西澤桃華

登録日:2012/01/26(木) 12:54:04
更新日:2025/07/20 Sun 04:00:37
所要時間:約 4 分で読めます




西澤桃華(にしざわももか)とは、漫画『ケロロ軍曹』で登場する地球側の女性キャラクター。
CV.池澤春菜

概要


年齢:12(吉祥学園中等部1年B組)
身長:152cm
体重:44kg

西澤家の一人娘であるお嬢様。ちなみに西澤家は国家予算並の資産を持つ大富豪である。
パートナーはタママ二等兵。二重人格コンビ。
フラッシュアニメ版では冬樹と同じく小学6年生に設定されている。

肩よりやや高めの位置で切り揃えた水色の髪と紫色の瞳が特徴。幼少期はロングヘアだったが、小6の終わり頃に短くした。

『ケロロ軍曹』の女性キャラとしては珍しく、明確な貧乳で幼児体型。
本人は非常に気にしており、ナイスバディになろうと奮闘するエピソードもある。
一応、クルルの発明品で大人の姿になった際にはなかなかセクシーな外見となっていた。

日向冬樹とは小学生時代からの級友。
桃華の片思いの相手でもあるのだが、冬樹の鈍感さと桃華自身の引っ込み思案な性格もあって未だに友達止まり。
原作とフラッシュアニメ版では「日向くん」呼び止まりであり本人もそのことに悩んでいるが、アニメ版では初登場話Bパートで「冬樹くん」と呼ぶことに成功し、その呼び方で通している。

アニメ版では毎年バレンタインに冬樹宛ての高級チョコレートを作るのがお約束。
最初に渡した際は冬樹の姉である日向夏美ばかりがもらっていたこともあり大層喜ばれた。

普段はおしとやかだが、実は二重人格
裏の顔は非常に凶暴で、表の顔に比べると積極的*1。身体能力も飛躍的に上昇する。
嫉妬深い一面を持つ一方で、相手の女性に自分から危害を加える真似はほぼしない、冬樹本人の望みであれば本意でないだろう事態も受け入れるなどかなり真面目。

裏の顔が現れると横にはねた髪の先と目付きが鋭くなり、乱暴な口調になる。更にアニメでは髪の艶がギザギザに変化したり、声の雰囲気も大きく異なっているが、担当声優の池澤春菜による演じ分けがされている。
第75話では第三の人格も登場。その際、サングラスをかけた赤い彗星の四番目っぽいクールなキャラになっている。ご丁寧にサングラスを外す仕草と端っこを少しかじるのも芸コマ。声優ってスゲー。

当初は「怒ると怖い」程度の位置付けだった。
しかし二つの人格が分かれる形で二人に分裂した後に元の体に戻って以降は二つの人格が脳内で会話するシーンが散見されるようになる。また、それを境に裏の一人称が「俺」になる。なお、原作での初登場に繋がる場面が回想で描かれた際は何故か現在の設定が反映されており、引っ込み思案な表に対して裏が発破をかけていた。
裏桃華は言動こそ攻撃的であるものの表桃華には協力的で、冬樹を好いている点も共通。

作中しばしば冬樹と二人きりになったり仲を深めたりするための作戦を実行する。金持ちゆえ予算がやたらと多く規模の大きな作戦が殆ど。
どこかに出かける内容の作戦では中身の豪華さからか余計な人員(主に冬樹の家族やケロロ小隊)が参加してしまうなど、大抵は失敗に終わる。
しかしそれらは決して無駄ではなかったらしく、原作20巻では割といい雰囲気だった他、
番外編にあたる小説「たぶん伝説へ」でオーパーツ内に冬樹の深層意識が作り出した夢の世界において、
冬樹本人が国王となっているのに対し桃華が王妃となっている事から両思いである事が示唆されている。

冬樹に片思いしているのは、当初お嬢様の転校生ということで周りに警戒されていた中、最初にフラットに接してくれたのが冬樹だったことがきっかけ。ありのままをありのままに受け入れてくれる冬樹への思いはいつの間にか特別なものとなっていき、彼と仲良くなるためにオカルトを勉強したのだという。


家族及び関係者



・西澤梅雄
CV:池田秀一
桃華の父。常にスーツ姿でダンディな髭が特徴。世界経済の半分以上を支配する「西澤グループ」*2の社長。娘のことは溺愛しており、その莫大な財力を使用して運動会の二人三脚に参加したり、生まれたばかりの娘(当たり前だが裸)の大きな絵画を発注したりして桃華を困らせることもある。
元格闘家であり、後述するポール森山を打ち負かしながらも力を認めたことで桃華専属の執事に任命したり、妻の桜華と結婚に至ったのも拳を交えたからである。
ちなみに娘の恋心にも気づいている。

ガンダムネタの多いケロロ軍曹なので当然赤い彗星ネタが多い。

・西澤桜華
CV:榊原良子
桃華の母。格闘技の世界チャンピオン。西澤家の令嬢だが、婿養子で夫の梅雄に権利を譲り、修行の旅に出ている。
娘と同じ二重人格であるが、娘と違い表が殺気だった武人のような性格で、裏が引っ込み思案な性格。
娘に甘い父に対して厳格な人物。とはいえ娘を愛する気持ちは同じ。
戦闘能力は人の域を超えており、普通に戦闘能力があるケロロとタママを気迫のみで平伏させるほど。
西澤家を襲撃し、防衛しきれなかった場合は親衛隊を全員解雇するという恐怖の抜き打ちテストを定期的に行っている。

中の人はあの女傑。ファンネルをたくさん動かしたりはしない。するのは夏美の方。

・ポール森山
CV:藤原啓治
西澤桃華御付の執事。かなり立派な髭の(おそらく)初老の人物。桃華と冬樹をくっつけるための大掛かりなイベントにも積極的に取り組むほど献身的。自分に厳しく、テーブルに一滴お茶のシミを作っただけで執事をやめようとするほど。彼も武道の達人でギロロが認めるほど。西澤桃華防衛線の最終防衛ラインを勤める。

・タママ
CV:小桜エツ子
ケロロ小隊の二等兵。敵性宇宙人に襲われていたところを桃華に助けてもらったことで仲良くなり、西澤家に居候している。西澤邸ではお菓子を食べてくつろいでいることが多く、西澤家の環境に入り浸っている。
詳しくはケロロ小隊の項目を参照。

・吉岡平正義
CV:下野紘
西澤家の親衛隊の一人。「吉岡平」が名字。親衛隊は基本ヘルメットで顔が隠れたモブだが、彼のみ素顔が分かっているネームドキャラ。
新人らしく特に秀でた能力があるわけではないが、彼にスポットが当たることがあり、主役回が2回ある。
桃華と駆け落ち(という体で冬樹の気を引いて桃華と冬樹をいい感じにする作戦)をしたことがある。

・シオン
CV:花澤香菜
劇場版第4作目のゲストヒロイン。本名はフェリシタシオン・ドゥ・ドラグーン。フランスの財閥の令嬢で、幼い頃の桃華の友達。
浮き世離れした性格と父母を亡くした寂しさから地球竜の伝承にすがってしまった。
桃華は彼女にパートナーであるタママを意志のないドラゴンにされた上、地球の消滅さえありえるというヤバすぎる被害をうけたのだが、彼女の「地球竜を友と信じる心」そのものは評価しシオンをも傷つける地球竜に激怒するなど決して友情は捨てなかった。



完全に余談だが、桃華のファーストキスは作中初めて実行した作戦内のトラブルにより宇宙ダコに奪われている。
……本人は知らないが。教えないのが身の為だろう。





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最終更新:2025年07月20日 04:00

*1 それでも表の顔が「言えない私」であるのに対し裏は「言いたい私」であり、ハッキリとした恋の告白は出来ないらしい。

*2 「西澤ピーチグループ」と呼ばれる場合もある