ツルギ(カスタムロボV2)

登録日:2012/06/12(火) 01:36:22
更新日:2024/06/03 Mon 20:04:18
所要時間:約 4 分で読めます




カスタムロボV2に登場するキャラクター。
町で有名な「コマンダー三兄弟」の内の一人で、ケンゴの弟、ヤイバとは双子の兄弟である。

一見クールで無愛想な性格だが心内に秘めた強さへの執着、勝利への渇望は凄まじいものがあり、主人公に敗北した際には負けを認められず無理やり再戦を申し込む等、中身は年相応。


  • 使用する機体
スピア
今作の目玉である、空中ダッシュにステルス機能が付いた「ストライクバニッシャー型」のスピードスタイル。
この空中ダッシュは、残像を残して姿を消し、消えている間はガンの攻撃をすり抜け、残像にガンの弾が当たると、弾が消えると言ったホーミングキラーな機能。しかしガン以外はステルス中でも普通に当たる。

ストライクバニッシャー型はこのステルスダッシュが3回まで可能。
ガンをすり抜けて奇襲、奇襲が終わったらさっさと離脱してまた奇襲。と言う戦法が可能で、ボムやポッドを軽視してガンばかり使っているプレイヤーは簡単に手玉に取られる。
強力な能力だが、ストライクバニッシャー型は全ロボで最もジャンプ力が低く、ダッシュを使うと着地スキが大きく増えるという弱点もある。

スピードスタイルは防御力と小回りと引き換えに地上での最高速が高いスタイル。
ただし空中戦を主体とするロボなのでやや生かしにくい。そのためかアタックの性能が高くなっている。


ちなみに隻眼ロボ。欠けている目はランスと対になっている。

  • 使用武器
ニードルガン
縦に三本並ぶの緑の針を発射するガン。
地上撃ちは高速で拡散し、空中撃ちは中速で密集する。
攻撃力・ホーミング力は低いが連射が効き、ダウン力が高い上に射程も無限。
そして、当たると空中に巻き上げられると言う、厄介な代物。
初回のツルギは相手の頭上で爆発するトマホークボムBとのコンボを使用してくる。


ボロンジガン
違法改造されたニードルガン
針が三本から四本に増えている他、一発あたりの威力と吹っ飛ばし力も上がっている。
総攻撃力が2倍 にハネ上がっており、連射されているだけで200近く削られる。
V2で最初に戦う違法パーツだが、前作の同ポジションのゴウセツガンと比べても明らかに強い。
というか違法ガンの中でもトップクラスの性能で、正直旅立ち編の最後に使ってくるツインズガンよりも強い。
ちなみに紫の針が出る緑のガンであり、本体が紫のニードルガンと逆になっている。


以下、ヤイバとのデュアルダイブで使用する物。




ツルギのスピアと、ヤイバのランスを合体させて作られた違法型のロボ。
ステルスダッシュは勿論健在で、ダッシュ回数は脅威の5回。汚いさすが違法型汚い。

●旅立ち編
作中開始時点で強さを磨くためにコマンダー養成塾であるタクマ塾で修業を積んでいる。
しかし、同塾で兄のケンゴが訓練中に事故死するという悲劇が起きていながら、それをまるで気にも留めずにひたすらに己の強さを磨き続けるストイックな一面を見せている。
このことから双子の弟のヤイバはダイブ恐怖症を患うレベルのトラウマを負っているために「アニキを死なせた奴らの所で修業するなんてどうかしている」という理由で兄弟仲は非常に嫌悪なものになっていた。

後、タクマ塾幹部の1人であるナナセを追う形で主人公も入塾し、(あとついでにゲンタとタイヘイも)訓練中に主人公と初バトルの末敗北。
しかしこの結果が納得行かなかったツルギは同日夜に主人公を呼びつけ再戦を申し出る。
ところがその場に突如ヤイバが乱入。罵り合いの末にヤイバがヤケクソでダイブし暴走。それにツルギも応戦するが、「双子であるために似通った精神波を持つため、暴走するヤイバの逆流を受ける」という理由で気絶してしまうことに。

なんやかんやあってこの一騒動は主人公の手によって解決し、この一件でツルギも主人公のことを多少は認めるようになった。

しかしその後も貪欲に強さを求める根幹は変わらず、直後、秘密結社ゴライアスの面々が来襲。
違法パーツの力で更なる強さを手に入れることができると踏んだツルギは迷うことなく彼らの勧誘を受け、ゴライアスの側に下ってしまう。しかし、違法パーツの力を以てしても尚、主人公には勝てなかった。
ちなみにここで負けてみると物凄く楽しそうに違法パーツの力に溺れている彼の姿が見られる。あまりにも憐れすぎる姿であるし負けたくないプレイヤーも多いと思うが、ある意味必見なので負けたことがない人は一度負けてみよう。

…この少し後にタクマの口からケンゴの死についての真相が語られるのだが、実はケンゴは死んでなどおらず、ツルギと同じで強さを求めてゴライアスへと身を落としたのだという。
「預かっていた家族が悪の組織に入ってしまった」などとはとても言えず、訓練中の事故死と偽装せざるを得なかったのだという。
(後、ゴライアスのアジトで生きていたケンゴと再会するのだが、ゴライアスの一員としてではなく、既に改心して捕らわれの身となっている状態だった)

そしてゴライアスアジト奥地の五重塔の第4エリアにてロウガと共に再登場。
元ドレッド幹部の研究者ホムラが開発したロボ・リジェネレーターの力で、その場に駆け付けた双子の弟ヤイバも丸め込み、2人のロボであるランスとスピアを合体。違法型ロボ・ベイオネットで襲い掛かってくる。

だが、長兄のケンゴが心変わりしたことから結局はゴライアスからは信用などされておらず、最終的には洗脳されて捨て駒同然に扱われることになってしまう。
主人公の尽力によってヤイバ共々ようやく我に返り、直後に追ってきたケンゴとも再会。
息も絶え絶えに自分が間違っていたと弱々しく語る姿をケンゴはうつむいて見守るしかないという、ようやく叶った三兄弟の再会はあまりにも悲しいものであった…

その後は一時的にゴライアスに入団していたとはいえ、情状酌量の余地ありで恩赦があったのか特に逮捕されたような描写も無く、
エンディングでは自宅のホロセウムで父親が見守る中、ケンゴやヤイバと共に特訓に打ち込んでいた。

旅立ち編の出番はここまで。
表向きクールで内は熱く、悪に身を落としてまで強さを求める修羅としてのキャラを確立していた……はずだったのに…


●激闘編
激闘編では「決戦! バトルスクウェア」のステージで初登場。ステージを仕切っているのはユリエ

決戦? ライバルキャラが仕切っているんじゃないの? とか思ってたら、
彼はユリエが主催した「ユリエちゃんとのデート券争奪勝ち抜きバトル」に参加してる真っ最中であった。




…何、聞こえなかった?

いいえ見えてるので結構です。




旅立ち編でのクールキャラな彼が「残念なイケメン」と言われる原因はココから始まる。

5連勝するとユリエとデートできるルールで、彼と戦う番になると、嫌な間が入った後に「巻き込まれただけ」と言い訳するツルギ。
なんだそうなのかと思ってるのも束の間。プレイヤーが勝つと明らかにふて腐れた態度で悪態をつき、こちらが負けると「よし、あと4勝!」とボロを出す。

ツルギェ…

その後もユリエ絡みで登場し、その次のバトルフォートでは

「…ユリエとのデート、どうだった?」

とマジ顔で聞いてくる。

その他にも
「ユリエとデートしてる間に腕が落ちたな!」
と僻んだり、
「自慢じゃないが、俺は美男子だ」
とハヤオ同様アピールタイムまでやらかす始末。
また、料理が得意というアピールと共にユリエの好物であるキムチ鍋を研究中とも語っている。
なお、ユリエの好物がキムチ鍋という事実はそれより後の「タクマ塾ふたたび」にて判明する。どうやってツルギはユリエの好物を知ったのだろうか…

というか旅立ち編終盤でユリエと相対した時には彼女の説得を「伝説のチャンピオンの妹君はおっしゃることが違う」などとバッサリ切り捨てていた程だというのに、どういう心境の変化なんだと言いたい。

「カトレアの園遊会」では、女装させられてそのまま帰る事になってしまった主人公が家に入るのを見て、
主人公がユリエに二股掛けていると勘違いし、後日バトルスクウェアでその性根を叩き直そうとバトルを仕掛けてくる。

その際も、その女の子が女装した主人公とは知らず
結構可愛かったぞ!
と危ない発言をしたり、
あの子一人に絞れ!」("あの子"とは女装した主人公の事)
とユリエかっさらう気満々の台詞を言ったり、もう完全なネタキャラ

結局、特訓の約束をしていた兄弟達に発見されて退場させられた。


ちなみに激闘編のスタッフロールでは、ハヤオとユリエ争奪戦を繰り広げている。


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最終更新:2024年06月03日 20:04