クルトナーガ(FE)

登録日:2011/08/16(火) 21:58:00
更新日:2018/05/09 Wed 17:11:44
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今作の舞台であるテリウス大陸のラグズ国家の一つ、
竜鱗族の国ゴルドア王国の第二王子であり、ゴルドア王デギンハンザーの3人目の子。黒竜に化身するラグズ。
姉が1人いる。兄も1人いたが、デイン=クリミア戦役(『蒼炎の軌跡』の戦争)で没した。


竜鱗族はテリウス大陸全ての種族の中で最強を誇る。
更に赤鱗・白鱗・黒鱗に分かれるが、その中でも一番強い力を持つ黒鱗に属する。


竜鱗族は戦によって振りまかれる【負】の気に影響されやすく、
影響された場合の自らの強すぎる力の暴走によって大陸そのものを滅ぼしかねないことを危惧している。
その為ゴルドア王国は極力他国と関わらないよう鎖国体制を敷いているが、クルトナーガ自身は外の世界との交流を望んでいる。


FEシリーズには、「ナーガ」の名前を持つ竜にまつわる人やものが登場する作品があるが、彼もその流れをくむキャラクターであると思われる。
(『暗黒竜と光の剣』等に名前だけ登場する神竜族の王、『聖戦の系譜』で彼が人間に与えた光の神聖魔法
 また、マップ上には登場しないが、『聖戦』には設定上ナーガの使い手としてグランベル王国のクルト王子というキャラクターも存在する)


温厚で心優しい性格。上記の理由から戦うことを戒められてきたためか、戦いを種の本能とするラグズでありながら戦にはあまり積極的ではない。
見た目は10代前半の少年だが、実は100歳以上。しかしこれでも竜鱗族では最年少だとか……。


『蒼炎の軌跡』ではちょい役。第12章「異邦の領域」をクリアした後のイベントで初登場する。


アイク達を乗せた船が、航海中にゴルドア王国近海でキルヴァス王国の鴉の民の襲撃に遭い座礁する。
アイクはこの国が鎖国状態にあることを知らずに上陸し、現れたゴルドア兵に事情を話し援助を期すものの拒否され、あわや一触即発の状態になる。


そこに偶然居合わせて(ご都合主義とか言ってはいけない)アイクと対面する。
なお、この時クルトナーガは初めてベオクに出会った。

事情を知ると、自分の目付役達に命じて座礁した船を押し出させた上、
物資まで無償で提供し代価を一切要求しないという神っぷりを見せてくれる。このあたり流石王子である。まさに神竜。

曰く、せっかく会ったからもてなしたいが親父がよそ者をよく思わないのでできないけど、自分の気持ちだと思ってほしい(意訳)とのこと。


……と、このように主人公一行を快く送り出してくれる。
蒼炎での出番はこれで終わり。いかんせん影が薄いが、まあ仕方ない。


『蒼炎』の続編である『暁の女神』では、いよいよ操作ユニットとして登場する。
しかし顔見せはかなり序盤からしているが、実際に操作できるのは終盤も終盤である。


暁では第一部3章「ほのかな光明」で初登場。
ミカヤ達が入れられた牢に何故か先に収監されていたが、彼女たちを救出に来た暁の団と共に脱出する。
このときはクルトと名乗り、クラスは放浪者(ピルグリム)、種族もベオクと表示される。
この章ではまだ自軍ユニットではなく、大まかな指示しか出せない友軍ユニット扱い。戦ってくれよ…
ただ、HPが高い上倒されても撤退するだけなので、いざとなればうまく移動させて壁役にするという手もなくはない。


少しの間ミカヤ達に同行するが、第一部6章「掲げよ旗を」開始前の拠点で別れる。
デイン王太后アムリタと何やら話し込む姿もあったが…?
このあとしばらくはストーリーに関わらない。


第三部終盤から再びストーリーに関わり出し、クリミア女王エリンシアらと共に皇帝軍、デイン軍に停戦を呼びかける。
しかしクルトナーガ自身はとある事情から第三部終章ではデイン軍につく。
このシーンに挿入されるムービーで竜に化身したクルトナーガが出てくるのだが、どう見てもバハムートである。

こちらから攻撃しない限り戦うことはない上、ステータスがそう高いわけではないのであまり苦戦することはないと思われる。
非化身状態を狙えば更に楽に倒せる。倒しても経験値が少し得られる程度しかメリットはないのだが。


第四部ではアイク率いる部隊に同行する。
しかしアイク視点のマップは一章と四章だが、第一章「帝都への道」では、先の戦いに参加したことで負の気の影響を受け、暴走しかねない危険性を身をもって味わったために、怯えて天幕に引きこもり、第四章「天啓」では全く出番がない。
竜王子マジ空気。


第四部一章をクリアしたあとの会話で、彼がゴルドアを出奔した理由が明かされる。
それは20数年前に掟を破って国を出た実姉アムリタと接触を図る為であった。
またアイクから亡き兄の今際の様子を聞き、姿を歪められた苦しみから解放されて逝ったと知り安堵した。

しかしクルトナーガの行動からゴルドアもまた戦争に無関係ではいられなくなり、
大陸規模の戦いを起こさないという女神との誓約を違えたけじめとして敵である正の女神側についた実父と戦う遠因となったとも言える。


…で、終章。強制出撃ユニットの一人で、ようやく自軍ユニットとして操作できる。


…が。


弱い


○初期値と成長率
竜王子(プリンスドラゴン) LV20
HP-55(95)
力-15(45)
魔力-7(15)
技-8(20)
速さ-10(35)
幸運-21(60)
守備-15(25)
魔防-15(40)
移動-6
重量-7
体格-12
属性-水
スキル-黒の波動・体当たり
打A


彼が仲間になるのは終盤も終盤だが、その初期ステータスは最終盤で仲間になるにしては余りにも貧弱。
主力ユニットが育ちきったであろう頃でもあり、それらのユニットと比べれば確実に見劣りしてしまうだろう。
確かに育て切れば強い。他の王族並の能力でありながら間接攻撃可能という最強クラスのユニットになるが、
なにせ最終盤…というか終章なので育て甲斐があるかと聞かれても微妙…。
暁にはクリア後に遊べるトライアルマップがないので、その高い実力を発揮できる場面がほぼなく育成のモチベーションを保つのはやや難しいか。
ただ、彼専用のスキル「黒の波動」は隣接した味方の守備と魔防が5上昇という強力な効果のため、育てなくとも攻撃役の隣に置くだけで役に立つ。
そしてどうにか育ち切れさえすれば、ナーシル同様前線で仲間をサポートしながら自分も戦えるという強力なユニットになる。
ちなみに化身すると飛行するのになぜか移動力が下がる。

なお彼を育成する場合、終章エリア3で鍛えるのがいいとされる。

というのも、このマップの敵はボスであるデギンハンザー以下全て竜鱗族なのだが、彼らは同族であるクルトナーガとイナには一切攻撃も反撃もしてこない。
これを利用して、一方的にチクチクして安全にレベルアップできるというわけ。
しかし同族、そして父までもを踏み台にさせられる彼の心中はいかばかりであろうか…。
だが調子に乗って竜ジェノサイドをした結果、クリア後に仲間になるユニット二人もうっかり葬ってしまった…ということにならないように注意。

この章をクリアすると、常時化身可能になるスキル「王者」を自動的に習得する。
育ち切った彼に王者がつけば鬼に金棒…なのだが、
いくら強いと言っても残り2マップしか使う機会がないという最大の問題はどうあがいても解決できない。
使い所が全くないゴートよりはマシだが。

後日談ではゴルドア国王に即位し、世界を見守り続けたという。
また亡くなった兄ラジャイオンの婚約者だったイナが男の子を産み、甥っ子もできた。






追記・修正は竜鱗族の皆さんにお願いします。

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