登録日: 2013/05/09 Thu 18:08:20
更新日: 2024/12/29 Sun 09:33:14
所要時間:約 7 分で読めます
『
ジャック×ダクスター 旧世界の遺産』(
Jak and Daxter: The Precursor Legacy)とは、ソニー・コンピュータエンターテイメントによって発売されたゲーム作品の一つ。
PlayStation2向けの作品として、2001年12月に発売された。
■あらすじ
サンドーバ村に住む冒険家を目指す若者「ジャック」とその幼馴染「ダクスター」はある日、ミスト島に冒険に出かける。
その島は彼らの師匠にして緑の賢者である「セイジィ」によって行くことを固く禁じられているが、知ったことではないと言わんばかりの2人。
探索していると、ラーカーと呼ばれる化け物と不気味な人物が、何かを企てる瞬間を目撃してしまう。
その後も探索を続ける2人。
その途中で邪悪なエネルギーが渦巻く「ダークエコ溜り」を発見する。
その直後、ラーカーが現れ、2人に襲いかかってきた。
ジャックはプリカーソルのガラクタをぶつけ、ラーカーを撃退したが、爆風で後方に吹っ飛んでダクスターにぶつかり、ダクスターがダークエコ溜りに落ちてしまう。
幸いダクスターはすぐダークエコ溜りから飛び出してきたが、なんとイタチになってしまった。
セイジィにこってり絞られた後、彼から「ゴル・アケロン」という人物が遠い北の地でダークエコを研究しているという話を聞く。
ジャックは親友であるダクスターを元の人間に戻すため、はるか遠い北の大地を目指して旅立つことを決意する。
■主な登場人物
CV:
森久保祥太郎
本作の主人公で、若き冒険家のタマゴ。
ダクスターを人間に戻すため、はるか北の大地に存在するゴル・アケロンに会うために旅に出る。
基本的には無口でセリフが少ない。
CV:一龍斎貞友
ジャックの幼馴染。
元々はエルフだったが、前述のとおり、ダークエコ溜りに落ちてイタチになった。
お調子者で冒険中もペチャクチャしゃべるが、中には攻略のヒントになるものもある。
ジャックがやられるといきなりダクスターの画面に切り替わり、ジョークを言う。
- その1、素早く!
その2、隣りの柿はよく客食う柿だっ!!
- なんか最後に気の利いたこと言いたいんだけど…でも、イタチの脳みそじゃ無理なんだよ!
CV:永井一郎
生命を司るエコ「緑のエコ」とプリカーソル文明を研究している賢者にして、ジャックとダクスターの師匠。
けっこう怒りっぽいが、旅先で助言をくれたりする。
「ダクスター! 歯を見せて笑うのはほどほどにせい!!」
CV:
氷上恭子
ジャックとダクスターの幼馴染でセイジィの娘。発明家。
至るところにあるテイサツバエやプリカーソルのガラクタで構成された反重力
バイク「ズーマー」の開発者である。
CV:塚田正昭
闇の眷者と呼ばれ、はるか遠い北の地でダークエコを研究している人物。
しかし、研究の過程で徐々に心身をダークエコに蝕まれ、「北のプリカーソル・コンビナート」に眠る大量のダークエコを開放し、この世を全てダークエコに染めようと目論むようになる。
CV:沢海陽子
ゴル・アケロンの姉。
ゴルと同じく、ダークエコに蝕まれるが、その力で自身を若返らせることに成功。
ダクスターに「オバチャン」呼ばわりされてぶち切れ、真っ先に闇に染めてやると殺す気満々になった。
■アイテム
古代プリカーソル文明の遺物の一つで本作の重要アイテム。
卵型のアイテム。
村人からパワーセルを譲ってもらったり、オラクルの像に供えるのに必要。通貨みたいなものらしい。
ジャックの体力を回復させる力があるエコ。
小粒のものを50個集めるか大粒を取ると体力が1回復する。
動きを司るエコ。
ジャックや乗り物の速度を高めるほか、近くにあるプリカーソルの遺物を動かせる。
ジャックの攻撃力が上がり、攻撃範囲も広くなる。
黄色いエネルギー弾を撃つことができる。
追尾性能あり。
垂直
頭突きかアッパーでしか壊せない箱。
中にはテイサツバエが入っており、7匹見つけるとパワーセルが手に入る。
通常のジャックの攻撃では破壊不可能。
黄のエコか大砲等のギミックで壊せる。
中には基本的にオーブが入っている。
直接触れるかジャックからの攻撃を受けることで爆発。
爆発に当たるとダメージを受ける。
■仕掛け
高い所や穴があいている場所の移動手段。
青のエコで作動するものから最初から作動しているものもある。
青のエコで作動する。
台に乗ってジャンプすると通常の倍以上飛びあがれる。
青のエコで作動する。
中には大量のオーブが入っている。
青のエコを纏っていて扉に近づくと開く。
浴びるとエコメーターをフルまでチャージできる。
プリカーソル文明の石像。
120個のオーブを供えればパワーセルを1個入手できる。
砲撃しているラーカーを倒せば使用可能。
鉄箱を壊すことができる。
■ステージ
サンドーバ村の沖にある島。
チュートリアルステージで、ここでアイテムの効果、操作方法などを学ぶ。
ジャック達が住んでいる海に面した村。
村人は何らかの悩みを抱えており、ジャックに依頼を求める。
サンドーバ村のすぐそばにある海岸。
セイジィが設置した緑のエコタンクの他、砲台が設置された塔がある。
砂浜の途中にポツンとパワーセルがあるが、取ろうとするとペリカンがそれを飲み込んでしまう。
サンドーバ村から若干離れた高台にある森。
プリカーソル文明の遺物の一つである「キンダン寺」があり、頂きに内部に入るためのエレベーターがある。
その内部には青のエコ噴出口のふたを開くためのスイッチがある。
だが寺内にはラーカー化したダークエコの花が巣食い、スイッチを起動するには戦って倒す必要がある。
サンドーバ村の沖合近くに浮かんでおり、その名の通り、深い霧が立ち込める不気味な島。
オープニングでジャックとダクスターが上陸し、冒険していた。
大量のラーカーが生息しており、一筋縄ではいかない猛者ぞろい。
中にはジャックが入ると待ち伏せていたラーカーが一斉に襲い掛かる場所がある。
ちなみに霧がかかっている海に落ちると一発でアウト。
灼熱のマグマが吹き出ている険しい谷。
もちろん徒歩では通れないのでズーマーで越えるしかない。
しかし、パワーセルを20個集めて耐熱シールドを作動させなければならない。
レンゴク谷を越えた先にある村で、青の賢者の研究小屋がある。
ハイブリッドラーカーのクロウが投げた燃えている大岩がいたるところにあったり、浅瀬以外の海にはサメのラーカーがいたりと油断はできない。
ガロック村の隣にある盆地。
その名の通り、あちこちにプリカーソル文明の遺物がある。
シビト谷というコースがあり、そこでタイムアタックが行われる。
ズーマーを操作して攻略する。
薄暗く、常に雨が降っている沼。
沼
ネズミこと、ラーカーラットが多数生息しており、それを全滅させるイベントもある。
しかし、沼の入り口に通じる浮橋はばらばらに分断されているため、ある人物に90個のオーブを渡さなければならない。
ガロック村の沖にある遺跡で、古代プリカーソル文明の都市が水没したもの。
…だが、ダークエコの池や感電する光る水など危険すぎるトラップが多い都市って一体…。
青の賢者が一度引き上げを試みたものの、失敗に終わってしまった…が、遺跡の一部は引き上げることが可能らしい。
ガロック村の安全を脅かすハイブリッドラーカー、クロウが陣取っている山道。
最初は溶岩地帯で彼と戦い、撃破した後、ヘリに乗るラーカーと山の最深部までレースを行う。
山道のいたるところに爆弾があり、触れると1発でアウト。
火山の火口。
赤のエコを研究する赤の賢者の研究小屋がある。
トロッコが走っている。
ボルカノ噴火口に隣接している山。
一面雪世界で凍りついた床もある。
黄のエコ噴出口のふたを開くためのスイッチが隠されている。
山へ行くためのゴンドラは最初は故障しているが、パワーセルを数個集めれば修理され、冒険できる。
ボルカノ噴火口で走っているトロッコに乗り継いだ先にある洞窟。
内部はダークエコが流れている危険地帯。
ところどころに柱をかじる
ムカデ、ラーカーセンチピードがいる。
ちなみにここに出現するラーカースパイダー(大)は一度倒すと二度と現れない。
ヤミノ洞窟の少し奥にある洞窟。
その名の通り、真っ暗で足場が非常に悪いが、ライトクリスタルを攻撃すれば一定時間明るくなる。
ヤミノ洞窟の最深部。
プリカーソルロボットの発掘作業が行われている。
少し手前にはヤミグモの住処があり、無制限に出現する。
ゴルとマイアの城に続く灼熱の道。
レンゴク谷とは比べ物にならないほどの高温地帯で、パワーセルを72個集め、耐熱シールドを強化しなければ進めない。
ラストステージ。
ゴルとマイアが北のプリカーソル・コンビナートと知られている遺跡を改造し、要塞としたもの。
ここに青・赤・黄・緑の賢者がとらわれており、彼らを救出し、プリカーソルロボットのシールドを解除するのが目的。
4人の賢者の活躍でプリカーソルロボットのシールドは破壊されるが、時すでに遅く、ゴルとマイアはロボットに乗り込み、コンビナートに向かってしまう。
ジャックとダクスターはダークエコの解放を阻止するため、ラスボス「チューンド・プリカーソルロボット」に立ち向かう。
敵の熾烈な攻撃をしのいでいると、赤・青・黄・緑のエコが上空へと注ぎ込まれ、神聖な光を放つ「光のエコ」が誕生する。
ダクスターはこの光のエコを使えば元に戻れるかもと喜んでいたが、同時に人間に戻るのと引き換えにロボットを止めることができないことを知る。
それならイタチのままでもいいと覚悟を決めたダクスターとともにジャックは正真正銘、最後の決戦に臨む。
なぁジャック、倒れたついでにこの項目追記・修正してくんない?
- 当時広告されてたほどの自由度は感じなかったけど、「冒険してる」という感覚はあって楽しかった -- 名無しさん (2014-09-18 17:28:11)
- ズーマーが楽しかった。 黄色の賢者の家とそれがある集落にクリア後行けると信じてたのは俺だけでいい…仮にあったとしたらどんな所だったんだろうか(緑が森の村、青が海沿いの村、赤が火山) -- 名無しさん (2015-09-24 15:58:17)
- 物語の最後で白いエコとかでてきたなぁ 効果は忘れたけど -- 名無しさん (2015-09-24 18:48:03)
- 最初は沼の色合いからオレッチの沼に黄の賢者がいると思ってた。まぁそれでもなんとなくテンポが悪くなってしまう感は否めないよなぁ。 -- 名無しさん (2017-01-06 18:42:29)
- ムラッセのコミカライズの1話は爆笑しながら読んでた。オレたちトモダチ オレイタチ!?は今でも覚えてる -- 名無しさん (2019-06-25 16:03:57)
最終更新:2024年12月29日 09:33