首都高バトル01

登録日:2012/07/18(水) 01:53:29
更新日:2025/02/05 Wed 12:22:12
所要時間:約 4 分で読めます




『首都高バトル01』は、2003年7月24日に元気株式会社より発売されたプレイステーション2専用ゲーム



[概要]
首都高バトル0』の続編。
前作のアップグレード的位置付けとされるが、グラフィックはコースと車共に全て書き直されいるため、システム自体は共通点が多いが別作品に近い。
本作にて水温・油温の概念と天候の変化が初登場。
天候は晴れ・雨・雷雨・雪(路面が濡れる程度)があり、これらが水温・油温の変化に大きく左右する。またごく一部ではあるがライバルに「天候を指定する隠し要素」も追加されている。
一定距離を走ると可能になる『エンジンチェンジ』も今作が初登場。

また、バトルでの新たな要素として、1プレイヤーに対し二人のライバルと競う『1VS2』、連続して複数のライバルと競う『連続バトル』が追加された。
特に後者は文字通り連続なので、前述の天候などがバトルを大きく左右する事も。

本作の敵のCPUは今までに比べかなり馬鹿であり、これまではコーナー手前で(過剰な位)ブレーキをかけていたが、本作の敵はそのまま壁に沿うように突っ込んで来る。
その為、SPゲージがガリガリ減ったり前方のアザーカーにぶつかったりして自滅している事が多い。
ワンダラーの出現条件も比較的簡単になった為、ゲーム全体の難易度は今までに比べ低い。



[収録コース]
東京エリア
  • C1
  • 新環状
  • 湾岸線
  • 横羽線
  • 大黒線
  • 横浜環状線(湾岸線西端部分~狩場線~横羽線西端部分~大黒線で一周するコース)


名古屋エリア
  • 名古屋高速都心環状線
  • 名古屋高速1号楠線
  • 名古屋高速5号万場線
  • 東名阪自動車道(現『名古屋第二環状自動車道』)


阪神エリア
  • 阪神高速1号環状線
  • 阪神高速15号堺線
  • 阪神高速4号湾岸線
  • 阪神高速16号大阪港線(ゲーム中では4号湾岸線と纏めて湾岸線と呼ばれる)



今作から横浜環状線、阪神高速、名古屋高速、東名阪道(現『名二環』)が初登場。特に都心環状線以外の名古屋高速、環状線外の阪神高速を収録したゲームは首都バト以外でも最近はそもそも高速道での違法レースをテーマとする国内作品が減っているのはあるにせよ珍しい。
入れ替わるように八重洲線が廃止となった。

また、本作以降の作品は『閉鎖されたサーキット』という裏設定がある為、今までのように「別路線に移ったら自由にガレージに戻る」という事が出来なくなり、代わりにセッティングが出来たり水温・油温が回復したりする『ピットエリア』になった。
(八重洲線もピットエリア扱いになった)

なお、阪神高速の堺線と湾岸線の間は高速道路が無い為、その二つを結ぶ部分のみ一般道を走る事になる。



[収録車種]
本作からメーカーの許可をとり、全車実名で登場するようになった。
これまでのダッジ以外にもシボレー、フォード、ロータスなどの海外の有名メーカーも多数登場する。
国産車ではダイハツといすゞの車が初登場。
ただし、国産メーカーではホンダのみ許可が下りず、ホンダ車は一切登場しない。

このように、メーカーのバリエーションは非常に豊富になったが、現時点での最終作『首都高バトル(Steam)』ではトヨタ・日産・ダイハツ・マツダ・スズキ自動車・三菱・スバルに参戦メーカーが絞られたことで、それ以外のメーカーの車は本作や『PSP版』が最後の登場となった。それでも『首都高バトルX』ではトヨタ・日産・三菱・マツダ・スバルの5社であったことを考えると…『01』~『X』の時期にはそもそも存在しなかった車種を考えても…増えてはいるのだが。
(ただし、ホンダ・NSXのみPSP版では『実車に似た架空の車』扱いで登場していた)

アザーカーも設定上今までのように一般車を出せないので、今作では全て『元気レーシングプロジェクト』と描かれた黄色いハイエースに統一された。
(『サポートカー』と呼ばれるが、ゲーム中では別にサポートをしてくれる訳ではない。



ライバル
前作から更に増えて600人となった。
しかし、車が実名で登場するようになった結果、これまでとは違う車に乗るライバルもいる。
(特にホンダ車乗りが相当し、別の車に乗っていたりライバル自体居なくなってたりしている)

ポルシェ乗りだった『ZERO』のように、『ゲンバラ』の車として一応代用車種が登場しているのにもかかわらずカローラFXに乗っていたり、ホンダのエンブレムっぽいものが描かれているステッカーを貼りこの頃から前作までNSXに乗っていた『SPEED BOX』がロータス・ヨーロッパに乗っていたりと、何故それなんだという車に乗り換えたライバルもいる。

本作でのラスボスは、半透明でプレイヤー含め全ての車をすり抜けて走るというチート能力を持つプレイヤーの幻である。
(行動パターンはこれまでのプレイヤーの走りを基にしている)



[余談]
ホンダのみ許可を出さなかった理由は詳しくは不明だが、かつて阪神高速で暴走走行をしたシビックが事故を起こした際、関連会社(公式のチューンメーカー)の無限が強制捜索をされたという過去があり、これ以上のイメージ低下を避ける為にアザーカーが登場する作品には許可を出さなかった為だと思われる。
現在はごく一部ではあるがアザーカーのシステムが存在する作品に許諾したケースも出ているものの、首都バトへの許諾はいまだ降りていない様子なのは先述の通りである。

何のために編集するのか?
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すべての誤字を修正するため…

理由などいらない。
ただ、「追記・修正したい」という【意志】さえあれば。

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  • フルカーボン最軽量、ノーマルエアロ、ウィングレス、車高フロントのみ-30、ブースト3、ギアを弄ると、車によってはEg換装なくとも速くなる。 -- 名無しさん (2015-10-19 22:28:21)
  • この作品でようやくエアロ形状によるハンドリングへの影響が無くなったから、0までで再現すると乗れたモンじゃなかった湾岸の登場車仕様でマトモに戦える様になったね -- 名無しさん (2022-03-02 18:47:31)
  • 元気最盛期の傑作ゲーム。ホンダ車が無いことだけが欠点だな -- 名無しさん (2024-01-21 06:47:07)
  • 実は、このゲームの直前に発売された初代街道バトルの方が車のモデルが綺麗なんだよね。とはいえ街道バトルは車のドレスアップチューンがかなり限られているのと引き換えのモデリングなので、一長一短ではある -- 名無しさん (2024-09-22 08:48:01)
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最終更新:2025年02月05日 12:22