ハナちゃん/巻機山花

登録日:2014/01/19 Sun 20:28:34
更新日:2025/04/06 Sun 22:11:19
所要時間:約 3 分で読めます




おジャ魔女どれみシリーズの登場人物。CV.大谷育江

◆人物

魔女界の植物ウィッチー・クイーン・ローズから100年に一度生まれるとされる、非常に強い魔力を持った魔女の子供にして魔女界の次期女王候補。
赤ん坊の時点で山を飲み込むレベルの巨大津波を引き起こす程の絶大な魔力を持ち、6歳の時点で魔女界の女王様より水晶玉が大きいとされているが、その水晶玉は純粋の水晶玉ではない(詳しくは後述)。
黄色い髪をツインテール(最初の1年間はちょんまげ)にしているのが特徴。

どれみ達が3年生の終業式を迎えた夜、偶然(実際は女王様の計らい)にも誕生に立ち会ったことから、
魔女見習いに戻れることを条件に1年間育てられることとなった。
名付け親はどれみ。由来は「花から生まれたから」。

性格は無邪気で天然、天真爛漫。正義感が強くリーダーシップもあり、魔女幼稚園ではリーダー役を務め、美空小でも持ち前の性格から救われた生徒もいる。
ぽっぷ同様寝起きが悪く、ドラマCDでは寝ぼけてももこに巴投げをお見舞いしたりどれみにパンチを喰らわせた。
プリン以外にもステーキを気に入ったり、どれみが文句を言う時のセリフを真似したりと良くも悪くも母親であるどれみの影響を色濃く受けている(マジョハートから「誰に似たのやら」と呆れられるほど)。
プリンが好物で人参が嫌い。おんぷの母親の持ち歌である「ルピナスの子守唄」を聴かされて育ったことから普通の子守唄だと眠れず泣き出してしまう。

一人称は「ハナちゃん/ハナ(小説版)」または「あたし」で、魔女界での正式な名はカタカナの「ハナ」となっている。

周囲には「MAHO堂のオーナーの孫娘」という設定で通している。
一方で魔法で小学6年生に成長した際には後述の理由が後付けとなっている。

◆作中での活躍

◼︎『♯』

前述の通りどれみ達が育ての親。
当初から周りによく懐き可愛がられている。
健康診断で危うく不合格を喰らいかけ「ハナちゃんのことを一番に考えてる」との証言で撤回されたことも。
ちょっとしたことで魔法を使っては度々関係者を慌てさせた。

1歳直前で重い病気にかかり、魔女の証である水晶玉と引き換えに薬となる花を持ってきたどれみ達と別れた。
なお、終盤で「魔女になったらハナちゃんといつでも会える」旨が語られたが後述の設定と矛盾している。

◼︎『も~っと!』

魔女の子供は親から離されるという規則のもと魔女幼稚園で寄宿生活をしていた。
一度オヤジーデの策略*1でどれみ達と再会し、髪型を変えてもらうことででんぐり返しが出来るようになった。

中盤から先々代の女王様から野菜嫌いの呪いをかけられ魔力が弱まってしまい、呪いを解くべく再びMAHO堂で暮らすようになった。
この時マジョリカは夜泣きなど懸念していい顔を見せなか……訂正、かなりの親バカぶりを見せている。
一方で同時期を描いた番外編の「ナ・イ・ショ」ではパラレルワールドの関係か野菜嫌いの呪いはかけられておらず、MAHO堂で普通(?)に暮らしている。

◼︎『ドッカ~ン!』

先々代の女王様による危機も去り一度は魔女界へ戻ったハナちゃん。
ところが「どれみ達と同じ学校に通いたい」と小学6年生相当まで急成長、さらにMAHO堂を雑貨屋に変えるという不可解な合わせ技魔法によって純粋水晶玉を割ってしまう。
またババの入った衣装ケースを発見したりと図らずも本作の指針を決めた。

その後人間界の名前としてハナちゃんの従姉妹巻機山 花*2として美空小学校に通いながら魔女見習いとして試験を受けることとなる。
当然正体を明かすことは禁じられているが、しばしば魔法を乱用してはどれみ達に叱られた。

精神は実年齢相応で感情のままに振る舞うことが多い。
しかしその無邪気な行動が周りの心を開かせるきっかけになることも。
転校生(という設定で)の頃はウインクでクラスの男子たちをメロメロにさせた。
勉強は無論全く分からなかったが本人の飲み込みの早さと努力で最後は堂々と授業に参加できた(ぽっぷから早々に「もう教えることがない」と発言されている)。

ただし新月の晩には自身にかけた魔法が一時的に解けてしまうため、元の姿になってしまう。一方で後期はこの描写になることはなかった(後に発売されたPCゲームでは、この設定が扱われている)。

第50話でどれみ達が魔女にならないと決意したことに猛反発するが、最後は納得しどれみ達おジャ魔女6人分の水晶玉と自身の水晶玉を合体させて魔女に戻る。
ところが女王の儀式を受けた際、1年前にかけた魔法が完全に解けたため、元の実年齢の姿に戻ってしまった(現女王からは卒業式が終わるまでは小学生の姿にいられるようにしてもらった)。

最終回では人間として生きることを選んだどれみ達と別れ、マジョリカとララと共に女王からかけてもらった魔法も解けて元の年齢の姿となって魔女界へ帰った。

◼︎小説版

どれみ達が高校生になるのと同時期、めきめき魔法を上達させ飛び級で小学校へ進学。
その頃自分の双子の妹ユメちゃんの存在を知り詳細を聞き出すべくわざとワガママを言って後見人をマジョリカからマジョルカに変えた。
ワガママの理由は幼稚園の友達と別れたくないというのもあった模様。

作品開始時から1年後に起こした事件がきっかけでどれみ達と再会、また急成長して美空高校に通いながらユメちゃん探しとMAHO堂の手伝いをすることに。
魔女界では既に飛び級の連続で全過程を終えていることが示唆されている。
どれみ達は「魔法を自分達のために使わない」制約をしているがハナちゃんの魔法の世話になることも。いいのかそれで。

後にユメちゃんを育てているマジョアヴァニール(『ドッカ~ン!』40話に登場した佐倉未来)と会った際にはユメちゃんが成長するまで待ってほしい旨を伝えられ、実際そのときによく話し合いハナちゃんが女王様になるべきとの結論を出した。

魔力が上がったことで集中力も増しており、学校の成績は学年トップ。
将来魔法で救えないケガや病気*3に対する魔女のため医学の道を志し、最終的に東大の医学部へ進路を固めた。
医学部でもトップクラスの成績をキープし大学卒業より1年後の春(最終巻のどれみの説明から推定)に正式な次期女王になることが決定している*4

◆魔女見習いとして

見習いタップではなくコンパクトを使用してお着替えする。

見習い服は白。デザインはかつてのロイヤルパトレーヌ服のようにフリルが多用され、背中には羽根付きリュックが付いている。
ドッカーンの時点では自分の純粋水晶玉が砕け散っていたため女王様特注の両手首のマジカルリストで魔法を使う。
ただしコンパクトやマジカルリストはどれみたちのポロンから「エナジー」を貰わないと作動しない。
本来呪文はいらないが本人は不満らしくポロリンピュアリン ハナハナピーと自作の呪文を唱える。お着替え完了時のかけ声を自作したどれみといい勝負。
元々の魔力の強さも相まって、いきなり飛び級で合格している。
魔女に戻った後も時々呪文をとなえている。それ以外はマジョリカと同じく指パッチン

見習い試験に合格して得た妖精はトト。中盤からは主に白い像のパオちゃんと行動を共にした。
パオちゃんのアコーディオンを演奏することで先々代の女王の悲しみを取り除ける。


追記・修正はプリンを3個食べてからお願いします。

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最終更新:2025年04月06日 22:11

*1 この日はおんぷの主演映画の公開日で、ハナちゃんを人間界=MAHO堂へ連れて行くことに便乗し、映画を観に行くことにしたが、MAHO堂に着いた時はどれみ達は不在で、初対面のももこしかいなかったため、既にハナちゃんの存在をどれみ達から聞いて知っていたももこにハナちゃんを任せて映画館に向かった。

*2 玉木から指摘された際、オーナーの従姉妹の母親が花が大好きだからという理由で同じ名前になったと弁明。東北の宮城から引っ越してきたことになっている。どれみは東北の宮城を宮崎と答えてしまったが。

*3 厳密に言えば「怪我や病気の治癒」は「マインドコントロール」と「死者蘇生」に並ぶ禁呪、いわゆる禁じられた魔法として扱われており、もしその魔法を使えば掛けた人に同等の症状・怪我が降り掛かってしまうペナルティが下される。無印1話の時点でララの口から解説されており、はづきも一度だけ怪我を治す魔法を使ってしまったため、一時的に魔法の使用が不可能になったことがあった。ちなみにはづきの場合は瀕死のうさぎを助けたため、本来ならば自分も命の危機にさらされても変ではなかったが、女王様の加護のおかげで風邪をひく程度で済んだ。

*4 なお医学部卒業/医師免許取得後は本来2年間の研修期間があるが、並行してやっていくか女王業に専念するかは不明。