藤崎詩織

登録日:2012/03/10 Sat 20:02:46
更新日:2025/05/14 Wed 09:24:04
所要時間:約 7 分で読めるわよ!




「世界中の誰よりもあなたが好きです……」



藤崎詩織【ふじさき しおり】
ときめきメモリアルのラスボス兼メインヒロイン

CV:金月真美
身長:158cm
スリーサイズ
(一年生)B83 W56 H84
(二年生)B84 W56 H85
(三年生)B85 W57 H86
趣味:クラシック鑑賞、ヘアバンド収集

主人公の幼なじみにして容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能、品行方正と完璧超人であり「きらめき高校」のアイドル。
それ故に男性に求めるハードルは高い。
具体的には……。

ストレス50以下
体調50以上
文系130以上
理系130以上
芸術130以上
運動130以上
雑学120以上
容姿100以上
根性100以上
デートを8回以上

僅かでも上記の基準を下回るとクリア不可能となる他、怪我等のステータス異常状態でもクリア不可能。
他のヒロインは基準より少し低くてもどうにかなる事がある中、彼女だけは絶対。

ただパラメータを上げるだけでは約10人以上いる他のヒロインが登場してしまい、
彼女達の爆弾処理をしながらパラメータを上げ、更に詩織の好感度を上げるという多忙極まるマゾプレイ強いられる。
更に場合によっては詩織を攻略する際の最大の壁となる美樹原愛を刺客として送り込んでくる。


「あなたを紹介して欲しいっていう、物好きな女の子がいるからちょっと待ってて……」



この攻略の難しさから、必然的に彼女のエンディングを拝めるのは他のヒロインたちを軒並み攻略した後となるため、
ラスボスの異名をとるようになったのである。
しかしながらキッチリと計画を練り、システムの裏を突いた攻略を行えば、案外楽に攻略出来る。
まぁ攻略情報無しでの初見プレイでは、まず無理だが。

詩織攻略の最大の障害となるのが、下手に能力値を上げてしまう事で大量に登場してしまう女の子たち。
ならばシステムの裏を突き、女の子自体を登場させないようにしてしまえばいいのだ。
詩織を攻略するにあたっては、以下の点に留意する必要がある。

1.休日に能力値を上げれば女の子は登場しない。
2.詩織と同じ部活動で能力値を上げれば、その部活動で登場するはずだった女の子は登場しない。
3.3年目以降は女の子は登場しない。

まず詩織の誕生日と血液型を調整して、詩織との相性を最高にした上で、部活動が詩織と同じになるよう調整する。
そして1年目と2年目は、平日はひたすら部活動に励み、体調が低下したら休暇を取るようにする。
それ以外の行動は絶対に起こさない事。まず間違いなく他の女の子が登場して邪魔になってしまう。
能力値を上げるのは休日に行うようにする。
とにかく能力値を上げなければ話にならないので、詩織とのデートは必要最低限で構わない。
詩織と一緒に部活動をすれば、友好度もときめき度も勝手に上がっていくからだ。

3年目以降は女の子が登場しなくなるので、ここまで来れば格段に攻略が楽になっていく。
どうしても優美と美樹原は確定で登場してしまうが、一緒に下校を誘われても断りまくり、爆弾が付いたらデートしてやれば問題無い。
後は平日に足りない能力値を底上げしてやれば、卒業までに余裕で要求値に到達出来る。
だからと言って詩織をほったらかしにすると友好度が下がってしまうので、たまに詩織とデートするのを忘れないように。

PS版では「3年目の3学期になれば爆弾が一切爆発しなくなる」という救済措置があるものの、
上記の攻略を行えばそこまで気にする必要は最早無いだろう。

デートは近所の公園やきらめき中央公園等、意外と地味な指向でOK。
ただしゲーセンやジャンク屋などは間違いなく嫌われる。
彼女のイベントの1つである「10年前の誕生日」は知らないと3月生まれで無い限り、情報無しで発生させるのはほぼ不可能。


他のヒロインとの大きな違いは血液型、誕生日をプレイヤーが任意に入力することにあり*1
それにより所属する部活動や主人公との相性が決まるので蔑ろにはできない。
慣れればこれを利用して好きなクラブに所属させ様々なコスチュームを拝める。
スク水だろうが白衣だろうが君の思うがままだ!
ただしテニス部にしてしまうと古式ゆかりが、水泳部にすると清川望が登場しなくなってしまうので、彼女達を攻略する際は注意しよう。*2
逆に言うと、このどちらかの部活に所属させればライバルは一人減るということになるので、
詩織狙いのときには積極的に利用するのも悪くはない…と当時の攻略本には書かれていた。

詩織と言えば「一緒に帰って友達に噂されると恥ずかしいし」だろう。
これは主人公に対する好感度が低い時に一緒に下校しようと誘うと詩織に言われる台詞。
もう少し言葉選べよ……。
だからと言って「じゃあお先に」と先に帰るとしっかり傷心度は上がり繰り返すと爆弾を抱える……ふざけんな。
入学式直後だとほぼ確実にこの状態なので、多分このゲームを始めてから最初に心を折られる場面。
上記の仕様上爆弾を抱えさせないためには何度も聞かされる羽目になる……もうやめてくれ。
だが一緒に帰って友達に噂されるのは嫌なのにデートはしてくれる。
デートの方が噂になりませんか?

「残念ながら俺様は忙しいのだ」という、歴代シリーズの主人公の台詞を見ても三本の指に入る酷い台詞を残した初代主人公もあまり人のことは言えないのだが。

「一緒に……」の台詞は後にも受け継がれており、携帯版4の主人公等も使う。

SS版で卒業式の時に嫌われているにもかかわらず告白すると「あなたと幼なじみなだけでも嫌なのに……」と心にグッサリ刺さる台詞を言ってくる。
その辛辣さは、担当声優からも「いくらなんでも酷すぎる」と苦言を呈されたほど。

他にはときめきメモリアル 対戦ぱずるだまにラスボスとして登場したり、
ラブプラス+のミニゲーム「もえろ! 対戦ぱずるだま」にもラスボスとして後輩ヒロイン達に初代メインヒロイン兼ラスボスの威厳を見せつけてくれる。

「もう最高!」

他にもマナカのフィギュアに何故か髪型パーツが付属した事も。

クイズのアナザーエンディングではミディアムヘアが拝めるが、どことなく年が増して見える。



  • ドラマシリーズ
旅立ちの詩
小島組が制作した事でファンからは有名な作品。
そのあまりにドラマチックな展開にプレイしたら涙無しにはいられない作品だが、コナミは公式扱いしていない。
ドラマシリーズオリジナル展開や、後付け設定が多い為である。

そして特にその影響が出ているのがこの旅立ちの詩なのである。



受験も終え、卒業を間近に控えた主人公。
目下気になる事と言えば、憧れの幼なじみである藤崎詩織の事。

卒業するまでに……とバレンタインに告白する事を決意するが、詩織からは「これからも仲の良い幼なじみでいてね」と先に言われてしまう。


激しくショックを受けた主人公だが、自分自身の高校生活を振り返る……。
『自分は何も打ち込みもしない、だらだらとした生活を送っていただけではないか』……と。

そんな中、親友である好雄から誘われたフルマラソンを高校生活の集大成にしようと決意する―。


この主人公は至って平凡な高校生である。

ドラマシリーズ初代主人公のようなプロサッカー選手になる素質はないし、二代目のようなバンドマンでもない。
二流大学にも何とか合格だし、高校時代も部活動すら行っていない。パラメーターで言うならオール100~、下手しなくともそれ以下かもしれない。

詩織に対しても一緒に帰ったり買い物に行ったりしただけでちょっとした恋人気分を味わえていた『おめでたい』主人公である(by好雄)。
バレンタインに告白を決意したのも好雄のおかげであり、他に恋仲な女の子もいない控え目な男子高校生であった。


だが主人公の事態は急変する。詩織から『幼なじみでいてほしい』と先手を打たれてしまったのだ。
幼なじみから脱け出したいと思っていた主人公は勿論ショックを受け、落ち込んでしまう。

だが、振り返ると高校生活で何もしていないと気付き、同じ悩みを抱えていたメッt美樹原を励ます為にも、勿論自分自身の為にも……。
と、好雄から誘われたフルマラソン(好雄は清川さん狙いで始めた……が、初日で辞めていた)を完走する事で、打ち込んだものを残すと決める。


そこからマラソン馬鹿になった主人公はトレーニングに明け暮れる。
早朝と放課後には必ず、皆で行ったプールでもトレーニングの為に泳いだ。

そんな主人公を傍で見ていた詩織は、懐かしい日々や記憶、想いを思い出す……。
負けず嫌いな主人公。
そんな主人公を一番傍で応援していた、幼き日々―

練習後や卒業アルバム制作実行委員の時間にその事を思い出し、懐かしむ二人……。




序盤でこそ原作におけるラスボス感(完璧感)を多少漂わせていた詩織だが、この作品では徐々に優しさや女の子らしさが表現されていく事になる。

原作で伝説となった「一緒に帰って~」やクリスマスに友達と先に約束したのは詩織、というのは実は幼少期の主人公のせいだった……という設定が加えられている。
思春期に有りがちな『女の子といたら恥ずかしい』という思いから詩織から離れ、遠ざかったのだ。


不注意から肉離れを起こしドクターストップを受けても走り続ける主人公の姿に詩織は……。



と、これ以上はこの作品をやってみて欲しい。
原作の詩織とは違った……いや、補完された詩織を見る事が出来るはずである。


なお、メインヒロインがラスボス扱いされた反省からか、次回作『ときめきメモリアル2』のメインヒロイン陽ノ下光は、
最初から主人公に好意を持っているという設定にされたのだが、こちらは逆に、他のヒロインを攻略したいのにしゃしゃり出てくるという、
別の意味で厄介な相手になってしまった。


「いらっしゃいませ!」
未来の江戸で大江戸ツーリストの受付としてまさかの登場。
恐らく当時のゴエモンをプレイした多くの子供達は彼女が他作品のキャラだと知らなかっただろう。







そして、幾年月の日を超えて彼女は三度ラスボスとして帰ってきた!

プレイアブルキャラクターの一人として初期から登場。一応本人ではないらしい。
タイプはボマー(お隣の御伽大戦で言うファイター的位置)

オトメディウスの如く萌え路線へ舵を切ったボンバーマンのキャラ差し替えゲーと言ってしまえばそれまでなのだが…

ラスボスいまだ健在であった。


このゲームはキャラごとにスキルを持っており、彼女の場合 

  • 使う度に火力が上がる「好感度ボム」
  • 貫通ボム版好感度ボム「好感度つらぬきボム」
  • 周辺に大量の爆弾をバラ撒く「悪い噂」

そして特筆するは彼女の代名詞にしてLv5スキルの『伝説の樹の下で』

このスキルは「発動中の詩織に触れた味方キャラ一体は詩織を含め一定時間敵の爆風や一部即死ギミックに巻き込まれてもダメージを受けずに済む」…という効果のはずだった。
ところでこのゲーム、味方の爆風を受けた場合はノーダメージな代わり短時間スタンして動けなくなるのだが、バグにより詩織のスキルにはこの味方爆風スタンが機能しておらず、爆風に合わせて爆弾設置を連打して特攻する
、いわゆるファイヤーマン戦法が可能だった。
これが任意に可能であることが強力すぎるのは言うまでもない。
加えて詩織はガチャ排出キャラであること、対抗策は「こちらも詩織を使用する」以外に無かった事などにより、稼働初日のボンバーガールは核の炎に包まれ、まともに対戦が成り立たない状況であった。
さすがにヤバすぎたのか稼働した次の日に速攻アップデートで「味方からの爆風を受けるとスタンする」に修正され、現在は割と普通の性能になっている。
なお純粋なボマーとしての性能はブロック掘りのスキルに乏しいため他のボマーキャラと比べて前半〜中盤の展開は遅くなりがちな弱点はあるが、必殺スキルが他キャラと違い巨大ボムではないためボムをブロックに変えるスキルを持つグリムアロエが居てもあまり気にせず攻めることができる。一方上記伝説の樹の下でで無敵になってもデバフは防げないので鈍足を付与できるパプルには要注意。鈍足中に電車が通っても轢かれないが、橋から逃げられないとそのまま落下してサメの餌にされてしまう。
またウルシとの相性も微妙。脆いアタッカーに無敵を付与できる強みがあるが、彼女の強みであるステルス能力もバリアーで丸見えになるのでウルシがアタッカーのときは状況を選んで使用しよう。

しかし非ボンガーガールプレイヤーからは未だに上記の印象が強いらしく、ボンバーガールの話をすると「あれでしょ?ときメモのキャラがぶっ壊れなやつ」などと言われることが多い。

コナミのアーケードマージャンゲームにまさかの参戦。
まず利用権を購入することで使用可能になる。令和の時代に藤崎詩織を購入というパワーワード
基本的にこのゲームのガールがどこかしらの学校に所属しているが、彼女の所属はもちろん我らが「きらめき高校」
イラストはリファインこそされているものの当時の構図などが再現されており、古参にもうれしい。
カットインでは当時と変わらないブルマも披露。
なお、基本的にキャラによって性能に差はないので完全に趣味の領域である。
裏を返せば、「わざわざ藤崎詩織を使うために利用券を購入している」剛の者であるわけだが…

余談だが、ゲームセンターCXでは有野課長の結婚記念としてPS版のときメモに挑戦したのだが、その際にADから与えられたクリア条件が「藤崎詩織に告白されること」という、既プレイヤーからしたらむしろ嫌がらせとしか思えないものだった。しかし、我らが有野課長はなんと一発で詩織を攻略した。しかも予備知識や攻略本・ADの補助などの助けなし。

  • 実況パワフルプロ野球(アプリ版)
KONAMIドリームコラボにて彼女候補として登場。
主人公の野球部のマネージャーであり、矢部にアプローチをかけられるが例の台詞であしらわれる。
好感度を上げていくと告白イベントが発生し、ボール磨きを手伝うと部活の相談に乗るという体でデートに誘うことが可能になる。
デートを進めていくと伝説の樹に関する噂を聞き、そしてエピローグでドラフト指名されると…?

一緒に追記して友達に修正されると恥ずかしいし……。

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最終更新:2025年05月14日 09:24

*1 公式設定では5月27日生まれのA型

*2 それ以外の部活所属メンバーは所属候補が二つあるため詩織が入部しなかった方の部に自動的に所属となるし、早乙女優美はバスケ部の身に所属するが例外的にこの縛りの対象とはならない