2014-01-21 19:29:03)
- まぁ良カードだな -- 名無しさん (2014-03-01 13:55:15)
- 月華竜の方も追記した方がいいのかな… でも、「項目変更」がないから出来ない… -- 名無しさん (2014-03-01 14:11:46)
- 誰かが編集出来る様にしてくれたけど、ケータイからじゃ追記出来なかったんだ… 残念です。 -- 名無しさん (2014-03-01 17:28:37)
- 追記出来ました。 ありがとうございました。 -- 名無しさん (2014-03-01 21:32:14)
- 初めて当たったホロレアだったな・・・そのせいか今でも好きなモンスターだわ -- 名無しさん (2014-03-01 23:47:06)
- 隠された効果が地味に強い -- 名無しさん (2014-08-26 14:41:23)
- 使いこなせん・・・・ブラロ自体も死んじゃうから、効果使って一掃しても返しのターンで立てなおされちまう。 -- 名無しさん (2015-03-14 17:36:25)
- 竜星「相手ターンに出せばいい」 -- 名無しさん (2015-03-14 18:35:47)
- リセット後に開闢とか蘇生とかソウチャとか、場を整えられればいいんだ -- 名無しさん (2015-03-29 00:46:38)
- ↑、↑2、「使いこなせん」って書いたものだけど、竜星で使ったら強かった。アドバイスありがとう。 -- 名無しさん (2015-04-07 10:39:06)
- ゴヨウやブリュと並んでシンクロ以前の旧時代デッキを壊滅状態に追い込んだカードのひとつ -- 名無しさん (2015-05-12 04:13:16)
- 相手の苦し紛れの裏側守備にも発動できるから楽しい。アキのカードは本当に優秀。 -- 名無しさん (2016-06-16 20:20:36)
- 今度のデュエリストパックの強化対象に見事抜擢されたと聞いたが、さて… -- 名無しさん (2018-10-15 20:49:57)
- だいぶデッキが組みやすくなって良い感じ -- 名無しさん (2018-11-26 13:20:16)
- 漫画版は本家と逆に、対星屑を徹底した効果になったね。星屑の自己再生に対しても効果を発動できるところとか -- 名無しさん (2019-01-13 18:53:10)
- ブラッド・ローズ・ドラゴンも書いて欲しい -- 名無しさん (2021-03-07 14:59:33)
- リンクスだとライフ4000なので《薫り貴き薔薇の芽吹き》を巻き込んでブラロを蘇生して、《にん人》を墓地から呼ぶだけでワンキル成立 -- 名無しさん (2023-03-17 18:28:39)
- ブラッドローズは無条件で自身以外全破壊、ブラックローズや植物Sを素材にしたら墓地除外が良かったな。ブラックローズと違って全破壊しても自身は生き残れるけど墓地は全除外してるから仕留められないとリカバリ出来ない -- 名無しさん (2023-03-17 18:46:11)
- 天盃龍だと元祖・月華・ブラッド全部使うのも珍しくないね -- 名無しさん (2024-02-28 15:51:07)
- そのうち「ブラッド・セイヴァー・ローズ・ドラゴン/バスター」なんてのも出るんだろうか……? -- 名無しさん (2024-04-07 14:53:02)
- ナイト・アームド・ドラゴンと組んでチェーン不可の全体破壊…ブラッド・ローズは条件を満たしてそれ以上の墓地+全体破壊をチェーン不可でカマす極悪ロマンコンボが今のデュエルシーンでチラホラ。 -- 名無しさん (2024-05-30 00:39:07)
最終更新:2025年05月09日 20:14