登録日:2023/06/12 Mon 22:24:14
更新日:2025/04/14 Mon 18:18:51
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勘違いされやすいが、アトリエシリーズにおいて錬金術の使い手は錬金術士であり、錬金術師ではないので留意されたし。
目次
主な特徴
一部の作品を除き、主人公は基本的に女性。
繊細かつ可愛らしい絵柄のイラストや背景デザインなども相まって、キャラデザによっては少女漫画のような雰囲気を持っている作品もある。あと衣装のスケベ率も高い
タイトルに冠されているのが「主人公の『愛称』」なことが多いのもお約束で、本名はたとえば『マリー』の主人公なら「マルローネ」、『エリー』の主人公なら「エルフィール」といった感じ。
シリーズによって時間期限などがあるものの、基本的には最終目標に至るまでのルートは特に決められておらず、プレイヤーの裁量に任せたスタイルとなっている。
また、このためか全体的な作風もファンタジー世界での日常に寄ったスローライフ路線である事が多く、マルチエンディングを採ったものも多め。
通常、RPGといえば人物やスキルの
レベル上げで強くなるものだが、その要素もありつつアトリエシリーズでは別の部分が重要となってくる。
それが錬金術なのだが、やってる事はといえば採取地を見かければ素材を採り、品質や“特性”を吟味し、それらをかけ合わせる……と地道なもの。
だが、ちょちょいとでも手間をかければ
他のゲームなら規制待ったなしのトンデモアイテムが作れてしまうのがこのシリーズ。
しかもそれらがだいたい“量産”できてしまう。一度すっごいアイテムを作れば、それを何度でも使えてしまうのだ。
そして錬金できるのは使用アイテムに留まらず、装備を作る際の素材も範疇となる。
最初は頼もしかった仲間が強くなった敵に苦戦することもあるだろう。
そんなときはちょちょいと手間を加えた素材で装備を作ってあげるといい、トブぞ。
作り込めば作り込むほど法外なダメージで応えてくれることもありやりこみ勢も満足なシリーズだが、
そこまでしなくても十二分に目に見えて効果が出る。気軽に楽しみたい勢も安心されたし。
ストーリー的にもその辺りはインフレしがちであり、錬金術でおなじみの「賢者の石」が通過点…どころか
パイやカレーにぶち込まれるなんてこの作品くらいであろう。
基本的に同じ世界観による2~3作でシリーズがひと段落し、その次は別の地域や世界を舞台とした作品が展開されていく。
2018年以降は3部作を纏めたバンドルパックも販売されるようになり、新規層に優しくなった。
また、アーランドシリーズや不思議シリーズなど、異例の4作目が発売されるケースも見られている。
作品ごとにそれぞれの路線が決まっており、経営シミュレーション色が強かったり、冒険RPG色が強かったりと明確に異なっており、キャラクターデザイン担当のイラストレーターも異なっている。
また、各タイトルにはシリーズごとのナンバリング振り分けだけでなく、シリーズ全体から見た通し番号も振り分けられている。
シリーズ内では前作・前々作キャラが成長して登場することもあり、その変わりよう(もしくは変わらなさ)を見るのも面白いプレイ方法である。
また、前作主人公は次作主人公の師匠として物語に関わってくる事も多い。師匠としての出来はピンキリだが
上記のように世界観は色々あるのだが、それとは関係なくシリーズ全体の「お約束」が多い。
雑魚キャラ代表兼マスコット担当で様々なギャグに使われる
ぷにぷに、
樽を調べた時の反応、
幽霊少女パメラ、
名前が気になる武器屋の親父ハゲル、どう見てもイガグリな「うに」など。
かつては「妖精さん」と呼ばれるブラウニーのような存在もお約束だったが、ここ最近の作品では姿を消しており、代わりに人間の子供に見えるホムンクルスが同じような役割を担っている。
なお、そのホムンクルスの作り方でキャラが顔を赤らめ口を挟むのもお約束である。
材料は賢者の水
声優陣にもその特徴は現れており、特に
小杉十郎太氏はほぼ常連。
ただし、黄昏シリーズのみは敢えてそのお約束からは外されており、「ぷにぷに」や「うに」すら出てこず、ホムンクルスも獣の子供のようになっている。残っているのは樽を調べた時の反応くらい。
アイテム図鑑やモンスター図鑑はキャラクターが解説するスタイルとなっており、そのキャラの意外な趣向やアイテムの使い方がわかることもある。
中にはボスの図鑑でそのボス当人がコメントを残すこともある。
手に入れたアイテム、調合したアイテムや武具、戦った相手はすべて図鑑に乗り一人ひとりにコメントがあるため、これだけでかなり時間が潰せたりする。
本シリーズは本筋でこそないものの、ほんのりとたまにド直球で恋愛ゲーム的な要素を含んでいる。
一般的な地続きの続編では「主人公がどのキャラを選んだかはプレイヤーの想像にお任せします」のようなはぐらかす描写が使われるところを、アトリエシリーズではむしろ「主人公とこのキャラを優遇します」と言わんばかりの猛プッシュを行っているケースがある。
例1: 「マリーのアトリエ」の続編である「エリー」「アニス」では、マリーとクライスのイベントが優遇され、他の書籍やリメイク版の販促画像でもマリーとクライスのペア画像が多用されている。
例2: 「トトリのアトリエ」の続編である「メルル」「ルルア」では、トトリとミミの色々な意味で仲良しなイベントがこれでもかと描写され、作中キャラにも「もはや夫婦」と評されていたりする。
初期作からの恒例。移植作品も例外ではなく『リーズのアトリエ』に至ってはKOTYにノミネートされたほど。
オンラインアップデートが根付いてからは定期的にバグ修正が行われるようになったが、それでも(特に発売直後は)こまめなセーブを心がけよう。
丹精込めた錬金が降り出しに戻ったりするとぼちぼちつらい。
発売からしばらくして「~plus」や「DX」と銘打った移植や完全版が出ることも恒例となっている。まあ他のゲームにもよくあるが。一応バグ周りも改善してはいる。
各シリーズ
ザールブルグシリーズ
全てはここから始まった。現在でも根強い人気を誇るアトリエシリーズの原点。
多くの外伝作も持ち、
漫画版も人気が高い。
通し番号:A1
1997年発売。2023年にはリメイク版が発売。
記念すべきアトリエシリーズ第1作目であり、多くの基礎がこの時点で既に確立している。
通し番号:A2
1999年発売。『マリー』の正統続編。
2000年発売。
『マリー』『エリー』の後日談作品。
話は同じなのでポケモンにおけるバージョン違いに近い。
通し番号:A3
2001年発売。
『マリー』から数十年前の過去を舞台に、アカデミー建設までの話を描く。
- アトリエ マリー+エリー 〜ザールブルグの錬金術士1・2〜
2001年発売。『マリー』と『エリー』のカップリング移植。
当初は
ドリームキャストで発売され、隠し要素として
PCで読み込むとスクリーンセーバーが入手できるというものがあった。
しかし何と
ディスクがコンピュータウイルスに感染しており、
スクリーンセーバーをインストールするとPCにウイルスが侵入するというとんでもない事態が発覚、最終的に
発売中止の憂き目に遭ってしまった。
その後、2005年にPS2へ改めて移植された。
- ヘルミーナとクルス 〜リリーのアトリエ もう一つの物語
2001年発売。アトリエシリーズ初のアドベンチャー作品。
主役は『リリー』に登場した幼少期のヘルミーナと、彼女が生み出したホムンクルスのクルス。
2001年発売。『エリー』の続編にあたる。
シリーズ唯一の
ワンダースワンカラーでの発売であり現在はプレミア化。
- マリー、エリー&アニスのアトリエ 〜そよ風からの伝言〜
2002年発売。『ふたりのアトリエ』の続編であり唯一のトリプル主人公作品。
こちらも現在はプレミアタイトルとなっている。
グラムナートシリーズ
ザールブルグシリーズと同じ世界の別の地域を舞台とした作品で、一部キャラがザールブルグから出張出演している。
時系列順にすると、
リリー→ユーディー→マリー→エリー→ザールブルグ携帯機作品群→ヴィオラート
となる。
通し番号:A4
2002年発売。2010年にはPSPへ移植された。
ザールブルグ初期三部作共通だったゲーム期間が撤廃され、いわゆる
サザエさん時空のカレンダー仕様でエンドレスプレイが初めて可能に。
替わりにアイテムが時間経過で品質劣化していく。(調合の工夫や自拠点拡張で一部対処可能。)
幽霊少女の
パメラ・イービスは本作から登場。
通し番号:A5
2003年発売。2011年にPSPへ移植。
店舗運営による村おこしが軸。
ゲーム期間仕様が復活し、アイテムの劣化はユーディーよりマイルドになった。全体的なゲームバランスの評価は今なお高い。
冒険RPG色を強めたシリーズで、初の男性主人公が登場した。
作品ごとの世界観の繋がりも薄いなど、シリーズ全体として見ると異色な内容。
今まで単調だった「戦闘」に工夫が付け加えられ、今のスピード感ある演出に繋がっていく。
また、冠されている「イリス」はキーキャラクターだったりヒロインだったりと、主人公の名前ではない。
ちなみに3作全てにやなせなつみ氏(当時は柳瀬なつみ名義)がパーティメンバー役として出演している。
通し番号:A6
2004年発売。
アトリエシリーズ初の男性主人公となっている。
主題歌の歌手に霜月はるかを起用し、以後のシリーズでは常連の歌手となる。
アトリエシリーズは本作から日本国外へも展開を開始した。
それ故、国外のファンコミュニティーを覗くと、初めて遊んだアトリエシリーズはイリスシリーズで、特別な思い入れを持つというファン層は日本よりも多い模様。
通し番号:A7
2005年発売。
(ザールブルグシリーズの派生を抜きにすると)初のダブル主人公作品で、男女主人公を並行して進めるという他にない形式。
サクサクとテンポ良く進むストーリー、遠く別れ離れとなった男女主人公が交換日記を交わすなどおしどり夫婦と評されるいちゃツキっぷり、前作よりも大幅にスピーディーになった戦闘、前作の複雑・煩雑だったシステム回りの簡略・快適化等が高評価を得ている。
国外ではマナケミアと並んでリメイク要望の意見も多いタイトル。
通し番号:A8
2006年発売。
この作品で初めて「イリス」がパーティーINする。
戦闘システムと調合システムが次回作マナケミアのプロトタイプと呼べる物になり、精霊の力を借りてパーティーキャラの戦闘スタイル「ブレイズ」を変化させるブレイズチェンジシステムを導入。
戦闘は条件を満たすと発動し大幅有利となるバーストモード前提のバランスだが、ザコ敵戦は力押し可能で大味気味、ボス敵戦はブレイズとの相性やバーストモードをタイミング良く発動出来ないと苦戦傾向となるなどやや極端。
また、ブレイズチェンジシステム為に、パーティーメンバーが初期の2人+途中加入の1人の計3人で固定、メンバー数はシリーズ最少でこれには「ガッカリした」「ブレイズチェンジよりも仲間が多い方が良かった」との意見が多く、結果ブレイズチェンジの採用は本作のみに留まっている。
ほか、拠点となる街が無駄に広くお使いイベントを重ねないと進展しないストーリー、そのストーリーも展開が唐突気味で、人気の高い前作と次回作に挟まれた本作は色々と物足りないと評される事も多い。
マナケミアシリーズ
学園を舞台としており、実質的にイリスシリーズの後継作にあたる。
タイトルに唯一「アトリエ」を冠しないシリーズ。
マナケミアより前のシリーズの声優陣は新人声優、もしくは馴染の声優が多めだったが、この辺りからいわゆる「売れっ子声優」を積極的に起用していく事となる。
通し番号:A9
2007年発売。2008年にはPSPへ移植したがバグまみれにロード地獄で顰蹙を買った。
通し番号:A10
2008年発売。2009年にはPSPへ移植。
男女のダブル主人公で、選ばなかった方は
ライバルとして登場するという、一部のポケモンやスパロボで見られるような選択方式となっている。
その両方をクリアした後に真のエンディングが…?
アーランドシリーズ
グラムナートシリーズまでの路線に原点回帰。師弟三代・親子二代に渡る大河シリーズとなった。
シリーズで本格的に3Dポリゴンモデルが導入された他、この辺りから他機種への移植などマルチ展開が頻繁に行われる事となる。
キャラクターデザインを担当した岸田メル氏の出世作としても知られる。
そして、恐らく最も
百合度が半端なかったシリーズ。
そんな中でもロロナへの愛を貫き通した
ステルクさんだったが、残念ながら報われなかった…。
通し番号:A11
2009年発売。何気にシリーズで唯一
ニンテンドー3DSに移植されている。
久しぶりの「アトリエ」名義かつ久しぶりの女性主人公だが、イリスやマナケミアで培った戦闘システムを導入し、戦闘も楽しめるようになった。
2013年には半リメイク的な完全版『新・ロロナのアトリエ』も発売。3DS版もこちらをベースにしたもの。
通し番号:A12
2010年発売。
サブテーマに「母親探し」があり、船を作って未開の地にまで乗り出すという大きな旅をすることとなる。
通し番号:A13
2011年発売。
ロロナの恋愛の行く末が期待されていたが「三十路のロロナを見たくない」というネタで8歳にされて、ステルクさんの
フラグがポッキリ折れた。
通し番号:A20
2019年発売。
まさかのシリーズ完結後2つのシリーズを挟んだ後というロングパスな続編であり、シリーズ内シリーズ初の4作目。
とはいえロロナ時代からかなり年数が経っている事と、ルルアはルルアでコミュニケーションを築いているため、この作品から始めても問題はない。
なおロロナさんは三十路になって普通に登場する。
黄昏シリーズ
「黄昏」が示すとおり、錬金術によって栄華を誇りながらも衰退し終わりへと向かう終末的な世界観が特徴。
高度な錬金術を育んだ古の文明とその滅亡すら忘れ去られかけた時代という基本背景は「不思議」「秘密」シリーズにも受け継がれる。
2011年からガストがコーエーテクモゲームス傘下に入っており、この作品から名義にコエテクが連なっている。
舞台名を冠しないためかナンバリング振り分けがされていない(これは不思議シリーズも同様)。
また前述の通りアトリエシリーズの「お約束」がかなり少なく、良くも悪くも緊張感溢れる世界観となっている。
とはいえ人物まで退廃・荒廃的なわけではなく、暗い雰囲気にはなってないのも特徴的。
通し番号:A14
2012年発売。
うし。
ロロナと別の方向で
かなり不幸な正史展開を辿らされる主人公。
通し番号:A15
2013年発売。
男女のダブル主人公で、どちらを選んでも2人は夫婦コンビとして課題に取り組んでいき、展開は共通だが視点が変わるという形。
なんと全10エンド中8エンドでエスカとロジーがイチャイチャしている。
男性主人公自体はもう何度も出ているが、タイトルに名前が入ったのはロジーが初にして現状唯一だったりもする。
アトリエシリーズ初のTVアニメ化を果たし、2014年に放送された。
通し番号:A16
2014年発売。
あだ名が「シャリー」となる二人の少女の物語。
こちらは序盤は選んだ側の固有シナリオで進み、途中から合流するという形のダブル主人公。
一時期仲違いした2人がどう仲直りするかは必見。
ちなみに選ぶ主人公と時期によって戦闘曲が変わる豪華仕様。後のダブル主人公物も基本的にその仕様となっている。
キャラデザ担当者が2人となる。珍しく時間制限がほぼ存在しないシリーズ。
通し番号:A17
2015年発売。
通し番号:A18
2016年発売。
タイトルに付いている通り「旅」がモチーフであり、当時のアトリエシリーズにしては珍しく、広大なフィールドを駆け巡ることとなる。
- リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~
通し番号:A19
2017年発売。
双子の姉妹によるダブル主人公で、どちらかを選ぶという要素のない「2人が主人公」なタイプ。
こちらも仲違いはするがパーティが分裂したりはしない。
姉妹どちらを操作するかを任意に切替可能で、どちらを使っているかでアトリエや町、採取地の
BGMが変わる特徴がある。
舞台は「絵画の中」ということで摩訶不思議な光景が広げられる。
通し番号:A23
2022年発売。
『ルルア』のように大きく間を空けて出た、かつ主人公再登板での続編。
時系列は『ソフィー1』と『フィリス』の間となる。
秘密シリーズ
シリーズで初めて主人公が交代せず3作続投し続けており、一部からは「ライザシリーズ」と呼ばれてもいる。
このためか、ナンバリングも
サブタイトルの方ではなくメインタイトルの方になっている。
また、他シリーズのように
錬金術というものが普遍的では無いのも特徴。
バトルもリアルタイムのものとなっており忙しさがダンチである。
一方で図鑑のキャラコメントがオミットされてしまい、説明文が味気ないものになってしまった。
通し番号:A21
2019年発売。
2023年にシリーズとしては久々の
アニメ化。
主人公ライザやその仲間たちが複雑な事情を持っており、また周りの大人達からの協力や理解も及ばない事が多いなど、雰囲気は何処となく重苦しい。
ライザ達は基本的にプラス思考なので余り悲壮感は感じさせないが、黄昏シリーズとはまた違ったシリアスな空気であろう。
緑川光声のパパキャラという新たな境地が聞ける
通し番号:A22
2020年発売。
前述の通り今まではシリーズ内でも続編は主人公が変わるのが通例だったが、ライザが続投したことで話題になった。
なお、その場合前作までの知識や経験はどうするのかと気になっていたが「環境が変わって不慣れ」「錬金道具は現地調達すれば良い」というストロングスタイルでリセットした。
無論、ライザ以外の前作キャラも引き続いて登場するが、成長したタオのみ声優が変わった。
そして仲間2人の声優の名字が両方「寺島」ということでちょっと話題になった
通し番号:A24
2023年発売。
引き続きライザが主人公。
今度は流石に最初から初期レシピが多く、また無印、2のキャラや用語が多数登場するため、明確に前2つのシリーズ経験者向けとなっている。
レスレリシリーズ
通し番号:A25
2023年配信。
シリーズ本編初となる
スマートフォン向け作品。公式略称は「レスレリ」。
Steamでも配信。
久々のダブル主人公制で、タイトル名はレスナとヴァレリアの二人の名前が組み合わさったもの。
過去作からのキャラクターも多く出演し、メインストーリーにも大きく関わっていく。
メインストーリー第24章からシーズン2となり、サブタイトルも『
千の国々と万物の管理者』となる
- 紅の錬金術士と白の守護者 レスレリアーナのアトリエ
2025年発売予定。
こちらの略称は「紅白レスレリ」であり、
ゲーム機向けの買い切りオフラインタイトルとなる。
新シリーズ
通し番号:A26
2025年発売。
何気にシリーズ初の
Xboxシリーズでも発売されるタイトルとなる。
錬金術が「禁忌」となった世界が舞台。
本作の調合は基本的にマナ調合となっており、釜を使用しない。その他にもマナの存在が物語に大きく関わってくる。
また素材アイテムに関してはグラムナートシリーズから続いていた「素材アイテム1個1個にそれぞれ独自に
特性が付く」という形式ではなく、素材アイテム名とランク(SからEまで6種)によって品質値や特性が固定となり、同一名・同ランクの素材アイテムは最大999個までまとめてストックできるようになった(調合アイテムは従来通り)。
本シリーズのみ通し番号が「DSA~」と専用のものとなっている。
開発が外注なためか20周年特設サイトでハブられていたが、『ネルケ』にはDLCとして無事参戦を果たす。
通し番号:DSA1
2007年発売。
通し番号:DSA2
2009年発売。
通し番号:DSA3
2009年発売。
番外編・クロスオーバーなど
通し番号が割り振られていない他、ジャンルがRPGで無いものも含まれる。
- エルクローネのアトリエ 〜Dear for Otomate〜
2012年発売。
ifことアイディアファクトリーの女性向け恋愛ゲーム(
乙女ゲーム)ブランドであるオトメイトとのコラボ作品。
ザールブルグシリーズと世界観が繋がっておりマリーとエリーと武器屋の親父が登場する。
あくまでもコラボかつif側の作品のためか、20周年・25周年特設サイトに記載されていない。
ちなみにエルクローネは舞台となる街の名前で主人公の名前はメリエーラ(通称メリー)である。
2014年配信。アーランドシリーズをベースとしたボードゲームアプリ。
2018年配信。シリーズから多くのキャラも登場するオンラインRPGアプリ。
当初は外注だったが配信半年ほどでコーエーテクモに移管された。
2022年3月まで続くなど、比較的ロングセラーだった。
ちなみに主人公の名前は
うに子変更可能の為にタイトルにキャラ名が記載されていないが、ゲームのタイトル画面ではしっかり「(主人公名)のアトリエ」と明記される。
話自体はシリアスなのに個性が豊か過ぎるキャラが多く、ある意味では初期の雰囲気を思い出させる。
なお通例として、当作品の
オリジナルキャラクターはハーブから名前を取られているが、昔の主人公と名前が被る「アニスヒソップ」という登場人物もいる。
- ネルケと伝説の錬金術士たち 〜新たな大地のアトリエ〜
2019年発売。
不思議シリーズまでの歴代キャラクターたちが出演するオールスター作品。
ジャンルは運営シミュレーションで、錬金術士やその仲間に素材の採取や栽培、販売を依頼しつつ、商品となるアイテムを調合してもらって街を発展させる、というもの。
アイテムの価値は本作独自のものとなっており、エリキシル剤<純粋な毒なんてバランスは他ではまずありえないだろう。
世界観はザールブルグに近いが、全ての世界と異なっており、錬金術士たちは各々調合の失敗や遺跡の暴走といった事故で転移してくる。
転移後は元の世界には戻れないのだが、逆に向こう側からこちらへは
地続きになっているかの如く気軽に人がやってくる。
主人公のネルケは錬金術士ではないためか「アトリエ」の方が明確にサブタイトル扱いとなっている。
アトリエシリーズ及びコーエーテクモゲームス最後の
PlayStation Vitaタイトルとなった。
なお、本作ではパメラの秘密が少し判明する。
追記・修正は錬金術を駆使しながら決められた期限を守ってお願いします。
- エスカ&ロジーに「完全新作では初のダブル主人公。」ってあるけど初はマナケミア2では? -- 名無しさん (2023-06-12 22:35:43)
- 秘密で実感したけれど、同一主人公じゃちょっと広がりというか新鮮さが感じられなくなるね。「新米錬金術士が高位の錬金術士の前作主人公に出会って~」みたいな展開は「あぁここまで前主人公は到達したんだ…」って実感と共に歴史の積み重ねを感じたりできた&これからの新しい時代が感じられて好きだったからテンプレになってもこれはやって頂きたいなぁ -- 名無しさん (2023-06-12 22:39:38)
- シリーズ項目なら伝統の「たーる!」と「ウニ(栗)」に関する記述も欲しいところ -- 名無しさん (2023-06-12 22:57:35)
- ↑×2 間違えた、最初のダブル主人公はイリス2か -- 名無しさん (2023-06-12 23:48:33)
- 純粋にゲームとしては不思議シリーズが一番好きかな -- 名無しさん (2023-06-12 23:49:32)
- 乙女ゲー的な要素は昔からあるが、アーランドシリーズ(特にトトリ)は百合成分も濃い目なのが特徴。 -- 名無しさん (2023-06-13 08:07:18)
- イリス2は二人の主人公というより二人で主人公だからマナケミア2の方がダブル主人公っぽくはある -- 名無しさん (2023-06-13 09:58:28)
- ライザのキャラデザで一気に有名になって売り上げも伸びたよね。次回作の主人公のキャラデザのハードルがすごく上がってるけどどうなるんだろう -- 名無しさん (2023-06-13 20:28:10)
- マリーのアトリエのキャッチコピーが「世界を救うのはもう飽きた」だったっけ? -- 名無しさん (2023-06-13 20:59:06)
- 近年ではライザブームがブレイクスルーかのような印象が強いけど、最初のブレイクスルーは間違いなく岸田メル起用だと思う。当時のネットでの話題性は当時基準だとかなりだった -- 名無しさん (2023-06-13 22:23:51)
- ソフィーでのキャッチコピーは「そろそろ世界を救うのにも飽きてきた。」世界は救わないけど魔王はぶっ飛ばしたソフィーさん。後輩もやっぱり世界は救わないけど神様ぶっ飛ばしたり結構自由(笑) -- 名無しさん (2023-06-13 22:24:55)
- 黄昏シリーズの独特の雰囲気が好き。でもコーラルドラゴンは嫌い -- 名無しさん (2023-06-13 23:33:37)
- BGMが秀逸なの多いんだよな、ボーカル付きとかも -- 名無しさん (2023-06-14 06:05:27)
- タグがゲームハードの歴史みたいになってる -- 名無しさん (2023-06-14 11:11:51)
- アトリエの戦闘曲は素晴らしい。特に黄昏アーシャの戦闘曲は良い。それにシャリーの「Aquarius」、まさに黄昏の世界のボス戦って感じで秀逸 -- 名無しさん (2023-06-14 11:24:15)
- アトリエシリーズのBGMはすごく好きなんだけどボーカルはBGMほど好きな曲がないんだよなぁ。ブルリフシリーズも同じ感じだったけど燦でタイアップした歌は好きだからアトリエシリーズも今後そうなってくれないかな -- 名無しさん (2023-06-18 23:02:38)
- 最新作ユミアのアトリエ、3/21か -- 名無しさん (2024-09-03 13:02:07)
- 紅白レスレリと1年のうちに2作品も新作発表するのは今どき珍しいな -- 名無しさん (2024-09-28 00:21:30)
- 新作のユミアさん、ダウナー系かと思ったらドヤ顔の似合う勝気女子だった。スタイルは抜群に良い。 -- 名無しさん (2025-04-05 09:26:47)
- ユミアは見た目もいいけどそれ以上に発売後明らかになった性格とかキャラで人気が出てる気がする。設定的にレベルリセットも簡単そうだけどシリーズになったら主人公続投するのかな -- 名無しさん (2025-04-10 13:19:28)
最終更新:2025年04月14日 18:18