黒い炎と黄金の風(牙狼-GARO-)

登録日:2012/01/21 Sat 02:20:11
更新日:2025/02/23 Sun 13:09:59
所要時間:約 2 分で読めます





もっとも古い記憶を掘り起こすとき、
私の脳裏には決まってあの絵本が蘇る

黄金の鎧を身に纏った騎士が、おぞましい怪物たちを打ち倒していく

……でも、最後のページをめくると……



『黒い炎と黄金の風』とは、雨宮慶太原作・監督の特撮番組『牙狼-GARO-』シリーズに登場する絵本。
第1期では第1話「絵本」にて初登場、物語の中でもかなり重要な役割を持つ本だった。
最後の1ページはない。

概要


作者は御月カオルの父、御月由児。

初代牙狼の物語の主要アイテムの1つであり、御月カオルの記憶の中に存在するこの絵本が実在するのかどうかが序盤の物語のカギになっていた。この絵本についての情報を求めカオルが足を延ばした先でホラーに出くわすこともあった。

かつて御月由児が壁画を描いた、八木修が園長を務める幼稚園では、園児たちが空白のラストページを思い思いに描いていた。そのことが、カオルが任された幼稚園の壁画の修復にヒントを与える。

後に八木修が落書きされていないバージョンを発見し、カオルに送っており、それが最終話では...。


関連する絵本

白い騎士が登場する絵本


鋼の咆哮』に登場する絵本。おそらく、『白夜の魔獣』をモチーフとした絵本だと思われる。

白い霊獣と仮面の森


MAKISENKI』に登場する絵本。10話に登場する霊獣に関係する絵本だと思われる。
魔戒ノ花』にも登場。

MAKAISENKIエンディングの絵本


『MAKAISENKI』のエンディングで描かれる絵本。羽の持ち主を探した少女が実はその羽の持ち主だったという絵本。
阿修羅』で雷牙に読み聞かせをするカオルが持っているのもこの絵本。



内容


【黒い炎と黄金の風】


[黄金の鎧をまとった騎士]

光の中から
一人の黄金の騎士が現れました。

黄金の騎士はまるでオオカミのようなうなり声を上げると黒い影の一群の中に突進していきました。
黄金の騎士の剣がキラリと光ったかと思うと黒い影はまるで木の葉のように吹き飛んでいきました。

[怪物を打ちのめす]

[ついにホラーの王を倒す]

ズドーン!
大きな音をたてて
ホラーの王はたおれました。

黄金騎士が、闇の中から光を王からとりもどせたのです。

これで、人間はもうホラーにおそわれることはありません。
黄金騎士の戦いは
終わったのでした。

そしてボロボロになった黄金騎士の前に現れたのは…

ここからネタバレ


















最終回のラストシーン、鋼牙は完成したこの本の最後のページを見て涙した。
その中身は、ページいっぱいに書かれたキャスト全員からの応援メッセージと感謝の言葉だった。

撮影まで最後のページを見せられず撮影シーンに入り、鋼牙役の小西遼生は「最後のページを見た時涙したシーンは、ガチ泣きだったんですよ(笑)」とコメントしている。


余談

  • パチンコで登場する『黒い炎と黄金の風』は、よく見ると作者が「御月カオル」名義となっている。
  • 実際の絵本が雨宮慶太監督によって製作中。しかし、2020年から制作スタートしており、まだ完成していない。


ついにアニヲタ騎士は追記・修正をするようになったのでした。

画像出典:牙狼-GARO-
© 2005 雨宮慶太/東北新社

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最終更新:2025年02月23日 13:09