マイティ・ソー/ダーク・ワールド

登録日:2014/10/06 (月) 01:30:17
更新日:2024/12/07 Sat 20:04:31
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◆マイティ・ソー/ダーク・ワールド




アベンジャーズ最強の男、降臨。


「ロキよ、お前の最後のチャンスだ。―――私と共に、地球を救え」



【概要】

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド(Thor: The Dark World)』は2013年に公開された米映画。
11年に公開された実写映画『マイティ・ソー』に続くシリーズ第2弾。
監督は『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のアラン・テイラーに交代したが主演のクリス・ヘムズワースをはじめとする主要キャストは続役している。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ2の第2弾にあたり、映画『アベンジャーズ』のその後を描いている。
前作の事件以来、神の王族としての自覚を付けたソーと地球で離ればなれで暮らすジェーンとの関係性、ひいては捕えられた弟のロキとの関係の変化とともに、新しい敵との熾烈な戦いを描く。
『アベンジャーズ』でロキの作品でのポジションがある程度決定づけられたためか、今作ではそれを意識した魅力的に描いている。



【物語】

ロキによるチタウリ軍の地球=ミドガルド侵略阻止から1年―――
アスガルドに連行されたロキは牢獄に捕えられ、ソーは仲間の兵士達と共に9つの世界で勃発する戦争を食い止めるため各惑星に飛び、
戦争の早期終結のための戦いに明け暮れていた。

一方、ニューメキシコで別れて以来ソーに会えず仕舞いの恋人・ジェーンは寂しさを紛らわすためにも研究とデートに勤しんでいた。
そこへ、友人のダーシーからロンドンの廃工場で謎の重力変動が発生したというタレ込みが入り、早速調査に向かう。
だがその調査中、ジェーンは謎の空間に迷い込み、柱に封印してあった赤いエネルギーを体内に取り込んでしまう。
気が付くと5時間もの時間が経ち、目の前には異変に気づいて地球にやってきたソーが。

そのまま彼はジェーンをアスガルドに連れて行き、調査の結果衝撃の事実が発覚する。
ジェーンの体内に入ったのはかつてアスガルドが封じ込めた邪悪な種族・ダークエルフが所有していた世界を覆しうる力の源・エーテルであった。
その長であるマレキスは、今も失われたエーテルの力に固執しているのだという。
やがて、エーテルの解放に気付いたダークエルフがアスガルドに侵攻。国は大打撃を被ってしまう。
怒りのあまり民を巻き込んでの全面戦争を仕掛けようとする父王に代わり、ソーは故国と愛する人を守るため、ダークエルフを倒す決心を固める。
そのためには、宿敵となった弟・ロキの協力が必要だった…。


【登場人物】

ソー
演:クリス・ヘムズワース/吹替:三宅健太
お馴染み雷神の王子。
王位継承者としての自覚を身につけすっかり成長し、故国を愛し守るための戦いに身を徹しながらも、はるか彼方の遠距離恋愛に心を痛めている。
今回は彼の大切な人が失われ、二度とその過ちを繰り返すまいと、「王」として、「男」としての戦いに挑む。
祖国を裏切った弟を未だ許せずにいるが、今もなお信頼する心を持っている。

ロキ
演:トム・ヒドルストン/吹替:平川大輔
前回、前々回と大いにやらかしたソーの義弟。そして愛すべきバカ
地下牢に投獄されても余裕綽々の態度を崩さないが、それは幻影で実際は見る影もなく廃れている。
裏切ってもなお自分に愛情を寄せる母に複雑な想いを抱き、それが今回の事件で大きく爆発することに。
スヴァルトアーヴルヘイムへの隠し道の情報源のため忌み嫌う兄と協力することになるが、案の定彼とその仲間達からは全く信用されておらず、
協力しても天性の煽りスキルで挑発しまくり。今作では幻影魔術を駆使し敵も味方も翻弄する。

◆オーディン
演:アンソニー・ホプキンス/吹替:浦山迅
アスガルドの王。
前作の冷厳ながらも思慮深さは鳴りを潜め、妻の死に我を失い依怙地な性格に変貌してしまっている。
また、ソーとジェーンの関係を認めておらず、あからさまに彼女を冷遇し、息子にはシフとの結婚を勧めている。

◆フリッガ
演:レネ・ルッソ/吹替:滝沢久美子
オーディンの妻。
反逆者の息子ロキにも分け隔てなく愛情を注ぎ、地球人のジェーンに対しても優しく接する慈悲深い王妃。
王族らしく、戦闘スキルも高く、敵を迎え撃つが…。

◆レディ・シフ
演:ジェイミー・アレクサンダー/吹替:北西純子
ソーの戦友。
彼に恋心を抱くも、地球の恋人がいるため複雑な想いを抱いている。

◆ホーガン
演/吹替:浅野忠信
三銃士(ウォーリアーズ・スリー)の一人。
今回は冒頭の故郷・ヴァナハイムの戦闘後に故郷に残ったためアスガルドを去る。

◆ヴォルスタッグ
演:レイ・スティーヴンソン/吹替:咲野俊介
三銃士の一人。
飛行艇の操縦テクニックを披露。

◆ファンドラル
演:ザカリー・リーヴァイ/吹替:遠藤大智
三銃士の一人。
ロキには唯一毒舌を吐かなかった。

◆ヘイムダル
演:イドリス・エルバ/吹替:斉藤次郎
虹の橋ビフロストの番人。
惑星直列の様子を見ることができ、遠い星の特定の人間の場所も把握できる。
今回は何気に高い戦闘力も披露する。

◆ジェーン・フォスター
演:ナタリー・ポートマン/吹替:坂本真綾
ソーの恋人の物理学者だが彼に会えず仕事に没頭。
ひょんなことから宇宙を左右する力をその身に宿してしまい、図らずもそれがきっかけでソーと再会できたが同時に戦争の渦中に巻き込まれてしまう。
アベンジャーズとして戦ったソーが自分に会いに来なかったことにむくれている可愛さを持った乙女。

◆エリック・セルヴィグ
演:ステラン・スカルスガルド/吹替:金子由之
アベンジャーズの戦いで中心人物となった科学者。
その時のロキによる洗脳の後遺症のせいで、ストーンヘンジで全裸になって暴れるという奇行を行って精神病棟に送り込まれる。
前作までは辛うじて冷静な科学者キャラだったのに、どうしてこうなった…。
実は惑星直列の危険性を発見しており、ジェーンの重力変動地点の発見を併せ、彼女とダークエルフの地球侵攻を止める策を練る。

◆ダーシー・ルイス
演:カット・デニングス/吹替:田村睦心
ジェーンの親友で彼女の助手。
自分の舎弟と共にロンドンの重力変動を発見し研究を進める。
すっかり変人になったエリックの奇行に頭を悩ませる毎日を送っている。

◆イアン・ブースバイ
演:ジョナサン・ハワード/吹替:佐藤せつじ
ダーシーの助手。インターン生。
おっちょこちょいで鈍い性格であり、ダーシーとは漫才コンビのような仲。

◆リチャード
演:クリス・オドーウド/吹替:山岸治夫
ジェーンと交際していたが仕事&現彼の登場で身を引く。要するに滑り台役。ご苦労様でした。

◆マレキス
演:クリストファー・エクルストン/吹替:相沢まさき
闇の住人・ダークエルフの支配者。
かつて強大な力を持ったエネルギー物質「エーテル」を使って宇宙を闇に覆おうとしたがアスガルドに阻止され、宇宙の隅で再帰の機会をうかがっていた。
そして惑星直列の時と地球人によるエーテルの解放が重なり、再び自身の野望のために行動を開始する。

◆アルグリム・ザ・ストロング
演:アドウェール・アキノエ・アグバエ
マレキスの側近を務めるダークエルフ。
マレキスに忠実で、彼の命令により自身を自我を失くしたゾンビ兵士「カース」に変身させられる。

キャプテン・アメリカ
演:クリス・エヴァンス/吹替:中村悠一
カメオ出演。ロキがふざけて変装した。
随分お気に入りなようで。

◆スタン・リー
…やっぱり出てるよ!



【用語解説】

■ムジョルニア
ご存知、ソーの愛用する最強のハンマー。
今回も投げるとソーの意志により戻ってくるが、今回では少々不規則なアクションにより振り回される。

■ダークエルフ
暗黒の世界スヴァルトアーヴルヘイムの住人の総称。
光を憎悪しこの世に闇に満たすため、支配者のマレキスを中心とした侵略計画が実行されたが、アスガルドの先代王・ボーに妨げられ、
外宇宙に逃げた一部を残し壊滅した。

■エーテル
今回の鍵を握る、赤く変幻自在な流動型を持つエネルギー物質。
物質を暗黒物質に変換する作用を持ち、要するに宇宙を暗闇にしてしまうことの出来る危険なアイテム。
アスガルドによるダークエルフ鎮圧後、消滅が望まれたがそれも叶わず、地中深くに封印されていた。
実は六つの「無限の石(インフィニティ・ストーン)」の一つ「リアリティ・ストーン」。




【余談】

本作の監督候補には、のちに『ワンダーウーマン』を監督するパティ・ジェンキンスも挙がっていたが、MARVELの意向の違いにより降板したとのこと。




追記・修正は地位か自分の愛する人かを選択してからお願いします。

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◆コレクター
演:ベニチオ・デル・トロ/吹き替え:石住昭彦
宇宙の様々な珍品を集める蒐集家。
シフとヴォルスタッグからエーテルの保管を依頼される。
エーテル同様のインフィニティ・ストーンを集めているようだが…。











Thor will return in Avengers:Age of Ultron

ソーは『アベンジャーズ』に帰ってくる


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最終更新:2024年12月07日 20:04