レイル・ライト(機動戦士ガンダムAGE)

登録日:2012/10/02(火) 00:16:30
更新日:2023/12/27 Wed 23:26:44
所要時間:約 6 分で読めます





機動戦士ガンダムAGE』の登場人物。

CV:大原祟

  • 劇中での乗機


★人物
ヴェイガンの一人で緑の軍服と鴬色の髪を持つ若い青年。三白眼気味の目付きが特徴的。
ゼハート・ガレットに忠実な真面目な青年であり、ゼハート本人も信頼しているのか副官的役割や極秘任務を与える他、
果ては自分の乗機を譲るなどの何気にスゴいというかかなりの待遇をしている。

また冷静な面と仲間思いの面を併せ持つ、ゼハートの部下らしいキャラでもある。

Xラウンダーではないが高い戦闘力を持つのだが、ゲームシナリオにはあまり出てこない… 


★キオ編での活躍
上記の通りゼハートの部下であり、ロストロウランにある連邦軍基地への降下作戦ではウロッゾに搭乗し、爆弾を設置する任務を成功させる。

44話でゼハートから極秘にEXA-DBを探索する任務を与えられる。
この際ゼハートからの任務に気合いを入れる辺り、もしかしたらかなり若いのかもしれない。







以後しばらく登場しない



★三世代編での活躍
結構な間を空けた後に合流という形で再登場。
レギルスを受領しフェザール・イゼルカントの思想を継いだゼハートがEXA-DBの情報を求めた為調査結果の報告をする。

この時にある程度の場所(小惑星帯の中にある衛星内)を絞り込んでいる辺り0から探したにしては中々の成果を出している。
というか偶発的に発見したイゼルカントや宇宙海賊、存在を知らなかった連邦の事を考えるとそれなりに優秀だったのかもしれない

この際にEXA-DBを守護するシドの存在を劇中で初めて口にしており、外伝を未読の視聴者にシドを説明する役割も担っている。

レイル本人はシドの存在を信じていなかったため、後にゼハートがシドと遭遇、交戦したことでかなり驚いていた。
シドとの戦闘でレギルスの力を引き出そうと逸るゼハートを心配するあまり、
無謀な出撃を行おうとするフラム・ナラを冷静に諌めゼハートの実力を信頼し終始冷静に努めるなど、上官への信頼と仲間への思いやりを見せている。

この時の様子から同じ側近のフラムとは対等な立場であることがうかがえ仲も悪くはない様子であった。



★最終決戦においての活躍
なんとゼハートのギラーガを受領し自分のパーソナルカラーである緑に塗り直し前線へ出撃、連邦軍のMSを相手に格闘戦主体で暴れまわった。

ちなみに描写こそ短いが一般兵相手とはいえ複数機まとめて撃破するなど腕は確かなようであり、名有りパイロットこそ落としてないもののギラーガを受けとるだけの高い実力は見せている。


戦争終盤、非情さを必要とする『プロジェクト・エデン』を担うという重圧により徐々に追い詰められていったゼハートが、味方を犠牲にしても勝利を掴もうと暴走とも言える指示を出してしまう。
それはフラムを囮にしガンダム3機とディーヴァをまとめてラグラミスの攻撃で消滅させるというものであった。

これはフラムも当然命を落とす作戦であったが、フラムは『この戦争さえ終われば優しいゼハートが帰ってくるはず』とゼハートの作戦と覚悟に殉じようとし、レイルに通信しゼハートの事を託した後ガンダムの元へ行ってしまう。
大事な人間の後を任せ作戦の内容も伝えるなど、フラムからはゼハートを慕う同志として信頼されていた事がうかがえる。
ゼハートが考えたとは思えない作戦に驚愕しショックを受けるレイルだったが、結局フラムを止める事は出来ず去っていく仲間を見つめるだけであった…


★ラグラミス発射直前
ガンダム3機を相手に執念と覚悟で互角に渡り合うフラムだったが、アセム・アスノダークハウンドに捕まり追い詰められてしまう。

しかしそこにレイルが現れギラーガキックをダークハウンドに命中させ窮地を救った。
フラムは当然驚愕し「ここにいると巻き込まれて死ぬ」と叫ぶが、レイルは「覚悟は決めた」と共にガンダムを足止めし作戦に殉じようとする。
ゼハートの作戦を否定することなく仲間の覚悟も認めて戦おうとする辺り部下としても仲間としても信頼に足る人間であることを示している。

ガンダム3機を相手にフラムとのコンビネーションで一時互角以上に立ち合い、キオ・アスノの乗るAGE-FXを追い詰め撃破寸前まで持っていくがそこに駆けつけたオブライトとジョナサンにそれを阻まれてしまった。


★2vs5の末に――――
AGE-1フルグランサ、ダークハウンド、AGE-FX、そしてウルフ隊からのベテランであるオブライト、クランシェ乗りのジョナサンという地球連邦の中で最高戦力といって差し支えないメンバーを相手に二人は奮戦する。

レイルはそのままオブライトの機体と交戦するが、『所詮ガンダムではない』という油断でもあったのか、
ビームスピアでオブライトのジェノアスOカスタムのライフルを破壊するも「立て続けにサーベルを虚空に射出、キャッチと同時に全速で突撃」という動きに対応できずビームサーベルでギラーガの胴体を貫かれてしまう。

レイルからすればラグラミス発射までの時間を稼ぎ切る前に撃破される事はあってはならないことであり、さらに相手は(少なくとも見た目は)ただの一般兵が乗る機体である事に驚愕し信じられない思いを口にしたまま機体が爆発、無念の戦死を遂げた。


「そんな……この俺が…こんな……こんな……!!」

これに激昂したフラムは肉薄してきたジョナサンを殺害するが、それに激怒したオブライトがフラムと相討ちし、フラムも戦死することになった。


また、ガンダム3機も最終的に撃破に失敗した為彼らの覚悟も水泡に帰し、その事で錯乱したゼハートも親友であるアセムに討たれることとなった。


描写こそ短いものの何気に実力のあったキャラではあったが、如何せん脇役のため尺的に仕方ないとも言える出番であった。


スーパーロボット大戦シリーズでの活躍
BX』から初登場。
見せ場はそれほど多くはなく、ぶっちゃけてしまえば「ゼハート部隊のネームドキャラを増やすための数合わせ」と言う感じが強い。
脇役だからまぁ仕方ない。

…が、セリック生存フラグを立てると生存し、乗機のギラーガ改と共に味方に参入する。
これもはっきり言えば同時に加入するゼハートとフラムのついで感が強いのだが、兎にも角にも救済されて仲間入りした事に変わりはない。
劇中の扱いを考えれば、随分と恵まれていると言えよう。


★余談
  • 作中これだけゼハートに忠義を尽くしたにも関わらず錯乱した彼の幻影の中では彼を責め立てる幻として現れている。ちょっと可哀想である。

  • 最期の戦いは「コイツひょっとしてフラムの事好きだったんじゃねーの」とも取れない事も無いため、仮にそうだとすると二重の意味で不遇である。

  • ゼハートと宿敵のアセムと同僚だった男に討たれるというある意味皮肉な結果になってしまった。

  • 不意を突いたとはいえ、作中でスーパーパイロットであるアセムにまともな直撃を与えたのは実はレイルだけだったりする。
    ほぼモブな扱いから大した出世である。
    …ん?ザナルド?誰ソイツ





追記・修正はEXA-DBの所在を調べてからお願いします。















ちなみに「やったぜフラム!」と叫んだりはしなかった


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最終更新:2023年12月27日 23:26