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パッチ、ザ・グッドラック(ACfA)

登録日:2011/04/13(水) 00:09:05
更新日:2026/07/31 Fri 17:37:41
所要時間:約 4 分で読めます







支援、足りないぞ!

約束が違うじゃないか!?



ARMORED CORE for Answerに登場する独立傭兵のリンクス。
カラードランクは27。


【概要】


比較的戦歴の長い独立傭兵。剛運を自称する
一見寄せ集めのような、特徴的な逆脚機体を操り
上空から、あるいは隠れて狙撃する、という戦闘スタイルを好む
「名誉の赤字」とは、彼の性質をよく表す、皮肉な言質である

名前の「、」はコンマの意味で、『剛運のパッチ』を意味している。

イロモノ揃いの独立傭兵の中でも異彩を放つリンクスで、得意戦術は「逃げ隠れしながらの狙撃」とまさかのチキン戦法
周囲からはその姿を皮肉られ『名誉の赤字』と渾名されている。
攻撃への積極性が低すぎてまるで稼げていない、ということだろうか。

ランクは27とワースト4位に当たり、お世辞にも実力が足りているとはいえないので、地力の差は運でカバーということでもあるのだろう。
この実力でありながら「比較的戦歴が長い」とのことなので、リンクスとしてのセンスはまだしも運の強さ自体は確かではあったのだろう。
このランクにして「運も実力のうち」ということなのか、パッチに負けると「相手が悪かったな、坊や」とニタニタ笑いが見えて来そうな台詞を自慢げに言い放つ。

エンブレムは弾痕で全面を6の目にしたサイコロ。
自身の剛運を自慢したいのか、はたまたイカサマしてでも運を引き寄せたいということなのか?

【搭乗機体】

ネクスト:ノーカウント


画像出典:ARMORED CORE for Answer ゲーム画面 オーダーマッチ選択
© フロム・ソフトウェア 2008年3月19日発売

部位 パーツ名 製造元
頭部 047AN02 BFF
コア GAN01-SS-C GA
腕部 047AN03 BFF
脚部 SAUBEES-LEGS アルゼブラ
右手武器 047ANSR BFF
左手武器 ER-O200 オーメル
右背武器 RD01-SIRENA インテリオル・ユニオン
左背武器 BM03-MEDUSA
肩武器 048ANEM BFF
メインブースター CB-RACHEL ローゼンタール
バックブースター LB-HOGIRE
サイドブースター AB-JUDITH オーメル
オーバードブースター KB-JUDITH
FCS 047AN05 BFF
ジェネレータ GN-JUDITH オーメル
「軽量逆関節に重量コアと空戦向けの内装を組み合わせた狙撃機」という一見して珍妙なシルエットのAC。

SAUBEES」の軽逆脚部、「GAN01-SUNSHINE」の重量コア、「047AN」の頭部と腕部、及びFCS、「TYPE-JUDITH」のジェネレーターとサイド・オーバードブースター、ローゼンタールの軽量機及び「TYPE-HOGIRE」向けメイン・バックブースターという、全体的にAC4時代の古いパーツで構成された混成機。
武装は旧式スナイパーライフル「047ANSR」、軽量レーザーライフル「ER-O200」、インテリオルのレーダー「RD01-SIRENA」と単発ASミサイル「BM03-MEDUSA」、肩部には設置型ECM「048ANEM」が装備されている。
総合してフレームは主にBFF(GA)系、脚部と内装はオーメル系、背部武装はインテリオル系と、fAの三大企業群全てのパーツを採用している珍しいAC。解説文でも「一見寄せ集め」とされている。
なお機体設計は、独特な設計思想に定評のあるカミソリジョニー

シルエットこそ特異だが、単騎の能力はともかく支援機としてはかなり優秀な部類に当たる。
解説の通り、ECM展開で身を隠しながら距離重視のレーダーで敵を捉え、遠距離または空中よりの狙撃戦を想定した武装で、ベースを見れば決して的外れな武装では無い。
また搭乗者の性格を考えれば、ECMで妨害、軽量逆脚で撹乱しつつ遠距離からちくちく突く戦法は妥当ともいえる。
あからさまに浮いているGA製重コアも搭乗者の安全を最優先したからこそだろう。

意外や意外、思いのほか設定に忠実で考え込まれた機体なのかもしれない。
きっと何としても無事に生きて帰りたいというパッチの我儘をそのまま詰め込んだ結果このような機体になったのだろう。



各ルートのパッチ


【全ルート】



分かっている やることはやるさ
約束は守れよ、ブッパ・ズ・ガン 面倒はごめんだ


チャプター2にて、ブッパ・ズ・ガン(ハード時にはPQも)と共にキタサキジャンクションを制圧、インテリオルに排除を依頼された主人公たちを迎え撃つ。
多分金で雇われたのだろう、余り乗り気では無い様子。

凄まじい破壊力を秘めたコジマキャノンとコジマミサイルで緑色に妖しく煌めく他2機と「チクチク攻める」コンセプトの本機では、火力に天と地ほどの差がある。
ECMに注意すれば後回しでもかまわない。

彼の機体に関してはさっき言った通りなのだが、実はこのミッション、実質一人を倒せば済む。
実は彼、頼みの綱の僚機がやられると…


待ってくれ! 降参だ


完全投降する。



完全投降するのである


大事なことなので2回(ry

ACが始まって以来、戦闘中に降伏したのはこの人が初。
長きに渡るACの歴史の中でどのヘタレキャラも成しえなかった快挙を成し遂げてしまう。
ヘタレキャラ新時代の幕開けである。


俺は、指示された通りやっただけだ あいつがいなけりゃ、戦う意味もない
それに、あんた達はまだ生きてる

ノーカウントだ、ノーカウント

な、分かるだろ? 同じリンクスじゃないか


「指示された通りやっただけ」と言い訳したり、「同じリンクスじゃないか」と同情を誘ったり、一度は攻撃しておいて結果的には死なせていないことを恩着せがましく言って来たりと、その場を切り抜けるためにはなりふり構わない。
ゲーム中のイントネーションは常にビビり調子で声が上ずり気味だったり、「ノーカウントだ! ノーカウント!」「なぁ……分かるだろぉ……?」といった切羽詰まった感がひしひしと伝わる声音になっている。
ある意味戦闘中より輝いてるよパッチ。

しかも命乞いの最中何故かずっと踊っている
ミニマム反復横飛びと呼ぶべきか、ヒョコヒョコ左右に揺れながら命乞いするのである。
それでいて頭上に乗ろうとすると嫌がってクイックブーストで自機を振り落とし、その先でまたモジモジダンスを再開する。
その様はいつぞやの弱王ダンスを彷彿とさせる。

新たな境地を切り開いただけでなく先人へ敬意を表することも怠らないとはまさにネタキャラの鑑。

その様はロイ曰く、「…すげぇな、こいつ」「大物だ、感動した…」。
ウィン・D・ファンション曰く、「阿呆だな」「まあいい、消えろ 興味もない」。
エイ=プール曰く、「どちらにしろ、あまり意味があるとは思えませんが(=見逃してあげてもどうせすぐ死ぬ)」
オペレーター曰く、「お前に任せるよ」「なんだか、馬鹿らしくなっちまった……」。
歴戦のリンクスである彼ら彼女らは皆一様に脱力し呆れ果てるのだった。

10秒程度するとフィールド外に逃げて行くのでそれまでにどうするか決めよう。生かすも殺すもプレイヤーの気分次第である。
和やかに光に包んであげるのもよし、「えぐらせてもらうでぇ」するのもよし。お好みの処刑方法でストレス発散だ!

ただし、プレイヤーが逃がそうと思っても僚機として連れて行ったエイ=プールがミサイルの雨であっという間に鉄クズにしてしまったり、ウィン・D・ファンションがハイレーザーでぶち抜いてしまったりすることが割とよくある。
逃がしてあげたい場合も自分で撃破したい場合も僚機には注意しよう。
殊更エイの場合、使用武器が発射から着弾までタイムラグのあるASミサイルなのでパッチの命乞いを(結果的に)無視して爆殺してしまうこともままある。

因みにハード時には命乞いしないので注意
実に残念。


命乞いさせずに撃墜すると「おい、まじかよ、夢なら覚め」と語尾に「(ry」がつきそうな台詞が聞ける。
台詞だけをよく聞くと最後に「グホッ」というような声が混ざっているので、おそらく先にパッチ自身が息絶えたのだろう。

命乞いを無視して攻撃した場合はかなり長々と己の不運を嘆く。

糞が、最悪だぜ
ついてねえ!

ついてねぇよ!

これもまた「ついてねぇ……ついてねぇよぉ……!」というような今にも泣きそうな声色なのが涙と笑いを誘う。


尚、パッチを生かしてもトドメを刺してもストーリーや報酬には全く関係が無い。
その意味で言えばトドメを刺すことに意味は全くなく、余計な弾薬費や修理費がかかる分だけ無駄ですらある。
無用な殺生は避けるか、多少金がかかってもスッキリ終わらせるかはその時のプレイヤーの胸先三寸である。



【まさかの広がり】

ここで終わっていればパッチは「fA(延いてはACシリーズ)屈指のネタキャラ」で終わっていただろう。
だが彼の言動が宮崎英高ディレクターの琴線に触れたのか、ソウルシリーズでは毎回パッチという名前のキャラクターが登場するようになる。
ソウル本家を飛び越え『Bloodborne』、『ELDEN RING』にも登場している。
しかも彼らは全員別人だが初めは主人公を罠に嵌めて殺そうとするが、生きて帰って来た主人公が自分に復讐しに来たのかと恐れ慄き、「ノーカウントだ、ノーカウント!」(作品によっては「あんた達はまだ生きてる」「同じリンクスじゃないか」に近い台詞も付け加える)と言って命乞いする(そして禿頭)という共通点があり、日本語CVも全てグッドラックと同じ楠見尚己である。
fAのパッチと少し違うのは、これらのパッチは生かしておけば後でアイテムを売ってくれるので、復讐を完遂すればそれまでだが、生かしてやればそれなりのメリットもあるという点。

ともあれ「ACfAの脇役、『パッチ、ザ・グッドラック』」は「月光」や「毒沼」に続く新たなフロムのお約束、「パッチ」の第一号というある意味かなり偉大な存在にまでなってしまったのだった。


そして時は流れて2023年、待望のACシリーズ最新作ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONには残念ながら「パッチ」は存在しないものの……



まっ、待て! 落ち着け!

いいか、私はヴェスパー第7隊長…
つまり会計責任者でもあるということだ

部隊の入出金については
私に管理権限がある

見逃してくれれば
悪いようにはしない、分かるな?


まさかまさかの二代目命乞いキャラが登場してしまった。
「ノーカウント」とは言っていないものの、過去作のセルフオマージュ要素の多いVIの事であるしどことなくパッチと似た雰囲気の台詞なのは意図したものだろう。
彼も彼でネタ要素が満載のキャラクターであり、(ある意味での)愛され度はパッチにも引けは取らない。









追記修正はパッチの踊りを見ながらどうぞ。


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最終更新:2026年07月31日 17:37
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