マリーとエリーのアトリエ ザールブルグの錬金術士(越智善彦版)

登録日:2010/10/20(水) 07:40:13
更新日:2018/03/21 Wed 20:52:14
所要時間:約 10 分で読めます




光とか闇とか 剣やら魔法やらが入り乱れ

魔物なんかや妖精さんなんかが生きる世界


――とくりゃあハデなちゃんばらや魔物との戦い

壮大な英雄物語の始まりィ!!


――となりそうだケド


そこで生きるほとんどの人々は

平凡であたりまえな

日々の暮らしを営んでいたりする


この作品は、アトリエシリーズの一つである「マリーとエリーのアトリエ」を、越智義彦氏が漫画化したものである。無印版の掲載雑誌はファミ通ブロス。全5巻のほか、上下巻で総集編も発売されている。

Second Seasonとは、越智氏が同人誌で続けていた話を、マジキューコミックス名義でまとめたものである。今も続いており、既刊8巻。


ストーリーは原作設定を踏まえつつ完全なオリジナル。

『エリーのアトリエ』のノーマルエンディングから始まり、ザールブルグに帰ってきたマリーと二人で新しい工房を開く『ふたりのアトリエ』をベースに、そこで起こるドタバタ劇も含めた日常を描いている。

『マリーのアトリエ』『エリーのアトリエ』だけに留まらず、他作品を知っているとニヤリとできるネタも多い。


あらすじ

錬金術をより究める旅をしていたマルローネことマリーは、久々に学び舎のあるザールブルグに帰ってきました。

一方、王立魔術学校(アカデミー)を無事卒業したエルフィールことエリーは、入学者増加のためにアカデミーから借りていた工房を返却する事になりました。

そんな時にマリーと出会い、一緒に新しい工房となりそうな物件を酒場で探していたところ、二人なら何とかなりそうな物件があると教えられます。

酒の勢いもあってエリーはマリーに共同経営を誘い、ちょっと後にやってきた妖精族の子供たちと一緒に、一緒に新しい工房を開いたのでありました。

登場人物

【主要人物】

◆マルローネ(マリー)
本作の主人公のひとりで、錬金術をより究める旅からザールブルグに帰ってきたお騒がせ錬金術士。アカデミー過去最低の成績記録保持者、卒業年数最長記録保持者でもあるが、本作では様々な経験を積んだことで、愉快で頼もしい先輩錬金術師として描かれている。
明るく闊達でお人好しだが大雑把で、思いつきで後先考えず作ったものが暴走するものだから、様々な騒動を起こす側でもあり、総じて「すっとこどっこい」と評されている。
開発アイテムは「生きてる」系アイテム。「生きてる」といっても生命体ではなく、勝手に動いて作業する「道具」と言った方がいい。ほかにもカラクリの作成も行っている。
Second Seasonでは生徒の増加と教師の不足から、無印終盤にイングリドの要請によりアカデミーの教師となる。「生命」の科目を務めており、生徒に錬金術を教えつつ自らも研究を続けている。結婚については三十路に突入したため半ば諦めている模様。

あと、これは「マリーのアトリエ」からの登場人物全般に言えるのだが、ささやかながら目元に一本皺(キャラによっては口元にも皺)が出来ており、流れていく年月を感じさせる。

◆エルフィール・トラウム(エリー)
本作のもう一人の主人公で、命の恩人であるマリーに憧れ、錬金術士を目指しちゃった少女。マリーよりも年下だが性格はしっかり者。あと、原作だと下戸だが本作はビア好き。
卒業後も町の工房で仕事がしながら錬金術の可能性を探りたいと思っていた折にマリーと再会、二人で新しい工房でお店を開くことに。
「生活に役立つもの」をテーマにいろいろ作成しており、好評を得ている。効力や品質を上げるための地道な研究も怠らず、様々な記録をノートにまとめている。
マリーが行動派なので留守番が多いが、マリーに負けず劣らずの実績持ちだけあって、機会があればその実力をいかんなく発揮する。
Second Seasonでは教師となったマリーをサポートしつつ妖精達とお店を切り盛り中。あと髪の変化が見られるようになる。
ダグラスとは結構良い雰囲気で、マリーをはじめ周りから気にされているのだが、互いに仕事を持っているせいか、なかなか進展しない。

◆パセック
外の世界に憧れ、プルシャと妖精の森からやって来た妖精族の子供。髪は短く、一般的な妖精さんといった風貌。
マリーとエリーの元で錬金術を教わる。手先が器用で、エリーと工房で留守番を務めることが多い。
Second Seasonではエリキシル剤の調合に成功し、エリーも調合アイテムの作成を任せるほどの高位の錬金術士となった。

◆プルシャ
マリーとエリーに育成を託された妖精族の子供。髪の長い、少女風の妖精さん。
外の世界に憧れていたところ、一緒にザールブルグにやってきて、マリーとエリーの元で錬金術を教わることになる。
調合の手伝いをする傍ら、キリーに師事して剣の修行も行うように。マリー作成の人形である「木念人(ぼくねんじん)」とよく訓練している。アイテムに関しても相当な目利きで、採取ではよく良いものを採ってくる。
Second Seasonでは二刀流となって回転技で竜巻を起こせるようになり、「ツインブレードのプルシャ」の異名を取る程強くなった。

【アカデミー】

◆ドルニエ校長
アカデミーの校長。難解な図書を保管している図書室によくいる模様。エリーとも面識があり、快く図書の閲覧を認めた。

◆イングリド
アカデミーの教師で、マリーとエリーの恩師。一見怖そうであるが面倒見の良い優しい先生。優秀なエリーには優しいが、マリーには少々手厳しい。
妖精さん達に錬金術を教える事になった2人を見守り、時には貴重な自身の研究の写本を手渡した。
Second Seasonでは校長先生の引退により新しい校長に任命される。

◆ヘルミーナ
アカデミー教師で、アイゼルの恩師。一見怪しそうで掴み所がない。イングリドとは昔からのライバルだが、いざとなれば息ぴったりで合体魔法も扱える。
Second Seasonでは南国の学校に異動。かつて生命にまつわる研究を行ったことをマリーに伝え、自身の研究書を託した。ただ、それでお別れということもなく、用事があれば顔を出している。

◆クライス・キュール
マリーの同級生で、現在はマイスターランクの講師を務めている。マリーの2歳年下になる。
会えば売り言葉に買い言葉のひねくれた関係だが、本人はマリーに内心想いを寄せている。が、マリーは自分の恋愛には興味がなく諦めている節もあるので…うん、頑張れ。
Second Seasonでは専攻が「薬学」であることが明らかとなった。

◆アイゼル・ワイマール
アカデミーのマイスタークラスに在籍している、上流階級出身の錬金術師。素直じゃない性格。別の世界線の彼女についてはこちらを参照
同期のエリーとは良き友人で、エリーの近況を知ってからは、彼女のいる工房に入り浸っている。もう一人の同期であるノルディスにはアプローチをかけている様子。
Second Seasonではちょくちょくエリーの元に遊びに来るほかにも、錬金術の素材を大々的に栽培する実験農場を作ったり、錬金術の機材運送を頼まれたりと、組織的な形で錬金術に関わっている。
錬金術に対する物の見方が、庶民目線で商売っ気のないエリーとは違ったものが多いので、2人の掛け合いはなかなか興味深い。

◆ノルディス・フーバー
アカデミーのマイスタークラスに在籍している錬金術師。エリー、アイゼルとは同期にあたる。まじめで親切。現在はアカデミーの教師であるクライスの助手として奮闘中。

◆ルイーゼ・ローレンシウム
アカデミー売店の女性店員。天然ボケ気味で、おっとりとした美人さん。
眼が悪く、メガネをかけてはどうかといわれるのは原作通りだが、本作ではメガネをかけると極端に目が小さくなって見えるからという解釈となっている。
色々な噂話が入ってくるところで、彼女の話が冒険のきっかけになることも。

◆ミリアレーナ・グレッグ(ミリィ)
本作オリジナルキャラクターで、エリーの卒業と入れ替わりに学生用の工房に住む事になったアカデミー新入生。入学時の成績は合格ラインぎりぎり。
そばかすメガネの天然さんでキリーに憧れている。「すっとこどっこい」が感染っているようで、日中から酒を飲んで、薄着で玄関に出たりした。
ヘーベル湖に放流された変異オタマジャクシの観察を続けており、後に「ヂラアス」と名付けている。
Second Seasonではヂラアスの観察でよく街の外に出向いており、アカデミーの成績は学年で「上から5位」となっている。実家は山師として財を成した家で、とある事情から実家の人物も登場する。

【王城の人々】

◆ブレドルフ・シグザール
シグザール王国の若き王様。王になる前はマリーやエリーのお世話になったこともある。
Second Seasonではマリーの作った新素材の金属を渡す際に、錬金術を権力者の出世の道具にさせないよう配慮するなど、なかなか強かな面を見せる。一方でかつて見せていた外出癖も覗かせた。

◆ウルリッヒ・モルゲン
王国騎士団団長。かつては最強の騎士として名を馳せていたが、今では好々爺然として後進の騎士たちを温かく見守っている。
Second Seasonでは武芸大会が中止となり、武芸を競う場がなくなったことを寂しく思い、魔物の討伐数が減る中で、騎士の役割が変わりつつあることを感じていた。

◆エンデルク・ヤード
聖騎士隊隊長。武闘大会にて不敗記録を持ち、火竜「フラン・プファイル」を倒した人物として、周囲の尊敬を一身に集めている。ストイックかつ生真面目。笑いどころの多い本作でも、あまり表情が崩れない。
火竜退治については彼一人で倒した事になっているが、実際にはマリーとミューの助けがあり、ダグラスが単独で火竜の偵察に行こうとした時は、自身の話をして諌めた。
Second Seasonでは引き続き騎士隊長を務める。黒騎士ヴォルクと出会い、互いの実力を見抜く。手合わせが叶った後は、実力の高さや境遇が似ていることから馬が合う。

◆ダグラス・マクレイン
北の小国カリエル出身の聖騎士。エンデルクの武勇伝に憧れて騎士団に入った。
原作では騎士らしからぬ、ぶっきらぼうでガラの悪い喋り方であったが、本作では部隊長に昇進し、人の上に立つ立場になったこともあって、落ち着いた話し方もできるように。一方で砕けた話し方から子供達からは人気者。
Second Seasonでは本隊の副隊長に昇進し、王宮務めとなる。
エリーとは気兼ねなく話し合える仲で、上司も含めて周囲から気にかけられているが、互いの立場からなかなか進展しない。

◆ルドルフ・ユルゲンス
本作オリジナルキャラクターで、ダグラスの副官を務める騎士。温厚で人当たりの良い性格。マリーからの愛称は「ルディ」。
Second Seasonでは出世して王宮勤めとなったダグラスに代わって部隊長に就任。二刀流の使い手で、ダグラスからは曲がったことを嫌う性格の持ち主であることが語られた。

【冒険者】

◆ハレッシュ・スレイマン
マリーが学生時代に親しくなった冒険者で気さくな性格。武器は斧槍を扱う。
酒場「飛翔亭」の看板娘であるフレアを気にかけている。
雨の日に拾った猫をマントの中で飼うようになったが、恥ずかしさから隠していたら挙動不審になっており、フレアからも気にされていた。
エリー達の説得もあって、表に出すように。フレアともより仲良くなった様子。ちなみに猫の名前は「ネコ」。大雑把過ぎである。
Second Seasonでは、そのフレアのいる「飛翔亭」のカウンターで働くように。マスターのディオに弄られながらも楽しくやっている。

◆ミュー・セクスタンス
南の国出身の冒険者。マリーの学生時代の知り合いで、エリーともカスターニェで出会っていた。
マリーとは性格上ウマが合ったのか、今でも一緒に飲んで帰ってくることも多い。マリーがいなくなってからは各地を旅していたが、マリーが戻ってきたことを知ってからはザールブルグを拠点とする様になった。
普段はのんびりしているが、火竜フラン・プファイルと魔王ファーレン、双方との戦いに同行した有数の実力者。マリー同様、キリーにとっても心を許せる数少ない存在。
Second Seasonでは変わらず冒険者をしているが、野宿に疲れを見せるようになる。キリーから人手が足りなくなった実験農場の護衛に誘われる。

◆シュワルベ・ザッツ
冒険者の男性だが、以前はザールブルグ近辺で活動していた盗賊団の頭。学生時代のマリーに盗賊団を壊滅させられており、今でもマリーには会う度にからかわれている。
ザールブルグ近辺で自分の名を騙った盗賊団の噂を聞いた時は、同じく名を騙られたナタリエやマリー達と共に、事件の解決に協力した。
Second Seasonではヴィラント山の麓にできた温泉を使った温泉宿を、ナタリエと一緒に経営している。その経歴から、この場所を近辺にできた温泉街の自警団でリーダーも務めている。

◆ナタリエ・コーデリア
ザールブルグを拠点としている女性冒険者。
かつて伝説の怪盗「デアヒメル」の名前を騙って盗みを働き、学生時代のマリーに捕まった過去がある。
ザールブルグ近辺で自分の名を騙った盗賊団の噂には憤慨し、同じく名を騙られたシュワルベや協力者のマリー達と共に、事態の解決に協力した。
Second Seasonではヴィラント山の麓にできた温泉を使った温泉宿を、シュワルベと一緒に経営している。シュワルベの事を「シュワ」や「あの人」と言っており、なかなかにラブラブな様子。

◆ユーリカ・イェーダ
カスターニェ出身の漁師の娘でエリーの友人。さっぱりとした性格。
冒険者としても活動しており、たびたびエリー達の元に遊びに来る。エリーと共に海竜「フラウ・シュトライト」を退治しているが、今作ではその海竜と再戦することに。
Second Seasonではウーナと出会い、同時に彼女の正体も知るが、特にこれと言って気にせずに良き友人となっている。ウーナが(偽装したほうきで)空を飛びだしたときに擁護することもある。

【町の人々】

◆シア・ドナースターク
シグザール王国でも有数の資産家ドナースターク家の令嬢で、マルローネの親友。そしてマリーたちの工房の大家さん。
マリー在学時は不治の病に冒されていたが、マリーの薬で無事に完治。現在は結婚し、二人のアトリエを子連れで訪問した。
Second Seasonでは出番は少ないが、マリーが時々顔を覗かせている様子。

◆ミルカッセ・フローベル
フローベル教会のシスター。
学生時代のエリーと冒険に行ったこともあり、当時の事を懐かしく思ってもいた。「聖なる力」を持ち、シュトラーフェの吐いた火炎を弾いてみせた。

◆ディオ・シェンク
酒場「飛翔亭」のマスター。
マリーとは学生時代の頃からの縁で、戻って来た時には驚いていた。
Second Seasonでは変わらずに酒場「飛翔亭」を経営しているが、新しく働き始めたハレッシュには色々手厳しい。フレア曰く「あれでも結構楽しんでいる」との事。

◆クーゲル・シェンク
ディオの弟で元冒険者。現在は飛翔亭の手伝いをしている。
本作ではマリーの旅立った後に、ディオの手伝いを始めているとの事。エリーの好みの酒を知り、工房に使える物件を紹介するなど、しっかりやっている。
Second Seasonでも飛翔亭の手伝いを行っている。新しく飛翔亭に入ってきたハレッシュとは「元騎士で槍使いの冒険者、落ち着いた先が酒場のオヤジ」と、境遇に共通点が多いことから仲は良好。

◆フレア・シェンク
酒場「飛翔亭」の看板娘で、マスターであるディオの娘。
依頼品の納入にきたエリーに、ハレッシュが最近挙動不審になっていることを相談した。
Second Seasonでは変わらず飛翔亭で働いているが、新たに働き出したハレッシュと一緒にカウンターに立つようになった。

◆武器屋の親父
ザールブルグの武器屋を経営している男性で、見事な禿頭が特徴。
歌うことは好きだが極度の音痴で、うっかり聞いてしまったキリーは女性らしからぬ絶叫の後、しばらく呆然自失になっていた。

【魔界の住人】

◆キルエリッヒ・ファグナー(キリー)
「紅薔薇のキリー」の異名を持つ赤髪の女騎士。人間と魔人とのハーフであり、かつてマリー、ミューらと共に、エアフォルクの塔を根城とする彼女の父・魔王ファーレンを討ち果たした。
その後は魔界へと去っていったが、魔王復活を目論む争いに巻き込まれる形で再び人間界に姿を現す。
シュトラーフェの追撃でピンチに陥っていたところで、エリーや顔見知りのハレッシュ等によって助けられ、その後はしばらく二人の工房へ居候、騒動の解決後もザールブルグに留まった。
原作では人を寄せ付けない所があったのだが、本作ではマリーに触れてきたせいで幾分か柔らかい。
Second Seasonではエリーの紹介で、シュトラーフェ、ヴォルクと共にアイゼルの実験農場で護衛として雇われることになる。

◆「黒騎士」ヴォルク
黒い鎧を身につけた魔界の住人。キリーを追い詰めるように見せかけ、彼女を守るためにウーナ達と人間界へ。
シュトラーフェ達によれば、魔界の大半を占める「魔人」ではなく「人間」
以前はファーレンの国の騎士団に所属しており、キリーともその頃からの付き合い。そしてキリーに想いを寄せており、ファーレン復活騒動の終息後は相思相愛の仲になった様子。
ザールブルグではメガネをかけた男性の姿を取り、公園でキャンパスを広げて絵を描いている。盾や鎧などの装備は瞬時に呼び出せる。
Second Seasonではエンデルクとすれ違った際にその実力を見抜く。手合わせが叶った後は、実力と似たような境遇から意気投合していた。
後にキリー、シュトラーフェと共にアイゼルの実験農場の護衛に雇われ、番小屋が作られてからはシュトラーフェと共に常駐している。空いた時間に他の警備員たちに稽古をつけていたところ、ワイマール商会の警備部門の指南役になる。

◆魔犬シュトラーフェ
ヴォルク、ウーナと共にエアフォルクの塔から現れた魔界の住人。縦縞模様のある大型犬の姿が本来の姿だが、額に縦縞タトゥーのある男性の姿に化けることもできる。
人間界へ逃れたキリーを追撃し追い詰めるが、その場に居合わせたエリー達によって返り討ちにあってしまう。その後ザールブルグの町へ来訪しキリーの居場所を探っていたが、運悪くマリーの作った「木念人(ぼくねんじん)」に吹っ飛ばされてフローベル教会へ墜落、ミルカッセに手当てされたことで彼女が気になるようになり、一時休戦となった。愛称は「たてじまさん」
深いことを考えない単純な性格。当初は好戦的な部分が目立ったが、話が進むにつれ、義理堅いお人好しな部分が目立つように。
「生きてる」系アイテムとは相性が悪いらしく、マリーの「木念人(ぼくねんじん)」や後にはミリィの爆弾など、暴走すると常に標的となってしまっている。
Second Seasonでは冒険者として人間界に残っている。ヴォルク、キリーと共にアイゼルの実験農場の護衛をすることになり、低レベルの魔物や獣は彼が睨みを利かせている。
人間界で過ごすうちにザールブルクをすっかり気に入っており、「国のために戦う義理はないがこの町は別(意訳)」とまで言わしめている。農場の護衛の傍ら、ミルカッセのところにも時々顔を出している様子。

◆魔女ウーナ
魔界出身のエルフの女性。無印版における一連の騒動の元凶。
魔界では少数派である魔人の中で強く生きようとするエルフで、魔界の覇権を握る手段としてファーレンを復活させようとした。だが人間界では魔力が低下してしまうことがアダとなり、復活させたファーレンを制御できず暴走させ、マリーとヴォルクに復活を阻止される。
ファーレンが倒されたことで、魔界の覇権を握るという野望を砕かれ、失意のまま魔界に帰ろうとしたが、マリーの「人間界で魔力が下がっているなら、こちらで修行して強くなればいい」という一言で、人間界を旅するようになった。
Second Seasonではエルフであることを隠し、旅の折に立ち寄ったカスターニェを拠点としている。助けたミゼットに懐かれ、彼女と共に宿屋「船首像」に居候。地元民のユーリカと知り合い彼女に正体を知られるが、ユーリカのさっぱりした気性が幸いして、よき友人関係を築いている。
良く当たる占い師として活動するほか、「空飛ぶほうき」で偽装することで、遠方のアイテム採取も行うようになる。

【その他の人たち】

◆オットー・ホルバイン
カスターニェの雑貨屋店員。かつてフラウ・シュトライトを倒すという野望を抱いていたが、ユーリカ達に先を越されてしまっていた。
海竜復活の際に自身の船を貸してほしいを頼まれた時は、自ら舵を取って海竜退治に協力した。

◆ボルト・ルクス
カスターニェの宿屋「船首像」のおやじ。元漁師だった、海竜による大怪我で引退を余儀なくされた過去がある。
Second Seasonではミゼットの面倒を見ているウーナの居候先としてたびたび登場。長居して申し訳なく思うウーナに、気前のいい面を見せた。

◆ミゼット
second seasonより登場したカスターニェに住む少女。
戻らなくなった親を求めて海に出ていたところをウーナに救われ、懐くようになる。

リリー
無印終盤で登場した年配の女性。本作の前日譚にあたる「リリーのアトリエ」の主人公で、ザールブルグのアカデミー建設に携わった人物。
ドルニエ校長の弟子であり、イングリド、ヘルミーナにとっては幼いころに親代わりでもあったため、再会した時は驚かれていた。
現在はザールブルグより南方で錬金術を教えており、教師が足りないということでスカウトにやってくる。
イングリドやウルリッヒの回想(Second Season)では、若かりし頃の姿が見られる。


用語

◆ザールブルグ
本作の主な舞台で、シグサール王国の首都。
騎士団の活躍や、頼りになる錬金術師たちのおかげで、全体としてのほほんとした空気。

◆温泉街
ヴィラント山の麓で湧くようになった温泉の周辺にできた街。温泉の湧いたきっかけはマリー一行の落とした爆弾。無印の後半では温泉小屋が作られている。
Second Seasonシュワルベたちの温泉宿を皮切りに、一気に発展。魔物の巣窟が近くにあるので自警団が結成されている。その強さが原因で騎士団に睨まれたこともあった。

◆王立魔術学校(アカデミー)
ザールブルグの誇る魔術学校で、マリーをはじめ多くの優秀な錬金術師を輩出している。
Second Seasonでは、生徒数の増加だけでなく、事前に錬金術について勉強している人との学力差や、納入される薬の質が安定しないなど、身近なトラブルも取り上げられている。

◆ヂラアス
エイジングを行うための樽にミリーがヘーベル湖の水を入れていたところ、偶然入っていたオタマジャクシが突然変異を起こしたもの。街中で巨大化しながら走り回っていたが、ヴォルクによって気絶させられ、その後はヘーベル湖に放流された。
Second Seasonで蛙とならず、可愛らしくもどこぞの怪獣を彷彿とさせる姿になったことが判明。大きさもミリィの身の丈をはるかに超えるほどに成長。
いるだけで魔物が寄ってこないのでミリィのアイテム採取に一役買ったり、レアなアイテムを張り付けたりしている。ミリィと意思の疎通はできていないとのことだが、行動の真似はしてくれる。






マリー「ただいマリィ」


エリー「おかぁエリィ」


マリー「もぉボロッボロでっスわ」


エリー「やっぱり大変ですか?追記、修正って」


マリー「んー楽しいケド」


マリー&エリー「ラクじゃない♪」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/