牙狼-GARO- 魔戒ノ花

登録日:2014/04/24 Thu 20:39:31
更新日:2018/10/14 Sun 12:17:04
所要時間:約 6 分で読めます




光あるところに、漆黒の闇ありき

古の時代より、人類は闇を恐れた

しかし、暗黒を断ち切る騎士の剣によって

人類は希望の光を得たのだ


雷牙 吼えろ高く
牙を剥いて 譲り受けたその力で
打ち砕け 迫り来る闇を

刃 子守唄を
深い慈悲を 奴の陰我に

お前だけが 堕ちた魂救うヒカリ


―そのが咲く時、となる。―



雨宮慶太原作・監督の特撮番組『牙狼-GARO-』のTVシリーズ第4作として制作された特撮番組。
本作は『原点回帰』を謳っており、いわゆる『鋼狼』シリーズと同じ現代を舞台としたダークファンタジーとして展開。

主人公も初代主人公だった冴島鋼牙の直系たる冴島雷牙(さえじまらいが)を主人公とし、OP前のナレーションや雨宮総監督の直筆による筆文字表記(OPスタッフクレジット、サブタイトル、アイキャッチ)も復活している。

ストーリーも原点に立ち返った1話完結のオムニバス仕立てであり、ゲストもバナナマン日村勇紀、平成『モスラ』三部作の羽野晶紀、映画『らせん』の貞子こと佐伯日菜子、きたろうセイン・カミュ、『名奉行 遠山の金さん』の松方弘樹、ガッツ石松、松坂慶子、アリtoキリギリスの石井正則、元「すかんち」のローリーといった豪華な顔ぶれが出演する。
スタッフ面でも、実写版『地獄甲子園』などを手がけたJホラー出身の山口雄大を始め、豪華かつ新鮮なメンバーが多数参加。大きな期待が持たれる。

2014年4月4日からテレビ東京系で放送開始後、CS放送では4月11日から映画専門スターチャンネル(BS10ch)で、4月18日からファミリー劇場で雨宮総監督とキャストの座談会「魔戒指南」を加えて放送、4月19日からは「あにてれシアター」からニコニコ動画、Gyao!などで有料配信されている(1話のみ無料)。

なお、未来都市を舞台に未熟な若き騎士たちが成長していく前作『闇を照らす者』には繋がらない、との事。

2014年11月23日には、ニコニコ生放送およびファミリー劇場で同時配信された生放送『金狼感謝祭2014』にて本作の続編映画が制作決定。主人公はもちろん冴島雷牙。
2015年秋には第18話に初登場した魔戒法師・媚空が主役のスピンオフ映画『劇場版 媚空-ビクウ-』も公開。
月刊コミックガムでコミカライズ版も連載中(作画:苺野しずく)。最新号のみPIXIVコミックおよびニコニコ静画でも閲覧可能。

今後の情報から決して目を逸らすな!!


【あらすじ】

人界のが影ならば、
影を光として咲く花あり。
その花の咲く時、光は影となり、
永遠に影の下僕となろう。

――魔界詩編第99章より

かつて、人界に災いをもたらすという破壊の花があった
その名は『エイリス』
先人たちはその花を
9体のホラーの邪気を使い、石板へと封じ込め
人知れず地中深く葬り去った

だが、永き時を経て
再び人の手によって掘り起こされてしまった

邪悪な存在が封印されたその石板……
人々はそれを、ただの古代の遺物だと思い込んでいた

そして、今……

とある博物館で、厳重に展示されていた石板。それは、古の魔獣エイリスを封じていたものだった。
しかし黒装束に身を包んだ謎の人物の手により封印は破られ、エイリスの邪気を宿した9体のホラーも世に放たれてしまう。

牙狼(ガロ)の称号を受け継ぐ歴代最強の魔戒騎士・冴島雷牙は青の番犬所から9体のホラーの1体であるアズダブ討伐の指令を受ける。
アズダブに襲われる少女を助け、アズダブを撃破した雷牙。少女は元老院の遣い・マユリと名乗る。

「牙狼の称号を持つ魔戒騎士に命ずる。
今宵、そなたに委ねる魔導具を用いて、古のホラー・エイリスを封印せよ」

この言葉を受けエイリス封印に使う魔導具をくれるよう尋ねる雷牙は、意外な光景を目にする。
アズダブだった破片がマユリの右掌へと吸収されてしまったのだ。

「……私がその魔道具だ」

自らを魔導具と呼ぶマユリの秘密とは?石板を破壊した者の真意は?果たして、雷牙はエイリス復活を食い止める事ができるのか?

あらゆる困難に立ち向かい、決して諦めるな雷牙!
エイリスの開花を阻止せよ、牙狼!!


【登場人物】
「人間を守るのが、俺の使命だ!」
本編の主人公。青の管轄に所属し、父の揺るぎない雄々しさと母の限りない優しさを受け継ぐ黄金騎士。
普段は温和で誰にでも気さくに接するが、一度戦闘に赴くと電光石火の技で敵を迎え撃つ。
足技で蹴り払い一撃必殺の剣を振るう鋼牙とは異なり、雷牙は中国拳法にも似た徒手空拳と
鞘を利用した剣技(別名:スタイリッシュ抜刀&納刀)で戦う。鞘を刀に見立てて擬似的な二刀流も使う。
また、『闇を照らす者』の道外流牙のようにモノに触れる事でホラーに喰われた犠牲者の残留思念を読み取る能力も持つようだ。
公式外伝『魔戒騎士列伝・鋼の咆哮』にて鋼牙とカオルの子として初登場、映像における登場は本作が初。
鋼牙・カオルとの血縁関係に関しては、雨宮監督はあえて本編では触れないと宣言。
第17話にてようやく明かされ、第24話では演者本人による声も聴ける。

  • マユリ(演:石橋菜津美)
「……私はただの器だ。それで人を守ればいい」
本編のヒロイン。エイリスを封じた石板の崩壊とホラーの復活と共に謎の棺から目覚めた。
常に無口・無表情で自らを「エイリスを封じる魔導具」と呼び雷牙と行動を共にする。
普段は専用のゴスロリ服で行動、アディーの石板の破片を封じる際は右手袋を外す。目覚めた直後の包帯姿が妙にエロチック。
真の名はマ号ユリ型、通称マユリ。ホラーに憑依された魔戒法師を母に持ち、ホラーを封じる力は母から授かった力でもある。
その力と出自ゆえ、自らを魔導具と呼び、元老院から『モノ』として扱われる彼女を『人』として接する雷牙との交流で
彼女の心にも変化が訪れるが……。
天ノ川学園高校の写真部に所属する女子生徒ではない。

  • 魔導輪ザルバ(声:影山ヒロノブ)
「なんだ雷牙、もう少し休みたかったぜ」
ご存知、冴島一族の魔導具にして無二の友(ザルバ)。
『闇を照らす者』ではあまり喋れなかった鬱憤を晴らすかのごとく喋りまくる。物知り。
無論、おなじみの「ホラーの気配だ!」と次回予告のナレーションも健在。

  • 倉橋ゴンザ(演:蛍雪次朗)
「雷牙様、この牙の鋼は直すのに手間がかかります。もう少し手加減していただかないと」
冴島家に仕える執事。祖父や父と同様に雷牙を支える。
EDで、飛蘭の歌う『優しさの蕾』をバックに映し出される日常の姿がとても可愛らしく、本作の真のヒロインと言われる事も。
第10話や第15話など、主役回でのハッスルぶりは必見。

「教えてやる。ホラーは、死んでも星になれない」
第2話にて初登場。忍者のごとく、影に生きて影に消える幻影騎士。本名は不明。
『影の者』という隠密の騎士であり、日本刀に似た魔戒剣と円参(エンザン)という投擲武器を用いてホラーと戦う。
「白の管轄から派遣された」と雷牙に言うものの、実際は特定の管轄に所属せず独自に行動。
博物館で石板の跡を探索、焼けた札を拾い上げこれを手掛かりに破壊した者を追跡していたが、第5話にて元老院の命により雷牙の影となり仕える事になる。
当初は慇懃だが他人行儀な態度が目立ったが、徐々に雷牙に感化され彼なりの不器用な愛情表現ができるように成長する。
また、マユリを単なる道具と軽んじていたが、第13話で暴走した凶獣バルグを止めようとした彼女の姿を見て態度を改め、心を持った一人の人間として接するようになる。
別の世界では隊師と似たような行動に走っていた。

第23話でマユリを救うためエイリスと無謀な取引を行いその依代にされ『開花の地』に向かわされるが、
第24話で雷牙と殴り合う中本心を曝け出すようになり、エイリスの邪気から解放された。

  • 魔導具オルヴァ(声:大関英里)
「覚悟はできてるわよ、クロウ♪」
クロウのパートナーである魔導具。
クロウのジャケットを固定するベルトの中央部に施された、少女の横顔を模したカメオの器をしており、生意気な少女の声を発する。

  • ジイル(演:護あさな)
「新たなホラーの出現です」
青の番犬所の神官。ホラーを探知し、魔戒騎士に指令を送る。
白い装束に身を包み、常に落ち着いた美女の姿をしているが、その実態は不明。

  • メメ(演:生出陽葵)
仮面をつけた小さな元老院の使い。
常に神出鬼没かつ無言で、雷牙に特別な指令を伝達する役目を持つ。

  • 四道(演:大杉漣)
「あの子は心に、魔獣を飼っている」
第14話、最終話に登場。元老院から派遣された魔戒法師であり、魔戒医学の最高権威にしてマユリの管理者。
専用の儀式でマユリの不調を和らげる役目を持ち、『籠』の邪気を抑える秘薬も調合している。
マユリが心を持つ事でヒトでなくなるのを恐れ向き合わなかったが、決して諦めず彼女を救おうとする雷牙の姿に希望を見出す。
大ショッカーの幹部ではない。

「お前の親父と約束したのさ。お前が10歳になったら、俺が修行をつけるってな」
第17話の回想シーンに登場した、伝説の魔戒騎士。またの名を、銀牙騎士・絶狼。雷牙と鋼牙の存在を結びつけるキャラクターでもある。
雷牙が10歳になったら、彼の師匠となって育てることを鋼牙と約束しており、一人前の魔戒騎士へと鍛え上げた。
雷牙の二刀流に近い戦闘スタイルも、零の二刀流に影響を受けて身につけたものである。

  • 媚空(演:秋元才加)
「闇に堕ちた魔戒騎士…お前の命は私が狩る!」
第18話に登場。『闇の狩師』と呼ばれる、闇に堕ちた騎士や法師を処罰する役目を背負う魔戒法師。
内部粛清を担当する立場上、誰とも馴れ合わず、同時に忌み嫌われている存在であるが、
当人は魔戒騎士に引けを取らない戦闘技術に加え守りし者として涙を見せない気丈さを併せ持つ漢女(おとめ)
光の巨人のいない世界で地球を守りぬいた地球防衛隊のリーダーではない。
石板に封印されたホラー・ラテルに取り憑かれた魔戒騎士・イズモとは実の姉弟の関係だった。
乳房を象った胸当てを纏い、三度笠を被った姿が雨宮氏の監督作品『ゼイラム』シリーズのゼイラム、そして女らしからぬ立ち振る舞いから同作の主人公イリアを思わせる。

「俺にはアカリがすべて…アカリがいない世界に生き続ける意味はない!!」
第21話にてその姿を見せた、アディーの石板を破壊した張本人。
クロウの隊師である『影の者』で、元老院付きの魔戒騎士でもある。
不治の病で死んだ恋人の魔戒法師アカリを蘇らせるため、魔戒騎士の使命を捨てエイリスとその器たるマユリを利用せんとした。
白黒はっきりつけるゼブラのヒーローではない。

「もうすぐ我は覚醒する。偉大なる覇者・メシアの涙となり、花となるのだ」
『メシアの涙』と呼ばれる魔獣。死者の魂を蘇らせる力を持つと言われている。
古の魔戒法師の手により9体のホラーの邪気を利用して封印されたが、その力は種となっていずれかのホラーの体内に潜んでいた。
覚醒を要する期間は約100日、もしくはそれよりも早い。完全に覚醒すると人界と魔界がひとつとなってしまう。
第22話で復活、第23話でクロウの身体を乗っ取り『開花の地』へと向かう。
そして第24話で湖畔を中心に蔦を伸ばし花となり、ホラーを吸い上げてあらゆる時代に飛ばさんとする。
雷牙の両親の消失も、エイリスの枝によって異なる時空がつなげられた影響によるものだった。

花の頂には球体があり、その中で待ち受ける本体はかつてのメシアに似た美しくも禍々しい裸身の女性の姿をしている。
球体の中はエイリスの胎内も同然であり、いくら斬っても生えてくる触手が全方位から襲ってくるほか、
自由を奪った騎士に鎧越しに口づけをすることで装着時間そのものを吸引して強制的に心滅獣身を起こすことすらできる。


【魔戒騎士】
黄金騎士・牙狼
雷牙が魔戒剣を天に掲げ円を描く事で、魔界から召還された黄金の鎧を身に纏い最強の魔戒騎士・牙狼となる。
祖父、そして父より受け継がれたその力は健在で、赤鞘の魔戒剣が変化した両刃の牙狼剣による斬撃や、魔導火を利用して繰り出す「烈火炎装」、魔導馬・轟天(ゴウテン)を使いこなす。
また、背中からアンカーを飛ばす機能も加わり緊急時の回避やエイリスの花の頂に辿り着く際に使用される。
最終回では心滅獣身を乗り越え、新形態・光覚獣身へと変化。旧作の 暗黒騎士 とは似て非なる、正なる覚醒を果たす。

幻影騎士・吼狼
クロウが魔戒剣を天に掲げ円を描き、印を組む構えを取る事で、魔界から召還された紺色の鎧を身に纏い影に舞う魔戒騎士・吼狼(クロウ)となる。
使用武器の幻影剣は装着前に振るう日本刀状の魔戒剣とほぼ同じ。
通常は名前通りカラスを模したようなフルフェイスのマスクをしているが展開する事も可能。
その時は雨宮監督直筆による筆文字エフェクトと共にマスク部が耳部分となり今までの騎士と同じような狼の顔を見せる。
背中から翼を生やし鴉天狗のごとく空も飛べるが、鎧の装着限界時間を20秒も削るデメリットがある。

邪骨騎士・義流
エイジが左手を広げ印を組み、円状の結界を発した後魔戒剣を天にかざす事で、
銅色の鎧を身に纏い魔戒騎士・義流(ギル)となる。
日本刀状の魔戒剣は両刃の大剣となり、戦闘力も牙狼となった雷牙にひけを取らないほど。
鎧を纏うエイジがクロウと同じ『影の者』出身でもあるため、札を用いた攪乱戦法も得意。


【用語集】

  • アディーの石板
元々は太古にエイリスを封じるため9体のホラーを礎にして作り上げたもの。
古代の遺物として博物館に展示されていたが、エイジの術により封印が破られてしまう。
なお、エイリスの邪気を封じたホラーは倒される時、破片に変化する。
魔戒剣ですら封じる事のできないその邪気を封じるには、ホラーを封じる『籠』を開けるマユリの力が必要。


  • 番犬所
ご存知、魔戒騎士の所属する機関。
鋼牙の時代と違い、管轄は東西南北ではなく「青」や「白」といった色の名で区分されるようだ。
魔戒剣に封じたホラーの邪気を魔界に送還する役割も持つ。


  • 元老院
番犬所の上位機関。
人界に未曾有の危機が迫る時に、遣いを介して魔戒騎士に直接指令を下す事もある。


  • 雷瞑館
本作における冴島邸。
雷牙とゴンザが住んでおり、後にマユリとクロウも居候する事になる。
鋼牙の時代と同じく、地下には武道場が存在。もちろん雷牙が己の鍛錬のために利用する。


  • グラウ竜の牙
武道場の天井に配置されたギロチン状の武具。
『ホラーを狩るためだけに存在する恐ろしく強い竜』(クロウ・談)の牙で生成されており、強力な邪気に反応すると竜の背鰭に似た突起が出現する。
補充には英霊の塔に行かねば入手できず、修復にも手間がかかるが、雷牙は「手加減していたら俺が怪我するよ」と常に全力で訓練に励む。


  • 英霊の塔
牙狼の系譜を受け継ぐ英霊が眠る塔であり、その称号を持つ者にしか入る事が許されない。
自身の肉体に溜まった邪気と陰我の浄化もそこで行われる。
雷牙はそこで行方不明になった両親の行方を知り、牙狼の称号と鎧を継承した。


  • 円参
クロウが使用する、手裏剣状の武具。
普段はペンダントとして首にぶら下げており、一度投擲すると突き刺さるまで止まらない。
オルヴァの目を移植しホラーの邪気を追跡する事も可能なようだ。


  • 凶獣バルグ
ホラーの邪気を吸収する能力を持つ魔獣。
クロウら『影の者』が『月光の儀』という儀式を行う際、彼らの振るう魔戒剣に溜まった邪気を浄化するために利用しているが、
未熟な『影の者』の若者がふとしたミスをおかした事で暴走、クロウとゲント、そしてエイジを除く多くの『影の者』が命を落とした。


※推奨BGM:冴島雷牙

雷牙、wiki篭りの想いには気を付けた方がいいぜ。
そいつらの想いは光にもなれば闇にもなる。
そこから新たな陰我が生まれるという事もな。

次回!『修正』

その追記は正しいのか?














特 報



課せられた使命



騎士としての運命



封じた想い



そのレールは、どこへ続いているのだろうか――



牙狼
-GARO-

月虹ノ旅人


が虹に変わる時、旅立ちの汽笛が聞こえてくる。―


鋭 意 製 作 中!



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