アイハラ・リュウ(ウルトラマンメビウス)

登録日:2012/09/11 Tue 08:29:29
更新日:2024/02/04 Sun 17:52:21
所要時間:約 6 分で読めます





アイハラ・リュウとは、特撮作品『ウルトラマンメビウス』の登場人物。

演:仁科克基

防衛隊「CREW GUYS」に所属する隊員。

性格は良くも悪くも熱くなりやすい熱血漢。
言葉遣いの悪さもあって、しばしばトラブルを起こす賛否両論なキャラでもある。
GUYSには再編される以前からセリザワ前隊長の部下として在籍しており、パイロットとしての技量も一流。
『帰ってきたウルトラマン』の最終話で郷秀樹が伝えた「ウルトラ5つの誓い」を間接的に知り、受け継いでいる。
一方で「地球は人間の手で守る」という思いの強さから、ウルトラマンの活躍を快く思わない面がある。
そのため、ヒビノ・ミライという青年の姿に擬態してGUYSに身を置くウルトラマンメビウスを、知らず知らずの内に傷付けてしまっている。
80の相原先生や新生TEAM EYESの彼とは多分関係ない。


【劇中での活躍】

◆序盤
ウルトラマン80』以降、数十年ぶりとなる怪獣ディノゾールが出現。
形骸化していたGUYSは壊滅状態に陥ってしまい、尊敬するセリザワ隊長も目の前で爆死してしまう。
散々たる状況の中でメビウスが降臨し、その戦いを見届ける。
しかしビルを盾にするメビウスの戦い方や、戦闘後に破壊された街を目の当たりにし、怒りを爆発させる。

バカヤロー!! なんてヘタクソな戦い方だ! 周りを見てみやがれ! それでもウルトラマンかよ! なんも守れてねえじゃねぇか!!

暗黙の了解にツッコんだこの発言は、視聴者に衝撃を与えた。この台詞を放ったリュウに対して否定的な意見や批判や非難が多い。
しかしその言葉は同時にそうやってメビウスに向かって罵声を飛ばすリュウ自身へそのまま跳ね返っている。
今の地球を守っているのは自分達だと豪語していたが、リュウは地球どころか仲間すら守れなかったのだ。
事実、この台詞の直後は「俺だってそうだ…何も守れなかった…」と、自身の無力さも認めた発言であり、
結局のところこのセリフはリュウ自身のやり場のない怒りを半ば八つ当たり気味にメビウスにぶつけたことになる。*1
その後、再編されることになったGUYSでミライや新たな仲間と出会い、徐々に絆を深めていく。
しかし新たに隊長となったサコミズを「隊長」と呼ぶことができなかった。


◆ボガール編
地球に潜伏していたボガールを追い、瀕死のセリザワの肉体を乗っ取ったハンターナイト ツルギと対峙。
セリザワを「器」として扱うツルギに怒りを爆発させる。
リュウの存在はツルギを混乱させるが、やがて彼の想いはメビウスとセリザワを通して、復讐鬼と化していたツルギの心を氷解させていく。
その後、メビウス・ツルギ・GUYSの共闘によりボガール撃破に成功した。


◆ヒカリ滞在~中盤
ツルギ改め「青いウルトラマン」となって帰ってきたセリザワに感激するが、
レジストコードを「ウルトラマンヒカリ」と名付け、そのネーミングセンスにダメ出しを食らった(採用されたが)。
一方でセリザワがGUYSに戻って来ないことや、ウルトラマンが2人もいることによるGUYSの存在意義に思い悩むが、GUYSとして地球を守る意志を貫く。
その後、光の国へ帰還するヒカリと、一心同体となったセリザワの旅立ちを見送り、サコミズを隊長として認めた。
だが、その翌回から
メビウスだって所詮宇宙人だ!俺達人間の気持ちなんて理解しちゃいねーんだ!あんな奴仲間じゃねえ!!

メビウスも含めて、俺達CREW GUYSじゃん
……と発言したりと、視聴者からウザがられる行動や発言が目立っていく。
脚本の被害者と呼ばれることもあるのはこのためでもある。


◆29・30話
強敵インペライザーの出現に際し、光の国から帰還命令を出されていたミライはリュウの目の前でメビウスに変身。
彼の正体を知ることになる。
しかしメビウスは敗北し、リュウは倒れたミライを探して瓦礫の中を駆けずり回り、今までの言動がミライを傷付けていたことを自覚する。

何でお前は誰にも何も言わないで一人で戦っていやがった…!
弱いくせに無理ばっかして、どんなに死にそうになりやがった…!
俺にどんだけ散々なこと言われやがった…!!

ミライを発見するが、瓦礫の倒壊に巻き込まれ自身も負傷してしまう。
後日、ミライから帰還命令や地球を守る理由などを知り、ウルトラマン達の実情に近付くことになる。
その後、インペライザーとの再戦でウルトラマンタロウがピンチに陥った際、ミライにもう一度戦うよう激励。

ミライ、お前はGUYSのクルーだろ
地球を守るのが、俺達GUYSの仕事だ
今お前がやらなきゃなんねえのは、俺達と一緒に戦うことのはずだ!
けど絶対に忘れんな。俺達が今まで、何のために命を懸けて戦って来たのか
また、笑顔で会うためだぜ…仲間に!
絶対に生きて帰って来い! 約束だぞ!
しかしメビウスはインペライザーの猛攻からリュウ達を守るため、再び力尽きてしまう。
復活を願うリュウ達の想いは、メビウスに新たな力を与え「バーニングブレイブ」にパワーアップ。メビウスは勝利を納めた。
その後「メビウスと共に地球を守りたい」という思いをタロウに直談判し、帰還命令を撤回させた。


◆後半
以降ミライとの友情はより強くなり、その絆はバーニングブレイブ発動の鍵となる。
しかし、力量を知るためにメビウスを倒したゲン(ウルトラマンレオ)に銃を向けたりと、相手がウルトラマンでも容赦ない姿勢は相変わらず。
安定のDQNっぷりで話をややこしくしてしまう点も相変わらず。
メビウス抹殺を狙う暗黒四天王の襲来時には、絆に目を付けられリュウ達が狙われることもあったが、
自分達に構わず戦うようメビウスに伝えたりと強い覚悟も見せている。


◆最終三部作
エンペラ星人との戦いでGUYS基地は壊滅状態に陥り、エンペラに特攻を仕掛けるが機体は破壊されてしまう。
しかし命を落とす直前にナイトブレスを託され、ヒカリと一体化する。
メビウスと共にエンペラに挑むも歯が立たず敗北。メビウスも消滅させられてしまう。
その状況に絶望するが、ナイトブレスを通してミライの意識と会話し、自分にはまだ出来ることがあると気付く。
ナイトブレスを起動し、メビウス・ヒカリ・GUYS5人が合体した最終形態「フェニックスブレイブ」へと変身。
突如参戦したゾフィーと共にエンペラ星人を倒した。
全てが終わった後にヒカリと分離し、光の国へ帰還するミライと別れた。
飛び出つメビウスに、精一杯の「ありがとう」を叫びながら―――。


◆ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス
その後はGUYSの隊長に就任。
アーマードダークネスとの戦いでメビウスとの再会を果たし、鎧の装着者として閉じ込められたヒカリを救出するべく奮闘。
再び命を落としかけるが、ウルトラマンキング直々の救出によって命を繋いだ。
その後、アーマードダークネスのひび割れから内部のヒカリと再融合し、彼を救出。
再びフェニックスブレイブとなってアーマードダークネスを倒した。


【余談】
外伝の時点でリューサンは主人公でもないのに

  • 地球防衛隊の隊長
  • 命を落とす前にウルトラマンと一体化(ハヤタや郷、北斗&南、光太郎は命を落としてから融合)
  • ウルトラマンへの変身経験がある
  • ウルトラマンと個人的に親友
  • ウルトラマンに直接ではないが、新たな力を与える
  • 侵略者の親玉との交戦、撃退経験がある

上記のようなウルトラシリーズの中でもぶっちぎりの凄まじい経歴をもっている。


バカヤロー!! なんてヘタクソな項目だ!周りを見てみやがれ!それでもwiki籠もりかよ!なんも追記・修正出来てねえじゃねぇか!!
俺だってそうだ…何も追記修正できなかった…

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最終更新:2024年02月04日 17:52

*1 とはいえ、リュウの言う通りメビウスの戦いが未熟なものであった事も事実であり『新ウルトラマン列伝』にてメビウス1話が再放送された際はゾフィーからも指摘を受けている。