ゼニス(FM)

登録日:2012/03/12(月) 11:18:00
更新日:2025/02/24 Mon 13:39:34
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ゼニスとは、フロントミッションシリーズに登場するヴァンツァーの一機種。
所謂主人公機扱いでフロントミッションシリーズの顔役とも呼べる機体。

ここではその派生機についても述べる。


◆特徴

O.C.U.オーストラリアに本社を置くジェイドメタル社が世に送り出した名機。
発売以後O.C.U.各軍で採用されており、数度のバージョンアップやモデルチェンジを経て長きに渡り戦線に投入されてきたベストセラー機である。

その汎用性と機動力の高さが多くの前衛パイロットに支持される理由である。

同じく高水準の汎用機でありながら装甲に力を入れたU.S.N.のフロストシリーズは度々ライバル機として取り上げられる。


数あるヴァンツァーの中でもヒロイックな外見や作中での活躍からプレイヤーの人気も高く、FMシリーズのロゴにも採用される等、名実共にゲームの顔となっている。



◆機体一覧

○ゼニス
記念すべき最初のシリーズ。
汎用性に富み、機動性が高……





いつからコイツが高機動ヴァンツァーだと思い込んでいた?


なん…だと……!?



実はこの初代、第一次ハフマン紛争では活躍したものの、第二次ハフマン紛争では汎用性こそ認められたが機動性に難がありサカタ社の90式等にガリガリとシェアを削られていったのである。
哀れ。

しかし、このトロい初代ちゃんの失敗を経験にジェイドメタルは後継機の開発に着手。
君の死は無駄じゃなかった。


『1st』に於ては最初のステージでこいつに搭乗する事になる。最初の相棒である。
…がO.C.U.編では主人公のロイドが軍を除隊している為に、実費で購入する必要がある。
開始時点で既に各パーツをショップで購入可能である。
他にもサカタが初期搭乗しているのもこれのフルセット。
癖のない性能で扱いやすく、そして何よりもかっこいい(ここ重要)。
しかし、初期の機体なので油断は禁物、…と言うか序盤でしか通用しないので資金が貯まったらいい機体に乗り換えよう。

『4th』ではEC編でのアサルト(近距離射撃)機体として登場し、主人公のエルザが初期搭乗している。
極序盤はこの機体でゲームのコツを掴みつつ他のパーツへと乗り換えることになるだろう。

『5th』では主人公であるウォルターの所属上、入手できるのが最も遅い。パーツの管理+強化方式は『3rd』と同じになっている。

○ゼリア
初代ゼニスの後継機を開発する過程で試験的に生産された機体。
本来、試験機として本格生産予定はなかったが、思わぬ高性能っぷりを見せつけた事から人気が高まり生産が開始される事となった。
ゲーム的には『1st』におけるゼニス→ゼニスVまでのゼニスシリーズの繋ぎ的存在。
『4th』には似たポジションで「ゼリアⅡ」が登場する。

○ゼニスV
ゼニスの後継機。
第二次ハフマン紛争時、汎用機というカテゴリーで他社に遅れをとったジェイドメタル社が起死回生の一手として開発した正真正銘の高機動型ゼニス。

『1st』終盤で購入可能となるゼニスの皮を被ったナニカである。
見た目はゼニスと変わりないが中身は比べ物にならないほど高性能になっており、そのステータスは作中トップクラス。
あのレイヴンに並ぶと言えば分かり易いか。

最終ステージまで楽に戦い抜けるので、最終的にパーティのほぼ全員がこの機体に乗り換えてるなんて事もざら。

『4th』でもリリースから年代が離れすぎていないせいかEC編の最終ラインナップに並んでおり購入可能。
他社のブリザイアSやタトゥー2あたりがライバルになるが、ケチってこれにしてもまだ戦える。

こいつの登場でO.C.U.内でのシェアは安泰かと思われたが、競争の激しいこの世界、10年後には殆んどの機体が前線から退いている。
それを物語るように『2nd』ではアッシュの初期機体として登場。なかなか哀愁を感じさせる。
歴史は繰り返す……。



○ゼニスRV(ゼニスレヴ/ゼニスレブ)
ゼニスVの発展機。「2nd」以降、旧式から最新鋭に至るまで様々な形と名前で登場する。

初登場作の「2nd」では中盤登場する機体で、ゼニスVに代わる機体としてOCU諸国で使われてるらしいのだが、いまいち影は薄い。
が、「3rd」で旧式機であるのにかかわらず、初期機体かつ性能強化で終盤まで戦える相棒として活躍する。
というのも機体のスキルが全般として発動率が高く、扱いやすいもの揃いのため。そして何よりカッコイイ。
格闘+射撃バージョンのSwitchスキルとも呼ぶべき「ダブルアサルト」、
肩で体当たりする「タックルI」のモーションに惚れたプレイヤーは多いだろう。
また、それ以降のシリーズでは「2nd」より前の時代であるため高性能の最新鋭機として登場している。
「4th」では隠し機体だけあって出力を活かした格闘機としても、ショルダー武器やミノタウロス(隠し武器)運用機としても活躍させられる。

某サイトでは人気一位のWAPであるほか、何気にコトブキヤからフィギュアも出ており、最も恵まれたゼニスと言えるかもしれない。



○ゼニスDV
ゼニスRV同様にゼニスVの発展機。
「2nd」で最新鋭のゼニスとして登場し、2098年にロールアウトしたことが語られている。

開発当時ゼニスシリーズは引退予定で、ゼニスの後継となるWAPシリーズの開発計画が進められていた。
そのため本機は最後のゼニスとなる…はずだったのだが、かつてのゼニスV同様に中身が別物な高性能を獲得。
大型化してしまったり、耐久力に難があるなど、開発が難航していた後継機種(予定)の方々を完全に食ってしまった。
ゼニスが「頂点」から降りる事はなかったのである。でも自社の機体まで蹴落とさなくたって…

設定の優遇さの割に開発時期ゆえか「2nd」と「5th」にしか登場してないが、どちらでもゼニスVの上位互換といったポジションで登場している。
余談だが、「2nd」では本機より新型と思われる「ゼニスX」なる機体が登場しているものの後作ではノータッチ。



○ゼニスpb8
漫画「DOG LIFE & DOG STYLE」に登場。
ゼニスと言ってるが、脚以外はぶっちゃけ強盾にしか見えない。
「楽園の果実」では周りに存在する味方のスクラップをコントロールして罠を張るなど、かなりチートな活躍をする。



◆カスタム機

グレン専用ゼニス
開発経緯、性能が謎につつまれた高性能機。
BD関連技術が使用されていると思われるが詳細は不明。
ゼニスと呼ばれてはいるが、本当にゼニスの直系機かどうかすら分からない謎だらけの機体。
ゼアレイド系や90式系統ではダメだったのか……?

イベント機体な扱いだが『5』のミニゲーム、サバイバルシミュレータ()にて入手可能することもできる。だが……

  • ハードモード時に100Fクリアで胴体・左腕・右腕・脚部のいずれかのパーツをランダムで入手
  • 真面目にレベル&機体性能を上げながらだと100F到達まで8時間程度
  • 100Fでは狼(ラスボス機体、T-1ブルータルウルフ)とタイマン
  • 狼はオートリペア付き
  • 100Fに限らず負ければその時点で手に入れたアイテムは全て抹消

……という、どう考えてもマゾい条件にもかかわらず、こいつのパーツを集めんがためにシミュレータ廃人が続出。

5はハードモード鯖が本番?
籠り過ぎてプレイ時間カンスト??

隊長、最低です。
いいから早くストーリー進めてアラスカを救ってあげてください……。

()サバイバル~:5で登場したローグライク風ミニゲーム。不思議のダンジョンというよりはアイテム界(但し味方機は自分だけ)。



追記・修正はドリスコルを全機ゼニスVでフルボッコにした方にお願いします。

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最終更新:2025年02月24日 13:39