デュミナス(スーパーロボット大戦)

登録日:2011/06/17 (金) 13:53:45
更新日:2021/03/06 Sat 21:06:09
所要時間:約 7 分で読めます




「私はデュミナス……あなたを攻撃する」


デュミナス(CV:早間京子)
BGM『ORIGINAL SIN』『求めていた「答え」』

スーパーロボット大戦R」に登場する謎の存在。同作のラスボス。名前の由来は天使「デュナミス」。

4話にて出現。
この際、主人公はラー・カイラムもしくはナデシコCについていっているのだが、
どのルートでも戦艦を沈める。クルーは全員死亡(ブライトさんはアクシズで殺られるが)。
登場早々プレイヤーに絶望を見せてくる。
そしてエクサランスの時流エンジンの暴走で主人公達は5年前の世界へ跳ばされることに……。

過去の世界にも勿論存在。
配下のホムンクルス、ティス・ラリアー・デスピニスを各勢力へ送り込み、「ラウンドナイツ」に対抗する連合を組ませたり、
デビルガンダムを増殖させたりDG細胞で師匠を黄泉帰らせたりなど、各地で「誤り」を起こさせるべく暗躍する。
惑星アルクトスの自然管理を行っていたコンピュータを暴走させ、ガルファ皇帝にしたのもコイツ。

「善悪がない純粋な存在」であるが故に自身の正体を知りたいという欲求のままに行動。世界を混乱に陥れた。


長らく正体・目的は謎のままであったが……。


以下ネタバレ


宇宙のどこかで「創造主」のとある目的のために造られた存在、それがデュミナスであった。
しかしデュミナスは「失敗作」であり、「創造主」はデュミナスを破壊しようとする。
この時、「お前は失敗作だ。デュミナスだ!」など支離滅裂な発言をしており、情緒不安定気味だった。
デュミナスは生きるために抵抗、「創造主」を殺害してしまう。

「創造主」を殺してしまい、自分が何のために造られたのかを知ることができなくなったデュミナスは宇宙をさ迷いながら、自身が何かを知ろうとした。
劇中で各地で「誤り」を起こし世界を混乱させたのもこのためである。

同時に時を超え「創造主」に自分を造った理由を聞きに行くための手段も探していたようで、中盤からエクサランスの時流エンジンを狙うようになる。

そしてラージやミズホを拐うことに成功し、時流エンジンを作らせるが、ラージが仕掛けた細工によりダメージを負い、命の危機にさらされる。
「ラウンドナイツ」が迫る中、自らが創造主から捨てられた存在であるが故にデュミナスはティス・ラリアー・デスピニスに、

「ここを去りなさい……私はお前たちの創造主……私は、お前たちの存在を否定することはできない……」

と逃げるよう促す。
しかし、あくまでデュミナスを守ろうとする3人は自分達の命でデュミナスを甦らせようとする。
そんな3人にデュミナスは、


「新たに造り直す時、どのような姿を望む? ……これぐらいしか私はできない……」

……どう考えても自身を造った「創造主」よりも立派である。
ここでグッときたプレイヤーもいるだろう。

そして、命を捧げても抜け殻となってもなお、自分を守ろうとする3人にデュミナスは涙を流す。


「これは……初めてだ……このような水が……しみ出るとは……」

プレイヤーの涙腺もヤバくなったことだろう。
そしてデュミナスは3人に報いるために、自身が生まれた理由を知るべく、「ラウンドナイツ」との最後の戦いに挑む。


敗れたデュミナス。
そして主人公達により、(あくまで推測であるが)自身が何のために造られたかを知る。

デュミナスは「人間として造られた」存在だった。

デュミナスが人間になれなかったのは、答えを自分で考えず、他者に求めたからであった。
自身で答えを見つけられなかったこと、それがデュミナスが「間違い」となり破滅に至った理由であった。

確かにデュミナスは自分自身のために多くの人を苦しめ、世界を混乱に導いた諸悪の根源である。
しかしその一方で自ら命を育みそれを慈しみ、最後には涙を流した。もし「創造主」が性悪でなかったら別の道もあっただろう。

過去世界でのデュミナスは、自分が言われた「過ち」という単語の意味を模索する求道者のような側面があったのだが、
何気に未来世界でのデュミナスは「私は過ちを起こす者」に悪化しており、
綺麗に話がまとまりそうだった所に、とんでもない事をしてくれるキャラになっている。
愚かな人類の歴史を眺め続けた結果歪んだのだろうか……。
誰に悟られる事なく版権キャラをデストロイしまくる姿は恐怖である。



【ユニットとしてのデュミナス】


  • デュミナス・プロートン
第一形態。最終話までこの形態で現れる。卵に羽が生えた感じ。


  • デュミナス・デウテロン
第二形態。少し人っぽいフォルムになったが、足はない。


  • デュミナス・トリトン
最終形態。腕が四本になりますます異形染みている。


最終話ではまずプロートンの状態で戦うが、
デュミナスに隣接するティス・ラリアー・デスピニスを倒した後でないと、3人のうち残った者により何度でも復活する。
しかも、互いに援護防御しあうため、面倒なことこの上ない。
フル改造ハイメガキャノン連発で、途中復活が入るもののまとめて吹き飛ばせるが。
3人を倒した後でプロートンを撃破することで、デウテロン、トリトンと戦える……。

…のだがぶっちゃけ弱い

Rの難易度が低いのもあるが、それでも前のシナリオでのガルファ皇帝とゼロを同じターンに撃破する勝利条件の方が遥かにキツい。
実際に、ここまで順当にゲームを進める程度の(リアル系の)改造で相手の攻撃は全くと言って良い程当たらず、
ステージ通して負ける要素は絶無なのでシリーズ最弱候補の筆頭格に挙げられる。
またスパロボどころかシミュレーションRPG史上最弱のラスボス候補として名前が挙がることもしばしば。

しかも前述の復活もそれを逆手に取られ次の周回に向けての資金稼ぎで何度も墜とされる。
俗にスパロボ三弱王と呼ばれるのがこのデュミナスとExマサキの章のデュラクシール、Wのサピエンティア(他に挙げるとすればKのアルケウスだろう)である。


…とまぁなんだかんだでラスボス(笑)とネタにされるが自身の存在意義を求める純粋さやホムンクルス3人との絆もあり、それなりに人気のあるボスキャラである。
ぶっちゃけ人気度で言えば、エクサランスチームより高いかもしれない。
当時出たアンソロコミック集で、岡田敦志氏作のデュミナス一味と和解するという内容のものが載っていたといえば、どのくらい人気があったかはよく分かるだろう。

【OG外伝のデュミナス】

記憶を失っており、自身が何者かを知るべく、Rと同様暗躍するのだが…

配下のホムンクルス(テクニティ・パイデス)の3人からは「母さん」と慕われているが、
当のデュミナスは3人を駒としてしか見ておらず、ティスとラリアーが劣勢になると、自分の中に帰れと命令する。
要するに「私に取り込まれて死ね」という訳だ。

「嫌とは言わせませんよ? 私はあなたたちの創造主なのですから」

ゼオラをして「アギラ以下」と言わしめた鬼畜ママである。(デスピニスはその場におらず助かった)

今回はデウテロンが存在せず、いきなりトリトンから戦うのだが、やっぱり弱い。デスピニスを取り込まなかったのが駄目だったのだろうか。

その後、Rの時と同じく細工された時流エンジンの暴走でダメージを食らってしまう。
すると「創造主」ダークブレインが登場。今回のデュミナスはロアを倒すために造られた兵器「デュナミス3」(つまりRと同じ存在ではない)であったが、記憶と共に使命を忘れていた。
(ちなみに、デュナミスとは『資質』の事)
そしてデュミナスはダークブレインに「欠陥品」として処分された。なんとも後味の悪い最後であった。


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最終更新:2021年03月06日 21:06