登録日:2010/02/11 Thu 16:55:45
更新日:2024/10/19 Sat 09:49:17
所要時間:約 9 分で読めます
概要
己に厳しく強さを追い求める、真面目で実直な性格をした
キーブレード使いの青年。そして何よりも友達を大事にする。
修行仲間である
ヴェントゥス、
アクアとは非常に仲が良く、特にヴェントゥスとはまるで兄弟のようだとアクアに言われていた。
また、厳しくも優しい師匠である
ヒゲエラクゥスを実の親のように慕っている。
しかし純粋すぎる為に非常に騙されやすく、ヴェンとアクアの光の心が強すぎる故に心の闇が浮き彫りになっている。
小説版では甘い物が苦手で、特にフルーツが大の苦手。大の甘党のアクアやエラクゥスとは好みが合わないので、苦労していたとか。
実際ゲーム中でとある場面でアイスをもらえるのだが、テラの物は甘さ控えめのアイスである。
使用するキーブレードは「アースシェイカー」、物語終盤はアースシェイカーの強化体の「ガイアベイン」。
ゲーム内での性能は攻撃力が上がりやすく、全体的にリーチが長いため三人の中では物理・パワータイプである。
また専用コマンドは名前通りクエイクなどの「地」に関係したものや、フリーズ等の「氷」タイプ、デジョンやダークヘイズ等の「闇」に関係したものが多い。
テーマ曲「Terra」は彼の勇ましさを現したようなかなりカッコいい曲。
本編開始時は修行の地でアクア、ヴェンと共にマスター・エラクゥスの元でキーブレードマスターを目指し修行に励んでいた。
そしてマスター承認試験前日、アクアからつながりのお守りを貰い、試験に臨む。
試験当日、アクアとの模擬戦で追い詰められた際、とっさに闇の力を発現させてしまう。
その結果、エラクゥスに心の闇を制御する力が不十分と告げられ、アクアだけがマスターとして承認される。
その後、自身の闇を指摘され悩むテラはエラクゥスの兄弟子である
マスター・ゼアノートに「心の闇を消すのではなく、力で制するのだ」と諭され、エラクゥスの光を絶対視する考え方に疑問を持つようになる。
その直後、魔法使いであるイェン・シッドから光のプリンセスと呼ばれる者に迫る危機、負の感情から溢れ出す存在「アンヴァース」の出現、そしてゼアノートの失踪を知らされる。
エラクゥスからアンヴァース討伐とゼアノート捜索の任務と任務の結果に応じてはマスター承認を再考する旨を聞き、テラの旅が始まる……
運が悪いのか各世界で最初に出会う人物は
ヴィランが多く、
やたらに騙されている。
シリーズお馴染みの
マレフィセントや王妃、ハデス、ジャンバ博士、フック船長と見事に騙されまくりで、あの悪戯小僧のピーター・パンからも騙されやすそうと心配される程である。
マレフィセントに心の闇につけ込まれ操られてしまったこともあった。
あっさり騙されるだけならまだいいのだが、各ワールドの問題ごとを途中でほったらかしにしていることがたまにあったり、微妙に無神経な発言してたり、心臓を心と勘違いしてたりと絶妙な残念イケメン臭を漂わせている。
物語中盤、マスター・ゼアノートと再会したテラはヴェンの心から抜き出した闇…
ヴァニタスが制御できなくなってしまい、彼を倒すよう懇願される。
レイディアントガーデンでアクアやヴェンと再会するも、「エラクゥスはアクアに命じて自分を監視させていた」と曲解してしまい、二人と険悪になってしまう。
自分を評価してくれるマスター・ゼアノートに傾倒していくテラは、キーブレードを欲しがる謎の男
ブライグに捕らえられたゼアノートを助けるために闇の力を発現させてしまう。
闇に堕ちてしまった、帰る場所はもうないと自己嫌悪するテラをゼアノートは「闇を制した」、「自分が弟子として迎え入れる」、「自分がマスターとして認める」と声をかけ、彼を惑わしていく。
一方で、様々な世界を巡る内に、自分にとって大切な物や夢を信じる事について再認識していくテラ。
全ての世界を巡ったテラは、光に導かれ辿り着いたデスティニーアイランドで幼い頃のソラとリクに出会い、リクから光を感じ取る。
「外の世界に出て強くなり、友達を守りたい」と願うリクにかつての自分を重ね、リクにキーブレードの力を継承する。この時ソラは完璧にスルーされていた
その後、マスター・ゼアノートからヴェンが自身の過去の真実を問いただすため、只ならぬ様子でエラクゥスの元に向かったと聞き、後を追う。
するとヴェンがエラクゥスに返り討ちにされ封印されそうになっており、直前に何とか間に割って入りヴェンを助ける事に成功する。
この時親友であるヴェンを救う為に頑なに拒んできた闇の力を自ら受け入れ、エラクゥスと対峙する。
そのため、この戦いではスタイルが闇の力である「ダークインパルス」固定となる。
ちなみにテラ編から始めるとエラクゥスが無茶苦茶言ってるようにしか見えない。
簡単に説明すると、
ヴェンが師匠にボッコボコにされ問答無用で封印されそうになっている
↓
テラがヴェンを庇う
↓
師匠「命令だ! どけ!」
↓
テラ「嫌です!」
↓
師匠「何故師の心を理解しない、ならお前も一緒に封印だ(泣)」
説明も無しに行きなり封印しにくるとはたまったもんではない。しかも泣きながら……というかスクウェア師匠は説明足りなさすぎです。
激戦の果てにエラクゥスを退けたテラ。
流石に二人とも冷静になり、テラは「師匠であるエラクゥスに刃を向けた」事、エラクゥスは「自分の態度が逆にテラを闇に落としてしまった」ことを互いに詫び和解するが、テラとの闘いで体力を使い果たしたエラクゥスはゼアノートに止めを刺され、消滅してしまう。
唖然とするテラの前にゼアノートが現れ、自分がすべての黒幕であるとテラに告げ、怒り闇に心をゆだねるよう言い、彼をキーブレード墓場へと誘う。
全てに決着をつけるためテラはキーブレード墓場へと向かう。
最終決戦にて、ゼアノートの「おまえはヴェントゥスもアクアも救えん!」という言葉に激昂、再度闇の力に飲み込まれてしまう。
力を増幅させたテラはゼアノートを追い詰めるが、その時ヴェン達のいる方向から巨大な光の柱が発生。。
その隙をついてゼアノートは自らの心を解放、悲願であったテラの体の乗っ取りに成功する。
勝利を確信し、その場立ち去ろうとするゼアノート…テラの肉体をのっとたテラ=ゼアノートの前にテラの思念が留められた鎧…
留まりし思念が立ち塞がる。
留まりし思念はテラノートを打ち破るが、テラノートはχブレードから溢れ出した光に飲み込まれ、思念も再び荒野に留まる。
この戦いの後にテラ=ゼアノートと、テラを追ってきたアクアとの戦いに発展。
最終的にはテラノートは完全に
記憶喪失に陥り、倒れていたところを賢者アンセムに助けられた。
以降ゼアノートは、『1』のきっかけとなったあの事件を引き起こすまで、アンセムの弟子として充実した日々を送るようになった。
ちなみに体はマスター・ゼアノートに乗っ取られたがテラの心はまだ残っており、「ゼアノート」の中でマスター・ゼアノートと心の主導権争いをしていた。
たとえ我が心が取り込まれようが−−たとえ我が身が闇そのものになろうが−−そのためにどんな犠牲を払おうが構わない。俺の目的はただ一つだ。
性能の話
とまあそんな具合にストーリー上踏んだり蹴ったりな彼だが、性能面でも割と不遇。
上記のようにパワーはあるものの隙が大きく、他2名は後半で強力で隙の少ない技をガンガン取得するのでリードしているのは序盤のみ。
このゲームの強敵は皆回避能力が高いので、この大きく振りかぶって斬り付ける以外出来ない彼独特のモーションは実用面では大きな枷になってしまう。
また、独自の回避手段「スライド」の低性能ぶりは他2キャラと比べても頭抜けており、
スライドで回避
→ボタンの押し時間や強弱等による移動距離調整が出来ないため、変な位置でテラが停止してしまう
→他2名の回避技の数倍はある硬直時間で、敵の追撃をあっさり貰う
→そのまま死亡
という展開を、これでもかと言わんばかりに見る羽目になる。
スライドの性能の所為で、強敵相手の際の難易度がテラだけ跳ね上がる、とすら評され、何かと不遇なテラの代名詞として扱われるまでに発展。
「スライドさん」「スライドマスター」「スラさんのことテライドとか言うなよ!」
などというあだ名やネタレスが付けられるに至る。
見栄えは良い技はあり、ストーリーモードの魅せプレイをやってる分には困らないが、やり込みに関しては鬼門と言って良い。
特に攻撃の激しいFM版追加ボスとの相性が非常に悪く全国のプレイヤーたちを苦戦させた。
最高威力のシュートロックで、下記の『留まりし思念』戦を繰り返した人にはお馴染み『アルテマキャノン』の性能も、他2名と比べて効果時間が短い影響で、のけぞり難いアーマーとテレポート等を駆使する強敵が多い今作では回避され易く、ふんだりけったり。
更に言うとBBSはボスに対しての最大ダメージ上限が他の作品より低くなっていることが多く手数ゲーと言われている。テラ専用のコマンドはほとんどが高威力だが単発型。
つまり、他の二人よりパワーがあるという利点がゲームの仕様上大した利点になってないのである。
魔法力が低いためのも難点で今作の強コマンドのデトネ系が大した威力にならず、ヴァニタスの思念で苦戦させられる。
弱いというより、テラの個性がBbSというゲームの仕様と致命的に噛み合ってないのである。まさしくストーリーで本人は真面目でいいやつなのに、出会う人や評価に恵まれなかったテラの姿そのものであった…。
留まりし思念
ゼアノートに体を奪われた直後、テラの思念が鎧に宿った存在。
テラのキーブレード「ガイアベイン」を手に、テラノートと最後の戦いを繰り広げ、打ち破った。
BbSから長い年月が経ったKH2の時点でも地縛霊のような形で友への思いとゼアノートへの怒りが染み付いた鎧だけが荒野に残されている。
詳細は
専用項目へ
彼の抱える「痛みの記憶」は、他者であるソラの中に残っており、ナミネがソラの記憶を修復する際に見つけていた。
データ世界のナミネはミッキーに、いずれテラ達の目覚めが必要になること、そしてその痛みを癒やせるのはソラだけだと語った。
また、3Dや0.2で光の守護者の一人として彼もカウントされている。
そして3Dでアンセムもゼムナスも倒されたことでゼアノートは蘇ったが、なぜかテラは行方不明になっており…
敵に捕らわれていることを中盤で察知される程度でなかなか出番がなかったが、とうとう終盤のキーブレード墓場で登場。
しかしそこにいたのは肉体を乗っ取られたテラ=ゼアノートの方であり、無茶苦茶な強さを発揮して一度は光の守護者たちを完全敗北まで追い詰めてしまう。
時間が巻き戻った際には留まりし思念の活躍で何とか退けることはできた。
その後最終決戦ではヴァニタスと共にヴェントゥス、アクアと戦う。
ソラの助力で一度は倒され二人に必死に語り掛けられるものの闇の力で復活。
鎖の様な魔力で二人を拘束してしまう。
二人を散々痛めつけ高所より二人を落とそうとしたテラ=ゼアノートだったが…
突如テラ=ゼアノートやアンセムの後ろにいた怪物が二人を救ったのだった!
ソラたちでも破壊できなかった鎖を握りつぶして破壊した「影」は狼狽するテラ=ゼアノートの頭を鷲掴み口の包帯を破り…
テラの心は影の怪物の中に入っていたのである
ソラによりテラ=ゼアノートは光の一撃を受け倒れ、その際に影から抜け出たテラの心は肉体を取り戻したのだった。
彼は闇に堕ちても二人を守るという約束を今果たしたのである。
なお、テラがそれまで経緯だったのかイマイチ不明だがアルティマニアによると
ゼムナスとアンセム消滅でハゲと一緒に肉体が復活するもすぐさま
青年ゼアノートの能力で過去のテラ=ゼアノートの心が入れられてしまい、
テラの心の方はスタンドさんになったり肉体で主導権争いしたりと行ったり来たりしていたとのこと。
また、テラ自身も復活後は戦闘機会がなくほとんど会話もなく比較的不遇。
KINGDOM HEARTSⅢ Re Mind
復活イベントこそこなしたが、やや地味な印象だったテラだったがDLCでのレプリカゼアノート戦で戦闘機会が訪れた。
守護者の中で唯一複数のレプリカを相手にしており、その設定上の実力の高さを見せつけた。念願のリクとのコンビ技も披露。
ⅢではBbSでのやや不遇な扱いを返上するほど格好良い場面が多く、精神的な弱さもほとんど見られず、彼本来の魅力を存分に発揮している。
3エンディング後は消えてしまったソラの行方を探すためにヴェンやアクアと共に闇の世界を探索しているらしい。
追記・修正は思念だけ鎧に留まった方か怪物になっても根性で戻った方にお願いします。
- そしてテラ本人はどうなったのか -- 名無しさん (2014-04-12 16:53:16)
- ちゃんと救済されるんだろうか・・・ -- 名無しさん (2014-04-17 08:26:19)
- 留まりし思念・・今となってはいい思い出だがガキにとっては鬼畜としか言いようのない強さだった。隠しボスの中でもトップクラスのインパクトだったな。 -- 名無しさん (2014-04-29 20:09:08)
- (0M0)みたいな奴だな -- 名無しさん (2014-05-08 22:20:30)
- ↑(0H0)心の闇のせいで…オデノカラダハボドボドダァ!! -- 名無しさん (2014-09-03 00:47:38)
- タグが酷過ぎるがこれでいいのか? -- 名無しさん (2014-09-14 01:31:09)
- ↑いろいろ混ざってアンチ項目で見かけるようなタグ一覧が出来上がってるな 項目をそっち方面に修正するわけでもなければ半分近くは削っても問題ないと思う -- 名無しさん (2014-09-14 02:20:40)
- コイツらの着てる鎧って、「牙狼-炎の刻印-」に登場する魔戒騎士の鎧に似てるな。 -- 名無しさん (2014-11-22 11:45:22)
- スライドが弱いというか他二人の回避が強すぎるんだよなぁ。終わってから0.5秒くらい無敵持続するという従来のKHから見れば壊れ性能。ただKHbbsはそれを前提とした難易度っぽいのが何とも -- 名無しさん (2014-11-22 11:57:24)
- ↑ いや、Ⅱのエアスライドも距離調整は出来たから、正直スライドさんのそれ程には使い辛くない -- 名無しさん (2014-11-22 20:22:26)
- 心に闇がうんぬんよりも、騙されやすい上に思い込み激しいから、師匠同様マスターに向いてねえよw -- 名無しさん (2015-04-20 13:44:50)
- 良くも悪くもリクと似てるんだよなぁ... -- 名無しさん (2015-04-20 14:03:46)
- 2.8のムービーにテライドさんでてたねアクアと合流してたっぽい? -- 名無しさん (2016-06-11 18:50:04)
- ↑普通ならまだゼアノートにのっとられてあの場所にはいないはずだから偽者の可能性もある -- 名無しさん (2016-07-24 12:44:32)
- やっぱり幻覚でした -- 名無しさん (2016-08-02 16:25:09)
- 見た目と技は俺の中では一番かっこいい -- 名無しさん (2021-11-11 23:37:48)
最終更新:2024年10月19日 09:49