風谷真魚

登録日:2021/07/27(火) 03:49:20
更新日:2021/09/06 Mon 18:24:57
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「翔一くん!」

風谷真魚は、『仮面ライダーアギト』の登場人物、メインヒロインである。

演:秋山莉奈/谷村聡美(幼少期)

概要

本作のメインヒロイン。都内の緑ヶ丘学園に通う女子高生。周囲には隠しているが、超能力の持ち主。

自身の生後まもなく母親を病気で亡くし、父親である伸幸と2人で暮らしてきた。その父も2年前に未解決の事件で亡くして天涯孤独の身となる。その後、義理の叔父である美杉義彦の家に物語の始まりに至るまで居候している。

人物像

普段は明るい性格だが、悩み事があると周りに話さずに一人で抱え込むことが多い。これは良くも悪くも自己完結的であり、時間を経て考えを整理させると解決していることも多い。周りの意見を考えすぎる面もあり主に北條さんのせい、超能力のことに関してはこれが顕著。
超能力でカンニングをするなど悪知恵を働かせることも。

天然ボケ気味な津上翔一や美杉親子に対してツッコミに回ることが多い。

高校では帰宅部。一時期はテニス部に入るが、先輩たちからの嫌がらせと自らの超能力に畏怖したことで退部している。(下項目参照)

劇中では父親のことになると涙を流すことが多く、それが理由で周囲に八つ当たりや、孤立することが度々起こっている。

真島浩二の初対面時の「可愛い」というセリフ、テニス部の先輩の恋人に過去に告白されたことから容姿は整っているものの、それが原因で作中の一部女性キャラから反感を買うなど気苦労が絶えない。

上述した境遇故か、同居人の翔一、劇場版で出会った加原紗綾香など自分と同じ境遇の人間にはシンパシーを抱いている。

同じ美杉家の居候である翔一とは仲がよく、序盤で翔一が戦闘後変身を解除するところを目撃したことでアギトアンノウンの存在を知る(アギトという名称は12話で改めて認識している)。
当初は翔一の記憶喪失の手掛かりを掴むことに積極的だったが、翔一の過去を知ると語る榊亜紀が登場してからは鳴りを潜めている。
翔一のことは家族同然に大切にしているが、超能力のことは秘密にしており、中盤になると氷川、葦原ら周囲の人間は真魚の秘密を知っているのに、翔一だけ終盤になるまで知らなかった。
彼がアギトであることは序盤から知っているが、アンノウンとの戦いに居合わせることはあまり多くない。そのためか氷川がアギトを「強くて逞しい存在」と評価した際は、「ちょっとイメージと違う」と違和感を感じていた。

氷川誠には翔一の冤罪を証明するため自ら超能力者であることを明かして、三浦智子殺人事件の犯人逮捕を協力する。それ以降も氷川の方から未解決事件の捜査協力を頼まれている。作中では真魚が超能力の秘密を明かした唯一の人物であるが、持ち前の不器用ゆえ彼女が自身の超能力について迷った時は余り役に立たなかった。きみはガラス細工と同じなんだ!
G3としてはアンノウンに襲われた際に何度かピンチを救った。

葦原涼とは第12話にて篠原佐恵子を経由して顔を合わせているが、このときは特に絡みはなかった。
32話で覚醒した蘇生能力により涼を生き返らせており、このことに恩義を感じた涼は基本的に彼女からの悩みを聞き入れている。

超能力

幼いころから彼女に備わっている力。父親から人前では使わないように言いつけられてきた。
サイコメトリー、透視能力、千里眼、サイコキネシス、予知能力、テレパシーと作中の能力者の中でもレパートリーが豊富。サイコメトリーは無意識に発現するパターンが多い。一度きりだが死人を生き返らえるほどの蘇生能力に覚醒した(ただしこれは涼の中のギルスの力が死んでいなかったことも大きい)。
こうした力が備わっている影響か、アギトに変身する翔一、ギルスに変身する涼を早い段階で受け入れている。

TV版で使用する頻度はあまり高くないが、後述の外伝作品にて披露する機会は多い。

劇中での活躍

第2話、美杉邸にて義彦とそのゼミ生、翔一がトランプの柄を答える実験に通りすがり、それを持ち前の超能力で見事当てている。

第3話ではアンノウンと闘うために家を飛び出した翔一を追いかけて彼がアギトになる瞬間を目撃する。第4話で変身を解除した翔一と出くわすとその場から逃げ去ってしまう。当初は翔一が変身したことを受け入れられなかったが、義彦から翔一の話を聞いた際、海辺で見つかった翔一が自分を助けてくれた女子高生の靴の心配をしていた話を聞くと帰ってきた翔一に謝罪、アギトである彼を受け入れる。

第7話では父の命日が近づく中、自室で気絶した翔一から父の殺害現場の記憶を偶然読み取り「父を殺害したのは翔一ではないのか?」という疑惑が生じる。さらに翔一が太一とふざけたせいで不可抗力とはいえベッドを壊してしまい虫の居所を悪くし、彼への不信感をさらに募らせていく。
その後第8話で父が自分に小鳥をプレゼントしようとしたことを知り、壊れたベッドを一から作る翔一の姿を見てわだかまりを解いた。

第9話にて町中で出会った三浦智子が翔一の事を知っているような素振りを見せたため、連絡先を交換する。後日、翔一が三浦に会いに行くが、彼女が何者かに殺害されていまい、最後に連絡を取っていたという理由で、翔一が重要参考人として警察に連れていかれてしまう。第10話では彼の無実を証明するために氷川に自身の超能力のことを話して、殺害に使用された針金から犯人の手がかりをつかんだことで翔一の無実を証明した。

自身の誕生日が近づく第13話ではかつての自宅を訪れた際、柱の切れ目からVHSとテニスボールを見つけて、家に訪れていた氷川と河野に渡している。
その後翔一と出かけていたところをスコーピオンロードが襲撃。翔一がアギトに変身して戦うが針を撃ち込まれて倒れてしまい窮地に陥るが、第14話では駆け付けたG3がアンノウンを排除したことで助かった。
翌日アンノウンに襲われた恐怖で学校を休むも、翔一からケーキ教室に行くことを提案されると翔一と出かけた。帰宅後(アンノウンに埋め込まれた金属により)余命数時間に迫った翔一に翔一を信じていることを伝え、気丈な振る舞いを見せた。

第15話では突然美杉家に現れた榊亜紀、さらに彼女と虜となった翔一、太一に対していらだちを募らせて、翔一に食べてもらおうとした料理を捨てている。第16話でも引き続きいらだった態度を見せており、話の流れで自身が友達にソフトボール部の友人に誘われていることを話すと、ソフトボール部にいたと語る彼女の話が実際のルールと矛盾していたためますます不信感を抱くことになる。
そこに訪れた氷川からVHSに入っていた「こっちに来て」という声が残っていたことを聞かされている。
第18話にて翔一が亜紀の家へ一人暮らしを始めることに難色を示した。彼が花村ベーカリーで働き始めたところに太一とバイトの手伝いを始める。第20話にて終業後アンノウンのもとに翔一が駆けつけると、彼の身を案じて(亜紀が借りている)アパートに赴き、そこで負傷していた涼にギルスの本能で襲われかけるが、間一髪のところで抑えたところで危機を逃れる。
その後第21話で翔一がテナントの借主から店を追われて美杉家に戻ることになり、さらに翔一が亜紀にフラれたと思った時には「お寿司おごってあげるからさ!」と言い嬉々としていた。

第27話では記憶を取り戻した翔一から、姉の恋人だった人に会いに行くと翔一から聞かされる。この時友達を海に行くときにお弁当を翔一に作ってもらうことを約束しているが、戻ってきたときの翔一はまた記憶を失っており、この約束は忘れられてしまった。

第29話では友人の誘いでテニス部に入部した。さらに殺人事件の捜査に久しぶりに超能力を使って、犯人の特定に協力した。

第30話では部活で水原らテニス部の先輩に苛められる日々が続き、北條透に「風谷伸幸を殺したのは超能力者ではないか?」という仮説を聞いたことで追いつめられる。さらに溺死した涼を生き返らせる沢木哲也に目を付けられ、自身の超能力を覚醒させられる。その夜の花火大会にて、遭遇した水原とそのとりまきに退部を迫られる中、車のバンパーが彼女達を襲い、父親を殺したのは無意識に超能力を使った自分ではないかと思い始める。
第31話では部活を退部している。公園で青年のスケボーが突然壊れたことで、さらに自責の念を募らせて、警察に自首しようとした(相談された氷川はこれを止めている)。
その後、出くわした翔一にブランコが不自然にぶつかりそうになり、道路に飛び出したところを足を捻ってしまう。そこに現れた相良に超能力で気絶され、マンションに軟禁、関谷真澄・真島浩二といったあかつき号事件の一部メンバーと対面する。
翌日、相良の車から真魚の居場所を突き止めた翔一に助けられ、逃げ出した先で相良がクラブロードに襲撃を受けて、アギトが戦っている間に彼をかつての自宅に連れていく。そこで相良に真魚の周囲で起きていた異変は自身が起こしたことを話し、謝罪される。彼から結局自分には居場所ができなかったこと、「いつか自分の居場所が見つかるといいな」と言い残した相良の死を見届けた。
第32話では沢木に施されて覚醒した蘇生能力で涼を蘇生させる。その後アンノウンを撃破した翔一と再会して、もう少し自分の居場所を探したい旨を伝えて真澄のマンションに戻る。
そうしてあかつき号のメンバーと交流した結果、自分の居場所を探しているのは自分だけではないことを悟り、翔一や美杉教授と話した末再び美杉家に戻ることにする。
真澄、真島にお礼を言うためにマンションに向かうと様子のおかしい真澄、オルカロードに真島とともに襲われる。そこに駆けつけたアギト、そして生き返った涼が変身するギルスの乱入で危機を逃れた。
第33話では水のエルにおびえる翔一のために涼と氷川に護衛を頼んでおり、第34話では涼の家に身を隠した翔一のもとに家庭菜園の野菜で使ったお弁当を差し入れて、翔一の再起のきっかけをつくった。

その後しばらくは木野薫メインの話が展開され、アンノウンに襲われる役割は真島が担っていたため目立った出番は無かった。

第40話では北條経由で手にした雪菜の手紙に触れたときに久々のサイコメトリーで内容の一部を無意識に読み取る。手紙の内容が気になり後日北條のもとに訪れた際、彼から超能力者であることを指摘され、さらに翔一がアギトであることを知っていると聞かされて自身が超能力者であることを認めた。(この時の北條さんは若干詐欺師に見えなくもない)そして手紙から、太古の光と闇の戦いの様子を読み取った。第44話では記憶を取り戻した翔一に以前記憶を読み取った際、父親の姿を見たことを暗に伝えると、翔一の姉の雪菜と自分の父親に接点があったことを知る。さらに真相を知ろうと北條のもとに訪れて第13話で見つかったVHSに残っていた声が雪菜の声であったこと、そしてVHSをサイコメトリーで読み取ると雪菜がアギトに変身する場面を読み取り、父親を殺害したのが超能力を暴走させた雪菜によるものだったことが確信してしまう。

真相にたどり着いた北條から、アギトはアンノウン以上の脅威になるかもしれないと告げられ、自分の父を殺したのがアギトという事実に直面すると、雪菜の弟で同じくアギトである翔一を受け入れられなくなり、拒絶してしまう。同じく姉が人を殺めたことでアギトの力について苦悩していた翔一はこれが決定打となり、一度アギトの力を放棄してしまった。
翔一がアギトの力を捨てても悶々とした思いを抱えていたが、ことの顛末を知った義彦から「マナという言葉には天からの恵みものという意味があり、人々に恵みを与える人間になってほしかったのではないか」と聞かされると、自身がどうするべきか苦悩し家を飛び出す。
河川敷にいたところをヘッジホッグロードに襲撃されて、駆けつけた涼に助けられて逃走、この途中涼から真魚もアギトになる可能性があることを伝えられると困惑、さらに雪菜も自分と同じように力を畏怖したかもしれないと聞かされると考えを改めて、翔一に再びアギトとして戦うよう励ました。

第47話で翔一が家を出ることになると以前ほどの固執は見せず、菜園の手入れをすることを約束した。
最終回では真島とともに大学受験の勉強をしている。不得意だった家事もある程度こなせるようになった模様。
最後は義彦、太一とともに翔一の経営するレストランAGITΩに来店したところで物語は幕を閉じている。

外伝作品にて

物語の中心的存在、エピローグの締めを担当することが多い。

PROJECT G4

DC版では、翔一が美杉家に来てから一年経ったことを祝して全員で焼き肉屋に訪れた先で、深海の歓迎会と称して来ていたG3ユニットの面々と遭遇した。小沢、尾室とは作中で唯一の対面である。
加原紗綾香が美杉家に来たときは自身と同じく孤独な部分にシンパシーを感じて、美杉教授に身を寄せることを頼んでいる。
翌日、紗綾香と翔一と3人で外出していた時、紗綾香がアントロードの襲撃を予知し、逃げ出した紗綾香を追うも、そこに予知通りアントロードに襲われるが翔一とG3-X、そしてG4がアンノウンを一掃したことで助かる。
夜中に紗綾香が家を抜け出したことに気が付いて翔一と探しに出かけ、深海ら自衛隊員に連れ去られる場面に駆けつける。そこで紗綾香の所持していた超能力者のレベルを示すブレスレットを付けていたことで強力な超能力者であることが知られ、G4のESPシステムに組み込むために自衛隊基地に誘拐される。
予知能力を覚醒させられ、ESPシステムの起動に成功するが、アギトとG3-Xの撃退の際に使用した超能力をクイーンアントロードと大量のアントロードが察知し、アンノウンの大群を八王子基地に招き入れる事態になる。

G4のアンノウンとの交戦の最中、翔一が死ぬ未来を予知するとESPシステムから解放される。基地内部まで侵入したアントロードに襲われるも、G3-Xと紗綾香により救出された。基地からの脱出の最中、翔一の命の危機を察知すると涙ながらテレパシーで翔一と呼応すると、アギトはシャイニングフォームへの強化を成し遂げた。
DC版ではその後気を失ったところをアントロードに囲まれるが、アギトシャイニングフォームに助けられる。そのままアギトに抱かれたまま自衛隊基地を後にした。
ラストでは闇の力と対峙した翔一が死亡する未来を予知するが、翔一ならまた未来を変えると不安を取り払った。
劇中でのピアノの伴奏シーンは演じた秋山氏が実際に弾いている。インタビューによると伴奏シーンが思っていたよりカットされて不満だった模様。他にも劇場版のイベントで時間の都合で登壇早々退場したり、ESPシステムのセットに熱が籠もり撮影中汗だくだった、自衛隊基地での黒い衣装が体のラインが浮き出るのが恥ずかしくて大泣きしたことを語っている。

TVSP新たなる変身

翔一が行方をくらました際、涼に翔一の捜索を頼んでおり、「君には借りがある。だが、やつのお守りをするつもりはない」と一度は断られるが、結果的には翔一の捜索に乗り出してもらえて、翔一が警察に捕まったピンチを間接的に救った。
ここでの借りは第32話での蘇生のことと考えられるが、のちの出来事である劇場版では老化現象は解決されていない。

小説仮面ライダーアギト

テレビ本編のパラレル作品。
本編より暗めで「病院のにおいがしそうな女」を自称するなど自虐的な性格で、心を落ち着かせたい時には折り紙を折る(特に箱)癖がある。妖怪折り紙箱女
自分の超能力が露見することで周囲から避けられることを畏怖しており、学校では孤独を選んでいる。
かつては山村に暮らしていたが、3年前自分以外の村人全員が何者かに惨殺されるあかつき村殺人事件が起きて、唯一の生存者となる。この時に駐在として勤務していた氷川に助けられている。
物語中盤、ギルスの力に苦しむ涼と出会い、同じく超人的な力に悩ませるもの同士気にかけている。
翔一に対しては作中で数少ない心を開いてる人物でありただし下着を洗われたら脛を蹴る、作中で翔一に思いを寄せる女性が登場した時には嫉妬心を露わにしている。
本作では真魚を中心として、翔一、氷川、涼のストーリーが展開されており、ヒロインであると同時に主人公の一人として描かれている。

MASKED RIDER AGITΩ EDITION HEAVEN'S DOOR

冒頭、太一の読んでいたオカルト雑誌にて、インチキ能力者と批判されて表舞台から姿を消した間口正一の存在を知る。
中盤、工場で間口の変身したアギト、ドッグロードと戦うG3のもとに北條、涼とともに駆けつける。ドッグロードに翻弄されるG3へ未来予知で場所を特定する手助けをし、撃破に貢献するが正一の逆鱗に触れてミラージュアギトへの進化を招く。エクシードギルスを軽くあしらったミラージュアギトに殺されそうになるが、駆けつけた翔一に助けられる。
この時ミラージュアギトに触れた際にサイコメトリーで正一の悲惨な過去を知り、間口に攻撃する翔一を止めようとした。
事件終結後、間口に同情しつつも、超能力が人を不幸にするのではなく、不幸になるかどうかはその人次第だと結論付けた。

MASKED RIDER AGITΩ EDITION PROJECT G1

学校帰りに買い物に行くことを翔一に伝えていなかったため、太一にデートではないかと疑惑をかけられた。
町で買い物の最中、G1に襲われるが、駆けつけたアギトに助けられる。事件終結後、翔一のバイクに乗せられながら買い物に出かけたのは未来予知で翔一がトマトの苗を買うためだったことを話した。

3大ライダーVS超ロード

コミカライズ作品。リンク先参照。

仮面ライダージオウ

31話と32話に登場。
レストランAGITΩで働いており、翔一がフランスへ料理修行に出かけている間、店を切り盛りしていた。
アナザーライダーの事件について翔一に連絡し、アギトの変身者を探しに来たソウゴとゲイツに、変身者である翔一がフランスにいる事を伝える。
その後、帰国した翔一にソウゴ達の事を伝えた。

ドラマCD 百獣戦隊ガオレンジャーVS仮面ライダーアギト

『CDツイン 百獣戦隊ガオレンジャ-VS仮面ライダーアギト』に収録のドラマ。
買い物から帰って来ない翔一を呼びに来たところ、翔一と「仮面ライダーアギト」のCDアルバム作成に勤しむテトムと合流、自分のテーマソングである「Home sweet Home」を提供し、アルバム完成まで付き合った。


劇中でのセリフ

「どうした?」

「翔一くんも言ってたけど、記憶喪失のままでいいのかもね。思い出したくない過去って、いっぱいあるもん。」

「皆の居場所を守るんなら、自分の居場所ぐらいちゃんと守りなさいよ」

「翔一くん!ちゃんと帰ってきなさいよ!いつもの翔一くんのままで、帰ってきなさいよ!」

「だって翔一くん、私のこと守ってくれるんでしょ?」
「私は翔一くんのこと信じてるだけだよ」

「私のいる場所…」
「あたし、探してみたいんだ、あたしの居場所」
「だから、まだ帰れない」

「ほんと言うとね、わたし翔一くんの記憶がずっと戻らなければいいって思ってたんだ。翔一くんだけが自分の場所に帰っちゃうの、ずるいって、そんな風に思ってた。」
「わたし、ひがみっぽいのかな。おじさんの本当の子じゃないって、太一にもひがんでたかもしれない。でもね、分かったこともあるよ。自分の場所を探してるのは私だけじゃないって。みんなそうなんだって。翔一くんだってそうでしょ? そうだよね……それなのに私、我儘の甘えん坊だよね」

「人のためにはあんなに勇敢だったじゃない。なら、自分のためにも勇気を出しなよ。最初から怖がってちゃ勝てるものも勝てないって。」
「自分のためにも戦いなよ、翔一くん。よく分からないけど、それが人を守ることにもなるんじゃない?」

「大丈夫だよね、翔一くん。翔一くんならきっとまた未来を変えちゃうもんね。」

「翔一くん戦って!もう1度アギトとして戦って!」

余談

演じた秋山莉奈氏は2007年に放送された『仮面ライダー電王』にナオミ役としてレギュラー出演しており、仮面ライダー作品の中でも珍しい複数の作品にレギュラー出演した女優となっている。

書籍『特撮黙示録』にて脚本家の井上敏樹はインタビュアーの「真魚のセリフは非常に生き生きしていますね」という問いにたいして「だろ、金がかかってるんだよ、いろいろ。」と返答している。

追記・修正お願いします。

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最終更新:2021年09月06日 18:24