デルフィーヌの場合(映画)

登録日:2010/03/28 Sun 14:39:27
更新日:2024/06/12 Wed 15:25:27
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愛があれば、人はなんでもできるのか?


『デルフィーヌの場合』とは、1999年にフランスで公開された映画である。

その後、2001年に日本でもアルバトロス・フィルム配給で公開された。


【ストーリー】
デルフィーヌは15歳。
変化のない退屈な日々を過ごしていた彼女はある時、オリビアという同級生と仲良くなる。オリビアに誘われて初めてクラブに足を踏み入れた彼女は、そこでロランという不良っぽい少年に出逢い、そして恋に落ちた。

……愛した男から悪夢のような提案をされるとは、その時のデルフィーヌにはまだ知る由もなかった。


【人物紹介】(※キャスト)
■デルフィーヌ(モード・フォルジェ)
真面目で少し引っ込み思案な性格だが、いざという時の行動力は周囲の人間を驚かせるほど。オリビアの作文に感銘を受けたデルフィーヌがオリビアに手紙を送ったことで、彼女の運命は動き出す。

■オリビア(ルー・ドワイヨン)
デルフィーヌのクラスにやってきた転校生。奇抜な服装や言動でクラスでは浮いた存在だったが、デルフィーヌからの手紙に感動したことで親友となる。自殺した姉の影を追い続けている。

■ロラン(ロバンソン・ステヴナン)
デルフィーヌと同じ学校の生徒。幼いときに母が家を出て、父とも絶縁関係にある。現在は兄と二人暮らしだが、自分の周囲の環境にウンザリしており、街を捨て友人のアランと共に旅に出ることを決める。真性のクズ。

■アラン(マキシム・マンスィオン)
ロランの友人でオリビアの恋人。ロランと旅に出ることを約束しているが、内心では家業を継ぐ意志がある。

■ジュスタン(シリル・カニャ)
デルフィーヌの幼なじみで同級生。デルフィーヌには子供の頃から恋心を抱いているが言い出せずにいる。内気で口下手、でも映画について語り始めると止まらない一面を持つ。




以下、ネタバレ








絶縁状態にあった父から一緒に暮らそうと告げられたロランは、父が迎えにくる2ヵ月後までにアランと共にジャマイカへ旅に出ることを決める。そのために旅費を稼ぐ手段としてロランが考えついたのは……。

デルフィーヌとオリビアの二人に1日5人、合計400人の男へフェラチオさせるという狂気の提案だった。

一度は断った二人だったが……愛する男と生きるため、デルフィーヌはその提案を受け入れる。オリビアも不承不承ながら、デルフィーヌのために提案を受けることを決めるのだった……。

(ここから先の展開は是非とも本作を観ていただきたい。)


【最後に】
本作は、1991年にフランスのパリ郊外で実際にあった事件を元にしている。


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最終更新:2024年06月12日 15:25