登録日:2010/02/05(金) 23:35:03
更新日:2025/02/02 Sun 01:11:31
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私は世界を恐怖で支配する。オヤジのやりかたでは金がかかりすぎるからな
年齢:30歳
職業:
神羅カンパニー副社長→社長
身長:不明
体重:不明
生年月日:不明
血液型:不明
出身地:不明
声優:大川透
巨大企業
神羅カンパニーの社長・プレジデント神羅の息子にして同企業の副社長。
エリート意識を持ち、自負心が極めて強い。
創業者であり偉大な父の七光り――と見られがちだが、能力そのものは父であるプレジデント以上に高い。
本編以前(BEFORE CRISIS FINALFANTASY Ⅶ)
本編より数年前、当時神羅に対する過激テロで世間を賑わせていたアバランチの活動を密かに支援。
これは父と反りが合わず、社長である父を失脚させる事が狙いであった。
しかし
タークスによってその秘密が暴かれ、プレジデントによって長期出張という名の軟禁処分を受ける。
この経緯の為に、副社長という立場ながら社内での権限はほとんど与えられていない。
ちなみにこの時期にタークスに大きな貸しを作っており、後にタークスがルーファウスに従うのも彼自身の能力を認めている他に、この事情も大きい。
FINALFANTASY Ⅶ本編
ミッドガル編終盤、
セフィロスによってプレジデントが殺害されてからは自ら社長を名乗り、実質的な神羅の支配者となる。
金を使って不都合を裏から揉み消し、メディア等を使って人心を取り込んだプレジデントのやり方に対しては「金がかかりすぎる」と一蹴。
力による恐怖政治を進めるべく行動を開始する。
社長という立場を考えるとかなりフットワークは軽く、様々な場所に自ら赴く行動派。
また無能な部下に対しては容赦がない。実際、ハイデッカー等には常に冷ややかな態度で接していた。
事あるごとに「父とは違う」とコンプレックスを匂わせる発言をするが、実際に父を超える器を持った傑物。
ティファ曰く演説好きなところは共通している。
冷遇されていたが実際は有能な(戦闘面はまあ……相手が悪い)タークスやリーブなどの人心掌握もしている。
特にリーブはかなりの人情派ですぐには懐柔出来ないと思われるため、実際にルーファウスの良い所(演技かもしれないが)も多く見ていたのだろう。
彼の側もプレジデントの利益だけを求めて敵を多く作る姿を見てきたためか、力を求めている一方でリーブの融和・懐柔策も否定はしていないということだろう。
ただ温情を優先することはなく、本気で邪魔と見なし利もなくなれば容赦がなくなる(もはや情報収集としての価値がなくなったティファ達に処刑実行する件など)。
終盤では世界を恐怖に陥れたメテオやウェポン対策に精力的に取り組み、神羅大嫌いのバレットをもってして誉めるほどである。
事実、彼率いる神羅は2体のウェポンを撃破し、
セフィロスが北の大空洞に張った
バリアを無効化する事に成功している。
力を求めていなければぶっちゃけやばかった。
尤も、その本心としては星を守るような使命感など持っておらず、ゲーム感覚で勝ち負けに拘っているだけだと名もなき神羅兵に言われたりもしている。
しかし神羅ビルに進攻してきたダイヤウェポンの砲撃により生死不明に。部下達からは死亡したと思われていたが……
FINAL FANTASY Ⅶ ADVENT CHIRDREN
実はビルが崩れ落ちる前にかろうじて脱出しており(ルーファウスも直前まで知らなかったがプレジデントの作ったシェルターによるもの)死を意識したために星痕症候群となるものの他に後遺症もないまま2年後のACに登場。
「世界に借りを返す」という建前の下に行動し、ジェノバの首を入手していた。
クラウドやカダージュ達をも欺くその様はまさに策士。声が付いた事で更に胡散臭さが増した。
また、母(ジェノバ)を求めながらルーファウスが持っていた事(体中を覆うローブの下に隠していた)に気付かなかったカダージュに対しては、
という強烈な皮肉を浴びせている。
はっきり言ってこいつには言われたくない。
最終的にはエアリスの力によって励起したライフストリームによって治癒されている。
DIRGE of CERBERUS FINAL FANTASY Ⅶ
直接登場しないものの、密かにWRO(世界再生機構)に資金援助をしている。
それどころか星痕症候群の療養所も作って大勢世話してたり。死にかけて丸くなったのか、人心掌握の一環か、まあ両方な気がする。
……会社が潰れたにもかかわらず飛行艦隊を抱える組織の援助までできるあたり、プレジデントの代から相当な資産を溜め込んでいたのだろう。
なお、DCFF7オープニングでは彼らしき人物が担架で運ばれているシーンが存在する。
身体能力
切れ者なだけでなく、身体能力も高い。
仮にもソルジャー級の戦闘能力を持つクラウドと戦ったり、ショットガン片手撃ちしたり飛行するヘリに片手で捕まったり……といった事を余裕でこなす。
流石にこの戦闘の後は療養するハメになったが。
またACではカダージュの攻撃をかわし、空中でありながら落下中のカプセルを狙い撃つといった離れ業や、ここでもショットガン片手撃ちを見せた。
REMAKEではイケメン度と服のヒラヒラが大きくパワーアップ。
特に戦闘では原作さながらの一騎討ち(お供の犬?細かい事は気にするな)の際、神羅特性のコインを用いたコインレーザーや銃撃の反動を利用した高速移動を行い、通常攻撃はカウンターで返してくる。
その為、メインストーリーにおいては一番の強敵とされることも。
クラウドの「俺を舐めているのか」という言葉に「まさか、ギリギリだ。だが、これがいい」と返しており、彼のスリル好きな性格が強調して描写されている。
小説版
On the Way to a Smile
Lateral Biography TURKS -The Kids Are Alright-
どちらも本編~AC間を描いた小説。
本編後は
神羅カンパニーが民衆から恨まれることになった為に相当苦労したらしく、命の危機にも何度か直面している。
その過程で
「世界を支配する」というのは所詮父親の思想であり、真に父親を超える為には別の理想を持つ必要があるということを実感しており、父とは違う
「世界を再生する」という思想を持つに至った。
ちなみに、ACでの舞台となるエッジの街はルーファウスがならず者を利用して建設計画を立てたものであり、その建設にはミッドガルの廃材を多く使用している。
図らずもこの建設が絶望の淵にいた民衆の希望となっており、本編後の世界の活気を促す一環となった。
なお、前述の脱出機構は幼少期のルーファウスがプレジデントに提言したものであり、プレジデント自身はそれを「敗者の考え」と一蹴していた。
しかしそれを結局は実装し、しかもその部屋のロックパスワードはルーファウスの生年月日だった。この辺り、複雑な親子の感情が見え隠れしている。
因みに自分の命を救った脱出装置を作ったプレジデントのことは気にも留めずに、それを作るように言った子供のころの自分にだけ感謝した。
「LBT」ではレノの計らいにより、渋々腹違いの弟、エヴァン・タウンゼントと対面するが、思いの外二人の関係は良好なようだ。
エヴァン自身は当初能力に秀でたルーファウスに嫉妬していたが、終盤においてルーファウスも『家族』を得たエヴァンに「うらやましくなんかないからな」と手紙を書き送っている。
家族に恵まれなかったルーファウスにとって、普通の家族というのはそれなりに憧れがあったようだ。
・余談
バカ社長?
彼は一般人からは金持ちのボンボンと認識されている。軟禁処分を受けていたとは言え就任前はナンパなサーファーと変わらなかったという評価もされている。
また、クラウド達がタイニーブロンコを強奪した時には手がつけられないほどにカンカンだったらしい…そこまで怒る必要はないだろ。
これらの様子からプライベートではかなりの道楽好きだとも推測される。小説版でも悪戯っぽい性格が見え隠れしており、意外とこれが素の彼の顔なのかもしれない。
実際は様々なシーンでも見られるように切れ者である。
……のだが、細かい事情を知らなかった民衆からすれば世界を揺るがした多くの事件は「プレジデントからルーファウスに社長が変わったせいで起きた」と見られても仕方なく、それもあって本編後の民衆からは「神羅のバカ社長」呼ばわりされている。ルーファウスもこの評判は承知しており、自虐的に使うこともあったようだ。
腹違いの兄弟たち
前述のエヴァンを始め、彼には複数の腹違いの兄弟がいる。
これはルーファウス曰く「自分の代わり」であり、ルーファウス自身の身に何かあった場合や、ルーファウスの能力がプレジデントの満足いかないものであった場合に跡取りとする為……と考えているが、プレジデント自身の考えは不明。
その多くは
神羅カンパニー社員の母親を持っており、彼女たちはプレジデントの子を産む代わりにそこそこの額の金を受け取っていたらしい。
ただし結局ルーファウス程の傑物がいなかったのか、その全ては市井の子供として育っている。CCFF7に登場するソルジャー部門統括ラザードもそのひとりである。
その母子はほとんどの場合幸福な生活を送ったとは言い難く、ラザードのように神羅を憎む者もいる。
戦後のルーファウス……というよりタークスはそういった人物も探し出しており、エヴァンなどもその過程で発見されている。
ルーファウス自身は別に直接会う必要性を感じていないようだが、それなりに思うところはあるようだ。
ルーファウス歓迎式典
彼の就任を祝って開かれた歓迎式典の曲は中々秀逸。
密かにFF9でも使われている。
劇場艇プリマビスタが魔の森に墜落した後に演奏されたものがこれ。
↓以下歌詞。
ルーファウス〜ルーファウス神羅〜♪
わ〜れらが〜
神羅カンパニー〜あ〜たらしい社長〜♪
おっ〜おおっ〜神羅〜おっ〜おおっ〜
神羅カンパニー♪
ニューエイジ〜時代を築く〜ルーファウス〜新社長〜♪
おっ〜おおっ〜神羅〜おっ〜おおっ〜
神羅カンパニー♪
なんじゃこりゃ。
「私はオヤジとは違うのだ」
「私は世界を恐怖で支配する。オヤジのやり方では金がかかりすぎるからな」
「どちらも取り逃がした……大失態だな、ハイデッカーくん」
「魔晄キャノンの砲弾は本当に北の果てまで届くのだろうな」
「血の繋がりとはおそろしいな、エヴァン」
「流石だな、自称元ソルジャー」
「我々の目的は……世界の再生だ、クラウド」
「気付けよ、親不孝者」
追記・修正はショットガンを片手撃ちするか親不孝者になってからお願いします。
- 片手撃ちってどのくらい危険なんだろう -- 名無しさん (2013-08-14 04:05:00)
- ヘリの脚に掴まって離脱とか、肩の強さに定評のある御仁。 -- 名無しさん (2013-08-14 05:05:45)
- 映画バイオ2のメイキングによると、マッチョなアメリカンであっても片手撃ちによって肩が外れることがあるらしい……(ミラジョボヴィッチは片手で撃ったがな!!) -- ジョニィ (2013-08-14 08:10:36)
- 後年の作品では丸くなったというか、改心したと言ってもいいというか。恐怖政治するって言ってても実際には自分のカリスマ性がメインでそっち方面はあんまり目立たなかったよね -- 名無しさん (2014-09-14 07:26:20)
- むしろ恐怖政治うんぬんはプレジデントの頃の方がえげつないという -- 名無しさん (2014-09-14 08:20:35)
- 自分の野心と、世界の為の行動が=になってた幸運な御人 -- 名無しさん (2014-09-19 22:48:00)
- ショットガンの威力は拳銃やライフルとは比較にならない。片手で撃とうものなら肩がイカれてしまう -- 名無しさん (2014-09-19 22:52:37)
- プレジデント時代の重鎮達はリーブとパルマ-除いてほぼいなくなったけど神羅カンパニー再建の際にはまた別の人材をスカウトして作り上げていくのかな? -- 名無しさん (2015-01-29 20:51:56)
- 死んだと思ってたら生きてた人。コイツの理想とする社会ってどんなものなんだろう。 -- 名無しさん (2015-01-29 20:56:00)
- タークスと世界征服して -- 名無しさん (2015-03-23 19:07:45)
- 流石にシェルターで助かったってのは後付けの極みだよなあ、モロに直撃だし -- 名無しさん (2015-03-26 17:03:44)
- 小説で病人見捨てずにカルネアデスの板行為を最後までやらなかったのには感動した -- 名無しさん (2015-04-15 00:52:54)
- 時期が時期だったおかげか明君みたいな扱い。本当なら父親以上の卑劣漢になるはずだったのに。 -- 名無しさん (2015-04-15 20:25:21)
- クラウド達をプレジデント前社長殺人犯として指名手配したりメテオを呼び寄せたとか言い掛かりつけてバレットとティファ(元アバランチ)を公開処刑しようとしたり(泳がされているのか処刑の時はリーブもといケットシーの内部工作やサファイアウェポンの襲撃などでそれどころじゃなくなったのもあって助かったけど)で私怨はプレジデントなら兎も角ルーファウス個人はクラウド達にそんなに恨み買われる事を1番魔晄炉ぶっ壊した以外にあるのか? -- 名無しさん (2015-04-15 21:54:49)
- まあ片手でショットガンぶっ放す超人がビルを小破させる程度の光弾で死ぬか?と言われれば納得いくか -- 名無しさん (2015-08-23 14:34:37)
- ↑↑ 単純に神羅の体制に反抗する連中に対する見せしめ、つまり本人の言う通りの恐怖政治の為だと思われ -- 名無しさん (2016-01-31 17:53:22)
- 次回作のFF8のサイファーは片手でガンブレード振り回してるけど原理というか構造自体別だから比較する意味はナンセンス? -- 名無しさん (2019-01-28 21:05:50)
- どう考えても個人の戦闘力がタークス並なのでウェポンの攻撃食らった程度では重症程度だったんだろうね、しかしAC後の彼の本音が何考えてるかわからない。恐怖で世界を支配するのはやめて本気で世界復興目指すのかな -- 名無しさん (2019-03-19 12:16:14)
- 元々世界滅ぼしたかったわけではないし、支配するにしろ金儲けにしろ世界復興しないと意味をなさないから嘘はついてなさげ(本音はともかく) -- 名無しさん (2019-03-19 15:12:45)
- バレット&ティファを見せしめに処刑しようとしたらサファイアウェポン襲来で混乱状態になって逆スパイに転じたリーブ(ケットシー)の内通工作もあって逃げられた時に特に追跡してこなかったのはウェポン登場で余裕がなくなったからからかその内自分達の所に乗り込んでくるからその時に返り討ちにしてやろうと思ってたのか? -- 名無しさん (2019-06-18 20:37:39)
- ↑2まぁ売名による復興後の人望獲得は入ってるだろう。リメイクだともっと掘り下げられるんだろうか -- 名無しさん (2020-03-24 22:28:23)
- リメイク版での対決…戦闘がスタイリッシュ過ぎてマジかっこいいw 前はただ犬けしかけてショットガン撃つだけだったのに -- 名無しさん (2020-04-17 18:59:43)
- 今回以降のリメイクでコスタ・デル・ソルでバカンス楽しんでる描写とか追加してほしい -- 名無しさん (2020-04-17 19:16:24)
- リメイクであのショットガン、ハンドガンもセットとか -- 名無しさん (2020-04-25 14:18:09)
- オヤジも含めてなんかインチキ臭い芸名みたいな名前。「ジョルジュ長岡」みたいな。しかしそれがPSにプラットホームが移ってFFが新時代に入ったことを覚らせてくれた -- 名無しさん (2020-09-10 10:12:41)
- 最近おっさん役の方が多かったけどリメイクのこいつで大川さんまだ全然若者役いけるなって思ったわ -- 名無しさん (2021-03-16 20:39:05)
- 小説版で水難に遭ったときの諸々の行動に関してはもっと知られてもいいと思うし、評価されてもいいと思う -- 名無しさん (2021-03-16 23:45:02)
- リメイクのショットガン護身術はGUN道だとか剣術とボクシングを組み合わせた全く新しいアレだとかを思い出した -- 名無しさん (2021-07-27 14:18:46)
- 恐怖政治云々をやるつもりだったのにウェポンやセフィロス関連というガチモンの世界の危機が大量に訪れた為それの対策に追われ続けた男、後世の教科書では名君扱いになってそう -- 名無しさん (2021-07-27 15:54:29)
- デザインがどこかセフィロスと対比するかのように見えるな。 -- 名無しさん (2021-10-06 21:20:31)
- ↑4あの行動を知る知らないだけでルーファスの評価や印象が大きく変わるよね -- 名無しさん (2022-07-05 00:13:47)
- リメイク2作目の声が中の人が年なのかそれとも病気なのか変な感じだった。最終作までには治って長生きして欲しい。 -- 名無しさん (2024-03-03 11:10:15)
- 中の人の大川さんは病気から復帰後声弱くなったし、年齢ももう60過ぎだからな…他の作品でも声張ると大分無理してる感じは出てる。最終作が出る頃にはもう70前にはなってるだろうし、以前のような声を出すのは正直厳しいと思う。無理の無い範囲でやり切っては欲しいけど -- 名無しさん (2024-03-20 15:12:55)
- ↑11 残念ながらリバースではバカンスに行く暇すらなかった模様(直前に某マテリア泥棒による暗殺未遂も起きたからなおさら) -- 名無しさん (2024-08-04 12:14:55)
最終更新:2025年02月02日 01:11