安達明日夢

登録日:2012/02/01(水) 18:36:24
更新日:2021/01/23 Sat 09:27:20
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安達(あだち)明日夢(あすむ)

仮面ライダー響鬼』のもう一人の主人公。
演:栩原楽人


東京の下町に暮らす15歳の少年。九之巻に登場した卒業証書によると平成2年(1990年)3月11日生まれ。
母子家庭で、タクシー運転手の母と二人暮らし。
物語当初は中学生だったが、春には城南高校(先輩ライダーの卒業校でブラックドームが襲撃し高山我夢の母校となる城南大学の付属だと思われる)に入学。劇中では風見という教師がいるとのことである。

ヒビキからの呼び名は「少年」

高校受験の直前、法事のため屋久島に向かう船の中でヒビキに出会う。
その後、彼がツチグモと戦うところを目撃したことから、鬼(音撃戦士)や猛士たちと魔化魍との戦いに関わっていく。



やや内向的、ことあるごとに悩む気弱な性格で、悪く言えばヘタレ。
そんな彼の成長が本作の主軸であるが、当初予定されていたという「序盤でヒビキに弟子入り」がなかったことになったため、
何かしら悩みつつもヒビキや周囲の人間から助言を得て、一人の少年として少しずつ成長していく様が前半ではじっくりと描かれている。

鬼の事情を知る人間として、魔化魍退治で学校を休みがちなあきらのフォローを引き受けたことで「たちばな」に頻繁に出入りするようになる。
それをきっかけに中盤から「たちばな」のアルバイトを始め、魔化魍と戦う人々を陰ながら支えていく。


幼なじみで同級生の持田ひとみとは友人以上恋人未満、といった関係で明らかに好意を持たれている。
しかし明日夢本人はそれに気づいていない様子で、周囲の人間が気を遣ってもまったく意味をなしていない。

ひとみの方は明日夢がデートを寝坊してすっぽかしても笑顔でスルーしてくれる優しい娘。明日夢爆発しろ。
それでもひとみが京介に告白したと思った時は衝撃だったと見え、かなりショックを受けていた。


引っ込み思案な少年ではあるが、なかなか行動力もある。

  • 山中で修行中のヒビキに高校合格を伝えるために、ろくな装備もなく夕方から山に向かう
  • 別居している父に会うため会社や建設現場、病院に押しかける
  • 初対面の相手のために犬小屋を作る

とアグレッシブな行動を取ったり、あきらに対して暴言を吐いた京介に反論したことも。


中学時代からドラムをやっており、高校でもブラスバンド部に入ろうとしていたが、
盲腸による入院のため入部が遅れ実質的な補欠としてホイッスル担当に。
それでもドラムやホイッスルの自主練習に明け暮れていたものの、合宿の前に部長から戦力外通告を受けてしまった。


周囲の人間からは概ね低くない評価を受けていたが、
後半の新キャラ・桐矢京介からは「つまらない人間」と言われるなど厳しい評価を受け、
またアグレッシブで強引な彼の姿を見るうちに、思っていたほど自分が成長していたわけではなかったことに気づく。

一方で戦闘中に音撃棒を投げ渡したりヨブコの纏うバリアの波動の周期を見破ったりと、後半では時たま響鬼のサポートを行うこともあった。

ヒビキの弟子になると願う京介を見て、またみどりからヒビキの過去と「一歩踏み出せば人は変われる」ということを聞き、自らもヒビキの弟子になろうとする。
ヒビキには渋られたが、京介と協力して香須美を助けたことや、あきらとイブキの懇願によって弟子入りを認められる。


修行を開始してからは、運動オンチな京介とは異なり精力的にトレーニングをこなしていた。
しかしあきらと共に見学したパネルシアターで難病を患う少女と出会い、「お兄ちゃんのパネルシアターが見たい」と言われたことで、
徐々に「鬼になること」が自分の本当にやりたいことなのか悩むように。
修行を休んでパネルシアターを行い、乱入した京介に対して本気で怒りを露わにする。

またヒビキに「鬼になる道は迷いながら歩く道じゃない」と突き放されたことで、たちばなでのアルバイトも辞めて猛士から距離を取る。



それから一年後、医者になるという目標を胸に猛勉強し、病院で手伝いをするなど努力を続けていた。
しかしひょんなことから京介と再会、魔化魍にさらわれたひとみを助けるべく力を合わせる。

ヒビキの弟子を辞めてもトレーニングは続けていたようで、戦闘で気を失った京介を担いで逃げられるほどの筋力を身につけていた。
ひとみを助け出した二人は互いの成長と努力を認め合い、笑みを交わす。

「明日夢、認めてやるよ。お前も結構やるな」
「京介もね」


さらに駆けつけて魔化魍を倒したヒビキに向け、鬼にはならないことを正式に宣言。
鬼と弟子ではなく、一人の人間として、人生の先達と弟子として、二人は歩き出すのだった……


なお当初は、第5話あたりでヒビキの弟子入りをする構想だったが、パイロット版(第1・2話)の完成フィルムも見た髙寺の判断により急遽、弟子入りを取り消された。
プロデューサーが交代しなかった場足の後期の構想は明日夢が最終的に鬼を継ぐか否かは決まっておらず、テレビシリーズの展開を見ながら落ち着くべきところを探っていく予定だった。
明日夢が鬼になる場合、ヒビキが戦死するか再起不能の重傷を負ったために決意を固めるという展開が考えられていた。逆に、鬼にはならないと決断した明日夢をヒビキたちが見守るという案もあった。
名前が鬼の法則(苗字と名前の頭文字が同じ)なのはこの名残である。

2020年2月20日に開かれたメモリアルイベント「集う響鬼」では2015年に刊行された『語ろう! 555・剣・響鬼』(レッカ社)出版記念イベントで触れられたという、明日夢が変身する(かも知れなかった)鬼は当時はバンダイグループの一員として本作と携わった、キャラクターデザイナーの野中剛がその明日夢変身体のイラストを今回のイベント用に描いてもらえないかと髙寺から依頼を受けそうして野中が手がけた、明日夢変身体のイメージイラストや設定画が特別に公開。その名も「輝鬼(かがやき)」である、
明日夢役の栩原のSNSなどでその鍛え上げられた肉体や、キレのある動きを披露しているその姿にインスピレーションを受けた野中が輝鬼は基本状態ですでに響鬼紅に匹敵する能力を有してると語り、甲・乙と2パターン用意されたマスクデザインや、猛士のマークの意匠が盛り込まれたボディデザインのラフ画も公開された。

◆劇場版の活躍

○現代
ヒビキのサポートとして活躍。

ヒビキがオロチに敗北したために、オロチを倒す方法を探るべく、文献を探すことに。

見つけた本には、明日夢という名が……


○戦国
とある村にて、ひとえという幼なじみと暮らしていた。
しかし毎年、オロチの生け贄に女を差し出さなければならず、その生け贄に今年はひとえが選ばれてしまう。

藁にもすがる思いで明日夢は、「人間をやめた」として人から疎まれる存在、「鬼」たちにオロチ退治を頼む。

しかしその中で、ヒビキという男にだけは強い敵意を向けた。
ヒビキは明日夢の兄である猛士を弟子にしていたのだが、崖崩れに巻き込まれた猛士を助けられなかったのである。

最終的には兄・猛士の思いを汲んで、ヒビキへの憎しみを捨て去り、猛士が鍛えた小さな剣を届ける。
全てが終わった後に鬼をサポートする組織を結成することを決め、組織の名前に亡き兄の名をとった。

そして現代、文献を頼りに猛士の剣を発見した明日夢が響鬼のもとへそれを届けると……



◆『仮面ライダーディケイド』における明日夢(アスム)

デビット伊藤演じる響鬼(通称デビ鬼)の弟子として登場。
可愛いショタである。

本当の訳を知らず鍛練を怠るデビ鬼に嫌気がさすも、牛鬼に変身してしまったデビ鬼を見て自身が師を止める事を決意。
海東達と共闘して無事に撃破。
以後響鬼を継ぐ事になった。

ライダー大戦の世界ではキバ(ワタル)と戦闘するも、士の御蔭で仲直り。
同年代同士気が合うのだろうか?



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最終更新:2021年01月23日 09:27