登録日:2012/06/09 (土) 09:18:38
更新日:2024/08/06 Tue 20:29:17
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彼女こそ、代役からチャンスを掴み取り、スターの座を駆け上がっている
星間飛行とは、『
マクロスF』内の挿入歌であり、マクロスFと劇中のヒロイン
ランカ・リーを代表する楽曲の一つである。
作詞:松本隆
作曲・編曲:菅野よう子
振付:YOHEY(Pani Crew)
◇概要◇
初登場は12話「ファステスト・デリバリー」
ゼントラーディの反乱軍に囲まれ、絶体絶命となったアルト達の前にメガ…ミシェルと共に現れ、即興ライブを披露した。
これにより、多くのゼントラーディが彼女の魅力に戦意喪失し、中には鼻血を出して萌え死んだ。
なお、上記の台詞はその時のゼントラーディ軍司令と参謀のやりとりである。
マクロスF、ひいてはシリーズ全体を通して特に人気が高い曲で、2019年にNHKで行われた『全マクロス大投票』の楽曲部門で全体4位に付けた。
◇シングル◇
現実世界でも、
ランカ・リー(+中の人)のデビューシングルとして、2008年6月25日に、flying DOGより発売。
以下は収録曲一覧
1.星間飛行
2.ねこ日記
3.愛・おぼえていますか-デカルチャーエディション size-
4.私の彼はパイロット-MISS MACROS2059-
オリコンでは週間5位を記録する等、貢献している。
なお誤解されがちだが、この曲は現実世界におけるランカ、および
中島愛のデビューシングルであり、
設定上のデビュー曲は『ねこ日記』である(アニメ本編では9話に登場した)。
小説版では星間飛行がランカのデビュー曲になっている。
◇キラッ☆◇
この曲の代名詞、ひいてはランカ…いいや
マクロスFの代名詞と言っても過言ではないであろう名台詞。
サビに入る直前、親指、人差し指、小指を立てながらキラッ☆とポーズ。
TVアニメシリーズの中でも、12話のキラッ☆は特に力が入っているシーンで、このシーンで飛び交う星の位置や方向が何度も変えられたという逸話も残っている。
それ以外のカットも悶えるほど可愛らしく、初々しい表情やちらりと見える
八重歯が非常に愛らしい。鼻血出してぶっ倒れるのも納得がいく。
なお、この振付は国際手話では『愛してる』を現す。I Love Youをかたどったものだそうな。
現在は振付も初期とは変わっており、所々がライブでも歌いやすいようになったが、キラッ☆は健在。
ライブではサビ前になると客席も一斉にキラッ☆となる。
◇劇場版での活躍◇
登場は遅く、『サヨナラノツバサ』の中盤、アルカトラズ監獄での慰問ライブで披露。
振付は現在のものとなっているが、可愛さは健在、どころか中の人の歌唱力が格段にアップして殺傷能力が上がっている(萌え的な意味で)
上記の司令や参謀と同じ台詞を喋るキャラ、鼻血を吹き出し倒れる奴らも健在である。
問題点としては、キラッ☆の時カメラが引いている為、あの可愛いモーションを殆ど拝めないのだ…。なんてことだ!
序盤の虹色くまくまが素晴らしい分、少々残念である。
◇アレンジ◇
何パターンか、アレンジで発表されている。
・星間イヴ
ミニアルバム、「cosmic cuune」に収録。クリスマスの夜を、シェリルと一緒に甘くしっとり歌い上げます。
・星間飛行[LIVE in アルカトラズ]
上記の劇場版。ライブ風で観客の声も入っている。
なお、ベストアルバムの娘たま♀とでは、イントロに台詞がある。
◇カバー◇
中川翔子、marble、
菊地真等がアレンジ、カバーをしている。
アニソンアレンジアルバムにも収録されている場合も。
またアニメ・声優界隈のみならず、実在のアイドルからも度々カバーされる。
もはやアニメソングという枠を超え、アイドルソングにおけるスタンダード・ナンバーと言っても差し支えないかもしれない。
カバーではないが、
ライオンと並び、カラオケや動画投稿サイトの歌ってみたで人気がある。
◇余談・エピソード
- 作詞の松本隆は、松田聖子らの楽曲を手掛けた、日本の歌謡・アイドル史を代表する作詞家の1人。
「ランカのデビューソングは、王道のアイドルソングで」という菅野氏の意志によりオファーがかけられ、「銀河一のアイドルのデビュー曲を作ってください」という一見ハチャメチャな要望に見事に答えてみせた。
この曲の歌詞は松本隆にとっても非常に満足の行く自信作となったようで、その後のトリビュート・アルバムや記念ライブでもこの曲が頻繁に取り上げられている。
- また松本隆はマクロスシリーズのファンでもあり、歌詞には歴代の作品のオマージュが所々含まれている。
例を挙げるなら冒頭の「水面が揺らぐ」はゼロを、「風の輪が拡がる」はプラスをイメージしたもの。また「あなたの名〜無限にリピート」の部分。これはマクロスプラスのあるシーンをイメージしていると思われる。
- 中島愛は80年代アイドルのレコード収集を趣味としていた筋金入りのドルヲタで、レコーディングスタジオでいきなり松本隆と会えることになった際には状況が理解できなかったとか。
- 「星間飛行」というタイトルはサン=テグジュペリの小説『夜間飛行』をもじったものだとか。
- 上記の12話だが、ぶっちゃけこの曲をやりたいが為に作られたと言っても過言ではないと、インタビューで語られたとか。
- 放送後の反響のなかで「主題歌じゃないのか?」という声も目立っていた頃、17話のOP曲に困っていた監督が、試しに星間飛行をはめてみたらピッタリハマったため、そのまま採用されたとか。
しかも、これは放送2週間前に急遽決定したため、その事を知らなかった中の人が、たまたま見ていたらいきなり星間飛行が流れてぶっ飛んだらしい。
- 振付師直々のオリジナル版星間飛行の振付動画がYOUTUBEに投稿されていたが……現在は削除済み。
- 有名な話だが、長島☆自演乙☆雄一郎の入場ソングにも使われたことがあり、入場コールは中の人ご本人、長島はランカのコスプレをして堂々登場。
まあ、いつものことである。
- 第2次Zではキラキラ繋がりか、キラ・ヤマトが「キラケンさんにも聴かせてあげたい…」とのたまった。
ついでにアポロは物凄く気に入ってしまい、シルヴィアがドン引きした。
- 呪術廻戦にて星綺羅羅というキャラクターの術式として『星間飛行』が登場する。
- スマホゲーム『歌マクロス』でも少しプレイヤーレベルを上げれば解放される恒常曲として収録済み。
ミンメイやフレイア等の他シリーズの歌姫にも踊らせることが出来るが、「キラッ☆」の演出がキャラクターによって変化する豪華仕様となっている(フレイアなら星がリンゴになる)。
『マクロスΔ』のワルキューレの面々は全員演出が異なる他、バサラに至っては振り付けそのものが変わると、かなり凝っている。
- ちなみにこの曲のどこか意味深な歌詞には、作詞者いわく性的な暗喩が盛り込まれているそうな。
無論単なる下ネタというわけではない。異種族であるゼントラーディにも伝わるよう、普遍的かつ情熱的な愛の形を詞にしたまでである。
濃紺の星空の下で追記修正よろしくお願いします。
- これを聞くと元気になる もう何度聞いた事か -- 名無しさん (2014-04-18 01:32:56)
- 何故か某笑顔でよくパロってた記憶 もしかしたらマクロス知らないのにキラッ☆は知ってる人とかいるんだろうなぁ -- 名無しさん (2021-02-23 14:27:48)
- 00年代後半のオタクカルチャーを代表する曲だけあって、下手すりゃランカ・リーより、もしかしたらマクロスFって作品よりも有名かもしれない。 -- 名無しさん (2021-11-09 19:11:53)
- これぞアイドルソング!を地で行っている一曲。こいつを世に送り出しただけでもマクロスFの存在意義があった。 -- 名無しさん (2021-11-09 20:14:50)
- 挿入歌(意味深) -- 名無しさん (2021-12-06 19:46:42)
最終更新:2024年08月06日 20:29