ファミ通ブロス

登録日:2010/07/25(日) 08:47:09
更新日:2024/09/07 Sat 22:33:07
所要時間:約 4 分で読めます




ファミ通ブロスとは、かつて存在したゲーム雑誌兼コミック雑誌の名称。
文字通り、ファミ通(旧・ファミコン通信)の兄弟誌として刊行された。

大元のルーツは、93年に発刊された「別冊ファミコン通信・攻略スペシャル」に遡る。
低年齢層を意識した紙面が好評だったことから、「月刊ファミコン通信・攻略スペシャル」の名で月刊化。
95年には「月刊ファミ通Bros.」へ改題。従来のファミ通より低年齢層を対象にしたスタイルが確立された。

その後、98年1月号から「ファミ通ブロス」となり、小・中学生向けのコミック雑誌として大きく路線変更することとなった。
(当項目では主にコミック誌としてのブロスについて記述する。)

掲載ラインナップはコロコロコミックから強く影響を受けており、掲載作品の中ではジバクくんと時空探偵ゲンシクンがアニメ化された(というか、この二つはアニメ化前提だった)。
しかし売上は振るわず、誌面内でプッシュされていたゲームも悉く三振続きで02年9月号で休刊した。
当時、本誌とタイアップして大きな関わりがあったゲームは、アテナの「デザエモンKids」などがある。

児童向けだった割にはギャルダルマ親方とかいう人がこの世の果てで恋を唄う少女 YU-NOをお薦めしていたりとよくわからない。



【主な連載漫画】

●ショック・サイエンスR
怪しい肩書きの作者あすかあきおが描く、明らかにMMRを意識した「な、なんだってー!!!!!!」な漫画。グレイだあーーー!!!!!!
しかし絵やサイ九郎などのキャラが古臭く、しかも毎月作者が2ページに渡る自慢から始まったりしたため、あちら以上に嘲笑の的となり、
他の連載や読者コーナーにすら「あれがノンフィクションだったら漫画描いてる場合じゃねーだろw」「ミスターカトウwwwミスターカトウwww」というネタが乗るほど。翼竜だあーーー!!!!!!
後にこの作品の担当編集はファミ通町内会で「!マーク横に六つも並べた写植貼るような仕事はあれくらい」と振り返っていた。
なお「R(リターン)」というタイトルでお察しの通り、他誌で連載されていたシリーズの続編である。

●プロフェッサーシャーボ
Gヒコロウが描いた4コマ漫画
小中学生に余すことなくGヒコロウの世界を叩き込んだ。オッスオラ息子のワンパクカトウ。
連載終了後はこれって何が変わったんだという不死身探偵オルロックが始まった。

●摩訶娘々
チャイナドレスのjkがカードを探すというさくらたんみたいなマネをするが、打ち切りで超展開を見せる。

テイルズ オブ デスティニー 神の眼をめぐる野望
テイルズオブシリーズが今のような一大シリーズになる前から連載されていた。泣き虫スタン。
本編と所々・・・どころか大体ほとんどの展開が異なり、最も大きな違いはリオンが生きている
ファンからの評価は高く本家ゲームも一部設定をパク(ry…採用している。著者は啄木鳥しんき。

●Colors
啄木鳥しんきが、テイルズの終了後に描いた作品。
金色討伐伝、金髪は悪しき一族という話が伝わる島の運送業が金髪の少女を拾ってしまい、気が付いたら余所の国の戦争に介入してたりする話。
クライマックスに入りかけたところで休刊のあおりを受けて打ち切りになってしまった。

ポケモンカードになったワケ
ポケモンカードゲームを題材にした漫画。
ゲームではなくカードのイラストに焦点を当てるという、カードゲームのコミカライズとしては異色な作品。
詳細は項目参照。

●超鋼大帝テスラ
風呂敷広げすぎて絵もゴチャゴチャで何がなんだかわからなくなった漫画。

●はたらくねこ
横暴なオッサンが経営していたゲーム店を3匹のネコ兄弟が乗っ取って生まれた「ファミ猫ブロス」を舞台にしたドタバタギャグ漫画。
リニューアル前のゲーム雑誌だった時代から長きにわたって連載され続けていた古参だったが、ある時突然あっけなく終わってしまった。

●マクドナルド探偵団
マクドナルドにクーポンつけてもらうために連載していた漫画。教祖様は出ない。

●ワイルドキングダム
エロ漫画家・真鍋譲治が描く、サバンナを舞台にした擬人化漫画。
場所が違うだけでやってることはいつもの真鍋漫画。

聖剣伝説レジェンドオブマナ
天野シロによるギャグ漫画。
原作をわりと無視したキャラ設定が売り。特に主人公トトの変貌ぶりが顕著で、ペットのラビを「非常食」と言い切ったり、エメロードにホテルで癒してもらおうとしたりした。
しかしシリアスパートは画力も相まってチキン肌・涙腺崩壊必至。エスカデ編のオリジナルエンディングは、「本編より好き」というファンもいる程。
しかし最後は休刊による打ち切りも相まって、ものすごい駆け足だった。
後に上下巻に分かれた新装版が発売されている。

●魔女医

ゲッターロボ
目だ!耳だ!の元祖ゲッターを再録したもの。
…編集部はなにがしたかったんだ?と思いたくなるが、スパロボでゲッターを知った低年齢層向けだったのかも。
そしてスパロボでゲッターを知った子供たちはそのバイオレンスさもさることながらダンクーガ並に中々合体しないゲッターにやきもきした
やはりバイオレンス過ぎたのがまずかったのかは不明だが9話で打ち切られた。

BRAVE FENCER 武蔵伝
武蔵がフルチンで召喚される。雷光丸が空気。二刀流はどうした。

●ねこガンマン

●チョキン王子

●火星物語 五月の花嫁
同名ラジオ・ゲームのタイアップ企画。ラジオ版第二部の主役コンビによるオリジナルストーリーとなっている。

●ダービースタリオン外伝 ダビスタブリーダーズバトル
PS版ダビスタで育てた馬をメモカに入れ、ゲーセンに持ち寄って対戦するという設定。
他店舗とのオンライン対戦も出来るが、ダビスタと言うよりマキ○オー。

マリーとエリーのアトリエ ザールブルグの錬金術士
同名ゲームのコミカライズ。しかし錬金術というより「すっとこどっこい」の話なのは著者のせい。雑誌終了後も続編が執筆されている。

●LOVEさーくる
2001年9月号にて
「ちょっとエッチな新感覚学園コメディ!」と銘打って始まった。
しかし3話掲載した所(12月号)で作者急病の為に休載になり、翌02年3月号にて終了が告知された。





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最終更新:2024年09月07日 22:33