食蜂操祈

登録日:2013/9/4(水) 16:57:37
更新日:2020/02/16 Sun 13:06:34
所要時間:約 4 分で読めます




食蜂操祈(しょくほう みさき)とは『とある魔術の禁書目録』及び『とある科学の超電磁砲』の登場人物である。


初登場は超電磁砲だが実は旧約1巻から存在が示唆されていた。とても長い時を経て新約6巻にて禁書目録本編に初登場。

愛称は名前から「みさきち」、その目から「しいたけ」などがある。

御坂美琴と同じく常盤台中学に所属しており、学園都市の中でも7人しかいない超能力者(レベル5)の第五位。
一匹狼の美琴と違い常盤台の最大派閥の頂点に君臨している少女。
口癖は「~力」「~だゾ」。

能力は「心理掌握(メンタルアウト)」。
学園都市最高峰の精神操作能力で記憶の読心・人格の洗脳・念話・想いの消去・意志の増幅・思考の再現・感情や情報の移植などなど
精神に関する事ならなんでもできる十徳ナイフのような能力。
その正体は精密性に特化した水分操作能力で、体内の水分を操作し、脳内物質の分泌、血液・髄液などの配分の制御などによって精神に干渉する。
電気を通す媒体である液体を操作して伝導効率を変更する事により、生体電流にも影響を与える。
そのため、御坂美琴のように直接的に電流を操作できる相手には効かない。
またその性質上、身体の水分バランスが著しく崩れている相手に使用すると、意図しない副作用が残る事もある。

用途は限定されるものの生体外での能力の使用も可能で、
緻密な水分操作で第三位の超電磁砲を補助し、一方通行すら上回る瞬間火力を叩き出して見せた事もある。

能力使用時にはテレビやエアコン等の様々なリモコンを使用するが、これは能力の応用範囲が広すぎて、安定制御するために区切りを付けるため。
つまり結標淡希が能力使用に軍用懐中電灯を使用しているのと同様の理屈らしい。
リモコン無しでも使用はできるらしいが色々キツいらしく、リモコンを没収されて困った事がある。

上条当麻幻想殺しに対してはアウレオルスの黄金錬成など同様、
幻想殺しに触れなければ効き、右手で頭を触れれば解けるとのこと。
あくまで人間用なので、機械や動物には効かない。
また似たような精神操作能力を持った相手には、同質の力が干渉を阻害するために相手が拒絶すれば妨害される。

上条当麻の記憶破壊に関しては、おそらく完全に破壊されているために再生は難しいと思われる。

運動能力は軽く走っただけで息切れするほど低い。
まあ普段自分から動いていないし。体育の授業も能力を使うことで毎回サボっている。

外見は一応中学生とは思えないほど大人びた金髪巨乳の美少女で多くの読者が心理掌握された。
また目には☆があり、操られた人間の目にも同じマークが浮かぶ。
新約7巻でも上条さんが操られたおかっぱ少女にも出ているのを確認しているために
フィクション的な描写ではなくマジででているということになる

性格に関しては容姿に反して陰湿かつ倫理性に欠ける描写が多々ある。
例を挙げると…

  • 自分に口答えした罰としてエクレア20個を早食いさせる*1
  • 操っているおかっぱを上条当麻の前で平気で着替えさせる。

ただし、逆に言うと上記した凶悪な能力を持ちながらもこの程度で済んでいるため、
性格が破たんしていると言われるレベル5らしく善人とは言い難いが、凶悪な悪人じゃないと言える。というかレベル5全体から見れば美琴の次に常識人。
超電磁砲の描写では心理掌握を自由に扱えるようにするエクステリア(外装代脳)を開発している研究者が
その能力に目がくらみ偉人を操作しようと暴走し始めた。
本人曰く、心理掌握は高潔な精神の持ち主でないと制御出来ない能力であるとのこと。

また、その能力故に人間不信らしく一緒に行動する場合はその人間の心が読めないとやっていけない性分である。
美琴のように能力によって心が読めない相手は信用できないとのこと。
逆に心を読める人間は信用しており常盤台中学においても最大派閥を率いていることからそのことが伺える。
とはいえ、能力に関係なく完全に心酔している派閥メンバーもいることから、能力を悪用して派閥メンバーを増やしていると言う訳ではなさそうである。
もっとも、派閥メンバーを心理掌握の能力によって操ることにはあまり抵抗はないようだが…。

その性格ゆえに原作16巻で上条の記憶喪失を治す手段の一つとして挙がったが、何をされるか分からないと思われている。


とまぁ、いろいろ書いたがこのみさきち、アニメには超電磁砲Sの一話にしか出てないが(原作での出番そのものは最近になってから増えたが)、
その容姿からすさまじい人気っぷりである。pixivにおいては彼女の初登場から急激に増え始めてすごいことになった(特に18禁関係が)。

超電磁砲においては大覇星祭の最中、絶対能力進化実験の責任者らしきカイツと組んでいたこと、
御坂妹(10032号)を攫っていたこと、黒子初春佐天たちから美琴の記憶を抜くなどの行為から敵キャラになると思われた。
だが、実際には10032号を木原幻生の要請で狙っていたメンバーから守るために攫ったのであり、
記憶を奪ったことも彼女たちを事件から遠ざけるため、カイツ自身も仕事人間であったなど食蜂悪役はミスリードだった模様。

常盤台中学入学前、『才人工房(クローンドリー)』という研究機関で能力開発を受けており、そこで友達になったドリーという少女と死別している。
みさきちが『妹達』に親身になるのも彼女の存在が大きい模様。
上述したエクステリアはこの才人工房製で、食蜂の大脳皮質の一部を切り取って培養・肥大化させた巨大脳。
登録すれば誰でも心理掌握が使えるようになるが、食蜂の能力によって研究者達は洗脳されており、濫用は防がれている。
食蜂自身が使った場合能力がブーストされるため、存在を隠蔽・秘匿して彼女の切り札的に運用されていたが、幻生戦で自壊させている。

美琴とはそりが合わないながらも幻生という共通の巨大な敵を持ったことで一時的にコンビを組んで幻生打倒を目指し共闘する。
幻生との戦いが終わった後には、美琴も彼女をある程度認めるようにはなった模様。
ドッペルゲンガー編でははっきりと共闘しているし、アニメ超電磁砲二期では、美琴は友人のためにプライドを捨てて食蜂に記憶操作をお願いしたらしい。
お互いそりが合わないのは相変わらずだが、腐れ縁に近い仲と言えるだろうか。

大覇星祭後、警策看取とともにドリーの妹を救出している。
操祈はドリーに能力で自身を看取と誤認させる形で友達になっていたため二人に心から謝罪するが、彼女ら三人の友情が揺らぐことはなかった。
そりの合わない美琴ともクローン保護のために協力の約束をとりつけている。

原作においては新約初期から名前だけは雲川芹亜などに言及されており、
4巻で木原乱数が使用したファイブオーバーの研究の派生物として登場した。

本人は新約6巻で「友達に誘われた」としてミスコンに参加していた。雲川とは仲が悪いのか口喧嘩している。
また雲川先輩には新約2巻でもいろいろと言われている中、彼女は実際には中学生では無いような言動を取っていたが真相は如何に……。

新約7巻では明王の壇を捜索するために土御門によって学舎の園に入れられた上条さんと、操っていたおかっぱちゃんが遭遇。
上記のように人間を簡単に信用しない性格(心が読めない人物は特に)なはずだが上条さんには本人が不審がる程協力的であった。
このことについて上条さんが質問したところ、


「そんな台詞が出てきてしまうのが、あなたらしいと言えるのかしら」
「あなたの言葉を信じる理由は別の所にある」
「何度尋ねても、何度すれ違っても、答えはいつも一緒」
「あなたはいつかと同じように怒るかもしれない」
「それが私と貴方のあるべき関係力」
とのこと。

また、漫画・超電磁砲47話(大覇星祭の最中)では上条さんに出会った際、上条さんが名乗る前から「はじめましてぇ上条さん」と名前を呼んでいた。
つまるところ上条さんとは記憶を失う前に何かあったということ(偽善使い時代かは不明)。

そして超電磁砲62話ではピンチの時に上条さんを見かけたらにへーっと素の笑顔をしていたところから

明らかにおとされています。本当にありがとうございました

なお、この笑顔の破壊力はすさまじいの一言なので必見、また、彼女に心理掌握された読者が急増だとか。
新約7巻においても上条さんと話している間は妙にハイテンションだったり、上条さんが勝手に学舎の園を出た後は美琴が怪しく思う程熱心に追いかけていった。

とまぁ、雲川とも仲が悪いのもこういうところが関係しているかもしれない。


てか、上条さんなにしたんすか!

その真相は新約11巻にて明らかになるらしい。




新約11巻の話
上条とは中学一年生のドリーの一件が片付いた後、自分の記憶を消去しようかと自殺願望に近い事を思っていたときに出会う。
正確にはその前に彼と街でぶつかり、携帯電話が自分のバッグに落っことしていたことから始まるが、彼女いわくフライングだとのこと。

なお、この時の彼女は身長が148㎝と貧乳のロリキャラだったため、多くの読者を驚かせた。ムサシノ牛乳でも飲んだのか!?
彼と出会ってからは美琴と同じく能力が効かないためあまり良く思っていなかったが、しだいに彼の人間力に引かれていく。

そんなある日、彼女はデッドロックと呼ばれるグループから襲撃を受ける。
彼らは能力開発が止められた学生で構成されるグループで、自分たちの不幸な境遇の原因が心理掌握にあると思い込まされ、食蜂操祈の
抹殺を企てたのであった。
襲撃を受けた食峰は上条と共闘。辛くもデッドロックを退けることに成功する。

しかし、その戦いの際に上条は敵の攻撃を体で受け止めその結果、出血多量による意識不明の重体に陥ってしまう。
不気味なほどに痙攣し、今にも命の灯が消えてしまいそうな上条を救うために、彼女は心理掌握を彼に対して行使する。
そして、それが功を奏し彼の命は救われた。

ところが、出血多量の状態で食蜂の能力を受けた上条は脳の一部が損傷、それにより「上条当麻は食蜂操祈のことを記憶できない」状態になってしまう。
つまり、現在の彼は何度彼女に会おうが、会話しようが直後にそのことを忘れてしまう。ただ「何処かで会ったことがある」ということだけは分かる模様。
ちなみにこれは1巻で起きた記憶破壊とは無関係で、例えあちらが治ったとしてもこちらが治ることはない。そもそも記憶破壊前に起きた事件だしね。

そんな悲劇的な状況ではあるが、彼女はいつか彼が自分のことを思い出してくれると信じ、その奇跡の日を待ち続けている。


【余談】

前述の通り、食蜂が超電磁砲Sの1話に出た際の人気は物凄く、同人作家は彼女のえっちな本を挙って描き、あっという間にとあるシリーズの同人誌のエースへと登り詰めてしまった。
ただし、当時は食蜂についての詳細な情報がまだまだ明らかにされていなかった上に、陰湿かつ倫理性に欠ける部分が強調されていたため、それに沿ったキャラ付けがなされていた。
具体的に言えば、小悪魔的で淫乱というのが多い。気ままに道行く男共を洗脳して乱交したり、美琴への性的嫌がらせを平然と行ったりする。
それらの行為が祟って、能力の効かない上条さんにお仕置きックスされることも。
しかたのない事とは言え、原作にあった彼女の「心根の優しさや高潔な精神」「上条当麻との深く切ない関係性」「多分一発ヤっただけでグロッキーになるであろう体力の無さ」などの要素はオミットされている事が多い。


美琴とはいろんな事情でソリが合わないのだが、食蜂側からはともかく美琴が歩み寄れないのは大体食蜂が原因である。
美琴は食蜂に対して強い不信感はあるものの、存在自体を嫌っているわけではないのだが、
食蜂が上記の事情もあって照れ隠しに美琴を邪険に扱ったり嫌がらせに近い行動をしてしまうため、美琴の不信感を上げてしまっているのである。

特に大覇星祭での「美琴が競技を抜けた理由」(暗部関連とか幻生とか)を、
「屋台の食べ物があたってお腹を壊してトイレに篭もっていた」「迎えに来た食蜂派閥の子を威嚇してトイレに籠城した」
というとんでもない事実に書き変えた件はせっかく上がっていた美琴の食蜂への好感度を大幅に下げてしまった。

美琴自身歩み寄れるなら歩み寄りたい部分はあるので、
「屍食部隊」のリーダーから食蜂が慈愛事業をやっていることを聞いた際には「なんで私には…」と嘆いていた。

上記のいざと言う時の相性の良さやある種の似た者要素から、
「みーちゃん」こと警策看取にはツンデレと言われてしまった。デレは本人には見せないスタイル



そんな彼女たちがとある目的のために『合体』することになるとは誰にも想像できないのであった。




追記・修正は思い人に認識され、その事に涙してからお願いします



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