登録日:2012/02/06(月) 12:46:37
更新日:2025/01/23 Thu 00:48:59
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2010年9月9日の
阪神対
中日戦にその珍事件は起きた…
その日は大熱戦となり、阪神側は延長10回までに控え野手を全員起用。
そんな中10回裏1アウト満塁、打者・浅井良の打球はショートライナーとなり、飛び出していた一塁走者のブラゼルは慌てて戻るもボールは一塁転送でアウトと判定、併殺となる。
これにブラゼルが審判へ不服を訴え、暴言を吐き退場。
既に野手は使い切り、仕方なく控え投手から一人起用しなければならなくなり、外野守備が(投手陣の中で)一番うまいとされる西村憲が起用された。
しかし、所詮は急造外野手の為、守備に於いては心許ない為に相手打者の打席によって西村と平野恵一が交替でコロコロと守備位置を変更。
そして公式記録上では、
西村は「右左右左右」
平野は「二右左右左右左」
俊介は「中右左中」
当然、中日も西村の守るところに狙い打ちしようするが、かえって打ち損じになってしまい追加点が取れずじまいに。
一方の阪神も12回裏ツーアウトまで追い込まれ、バッターが4番
新井貴浩に回るが、5番が西村なので敬遠。
勝利が西村のバットに懸かる…と思われたが、新井の盗塁死で引き分けに終わった。
尚、翌年にも西村はランナー・桧山進次郎の代わりに代走で出場という、本業とは別の出番を与えられた事も追記しておこう。
結果論ではあるが、前日に腰痛で二軍落ちした狩野恵輔の代わりに野手を上げておけばこんな事にはならなかったのだが…
ちなみに、西村に打球は一球も飛んで来ていないが、この年のオフの契約更改でこの事件がプラス査定され、更に当時の球団本部長が「打球が飛んで来て、それを捕球したりしてたら更にプラス査定だった」と発言している。
また当時稼働していたアーケードゲーム『BASEBALL HEROES』では、本来の西村のカードには適性が設定されていないものを「この試合を再現したレアカード(HIGHLIGHTレアリティのカード)」として外野手の守備適性が一緒に存在するものが発行された。
他はサヨナラやお立ち台の場面をモチーフにしている中、こういった変速起用が行われたのを再現されたのは異例であった。
さすがに外野手としての守備能力は「一切無いよりはマシ」程度に抑えてはあったが。
追記修正宜しくお願いします。
- >新井貴の盗塁死で引き分けに終わった。 うーんこの -- 名無しさん (2014-05-03 20:08:14)
- 今年もあったな・・・島本・・・ -- 名無しさん (2015-11-12 22:51:07)
- 守備位置がコロコロ変わるからウグイス嬢も毎回アナウンスする羽目に... お疲れ様です -- 名無しさん (2018-08-02 19:18:09)
最終更新:2025年01月23日 00:48