登録日:2012/03/17 Sat 11:51:06
更新日:2025/04/18 Fri 22:56:20
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ボンボン版餓狼伝説、通称ボンガロの外伝作品。
本作はテリーやアンディの幼少期のサウスタウンが舞台であり、ジェフ・ボガードとの出会いや暗殺の経緯が描かれている。
突っ込み所満載でネタにされがちなボンガロだが、外伝である本作はかなりシリアスでネタにされるようなシーンはほぼ皆無。それ故ボンガロ的には異色に感じるかもしれないが、ファンなら必見なシーンも多いため一読の価値あり。
というか、子供のテリーやアンディ、生前のジェフ等がサウスタウンで暮らしている頃を描写した作品は本作が唯一といっていい。
アニメ版でも冒頭数分でジェフが暗殺されてしまうので、ジェフの養子になる前の兄弟を描いているという意味でも、本作はかなり貴重な資料である。
なおボンガロの単行本に同時収録されてはいるが、掲載誌は同じ講談社の『覇王マガジン』である。そのため、ページの構成がボンガロ本編とは逆になっている。
【あらすじ】
養父ジェフ・ボガードの仇を討ち、街に平和を取り戻すためサウスタウンに帰ってきたテリーとアンディ。2人はジェフと初めて出会った日のことを思い返していた……
【登場人物】
本作では幼少期。捨て子だったが、テリーが病気のアンディのためやむなく盗みをした所をジェフに見つかり、以後引き取られる。テリーはジェフの事を終始「おっさん」と呼んでいたが……
テリーとアンディの養父であり、本作の実質的な主人公。2人を厳しくも優しく育て、「ほんとうの強さ」を説く。
ギースとは元修行仲間であり、彼が間違いに気付いてくれると信じていたが……
なおボンガロ1本編の第一話とはキャラクターデザインが違っている。
本作では『
龍虎の拳2』での長髪&洋装姿で登場。クラウザーの再度の来訪で街の掌握を急ぎだし、タン大人に重傷を負わせジェフを殺害する。
なおボンガロ1本編でテリーが推察した通りの経緯(催眠術による不意打ち)でジェフを殺害しており、また「烈風拳」の表記も正しくなっている。
本作では大張アニメ版ばりの美男子と言っていい姿で登場。「誰だお前」と言いたくなる。まあゲーム本編でも『龍虎の拳2』の頃は(額の傷が無い以外は)この姿だったのだろう。
作中ではギースの元を訪れるのは2度目であり、街を掌握しきれてないとしてギースにタン大人らの始末を唆す。
なお、ギースに出生の秘密を教え、彼を覇道に走らせる原因を作った。
ギースやジェフの師匠。ギースからの勧誘を断るも重傷を負わされてしまう。なおギースの血縁や秘密を知っており、彼の本心を見抜いた上で拒否している。
「それほどまでに父が恋しいか。暴力と力で街を治めてまでおまえの存在を認めさせたいのか」
「どうあがいてもシュトロハイム家の継承者は異母兄弟のクラウザー!おまえではないというのに!」
テリーと同様に本作ではまだ少年。しかし、すでにギースの側近(および養子的存在)になっており、棒術で警官隊を蹴散らす。
追記・修正お願いします。
- 細井雄二版餓狼(に限った話でも無いが)のヘンな所ばっかし突っ込んでばっかしじゃあなしにさ、皆はもっとこういう所をこそ重点的に語ってけばイイのに……と思うね。まぁ、こういう真っ当さが細井先生と編集者(監修者)のどっちの功績なのかってのはわかんないけど。 -- 流浪牙-NAGARE@KIBA- (2017-11-06 07:42:08)
- 本編そのものはシリアスなんだけど、舞台がサウスタウンなので1話冒頭のテリーの台詞が面白いことになる(久し振りに訪れたと考えればおかしいセリフではないけど) -- 名無しさん (2024-08-30 22:05:54)
最終更新:2025年04月18日 22:56