マリオじゃない

登録日:2014/09/06 Sat 18:44:16
更新日:2025/04/27 Sun 05:55:19
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マリオ・・・

ピーチは不安だった。

マリオ・・・

いつもはマリオに助けられるのに・・・

マリオ・・・

じゃなー、なー、なーい!?

L(ドヤァ)

ルイージが主役の大冒険!

高ーいジャンプ!だけど滑~る!

変なヤツも、一緒に冒険!

WiiU、NewスーパールイージU!!


マリオじゃないとは、Wii Uで発売されたゲーム『New スーパールイージ U』のコマーシャルのことである。
CMの内容は、暗闇の中で涙を流し、怖がるピーチ姫「マリオじゃなーい!」と叫ぶとともに彼女の瞳にドヤ顔キメ顔のルイージが振り向きながら映る・・・というもの。
マリオじゃない、マリオじゃない、ルイージの事さ~♪

ピーチ姫が泣きながら怯えているので何事かと思いきや、まさかの日本語台詞にドヤ顔ルイージという笑いを誘うCM内容にユーザー、ファンともに話題になった。

本作が出たのは2013年、任天堂では『ルイージの年』とされた年であり、『ルイージマンション2』を始め、なにかとルイージがプッシュされ、注目が集まった年だった。
だがどのゲームでもマリオとの共演(『ルイージマンション2』ではマリオはさらわれ役だが)であったのに対して、『New スーパールイージ U』ではマリオは一切登場しない。
ルイージマンション2』と違い、さらわれ役としてさえ登場しないのだ。実際にオープニングのルイージ達がピーチと食事を楽しんでいるシーンでは、
マリオの席には彼の帽子だけが置いてあるという実にシュールな内容。

というわけで元となったゲームがあるとはいえ晴れて単独での主演をかざったルイージであるが、その記念作でのCMが

ピーチ姫の「マリオじゃなーい!?」

である。

せっかくの単独主演作のCMでヒロインに泣かれてしまうルイージの心境は察するばかりだが、それだけじゃない。
このCM,明らかにピーチ姫の方が主役のルイージより目立っているのだ。おまけにピーチはルイージという名前すら言ってくれない・・・。
やっぱり主役になってもいじられ役はいじられ役なのでした・・・。
まぁピーチも暗闇であんなドヤ顔見せられたら不安にもなるかもしれないが。


L「解せぬ」


だが、CM自体は購買意欲をそそるよくできたものであり、視聴者へのインパクトも非常に強い。発想も演出もユニークで、普段は英語で話すマリオシリーズのキャラが
日本語を話すことは非常に珍しいことであり、貴重な映像である(今回のピーチ姫を除けば『マリオテニスGC』でマリオがルイージに「おめでとう」と発言した程度)。
ピーチ姫に日本語をしゃべらせるのもちゃんとピーチ姫の声を担当するサマンサ・ケリー氏があてており、怯えるピーチ姫も可愛いと評判である。
ルイージやピーチが好きな人だけでなく、マリオシリーズに興味のある人全てに見てほしい良CMである。きっとルイージとピーチの新たな魅力に気づけるだろう。

また、CMでは嫌がっている(?)ピーチだが、ゲーム本編では彼女の言動に『New スーパーマリオブラザーズ U』との違いは特に無い(マリオと言うところはちゃんとルイージと呼ぶ)。
助けてあげればキスもちゃんとしてくれる。

ちなみにCMでの「変なヤツ」というのはトッテンのことであり、断じてルイージのことではない。



ルイージの年から数年後・・・

マリオ+ラビッツ キングダムバトル!

ジマンの武器で敵を討ち取る!

主役はおなじみ!マリオ と ピーチ

じゃないぞ!?こいつはにせもの!(Year!)

ビッグな前歯!それもご愛嬌!カワイイウソだろ?お世辞はケッコウ!

打って隠れてのコンビネーション!(Year!)

隠れて撃って上がるテンション!

マリオなのに「マリオじゃなーい!」

マリオなのに「マリオじゃなーい!」

Nintendo Switch、マリオ+ラビッツ キングダムバトル!!


ルイージの年から数年後の2017年末〜2018年初頭
Nintendo Switchのソフト、『マリオ+ラビッツ キングダムバトル』のコマーシャルにて、「マリオじゃない」の再来である。
CM内容はマリオやピーチの格好をしたラビッツ(Ubisoftのキャラクターであるウサギ)とマリオ一行が共演しているという物。
ピーチ姫の「マリオじゃなーい!?」に負けず劣らずの内容であり、CMソングはラップ調で中毒性がある。
上記と別にもう一つの歌詞も存在する。



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最終更新:2025年04月27日 05:55