宇宙大帝ゴッドシグマ

登録日:2020/07/02 Thu 22:13:00
更新日:2020/07/30 Thu 07:11:11
所要時間:約6分で読めます






このドラマは、西暦2050年に始まる。

その頃、人類は月を越えて火星・木星へと惑星開発を進め、
無人の宇宙探査船は、さらに遠い10光年から20光年の彼方まで達していた。

しかし、異星人存在の手掛かりは、何ひとつ掴めていなかった……



君知ってるかい 宇宙の戦士

君知ってるかい 正義の心




▲概要


宇宙大帝ゴッドシグマとは1980年に放送されたテレビアニメである。東映テレビ事業部企画、アカデミー製作。全50話。
オーソドックスなロボットアニメかと思いきや中盤に判明する敵サイドの侵略の理由、及び終盤におけるある人物の離反で話題を呼んだ。
チーフディレクターは『機甲戦記ドラグナー』の神田武幸が第10話まで、第11話以降は後番組『百獣王ゴライオン』を手掛ける田口勝彦、
キャラクター原案は『エリア88』の新谷かおるが務めている。


▲あらすじ


西暦2050年、宇宙開発を進めていた地球の人類は、突如として謎の敵エルダー軍の攻撃を受ける。
エルダー星人は地球人たちが入植していた木星の衛星イオを占領し、地球のトリニティエネルギーを奪うために攻撃を開始する。

トリニティシティの宇宙博覧会に来ていた主人公・壇闘志也達はゴッドシグマで地球とトリニティエネルギーを守り、そしてイオを奪還するべく戦いに身を投じることとなる。
戦え、ゴッドシグマ! エルダー軍を打ち負かし、星の平和を取り戻すため!!


▲登場人物


☆トリニティシティ

  • 壇闘志也(CV:富山敬、関智一(SRW代役))
主人公。木星の衛星イオの開拓民二世(イオ生まれイオ育ち)。18歳。空雷王とゴッドシグマのメインパイロット。
正義に燃える熱血漢。類まれな運動神経と瞬時の判断力を併せ持つ。イオで建築用ロボットを操縦していた経験から、ずば抜けたロボットパイロットとしての適正を持つ。

  • ジュリィ野口(CV:安原義人)
トリニティシティの主任技師で、風見博士の助手。20歳。海鳴王のパイロット。
他者に対する思いやりに欠ける薄情な一面から、闘志也やキラケンと度々衝突したことがある。金に執着する守銭奴な面も持つが、これにはある理由が……

イオの開拓民で闘志也の親友。愛称は「キラケン」。陸震王のパイロット。
元々ロボットの操縦経験が無かったせいもあり、他の二人に較べてメカの操作は今ひとつ。
エルダー軍の襲撃を受け、目の前で幼い弟妹を含めた家族を失ってしまった過去を持つ。

  • 春日理恵(CV:滝沢久美子)
風見博士の助手で、トリニティシティのオペレーターも務める才女。
闘志也に思いを寄せているが、ミナコのアタックにヤキモチを焼いてしまうことも。

  • ミナコ・マルチーノ(CV:吉田理保子)
トリニティエネルギーの出資者であるマルチーノの愛娘。
宇宙博覧会で我一番とばかり陸震王に乗り込んでトラブルを巻き起こした、超ワガママなじゃじゃ馬娘。
闘志也にはベタ惚れだが、トラブルの後に平手でぶったジュリィを快く思っていない。
しかし助けてもらった後は少し見直した。
基本的にコメディリリーフであるが下の父親とは違い人間としては出来ており、終盤には覚悟を決めて自らも戦う決意も見せていた。

  • マルチーノ(CV:緒方賢一)
トリニティシティのスポンサー。守銭奴を絵に描いたような性格で、エルダー侵略時でありながら三体のロボットを売り払おうとしたり、イオニウム*1を基地に売らなかったりと非常識な行動が目立つ。
ミナコとは仲が良いのだがそれ以外の人間へはかなり横暴で、娘と違いやることが常識離れしており、最終的にフェードアウトしてしまった。

  • 風見博士(CV:富田耕生)
トリニティエネルギー、ゴッドシグマの開発者。地球を守る使命感に燃えており、自身の身体を張ってでもトリニティシティを守らんとする熱血感。しかし……

☆エルダー軍


  • テラル総司令(CV:小原乃梨子、鶴ひろみ(SRW代役))
エルダー軍の総司令官。立場としては悪の組織の最高幹部でありながら非情になり切れない一面を持つ。本来は戦いを嫌う心優しき人物である。

中盤本国から派遣されてきたタカ派の軍人。最初こそ副司令の立場でいたが、後にテラルを失脚させて軍の実権を掌握する。
テラルとは違い役に立たない者や自身に刃向かう者は容赦なく切り捨てる冷血漢。




▲メカニック

空雷王
闘志也が搭乗する空中作業用ロボ。
3体の中で攻撃力に優れており、指から放つリベットガンや腹部から発射されるクウライカッターなど、武装も多い。

海鳴王
ジュリィが搭乗する海底作業用ロボ。
水圧に強く、水中活動も可能。索敵能力も高い。
武装は掌から放つネットキャッチャーや組み立て式の銛銃・ウォーターガンなど。

陸震王
キラケンが搭乗する地下作業用ロボ。
格闘戦が得意なパワータイプ。
武器もリクシンハンマー、アタックドリルといった作業用の物を持つ。

ビッグウイング
無人航空機。ゴッドシグマへの合体時にトリニティエネルギーを充填され、トリニティシティより発進する。
プロポーション調整用に作られたただの合体パーツ

シグマフォーメーション!

トリニティ・チャージ!!


宇宙大帝、ゴッドシグマ!!


ゴッドシグマ
空雷王が上半身、海鳴王が右脚、陸震王が左脚を構成し、ビッグウイングが胴体に覆い被さる形で合体して誕生する巨大ロボ。
トリニティエネルギーを動力源とし、単機で地球から木星付近まで往復できるほどの航行能力を持つ。
ちなみに当初全長は265m*3だったが、後に65mに変更された。
このため、スパロボだと全長が「不明」扱いになっている*4

☆主な武装

  • 無双剣
背面ウイングに収納されている大剣。V字状の翼の片翼を降ろし、斜め一直線の鞘状に変形させた後上側の翼端から柄を出して引き抜く。どうやって格納してんだ
おまけにスパロボだと左右どちらの翼でも柄を出せるし、もう片方に収納されている刀身は剣の先端になっているホントどうなってるんだ
これで繰り出す「兜割り」「唐竹割り」などの必殺技で敵を粉砕する。

  • ゴッドシールド
ビッグウイング背部のプレートを取り外して腕に装着するシールド。ビッグウイングから取り外すと一回り大きくなる。
本体と比べて明らかに小さすぎるが

  • シグマブレスト
中盤出現した特殊メッキでコーティングされたコスモザウルスに対する打開策として搭載された新武装。ビッグウイングの両翼から放たれる。
特殊な放射線を照射してメッキ装甲を剥がし、耐久力を低下させた後に無双剣で止めを刺す。

  • ビッグウイングアタック
トリニティエネルギーが充填されているビッグウイングを丸々ぶつける大技。その威力は折り紙付きだが、使用後大幅にパワーダウンしてしまう欠点も併せ持つ諸刃の剣。


コスモザウルス
エルダー星人の主力兵器である金属生命体。いわゆる「今週のやられメカ」。
木星の大赤点からエネルギーと原料を取り込み、宇宙生物に攻撃武器と重金属を組み込んで完成する。
後半からはエルダー軍の科学者メサが開発した特殊メッキを表面に施されパワーアップした。


▲主題歌


・がんばれ!宇宙の戦士(OPテーマ)

歌:ささきいさお 作詞:保富康午 作曲:小林亜星 編曲:いちひさし

近年のロボットアニメの主題歌ではあまり耳にしない朗らかな曲調と、スーパーロボットであるゴッドシグマの力強さを歌った歌詞は昭和アニソンならでは。
当時流行ったオクターブ上下を繰り返すベースライン、シンセサイザーによる効果音、そして何よりもサビの「シグマシグマゴッドシグマ」連呼と、その合間に挟まる手拍子が特徴的。
新潟県新潟市で隔月で行われる同人誌即売会『ガタケット』では、毎回正午になるとこの曲が流れ、サビ部分の手拍子を会場の参加者で行う「昼の儀式」が恒例となっている。
なお、声優の杉田智和氏が『スパロボOGラジオ うますぎWAVE』において披露した替え歌「どんだけ!巨乳の天使」の風評被害印象が強い人もいるかもしれない。

・レッド・ブルー・イエロー(EDテーマ)

歌 - かおりくみこ、こおろぎ'73、コロムビアゆりかご会

OP同様に「水金地火木土天海冥」と繰り返すフレーズが印象的。
『スーパーロボット大戦Z』における戦闘時のセリフは、本作の歌詞が元ネタになっているものが幾つかある。


▲外部作出演


スーパーロボット大戦シリーズには『スーパーロボット大戦Z』にて初参戦。実は本作の参戦はゲームの第一報からだいぶ間が空いて公表され、いわゆる“サプライズ枠”としての初お目見えであった。
版権のクレジット等から、(伏せられた参戦作品は)本作なのでは?という予想に辿り着いていたマニアも一定数いたが、基本的にはスパロボファンからの反応はイマイチなものであった。
しかし、いざゲームが発売されると状況は一変。愛されキャラへと大化けする。

他作品とのクロスオーバーには恵まれており、まず、放送時期が近い&衝撃展開が多いという共通点を持つ『宇宙戦士バルディオス』とは積極的に絡む。その際、キラケンと雷太のキャラ被りがプレイヤーからネタにされる羽目に。
また、同作に参戦している『超重神グラヴィオン』のゴッドΣグラヴィオンとのクロスオーバーも見られた。
あと、キラケンが色々あった末に仲間になったキラにキラ繋がりでキラキラコンビを組むことを持ちかけるという笑撃のクロスオーバーも。
キラはそれに対し無言で微笑むだけだったため、内心嫌がってるんじゃないのこれとプレイヤーからは思われていたが、
その後のシリーズでは「キラッ☆繋がりでランカの歌を気に入って真っ先にキラケンに布教しようとする」「キラケンの勢い任せのパクリ発言を秒で全肯定する」など
実はキラキラコンビに無茶苦茶乗り気だった事が判明した。

なお、問題の風見博士だが、マルチーノの無茶振りはサンドマンがトリニティシティを買い取る事で口出しできなくなり、そもそも息子は登場しないなど、原作の狂気へ至るフラグが片っ端から折られている……のに、当然のようにテラルに拷問しよう*5として味方からの反発を食らい、最終的には地球を見限って裏切る
原作のフラグが折れた結果、裏切りに同情の余地がまるでなくなるという斜め上の改変である。どうしてこうなった……
第2次Z』でも引き続き参戦したが、『第3次Z』には残念ながら続投しなかった。多分一番がっかりしたのはキラだろう。

ゴッドシグマの性能自体は他のスーパーロボットと比較しても異常なまでに必殺技の燃費が悪いという問題点を抱えているが、
なんとトリニティチャージにより1シナリオ中1回はEN全回復が可能それ見越した燃費だろって?その通りである。
また、闘志也の小隊長能力やエースボーナスが悉くゴッドシグマの防御能力を高めるものであるため、防戦には滅法強い。
特に『Z』と『第2次Z再世篇』の敵のミサイルを片っ端から切り払っていくゴッドシグマは圧巻。たま~に切り払い対象にならないミサイルが飛んでくる事あるが。お前のことだぞメタルビースト。
なお、『第2次Z』におけるカスタムボーナスが「海陸空の機体地形適応がSになる」と有用なものだが、宇宙大帝の癖に宇宙の適応は上がらない
よく見ると「空陸海」ではなく「海陸空」となっているのでOPネタというオチであった。

ちなみに『Z』ではゴッドシグマの一部必殺技の使用時に原作の劇伴BGMが流れるのだが(名義は「シグマブレスト」。このBGMは後番の『百獣王ゴライオン』にも流用された)、
『宇宙大帝ゴッドシグマ』の劇伴は他作品からの流用が多かった事もあってサウンドトラックの類は過去にリリースされておらず、
スタッフがアニメ本編から耳コピしたのではと一部で話題になった。

中断メッセージでは、ナレーションの屋良有作氏がいつもの調子で行う……
と、見せかけて実は「この副業…ガガーン総司令にバレたら、命がないだろうな…」と屋良氏が役を務めているダルトンがこっそり行っていたという声優ネタを披露していた。




さて、次回は!

ついに建てられたゴッドシグマの項目。
だが、エルダー軍団はここぞとばかりにこれまでの歴史を書き換えようと目論んでいた。
さぁ、どう編集する!?

次回!

「未来に向けて追記・修正だ」

お楽しみに!


この編集依頼…ガガーン総司令にバレたら、命がないだろうな…


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2020年07月30日 07:11