西村憲右往左往事件(野球)

登録日:2012/02/06(月) 12:46:37
更新日:2023/02/28 Tue 12:09:00
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2010年9月9日の阪神中日戦にその珍事件は起きた…





その日は大熱戦となり、阪神側は延長10回までに控え野手を全員起用。そんな中10回裏1アウト満塁、打者浅井の打球はショートライナー。飛び出していた一塁走者のブラゼルは慌てて戻るもボールは一塁転送でアウトと判定、併殺となる。これにブラゼルが審判へ不服を訴え、暴言を吐き退場

既に野手は使い切り、仕方なく控え投手から一人起用しなければならなくなり、外野守備が(投手陣の中で)一番うまいとされる西村が起用された(ブラゼルは一塁手だが、センターにいた浅井を一塁に回した)。


しかし所詮は急造外野手、守備に於いては心許ない為に相手打者の打席によって西村と平野恵一が交替でコロコロと守備位置を変更*1
そして公式記録上では、


西村は「右左右左右」

平野は「二右左右左右左」

俊介は「中右左中」

どっかのコ〇ミコマンドのような記録が残ったのであった。

当然、中日も西村の守るところに狙い打ちしようするが、かえって打ち損じになってしまい追加点が取れずじまいに。

一方の阪神も12回裏ツーアウトまで追い込まれ、バッターが4番新井貴に回るが、5番が西村なので敬遠。
勝利が西村のバットに懸かる…と思われたが、
新井貴の盗塁死で引き分けに終わった。


尚翌年にも西村はランナー桧山の代わりに代走で出場という、本業とは別の出番を与えられた事も追記しておこう。

結果論ではあるが前日に腰痛で二軍落ちした狩野の代わりに野手を上げておけばこんな事にはならなかったのだが…


ちなみに西村に打球は一球も飛んで来ていないが、この年のオフの契約更改でこの事件がプラス査定され、更に当時の球団本部長が「打球が飛んで来て、それを捕球したりしてたら更にプラス査定だった」と発言している。


追記修正宜しくお願いします。

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最終更新:2023年02月28日 12:09

*1 11回表の投手が藤川球児だった為、そう引っ張られないだろうという判断から各打者の流し方向に西村を配置した。但し12回表を投げたのは福原