登録日: 2011/07/21(木) 15:56:23
更新日:2024/08/13 Tue 20:54:22
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●オクトパスロード(Octopus Lord)
 オクトパスロードは『
仮面ライダーアギト』の登場怪人の一体。
 Vol.9〜10に1種1体が登場した。
本作屈指の
ネタキャラにして、どうして懲戒免職を食らわないのか不思議になるエリート刑事・
北條透の活躍編(失笑)に登場した敵役である。
アンノウン全体としては強敵とは言い難いが、北條に絶望を与えた印象的な敵キャラクターである(※少なくとも北條にとっては)。
 
詳細は下記を参照して欲しいが、
北條透の装着する
G3との交戦後、強化されて復活。
G3ユニットの武器が通用しないまでになるが、最後は
アギト(翔一)の
ライダーキックに敗れている。
【個体解説】
◆モリペス・オクティペス (Mollipes Octipes:軟体の八つ足)
種族:超越生命体(使徒)
通称:オクトパスロード
身長:220cm
体重:178Kg
能力:水たまりを作る
殺害方法:人間を水たまりに引きずり込み溺死させる。
※他、細胞一片からも復活する優れた再生能力を持つ。
 蛸に似た超越生命体。
 そこが如何なる場所であろうとも、地表に水たまり(池レベル)を出現させる能力を持ち、其処から神出鬼没の行動を見せる他、ターゲットに定めた人間を引きずり込み溺死させると云う「不可能殺人」を行った。
 軟体系と云う事もあってか、「
平成ライダー シリーズ」でも屈指の不気味さを誇るアンノウンの中でも、特に不気味な見た目をしている。
 ……ちなみに体色は
鮮やかな赤……茹でられたのだろうか……?
 特にずば抜けた戦闘能力を持つ敵では無いと思われるが、アンノウンとしては珍しく極めて高い再生能力を持ち、北條G3に身体を砕かれるが光の輪を通じて魂(?)のみは逃走したのか、後に砕かれた肉体を強化再生させて復活。
 その際にはG3の武器を全く受け付けないレベルにまで到達していた。
【劇中の経緯】
 少年から青年にまで一瞬で成長した謎の青年に攻撃を加える
ギルス(
涼)と云う緊迫の場面から物語が始まるが、エピソードの主役は 「
なんとなくイヤな奴」として登場して以来、物語に彩りを与えていた男、
北條透。
 ゴネる、騙す、脅す、透かす、おべっかを使う、根回しをする……等のあらゆる手段を使ってG3ユニットの活動を停止させた上に、氷川を更迭……。
 遂にG3の正装着員の座を勝ち取ってしま う。
 テスト(演習)では完璧な成績を見せ、小沢と尾室を一流レストランに誘っての食事会では「アギトすら捕獲してみせる」と自信たっぷりに豪語するのだった。
 
 ……一方では、翔一の過去を知る“らしい”女性、三浦智子が登場。
 翔一を見つめる視線に気づいた真魚が翔一との会話の場を設けようとするも、彼女は何者かに殺害されてしまう……。
 その捜査に当たっていた氷川と河野は、彼女の形態電話の記録から、智子が直前に会う約束をしていた翔一に事情を聞くことにするが……。
◆関連人物
 今回の主役。
 何となくイヤな奴と思っていたら本当にイヤな奴だったり。この頃は普通に嫌う人の方が多かったのでは?
 今回のエピソードでは多彩な性格の内、イヤミな面とヘタレな面を披露……。
 演習、初戦では見事なドヤ顔を披露するが、再生し強化されたオクトパスとの再戦時では、全く歯が立たずフルボッコ、果ては独断でG3ユニットを
パージし、涙目で敵前逃亡した。
 他に子供が盾にされているにも拘わらず、攻撃を優先させるなど、北條さん(笑)の問題っぷりが遺憾なく発揮された回だった。
 G3の装着員から外されたが、持ち前の生真面目さと情熱で事件解決に動く健気な氷川さん。
 知らない仲でもない翔一を逮捕する事に葛藤があったのか、真魚からの普通なら信用出来ないであろう捜査協力を受け入れる事にする。
 G3ユニットを独力で作り上げた天才にして、G3チームのリーダー。
 北條より氷川が好きなのは「かわいいから」であるらしい。
 …貴女の人を見る目は確かです小沢さん。
 見事な幇間属性を見せつける尾室さん。
 …この頃は職務優先だったのか?
 氷川と北條、それぞれの捜査一課在籍時のパートナーを務めるベテラン刑事。
 ラーメン好き。
 氷川も北條も等しく認めているが、氷川の方が大人と捉えている様である。
 自分の過去を知る事に僅かな躊躇いを見せるが……。
 挙げ句に三浦智子殺害の容疑をかけられ、氷川らに逮捕されてしまう。
 翔一を見つめる三浦智子の視線に気づき、翔一が記憶を思い出す為の契機を作ろうとしたり、逮捕された翔一を救うべく秘密にしていた
超能力を利用し氷川に捜査協力を申し出るなど今回は大活躍。
 ……感謝しろ翔一。
 町で見かけた翔一を不思議な視線で見つめていた女性。
 ……当初は自身でもあやふやであったが翔一の正体に気づき……。
 何と三浦智子殺害の真犯人として捕らえられる……。
 果たして彼は「何」を恐れたのか……?
◆余談
 本エピソードに代表される様に同作には警察組織の痙攣的、かつ短絡的な判断や思慮の浅い行動の描写がある所為か「アギトの警察は無能」との意見がある。
◆今回の教訓
“大口は叩くべからず”
追記せよ、この項目!!
    
    
        
-  気持ち悪かったな~  -- 名無しさん  (2013-07-28 21:03:00)
-  俺は逆に『タコの天使』というのがシュールで笑ってしまうw  -- 名無しさん  (2013-07-28 21:34:03)
-  ↑子供の目の前で父親を殺しましたけど…  -- 名無しさん  (2013-09-08 18:09:11)
-  ↑一家全員皆殺しにした亀さんや無関係の子どもを壁に埋めた蜂さんに比べれば…  -- 名無しさん  (2014-02-08 22:30:52)
-  なぜかこいつは名前のパターンがこれまでのアンノウンと逆だ。  -- 名無しさん  (2014-02-08 22:46:26)
-  クウガグローイングを見習って、一度でダメなら何度でも攻撃してくださいよ北條さん(願望)  -- 名無しさん  (2014-04-01 11:23:35)
-  アギトの警察無能シリーズの記念すべき第1弾。てか、女の近くにいただけで、翔一逮捕すんなよ河野のおっさん。  -- 名無しさん  (2014-04-09 21:00:29)
-  ↑↑とりあえず目の前に化け物がいたとする。逃げた北条さんの判断は正しい。生き延びるためにはね。しかしヒーロー物ではそういうのは許されないわけで…  -- 名無しさん  (2014-04-11 17:56:32)
-  つーかスーツわざわざ脱いで逃げんなよ、余計殺られる確率上がるだろ。  -- 名無しさん  (2014-04-11 19:26:54)
-  空想法律読本で、この回が扱われていた。科学読本を含めても、アギトが扱われたのはこれが初。  -- 名無しさん  (2014-07-06 17:49:42)
-  Cast off!! Change HOUJOU!!!  -- 名無しさん  (2014-12-17 17:10:54)
-  ↑2 近藤氏のイラストで口元が覆われたライダーはフォーゼに次いでG3が二人目。他は口が無いダブルですら口元が開いていた。どんだけライダーマン好きなのよ。  -- 名無しさん  (2015-01-16 14:16:28)
-  ↑6 逮捕されたのは翔一が警官を突き飛ばしたからだぞ。殺人容疑とはまた別問題  -- 名無しさん  (2015-08-07 20:19:28)
-  OPの最初にチラッと出てくるイコン、上から2段目、右端から2番目にこいつらしき天使がいる。  -- 名無しさん  (2015-08-07 20:38:09)
-  次回の北條に一言、言い訳して良いわけ?  -- 名無しさん  (2015-08-08 06:52:17)
-  ↑おい、今秋だってのにますます寒いだろーが。  -- 名無しさん  (2015-11-11 23:09:02)
-  タコの頭(胴体)を神官の帽子に見立て、触腕をヒゲに見立てて老人のように見えるデザインが秀逸。なお、コイツだけOシグナルがないけど、理由は単純に「書き忘れただけ」だったらしい…(一応、タコの目をOシグナルと考えれば、ビートルロードと同じく少し地位の高いロード怪人と言えなくもないけど)  -- 名無しさん  (2020-10-31 12:24:39)
-  殺害方法が劇場版に登場するアントロードの蟻酸(ぶっかけれた対象者は肺の空気を泡にされる)と似ているが、こちらはマジの溺死。  -- 名無しさん  (2022-02-03 23:07:24)
-  タコそのものである頭部は再生の過程を描くため、複数のプロップがあり、スチール写真もそれだけある模様。天使でありながらデビルフィッシュとも称され、忌み嫌われるデザインは大好き。  -- 名無しさん  (2024-08-13 20:54:22)
 
 
最終更新:2024年08月13日 20:54